ガンダムタイプの特徴。
ヤマト漂着以降、回収された技術とイスカンダルの技術、既存の地球製人型機動兵器の技術を掛け合わせて誕生した次世代機の総称。
名称はイスカンダルで研究されていた最強の人型機動兵器に由来する。偶然の産物であるがイスカンダルで完成されたガンダムと意匠が良く似ている他、多少技術的に未熟な点が散見されるが、イスカンダル製ガンダムに匹敵する基本性能を持つ(ただし、イスカンダルでは相当昔に開発が終了している)。
エステバリスと消耗部品単位での互換性はあるが、系列の異なるため全面的な互換性は無い。武装単位でなら使えるがガンダム用の火器に比べると基本的に下位互換に甘んじている事が多い。
最大の特徴は小型相転移エンジン搭載によって単独での長時間活動と大出力を実現し、それによって実用レベルに達したビーム兵器を主兵装としている事。
イスカンダル製の精神波受信装置であるフラッシュシステムの搭載と合わせて、ガンダムの定義となっている。
エステバリスとの最大の相違として、対ガミラスの戦闘経験が色濃く反映された結果ディストーションフィールドに依存し切った防御能力が見直されている点が挙げられる。
本体の装甲素材やフレーム構造、装甲面積などが全面的に改められていて、エステバリスに比べると装甲箇所が非常に多く、特に外見上の相違にも繋がっているのが股関節を保護しているスカートアーマーである。
また追加装甲として、従来では無かった実体のあるシールドを用意されている。
ガンダムが使用する武装は仕様上はエステバリスでも運用可能である。
ただし、ガンダム用に開発された装備の大半はその高出力に依存して火力を出す仕様になっているため、エステバリスで運用する場合はバッテリーの増設などで出力を補填してやらないといけない制約があるため、性能を引き出すことは難しい。
なお、試作機故特注部品の割合が多くコストが高くなっていて、特注部品は求められる性能故に生産性に難がある。
ただし、これはまだイスカンダルやヤマトから得られた技術を飲み込み切れていないガミラス戦役時点での話であり、将来的には十分量産可能なほどコストダウンする事が予想されている。
ただし、ガンダムが量産されるかどうかは定かではなく、同規格の部品を用いた新型機であっても恐らくコストダウンが見込めるだろう、と言ったニュアンス。
共通要素
小型相転移エンジン
機動兵器用に開発された新型動力。機動兵器用小型相転移エンジンである。
宇宙戦艦ヤマトから得られたデータを参考に開発されたもので、エステバリスの内側に収まる程度の大きさでありながら艦艇用にも引けを取らない出力誇る。
安定性や信頼性も高く併用されるジェネレーターの変換効率も非常に高くガンダムタイプが対艦戦力としてカウントされる要因になっている。
後の改修でエネルギー増幅装置であるスーパーチャージャーが追加装備され、出力が向上している。
重力波推進装置
火星の遺跡から得られたテクノロジーから複製された空間歪曲を利用したフィールド推進装置の一種。ガンダムでは釣り鐘型や四角形といった形状を採用しているので、従来の燃料式スラスターとあまり変わらない外見にされているが基本は同じ。
形状の変更は推力をより効率的に得るため。
推力は高く、電力をそのまま推力に変化させる装置であるため電源ケーブルさえ引ければ燃料タンクや燃料パイプの類を機体に備える必要が無い。結果装置全体の軽量化に繋がる利点がある。
小型相転移エンジンを持つガンダムタイプでは従来の機動兵器の比ではない推力を得る事が出来るため、一見シンプルなデザインのエックスやダブルエックスであってもエステバリスより格段に性能が勝っている。
瞬発力に優れたモデルと長期的に安定した高出力を発揮出来るモデルなど、種類が豊富。
フラッシュシステム
イスカンダルから提供された思考制御システムの一種で、精神波感応システムの事。IFSとは違った思考制御が可能な上、イメージを正確に練らなくても反射にさえ対応するレスポンスの良さが特徴。
だが、活用しきれていない。
ディストーションフィールド改・ディストーションブロック改
ヤマトの物と基本同一の仕様で、機体表面から従来通りの展開まで多目的に対応する。ガンダムにおいても防御の要であるが、出力の差からエステバリスよりも格段に強力である。
装甲材質
ヤマトと同じ反射材混合複合素材。機動兵器用の素材としては些か過剰気味の性能。
防御コート
ヤマトに使用されているものと同じ。ただし機動兵器サイズでは面積も小さく効果はあまり高いとは言い難い。
バスターライフル
ダブルエックスで初めて採用された銃型の機動兵器用粒子ビーム兵器であり、照射ではなく弾丸状に撃ち出すセミオートまたはフルオートタイプの銃器。
ヤマトのショックカノンのシステムを応用する事で高い威力と貫通力を得た事で、それまでディストーションフィールド相手には不向きとされ疎遠された状況から、一躍主力兵器に数えられる水準に達した。
ビーム故に火薬式の重火器よりも弾速が速く着弾までのタイムラグが小さいため命中精度が高く、戦場がより広域化したガミラス戦以降の主力兵器。
グリップ部分には接続用のコネクターが装備されていて(左右どちらでも対応出来るようになっている)、この部分を接続することでライフルへの弾薬供給や撃発用の出力、ライフル側の火器管制システムとリンクして使用可能にする。
人間が使う銃器の様にトリガーがあるが、これはセーフティーレバーでここを引いていないと撃発出来ない。
信号のみで撃発すると保持が不完全な状態で発砲して反動の制御が出来なかったりマニピュレーターに深刻な損傷をもたらす危険があるため、それを防ぐための措置である。
内蔵された弾薬に相当する粒子を撃ち切ると使えなくなる。再チャージには専用の施設が必要になる為出撃中のリチャージは出来ない。
大出力モデルともなると、冷却システムも強力なものとなり気化した冷媒を排出する排気口が設けられている。
グラビティブラストに比べると要求出力が低く済むため、ガンダムは同技術を採用したビーム兵器を主兵装とし、グラビティブラストの搭載は支援メカであるGファルコン搭載の物に限定している。
グラビティブラスト
形式を問わずライフルタイプよりも火力に特化した大口径砲で、サイズにもよるが専ら対艦・対要塞攻撃用途の装備。ハモニカ砲のような砲身らしい砲身を持たない特異な形状を有する物も存在し、必ずしも機体に内蔵・外装されているわけではなく、携行型のモデルも存在する。
ビーム兵器同様着弾までが非常に速く命中率も射程も長く取れる為、ガミラス戦以降は需要が高い。
ビーム兵器に比べ威力は勝るが要求出力も相応に高く、ハモニカ砲と拡散グラビティブラスト以外の機動兵器用装備は実用化されていない。
また、要求出力の高さからガンダムタイプであっても機体の固定・携行装備として採用される事は稀で、基本的には専用ジェネレーターで補填しているGファルコンの拡散グラビティブラストくらいしか使われていない。
高火力を実現するために装置自体が大型化している。大型化は装置自体の耐久力を向上させることが目的で、高出力に対応するための冷却システムも完備されている。
安定して運用するためには機体に直接取り付けることが望ましく、内蔵式や外装式が主流であり、携行型のハモニカ砲はかなりの例外(ガンダムエックスだから問題なく使えている)。
整備性や破損時の処理等を考慮した結果外装式が主流。
ある程度仰角や方位の調整が可能であるとはいえ半固定式が主流。殆どのモデルがジェネレーター直結式で高威力、総使用回数が多いのが特徴。
自由度の高い腕と手首で使用する携行火器に比べると近距離での取り回しには難があり、短時間で連射するとジェネレーターへの負担が大きく機体の出力低下を招く欠点もある。
ビームソード
粒子ビームを剣状に収束して刀身を形成した近接武器。
破壊力は極めて高く、艦船用のディストーションソードをも突破する場合がある。収束されたビームは高速循環しているため一種のチェーンソーのような状態になっている。このため本来通用し難いはずのビーム兵器ながら対フィールド攻撃力が高い。
フィールドアタックと併用すれば対艦攻撃の要にもなり得るのだが、接近戦のリスクを負うこともあり採用例は少ない。
こちらも封入された粒子を使い切った場合は使用不能になる。
ただし、サーベルラックには充填機能もある為小まめに再接続すれば使用時間を延長出来る。
ガンダムダブルエックス
全長 6.75m
重量 2.4t
動力 小型相転移エンジン
武装
DX専用バスターライフル
ハイパービームソード
ヘッドバルカン
肩部マシンキャノン
ブレストランチャー
防御装備
ディストーションフィールド改
ディストーションブロック改
ディフェンスプレート
機体解説
地球最強の機動兵器。基本性能はガンダムタイプの中でも最高の性能を持つ。
ガミラス戦役時にほぼワン&オンリーに近い生産形態で1機のみが建造された、次世代型機動兵器である。
ヤマト艦載を前提に開発された。
ネルガル重工製機動兵器、エステバリスの月面フレームと非正式採用機(個人開発で失敗作)のXエステバリスの発展後継機に相当し、スタンドアローン可能な月面フレームの思想と小型機動兵器にグラビティブラストの火力を持たせるというXエステバリスの思想を融合させた機体になる。
また、アルストロメリアのデータも参照されているためB級ジャンパーによる短距離ボソンジャンプにも対応と、ある意味ではネルガルとナデシコ(チーフメカニック・ウリバタケ・セイヤ)の総決算と言えなくもない機体である。
ヤマトによってもたらされた技術を活かし切るべく完全新規設計された機体であるため、エステバリス系列機とは異なる独自の規格を持って開発された。
その関係で機体名はXエステバリスの発展という事で「ダブルエックス」と名付けられたに留まっていたが、ヤマトに艦載された後改修を経た後、ガンダムの名を付け足され「ガンダムダブルエックス」と呼称されるようになった。
とにかく数では勝てないため質を極限まで追求するという、前時代的発想に基づいて開発された結果、生産性は低めだが機体性能に関して言えば群を抜いて高く、総合性能の高さはガミラスの主力戦闘機すら凌駕するとされる。
開発方針は途中で紆余曲折し、単体で全ての機能を盛り込んだテンコ盛り仕様からGファルコンと分離された機体に改設計され、その過程でグラビティブラスト搭載機から機動兵器向けに改造された波動砲技術の応用兵器=後のサテライトキャノン搭載機に改められた経緯がある。
その結果、エンジンは限界まで出力を高めたハイエンドモデルが採用される事になり、ジェネレーター、構造材、冷却システム、推進系、各種センサー等々……いずれも小型機動兵器の範疇に収まらない度を越した性能で纏められてしまった。
その性能たるや凄まじく、単なる殴打で(ダブルエックス開発に伴う改良後の)アルストロメリアを容易く破壊出来、装甲も機体剛性も人型の常識を超えた頑強さに達し、やはり人型としては最高水準を超えた機動力、地球―月間の距離があっても正確に標的を射抜けるセンサー精度と機体の精密制御が可能となった。
特徴であるツインサテライトキャノンは戦略砲の名に恥じぬ常軌を逸した威力を持ち、最大チャージ時には全長40㎞近いスペースコロニーを1撃で“消滅”させるほどの威力を持つとされ、実戦での初使用となった冥王星基地攻略作戦では、海底にある基地施設を一撃で消滅に導く絶大な威力を見せつけている。
その威力故機体のジェネレーターだけでは出力を賄いきれず、外部電源を要するのが欠点である。
受信したエネルギーは大容量かつエネルギー開放速度に優れる新型コンデンサー“エネルギーコンダクター”に蓄積される他、手足に装備された大容量・高効効率冷却システム“エネルギーラジエータープレート”を主体に高エネルギーの変換に伴う膨大な熱量を効率的に放出する事で機体の自壊を防いでいる。
ただし、増幅行程で相転移エンジンが生成するエネルギーをほぼ全て使い尽くしてしまい、機体の冷却が完了するまで通常出力に回復しないことから、ヤマトの波動砲同様発射後著しい弱体化に見舞われる欠点がある。
採用されている火器もそれぞれの単機能としては最高水準の物である。
それ故一見標準的な武装内容に反して攻撃性能が高いが、標準的であり自衛寄りの構成であることや通常時はデッドウェイトにしかならないサテライトキャノンがネックとなり、本質的には対機動兵器に向いているとは言い難い。
結果、運用時にはGファルコンとセットで扱われることが殆どで、分離しての運用は専ら物資の採掘や積み込みなどの雑用が殆ど。
なお、コックピットやOS含めて新規開発されたものを使用しているため、エステバリスはおろかステルンクーゲルからの機種転換においてもかなりの苦労が伴う。
専用のコントローラーユニットを右操縦桿として使用するが、IFS対応という事もありスティック型のIFS端末という変わったデバイスを有する。
このコントロールユニットはサテライトキャノンを有するダブルエックスの安全装置も兼ねていて、これを接続しないと機体自体が動かない。
また、保安上の理由もありサテライトキャノンの発射に必要な管制システムはこのコントロールユニットに収められていて、機体側には存在しない。
そのため、コントロールユニットの接続無しにサテライトキャノンの発砲は出来ず、必要に応じて生体認証セキュリティーも施せる。
ただし、ヤマトの機体に関して言えば意図的に生体認証は施されていない。これは正パイロットとなったアキトが途中合流であり政府からの認定を受けていないため。
これらの特徴と基本性能の高さと信頼性もあり、「機動兵器版ヤマト」の異名を持つ。
オクトパス原始星団での停泊中にスーパーチャージャーの追加を受けて出力が向上し、本来想定していた最大出力を発揮出来るようになった。
非常に強力な機体であり対ガミラスの切り札ではあるのだが、艦艇に比べて遥かに小回りが利き、ボソンジャンプと合わせて神出鬼没な機体に戦略砲を搭載する事自体が極めて危険な事である。
そのためガミラスに追い詰められている状況下ではあるが、この機体が開発・運用されている事自体に何かしらの裏がある、という見方をする者もいる。
GファルコンDX
ガンダムDXがGファルコンと合体した事実上の強化形態であり真の完成形。ガンダムDXは特に調整無しでGファルコンと合体可能。
全ての性能が極めて高水準で纏まっている事もあり、名実共に地球最強の機体として君臨している。
Aパーツは肩関節の根元にあるAパーツ用のコネクターに尾部を接続、さらに通常時はBパーツとの接合に使われているコネクターを使って胸部を上下に挟み込む事によって行われ、展開形態では胴体正面に、収納形態では頭部に被せるように接続する(この時Bパーツ接続用コネクターは後頭部を掴む)。
Bパーツはバックパックのドッキングコネクター(とバックパック上部に被さる補助ロックの併用)に接続され、このブロックの回転によって収納形態と展開形態を可逆的に変形し、展開形態では大型マニピュレーターを腰部ハードポイントに接続することで合体形態の維持と剛性の補正を行う。
なお、機体バランスを補正する目的で正面に向けたサテライトキャノンの砲身も伸長状態になる。ただし格闘戦など邪魔になる時には瞬間的に短くすることもある他、上下に素早く回転したい時に振ることもある。
可変の際はAパーツは一度分離するがBパーツは分離せずに行われる。
Gファルコンのメインスラスターを足されたことで推力・機動力・敏捷性が大幅に向上し、重量増加による瞬発力の低下を感じさせない軽快な機動が可能。
総合的な回避力は向上していると言って差し支えなく、さらにGファルコン単体では制限があるホバリング状態での滞空や、水平を維持したまま前後左右や上下に移動も可能となる。
Gファルコンの火器が追加され、ダブルエックスの物を含めて全ての武装が使用可能という事で、中・遠距離における火力と手数が向上し、必然的に高機動戦闘と砲撃戦が得意な機体となる。
よって、この形態では積極的に対機動兵器戦闘を行うことが出来る。
サテライトキャノンの運用性も上がっていて、Gファルコン側の出力アシストによって発射直後に戦闘能力こそ失うものの、最低限の行動が出来る程度の余力が残せるようになる。
さらにGファルコン側に追加エネルギーパックを装着する事で、重力波ビーム無しに1発だけならサテライトキャノンの発射が可能になる。
戦闘スタイルは形態によって異なり、場合によっては分離と合体を繰り返しながらの運用も想定されているため、扱いにはGファルコンエステバリスには無い慣れが必要。
展開形態ではほぼ人型機動兵器の感覚で扱える。
関節部が多く機体剛性が本質的に低下する事を考慮して最高速を抑え、全体的に小回りや安定性に優れた制御に切り替わる。サテライトキャノンを最大現に活用出来る形態。
機体形状と重量バランスからあまり得意とは言えないが、ビームソードを使った格闘戦も出来る。
収納形態ではGファルコンの特性に近く、四肢の固定に加えダブルエックスのスラスターを推力に効率的に足せるため、高速で長距離を移動する能力に長け、最大速力はこちらの形態の方が高く、重武装ながら並みの宇宙戦闘機を上回る機動力を持つのが特徴。
純粋な戦闘機同士のドッグファイトに向くが、ダブルエックスの武装が使い辛くGファルコンと攻撃性能に大きな差が無いため、戦闘能力は展開形態に劣る。
ただし、DXの6門の機関砲が全て真下を向くため対地攻撃に優れた一面も。
合体するとダブルエックスで余剰になっていた出力は全てGファルコンに分配され、展開形態では拡散グラビティブラストの出力に、収納形態ではスラスターの推力を主に分配されるが、任意で変更も可能。
出力の分配が異なるのは展開形態は戦闘特化、収納形態は移動特化という扱いをされているため。
余談だが、収納形態での着陸も可能でその場合はBパーツのランディングギヤとDXの両腕を使用して支える。バランスとスペースの問題を考慮して腕を下(DX正面)に回した後、二の腕でロールさせて肘を曲げる事でランディングギヤ代わりにする。
また、Eパック非装着時に展開形態で直立する場合はBパーツのみを下に回転させてバランスを取る。この状態でのパイロットの降着も可能で、その場合はAパーツは全貌にスライドして開閉スペースを確保する。
オクトパス原始星団での停泊中に、Gファルコンにもスーパーチャージャーが追加装備され出力が向上した結果、合体形態での出力も飛躍的に強化されより強力な機体となっている。
追加パーツを既存の機体に取り付ける事で強化するという発想は、アキトがかつて乗っていたブラックサレナから着想を得た構想であるため、そういう意味では表向き無関係なブラックサレナの発展後継機――という見方もあながち間違いではない。
なお、ヤマト専用の機体として開発された本機だが、ネルガル会長アカツキ・ナガレによって「調整が間に合わなかった」という嘘で月面のネルガル支社に残されヤマト出港時には搭載されていない。
すぐに彼が発破をかけたアキトによってヤマトに運び込まれそのまま事実上の専用機となったが、万が一アキトが奮起出来なければ搭載されないまま終わっていた。
武装解説
DX専用バスターライフル
ダブルエックスの主力射撃武装。専用に調整された高出力型ビームライフル。
長銃身とシンプルな内部構造による徹底した軽量化が施されているため、見かけに反して取り回しは良好、かつ長銃身故に収束率が高く威力と貫通力は携行型ビーム兵器としては群を抜いている。
その破壊力はエステバリス用の大型レールカノンを上回り、対ディストーションフィールド突破力も匹敵するなど、従来のビーム兵器の常識を覆す。
長銃身と高精度センサーの恩恵もあり有効射程距離も長く、特別な改装無しで簡易狙撃銃としても使える程の精度も持ち合わせている。
ガミラスの航空機であっても1発で撃破可能な火力を持ち、対艦戦闘でも近距離射撃に限定すれば駆逐艦クラスには有効。
後に通常射撃の1.5倍の威力を発揮する“マグナムモード”が追加され、近距離であれば巡洋艦クラスまでのダメージが保証された。
この破壊力の源はショックカノンのシステムを模倣して組み込んだ事と、ダブルエックス自身の高出力に由来している。
結果、Gファルコンエステバリスでは出力不足で満足に扱えない、まさに専用モデルの名に相応しい逸品である。
ただし欠点も存在し、高収束モデル故加害半径が小さいことは勿論セミオート射撃のみである為弾幕形成には不向きである事が挙げられる。
Gファルコン合体形態での運用を考慮したモデルの1つで、Gファルコンの武装では困難な長射程への反撃に使用する。軽量な設計も高機動時の慣性力を考慮してのもの。
ハイパービームソード
両サイドスカートアーマーに装備された近接戦闘用の武器。
ハイパーの名の通り破壊力は最高水準で刀身も長く大きいため、近接格闘戦では強力な攻撃手段となっている。
切断力の高さから波動エンジン搭載艦艇のフィールドすら切断する火力と広い攻撃範囲を持つ。
後発含めてビームソードとしては最強クラスの威力を有する。手から離れても短時間なら刃を維持出来る。
ただし、対ガミラス戦では敵が宇宙戦闘機である事からビームソードを使う場面には恵まれておらず、対艦戦闘に使われる事が多いが一番使用頻度が高いのは資材回収の際の切り分けなので、半分工具扱いされている。
そもそも対ガミラス戦においては近接戦闘よりも砲撃戦に重点を置いていたにも拘らずこのような装備が追加された理由は、「人型なら剣が欲しいでしょう」という真田志郎の拘り。
ただし、彼がどこでロボット兵器の“お約束”を知り得たかは定かではない。
ヘッドバルカン
頭部に内蔵された小型の機関砲。口径が小さいが実弾兵器であり信頼性が高い。発射方式はチェーンガンで防空・牽制・対人攻撃に使用される。
攻撃装備としては火力が乏しいが、ミサイルの迎撃や牽制用としては使い勝手に優れるため、アキトは対空戦闘においては比較的多用する傾向がある。
ブレストランチャー
ダブルエックス胴体、襟元と胸部インテークの下に左右計4門装備されている実弾の大口径機関砲。
ダブルエックスの内臓火器では最高威力で、攻撃用機関砲としては強力な部類に入る。
スーパーエステバリスが装備する連射式キャノンと同等の火力を内蔵火器で実現しているのが最大の特徴。
短砲身であるが中距離までならバスターライフルと併用した攻撃用途に使うことが出来る。弾頭の初速を稼ぐために重力波コイルガンの原理を使用している。
使うべき局面で使いこなせれば極めて強力であり、特に正面懐に潜り込まれた時に威力を発揮する。
砲身3門のガトリングタイプだが、やや奥まって配置されている為パッと見大口径のランチャー砲にしか見えない。
マルチパーパス仕様で弾頭の選択が可能。
本来は肩の2門は別途に管理する予定があったのだが、火器管制システムへの負担を考えて同一装備として扱うようになった経緯がある。
GファルコンDXの展開形態では使えない。
ディフェンスプレート
ダブルエックス用に開発された小型の防御シールド。左右非対称な形状が特徴的で、表から見た時右側に放熱口がある。
機動兵器用の実体シールドとしては最初に開発された装備となる。
基本的に左腕に装備することしか想定していない形状であり、右手側に持つと使い難い形状となっている。
腕部用のマウントとは別に手持ち用のグリップが存在するため、手に持った状態で使える。
腕に固定するよりも防御範囲を広くすることが出来るため、特に機体面積が増大し、形状的に大型シールドを使い難いGファルコン合体形態で利便性が高い(ただし気休め程度とも言われている)。
ダブルエックスは開発当初よりGファルコンとの連動が考慮されているため、防御面積よりも取り回し優先のショートシールドとして開発された。衝角としての運用も考慮されているが、ガミラス戦では対艦戦闘でもない限り所謂白兵戦に発展しないことが多い為実戦で運用された経験は今の所ない。
ツインサテライトキャノン
ガンダムDXの象徴的な装備。機動兵器史上最強の威力を持つ固定武装で、戦略兵器。
正式名称は「連装高圧縮タキオン粒子収束砲」。その名の通りタキオン粒子を撃ち出す武器である。
ガンダムエックスが開発され、単装型のサテライトキャノンが開発された事を切っ掛けに、区別の為にツインサテライトキャノンに改称されたが、現場ではあまり浸透していない。
当初の案では重力波砲であり、そこから重力衝撃波砲への返還を経て最終的に現在の使用に変更されて完成された装備。
外部からエネルギー貯蔵機能を持ったリフレクターユニットに重力波ビームを送信して貰う、またはGファルコンと合体してエネルギーパックからエネルギーを供給するなどして、リフレクターユニット内部のタキオン粒子生成機を稼働して、タキオン粒子を砲身の薬室内に充填。
その状態で高圧縮状態に持ち込んだ後、相転移エンジンの全エネルギーを注ぎ込んで増幅、最後にストライカーボルトで押し出して発生する「タキオンバースト流」を撃ち出して対象を破壊する。リフレクターユニットは外部からビームの制御を行うためのタキオンフィールドを展開する機能もある。
本家波動砲には遠く及ばないが、それでもヤマトの通常火力を遥かに凌ぐ火力を叩き出す事が出来る、まさに切り札と言うに相応しい破壊力を有している。
その破壊力は極めて高く、サツキミドリ級のスペースコロニーすら1発で消滅させる火力を有する。
最大射程は宇宙では40万㎞にも匹敵する他、最大照射範囲は200mにも及ぶ。
なお、タキオン粒子を弾薬とするにも関わらず、(そちらの方が装備が簡略化できるにも拘らず)専用の弾薬パックを使う方式を採用しなかったのは、ボソンジャンプシステムとの兼ね合い。
オプション装備
ビームジャベリン
通常のビームソードよりもリーチが長い槍。
長いロッド部分の先端にビームナイフと同程度のビーム刃を発生させるためエネルギー効率も良い。威力自体はハイパービームソードと同等で特にフィールド貫通力が高い。
Gファルコン装備状態でもリーチと使い勝手に優れた格闘戦が実行出来る。
また、ジャベリンと言うだけあって投擲に使うことも出来る。
伸縮機能は無いためマウント時や不使用時にはその長さゆえに邪魔になることもある。
ダブルエックス用に開発されたオプションではあるが、エステバリスのオプションとして運用される機会が多い。
また、そもそも敵宇宙戦闘機との戦闘においてはこの手の格闘武装を使う機会が乏しく、対艦戦闘ではダブルエックスにはハイパービームソードという固定装備がある事もありあまり使われない。
エステバリスでも専ら対艦戦闘のお供であり使用機会は限られている。
ツインビームソード
柄の上下からビームソードが出力出来る装備で、ハンドガードが両側についているためΦの様な形をしている。
両側から出力されるため扱いを間違えると自身を切断してしまう可能性があるのが難点だが、出力自体はハイパービームソードを上回る最強のビームソードで非常に優れた破壊力を有する。
扱いは難しいが、下の刃で切り付けた後連続して上の刃で切り付ける、回転させて鋸のように扱うなどすることで凄まじい切断力を発揮する。回転させた場合はシールド代わりにも出来る。
真田作の一品であり、後述のGハンマーに対抗する「男のロマン」。
ただしジャベリンと同じような理由であまり出番に恵まれない。また、エステバリスでは要求出力が高過ぎてそもそも運用出来ない数少ない武装。
出番がないため裏で密かに改造が進められているとかいないとか……。
Gハンマー
唯一の大質量型格闘武器。男のロマン。Gの意味は特に無かったらしいが、ダブルエックスがガンダムの名を冠する用になってからは“ガンダム”の意味が与えられたとか。
ワイヤーで連結された推進装置付の棘付鉄球(フレイルスター)で、その鋭さと質量で相手を粉砕する一風変わった武器。
破壊力は極めて高く、直撃すればダブルエックスですら甚大な被害を蒙るほど。
ただしワイヤー連結型であることと推進装置内蔵とは言えその質量故に極端に扱いにくく、機動兵器が使用する武装の中でも1.2を争うほど攻撃速度が遅いため直撃を狙うのは難しく有効射程距離も15m程度と短い。
鉄球部分はフィールドコーティングに対応していて、自身の質量を活かしたフィールドアタックに鋭いスパイクによる破壊は、ガミラス駆逐艦の装甲をフィールドごと突破して破砕する威力を誇る。
Gファルコン装備では干渉が激しく使い難いのが最大の欠点。
実は、ウリバタケがハイパービームソードのアイデアを真田に先を越された嫉妬から生み出された「男のロマン」。
アキトは止む無く使ったが、本音ではあまり使いたくないらしい。
鉄球が重く慣性力が強過ぎるため、そもそもエステバリス系列機の駆動系では扱う事すら出来ないイロモノ兵器故、評価は非常に芳しくない。
現状まともに運用出来るのは機体剛性と駆動力が非常に高いダブルエックスとその量産型のエックスのみ。
ただし、採掘作業用の破砕機としての評価はかなり高く、ダブルエックスが土木作業機械として頻繁に駆り出される元凶となった装備である。
ロケットランチャーガン
カンフピストル風の大型ロケット投射機。
大型の弾頭故に破壊力は極めて高く、ガミラス艦に対して通用する程。ただしそれ故に携行数は極端に制限され、重量を考えると最大でも5発がやっと。
また、有効射程が比較的短く命中精度も低いため、専ら対艦攻撃用で対機動兵器戦闘には不向き。
元々ダブルエックス用だが、そもそも電力をあまり使わない実弾兵器という事もあり、決定打に賭けるエステバリスに転用されることが多く、オプション装備の中では最も使用頻度が高い。反面十分な火力を持つダブルエックスが運用する例は少ない。
対艦攻撃用にタキオン粒子を封入した弾頭が用意され、威力を発揮している。
ただし最近では「弾頭を撃ち切った後邪魔になる」「弾頭交換に手間がかかるから場繋ぎ的にライフル的な機能が欲しい」と要望されて改良の予定があるとかないとか。
ガンダムエックス
全長 6.75m
重量 2.5t
動力 相転移エンジン
武装
シールドバスターライフル
大型ビームソード
ブレストバルカン
ショルダーバルカン
サテライトキャノン
ビームマシンガン
ディバイダー
防御装備
ディストーションフィールド改
ディストーションブロック改
機体解説
ダブルエックスの量産機として開発された機体。基本特性はダブルエックスに準ずるが性能は下位互換に過ぎない。
驚くべき事にヤマトの工場で生産された。
ダブルエックスが(特にツインサテライトキャノン周りが)高額で生産性が低い事から、将来的に異星人戦力との戦争等を考慮した主力機動兵器として開発された。
そのため、サテライトキャノンのみならず多様なオプションを使えるようにと機体自体がシンプルになっていて拡張性が高いのが特徴。
本体自体はダブルエックス同様決戦兵器として開発されている為、空・陸・海・宙と人型機動兵器に要求されている地形のほとんどで活動・戦闘が可能で、拡張性の高さを活かしてマルチロール機として運用する事も出来る。
機体性能自体はダブルエックスの下位互換機に過ぎないが、それでもアルストロメリアを圧倒する絶大な性能を誇る、ガンダムの名に恥じない機体。
標準装備として扱われているのはサテライトキャノン装備で、ダブルエックスに比べると単装かつ腕を使って支える必要がある等、量産を意識した簡略化が随所に見られ、威力も半減している。
それでも戦略兵器の名に恥じない威力は維持していて、サツキミドリ級コロニーを1撃で破砕する火力を持つ。
このサテライトキャノンは、遊星爆弾等の地球に対しての直接攻撃に備えた衛星防衛兵器として数を揃える事を想定したモデルで、強いて言えば攻撃用途を前提に威力を追求したツインサテライトキャノンに対して、迎撃色が強い装備であり、単体での性能はあらゆる面でツインサテライトキャノンに劣る。
武装はサテライトキャノンの尾部にマウントされた大型ビームソードと可変シールドと一体になったシールドバスターライフル、胴体に内蔵したブレストバルカン4門のみで、オプションでバックパック左上のハードポイントを使ってショルダーバルカンを追加する。
良くも悪くもベーシックな機体なので、尖った強みも無くシンプルに使い易いがその分技量が戦闘力に直結する。
ダブルエックス同様の理由から単独で戦闘運用されることも稀である。
余談だが、完成時からスーパーチャージャー装備の小型相転移エンジンを備えている最初の機体。
使用する武装の殆どがエステバリスの強化武装案として用意されていたもので、ガンダムエックスの開発が流れていた場合は全てエステバリスが使っていたとされている。
ガンダムエックスディバイダー
ガンダムエックスがバックパックの装備を換装し、携行武装にビームマシンガンとディバイダーを装備した対機動兵器戦闘と通常兵装による対艦攻撃に適した能力を与えた状態。
使用兵器はエステバリスの延命目的で開発された強化装備が中心であるが、元々これらの装備は量産型ダブルエックスであるエックスを想定して考案されていたオプションでもある為、ある意味では原点回帰の機体。
バックパックのサテライトキャノンとリフレクターユニット、オプションのショルダーガトリングを取り外し、ディバイダーのマウントと可変スラスター兼ディストーションソードラックを備えたカバーパーツ、下部のハードポイントに2本のエネルギーパックを装備。
可変スラスター兼ディストーションソードラックとエネルギーパックでXの意匠を保ちながら、機体バランスと推力を向上させつつ、エネルギーパックを追加装備する事でGファルコンと合体出来ない事から生まれる出力差を補填し、Gファルコン合体形態との性能差を埋めている。
携行武装のビームマシンガンはシールドバスターライフルを凌ぐ火力・連射性能を持ち、単発の連装バスターライフル機能と連射可能な連装マシンガンとしての機能を切り替えることでターゲットに応じた攻撃を可能とするため、手数と十分な火力を両立した射撃戦が可能になる。
さらに機体名称にも反映されている特徴ともいえるディバイダーは大型シールドと大口径可変スラスターと多連装グラビティブラストを複合した強力な複合兵装であり、機動兵器用の携行武装としては最強と言われる強力無比な装備となっている。
このディバイダーの大火力と防御力、さらには機動力の増加を合わせた高機動戦闘が可能になり、総合力を高めるための重要な装備として使われている。
強力な携行火器は武器自体にも小型大容量のコンデンサーなど搭載されることが多いが、ディバイダ―の場合ガンダムエックス本体のエネルギーコンダクターと組み合わせることで携行火器の範疇から逸脱するほどの大出力を得る構造になっている。
サテライトキャノンによる戦略的視点から見た絶大な破壊力や射程こそ失われたが、汎用型機動兵器としてはむしろ大幅に強化されたに等しく、ガンダムタイプとしては最もバランスに優れた機体となる。
基本スペックにおいて本機を上回るガンダムダブルエックスやその強化形態であるGファルコンDXにも引けを取らない。
性格上対機動兵器戦闘特化に近く、対艦戦闘もこなせるがサテライトキャノンの爆発力の損失やGファルコンと連動した航続距離が得られず持久力にも問題ありなので、防空戦闘向きの性能で纏まっている。
サテライトキャノンを喪失している事合わせ、全体的な性能では圧倒するが、本質的な役割を考えた場合、エステバリスでも十分間に合う形態であり、ヤマトの戦力事情を考慮するとサテライトキャノンを外してまで運用する価値は乏しいと言わざるを得ない。
GファルコンGX
ガンダムXがGファルコンと合体することで完成されるガンダムXの強化形態の1つ。
Aパーツは肩関節を引き出すことで出現するコネクターに接続することで行われ、Bパーツはバックパック中央のコネクターにAパーツとの接続に使うコネクターを使って接続、リアスカートアーマーのハードポイントに大型マニピュレーターを接続することで支持する。
性能面ではGファルコンDXの下位互換であり基本的な特性も殆ど一致している。
違いがあるとすればサテライトキャノンが単装である事から来る重量バランスの違い程度で、運用に伴う癖や技能に大きな差はない。
ディバイダーに比べて長距離移動能力が高く持久力に優れ、何よりサテライトキャノンによる爆発力が長所だが、小回りや対機動兵器戦闘に適した装備を有するのがディバイダー装備であるため、換装の意義は残されている。
火器管制システムの都合上、この形態ではディバイダーが使えない。
武装解説
シールドバスターライフル
シールドと一体化したバスターライフル。ガンダムエックスの標準装備。
DX専用バスターライフルよりも全体的に性能が劣るが、機動兵器用のビームライフルとしては十分強力なモデル。
ダブルエックス同様、サテライトキャノン装備のエックスにとっては唯一まともな射撃戦を行える装備なので依存度が高く、使用頻度も高い。
装備点数を減らして機動力を保持したいという発想からシールドと一体化して開発された経緯がある。
シールド部分は通常装甲の3倍の強度を持たされている他、ライフルの出力をシールド用のフィールドに回せるためかなりの防御力を持つ。その強度を活かして鈍器代わりに使う事も出来る。
シールドとライフルが一体化している弊害からシールドとライフルとしての機能を同時に使えない、シールドとして使って破壊されると同時に双方の機能を失ってしまうという欠陥がある。
反面シールドと一体化しているため耐久力に優れ、被弾によって破壊されるリスクが小さい。推奨されていないが打撃武器として使える程度には頑丈。
シールドモードではセンサーと銃身が収納されてからシールド部分が展開されグリップが畳まれる。小型シールドに分類される大きさなので防御面積は広くない。
不使用時には装甲を展開せず銃身・センサー・グリップを収納した状態でバックパック下部のハードポイントに装着される。
エネルギーの再チャージも可能だが効率はあまり良くは無い。
ガンダムエックスディバイダーに換装されている時は装備されない。
仕様上、エステバリスやダブルエックスでも運用可能。
大型ビームソード
通常よりも大型で出力の高いビームソード。ハイパービームソードの廉価版とも言える。
サテライトキャノン装備時には、サテライトキャノンの尾部にマウントされている。極めて出力の高いエックスがサテライトキャノン由来のエネルギーコンダクターを併用して出力するだけあって非常に出力が高く、ビーム収束率も高い事がその破壊力を支えている。
発生器自体が大型で発振される刀身も通常モデルよりも長くて太い。
攻撃範囲も広いため近距離では頼れる武装となっている。
サテライトキャノン装備時には1本だがディバイダー装備時には可変スラスターのホルダーに装備され、2本に増加している。
エステバリスでも運用可能だが、今の所戦闘目的で装備された例は無い。
ブレストバルカン
胸部スラスター兼インテーク・ダクトの下に2門づつ、計4門装備されている迎撃・牽制用の武装。実弾兵器。
胴体内臓式であるため機体正面以外には発射出来ないという使い勝手の悪さがあるが、4門もあり腕に依存せず使える貴重な固定武装という事もあって存在自体はかなりありがたい。
威力も比較的高い方であり、ある程度集中砲火すれば機動兵器にダメージを与えることは出来る。
発射時には左右同時かつ上下交互に発砲する方式になっている。
ショルダバルカン
ガンダムエックスのバックパック左上に追加装備される4砲身のビームガトリングガン。オプション装備。
砲身の基部にセンサーユニットが装備されているため武器の側からも照準に補正をかけることが出来る。
追加固定武装に相当するため腕部に依存せずに使用出来るのが強み。
威力もそこそこで攻撃用途にも使える。
Gファルコンと合体していても問題なく使用可能。
サテライトキャノン
ガンダムエックスの象徴にして最大の切り札に相当する武器。戦略兵器であり超長距離からの大規模破壊が可能な人型機動兵器の域を逸脱した破壊力を誇る。
ダブルエックスのツインサテライトキャノンの廉価版であるため単装であり、破壊力等はおおよそ5割程度にまで低下している。
技術の発展で開発に成功した装備で、基本的な機能はツインサテライトキャノンに準ずるが、こちらは手を使って保持する必要があるのが大きな違い。
この装備を選択している時のみGファルコンとの合体が可能で、Gファルコンからのアシストで射撃する事が出来る点も同じ。
ただし、消費エネルギー量も減少しているためエネルギーパック1本で1発撃てるのが強み。そのため1度の出撃で2回まで使用出来る事になるのだが、放熱などの問題から短時間での連射は不可能。
連装ビームマシンガン
ガンダムエックスディバイダー時の主力武器。元々はエステバリス用の強化装備として開発されたもの。
厳密には連装化されたバスターライフル。上下2つの銃身から交互に撃ち出したり合成して射撃することも可能と運用性が高い。
マシンガンの名の通り、最速の連射速度を持ち瞬間的な火力は高い部類に入る。ただし長時間の連射は不可能なので基本的には単射か2点バーストで運用される。フルオートでも最大30発の連射が可能となる。基本的に高速移動する目標に対する確実な命中を目的として使用される。
連射性能の秘密は連装化されたことで銃身への負担が半分になった事と、トライアングル型の大型エネルギーパック兼チャンバーを採用した事にある。
またデュアルセンサーによって高速戦闘での命中精度は高い。
欠点はバスターライフルの中では最も重量がある事で、連射性能や速射性に反して取り回しがやや悪く、トライアングル型の大型エネルギーパックの影響もあって機体へのマウントが難しいため常に手に持っているしかないため武器交換の融通が利かない点にある。
エネルギー自体は大容量エネルギーパックによる装填数の多さで通常のライフルよりは長持ちする。
そのおかげでエステバリスでも比較的容易に使えるビーム兵器。
火器管制システムの都合上、GXはディバイダ―形態でないと使用出来ない。
ディバイダー
ガンダムエックス・ディバイダーの象徴ともいえる武装。元々はエステバリス用の強化武装として開発された物。
ガンダムエックスが使用する時は、腕部エネルギーコンダクター(サテライトキャノン用のエネルギー蓄積装置の一部)を使用することでエステバリスよりも安定した使用が可能。エステバリスでは増設バッテリーを併用する必要があるので使用制限が厳しい。
大型シールドと両端にある大口径スラスター、さらには内蔵された多連装短砲身グラビティブラスト――ハモニカ砲を備えた複合ユニット。
シールドとしての防御力は最強で、中央から伸びている4枚のフィン非常に多機能なフィールド制御装置で、シールドのフィールドの範囲拡大と防御力の強化を同時に行うことが出来る。その防御力と耐久力は駆逐艦クラスの艦砲射撃にも耐え得るほど。
シールド両端のスラスターも高い推力を持ち、ディバイダーを前方に構えた状態で噴射することで防御と推進、または攻撃と推進を同時に行える。
ハモニカ砲は技術革新で装置が非常に小型化されていて、見かけに反して高い攻撃力を発揮する。
全部で19門内蔵していて、小口径の3門が1つに纏まったユニットを6つ、大口径1つとなっている。横から見ると全体的に薄いが、ディバイダー全体の土台になっているプレート自体がエネルギー蓄積装置を兼ねている。
発射直前に重力波を合成することで相互干渉で威力が強化されることを利用して威力を叩き出しているため、3連装を個別使用する事は殆どなく、実質7連装と考えて良い。
外部フィールド制御装置を併用する事で見かけに反して威力が高い。このアイデアと技術はサテライトキャノンの転用。
多彩な射撃モードを持つのが特徴で、パイロットの要望次第で事前に調整も可能。
機動兵器用の通常火砲としては最大の威力を持ち、ガンダムDXと合体してフル出力になったGファルコンの拡散グラビティブラストを上回る絶大な威力を持つ。
欠点は複合兵装のお約束で3つの機能は同時に機能しない、複合兵器特有の弱点がある、多機能故に重量があり、大型で取り回しが悪い事、ハモニカ砲の燃費が非常に悪いという事。
射撃モードは以下の通り
多連装照射モード
最も標準的な射撃モードで照射と単射の違いはあるが、全砲門を使用して正面または扇状の範囲を攻撃する“線”での攻撃。重力波の本数は7本が最大だが通常は中央の砲門を使用しないことがある。
拡散放射モード
制圧力重視の射撃モードで上下左右にランダムに(制御も可能)散弾の雨を降らせる攻撃モード。
1発当たりの威力はバスターライフル以下と心許ないが、弾幕を形成して敵機の進路妨害や牽制に使われる。
有効射程は短めで近距離制圧用に近い。用途はヤマトの対空砲群と変わらない。
カッターブレードモード
収束した重力波をカッターブレード状にして撃ち出す攻撃モード。
貫通力と射程距離はハモニカ砲最大で、ほぼ切断に近い。専ら対艦攻撃に使用される攻撃モードで、チャージに時間がかかりトリガーレスポンスも悪いがそれを補って有り余る破壊力が特徴。
高燃費なディバイダ―の事情もあり、最も使用頻度が高い。
Gファルコン
全長 8.125m
重量 1t
動力 相転移エンジン
武装
機首部大口径ビームマシンガン
ミサイル
拡散グラビティブラスト
オプション装備
サテライトキャノン用増設エネルギーパック
大型爆弾槽
武装追加用スタビライザー(宇宙魚雷4発と対艦ミサイル14発がデフォルト装備)
防御装備
ディストーションフィールド改
ディストーションブロック改
機体解説
ガンダムとエステバリス用の支援戦闘機。戦闘機としても高水準の戦闘能力を持ち、ガンダムとエステバリス用の強化ユニットとしても機能する。
元々はダブルエックスの一部として設計されていたが、1つの機体に機能を詰め込み過ぎると却って使い難くなるとの判断から分離され、最終的に支援戦闘機として状況に応じて使い分け出来る様に改めて再設計された機体。
その後、ダブルエックスとGファルコン双方の仕様が完全に確定した時点で、「既存のエステバリスの延命にも使えるかもしれない」とのアイデアが出た為、エステバリス側の改修と合わせてドッキング規格を再構築して、ネルガル製機動兵器全般に対応する支援戦闘機へと推移していった。
機体性能は総じて高く、ガンダムに使用されているのと同等の装甲部材を使用している事から非常に高い防御力と耐久性を持ち、火器も専用ジェネレーターを備えた拡散グラビティブラスト、20発のマイクロミサイルに機首の機銃と比較的重武装である。
本体の強度と防御力はダブルエックスの支援メカとして設計された事からサテライトキャノンの負荷に耐える水準と極めて高い。
機体全体が直線的なラインを主体としていて(特にコンテナユニットが)箱のような形状をしているのは生産性と強度を求めての事。
結果、量産性を維持したまま高剛性フレームと高強度複合装甲を実現している。
大口径スラスターを6発備え、各所の姿勢制御スラスターやリバーススラスターによって極めて高い機動性と運動性能を発揮し、単体での機動力はネルガル製機動兵器でも高い水準にある。
エンジンは本体のウイングパーツに装備され、コンテナユニットには推力を効率よく発生させるための増幅装置が搭載されている。初期案では計3つのエンジンを搭載する予定だったが、生産性の低下や過剰出力で持て余してしまうという問題もあって取り止められている。
キャリアー戦闘機の名に恥じず、エステバリスやガンダムタイプを空輸することが出来るが、他にも専用のコンテナパーツを組みわせることで武器・弾薬、さらには予備のバッテリーや人員輸送も可能であると、使い勝手は比較的良好な部類に入る。
ある意味本命でもある人型戦闘機の強化パーツとしての運用の場合、火力と機動力を大きく底上げし、さらに双方の出力を自由に分配する事でそれぞれ単独時では不可能な行動を実現する等、強化パーツとして見た場合での性能も極めて良好である。
半面この輸送能力や合体機能を備えたため、“純粋な”宇宙戦闘機に比べると機動力が劣る。そのため火力では勝るが運動性能や機動力においてガミラスの宇宙戦闘機に見劣りする点がある。
大気圏内両用や大気圏内専用と比較した場合も、空力を殆ど無視した形状を有するため、推力を喪失した場合等はすぐに失速して墜落する危険性があり、能力故に抱えた欠点も少なくはない。
また輸送機として見た場合も機体サイズ故にペイロードが小さく本職の輸送機以下の輸送力しか持たない点も、欠点と言える。
しかしユニット構造が進められている事からそれらの用途に特化したカスタマイズが比較的簡単であり、人型に戦闘機並みの機動力と行動範囲を与え、追加の武装も比較的容易とその性能と発想が評価され、ガミラス戦中に正式化される異例の出世を遂げている。
Gファルコンは機体の下部に大型のエネルギーパックを装着することが出来、それによってダブルエックスは“単独でサテライトキャノンの最大出力を発射出来る”と言う利点がある。
ただし、このエネルギーパックは高価で生産性が悪いため一般には使われていない。
組み換えが容易な構造のためか、戦時バリエーションが存在している。
本体の部品は交換していないが、本来機動兵器の格納スペースであるコンテナ内部にも大型爆弾槽を2本備えつつ、コンテナユニット下部のハードポイントに搭載される大型爆弾槽、さらには追加武装スタビライザーを取り付け空対地・艦ミサイルと対艦用魚雷合わせて21発を装備する重爆仕様機。
機首のビームマシンガンを除いた武装を撤去、拡散グラビティブラストの代わりにティルトウイングタイプのスラスターを取り付け(燃料式スラスターの増設も可)、下部のコンテナユニットを多種多様なコンテナに置き換える事で人員輸送から哨戒機、救命艇までも兼任可能な「Gキャリアー」と呼ばれるバリエーションも存在している。
なお、Aパーツの機首にはフィールドアタック用の集中展開補助システムが組み込まれているため、意外と近接戦闘でも馬鹿に出来ない機体ではある。
なお、Gは「ギャラクシー」の意であり、「銀河の隼」と言う名前を与えられている。ガンダムの名前が使われるようになってからは、ガンダムの一部という意味合いも含めるようになった。
オクトパス原始星団での停泊中、スーパーチャージャーの追加を受けて出力が向上。
結果、十分な火力を持つと判断された事で機動力に向上分の出力を回したため、それまでは後れを取ることが予想されたガミラスの宇宙戦闘機とも互角に渡り合える機動力を手に入れている。
武装解説
機首部ビームマシンガン
Aパーツ機首に備えられたマシンガン。威力はブレストランチャーや肩部マシンキャノンに次いで高く、射程と命中精度は前者2つよりも高く信頼性に優れる。高圧縮粒子ビーム弾を発射する。
Gファルコンの主兵装の1つであり、形態を問わず拡散グラビティブラストの連射間隔を埋める補助武器。
高機動戦闘時の命中率と使い勝手の良さから使用頻度はかなり高い。携行火器を使える合体形態の展開状態でも、その機動力と推力ゆえに携行火器が使い難いことから牽制から迎撃まで幅広い用途で使用される。専ら攻撃用。
これだけでも並の機動兵器なら撃破可能な破壊力があり、補助武器としては十分な攻撃力がある。
ただし固定武装であるため対空防御に使えるほどの自由度が無いのが難点である点はブレストランチャーと同じ。
拡散グラビティブラスト
Gファルコンの主砲で散弾か単発の重力波を発射する兵器で事実上の主砲。
基部に大出力ジェネレーターを装備していることから本体出力に反して出力が高い。
機動兵器用のグラビティブラストとしては初めて実用化された。
主に対機動兵器戦闘用のバックショットモードは散弾を発射する発射モードで、最大6発の弾をランダムに拡散させて発射する。ただし、1発だけは必ず正面に発射されるようになっている。
対機動兵器用としてはガミラス相手にも有効だが、対艦攻撃には不向き。
大型の重力波を発射するスラッグショットモードは対艦攻撃用が主で、収束して発射するため高威力・長射程・命中精度・貫通力に優れる。
主に対艦攻撃に使用されるが、この装備の威力でも単独時やエステバリスとの合体では接射に近くないと有効打を与えられない。
エックスとダブルエックス合体時には機体の余剰出力が回されて出力が強化されるので、近距離からの発砲でも有効打を与えられるようになる。
また、散弾の数が6から8発に増えるため命中精度と加害半径が広くなる利点もある。
なお、射撃時は左右に時間差をつけて射撃することで牽制と本命を分けたり同時射撃で瞬間火力を求めるなどの使い分けが出来る。
無反動砲なので左右の時間差射撃による機体制御への悪影響は無視出来るレベル。
簡単に交換可能なユニット構造なので、要望さえあればグラビティブラスト以外の武器や装置に置き換え可能。
ホーミングミサイル
Bパーツのコンテナユニット下部に内蔵された10連ミサイルポッド。左右合わせて計20発装填可能。
弾頭自体はスーパーエステバリスが使用しているものと大差無く、対空戦闘には通用するが対艦攻撃には使い物にならない威力。
基本的には補助兵装扱い。
オプション装備
サテライトキャノン用増設エネルギーパック
サテライトキャノンのエネルギーを補填するために装備されるオプション。
ツインサテライトキャノンなら2本で1発、サテライトキャノンなら1本で1発撃てる。
大型装備で重量がある為機体バランスをやや損ない、運動性能に影響がある。
高エネルギーを充填しているためかなり強固な作りになっていて、機動兵器用の武装が命中してもそう簡単には破壊されない。
展開形態での補助支持架も兼ねる。可倒式。
スーパーチャージャー追加後は出力強化の恩恵で重量による慣性力をスラスターの推力である程度誤魔化せるようになった。
本当はもう少し小型軽量な物にしたかったのだが、技術力不足でこのサイズになった。
大型爆弾槽
エネルギーパックと二者択一で装備される大型の爆弾槽。中には1つで268発の高性能爆薬が内蔵されていて、個別に投下するか丸ごと投下するかはパイロット次第。
爆弾槽自体が命中すれば1発で大型艦船を粉々に吹き飛ばすほどの破壊力があり、異星人の艦艇であっても例外ではない。
その威力に比例して大型の装備であり、全長は12mと収納形態のGファルコンDXの全長と大差ない大型装備であり、装着時には機動力と運動性能の低下は防げず、対機動兵器戦闘は困難になる。
装着状態のGファルコンは「爆撃仕様」と呼ばれ、主に対艦攻撃や対施設攻撃に用いられる。ちなみにヤマトの艦内工場で生産可能だが生産には時間も資材もかかるため意外と貴重品。
Gファルコンでしか運用出来ない大型武装。
エネルギーパックと二択になる関係上、ガンダムが装備する機会は非常に少ない。
武装追加用安定翼
Gファルコンのコンテナユニット下部に追加装備される。
Gファルコンの空力特性強化も図れるが、元々ディストーションフィールドによる空力制御が可能な機体なので、専ら追加武装を施すためにのみ使っている。
翼の上面にハードポイントがある。武器を使い切ったら重量削減の為パージされる事があるが、台所事情の厳しいヤマトなので基本的には持ち帰る事が求められている。
対艦ミサイル
三角柱型の新型対艦ミサイル。ガンダムの腕ほどの大きさがある。
発射後にロケット部分から三角形の安定翼が飛び出して飛翔制御に使われる。
下部に4発、上部に3発が横並びにマウントされる。
宇宙魚雷
円筒状の新型宇宙魚雷。大きさは対艦ミサイルとあまり変わらない。
威力は対艦ミサイルよりも優れているが、誘導性に劣る。
ガンダムエアマスターバースト
全長6.75m
重量2t
動力 相転移エンジン
武装
軽量型バスターライフル
ヘッドバルカン
ブースタービームキャノン
ノーズビームキャノン
オプション装備
ミサイルライフル
マグネトロンウェーブ発生装置の残骸と古代守が持ち込んだイスカンダルからの支援物資を用いて、ヤマト艦内で組み立てられた新しいガンダムの1機。
以前から懸念されていた「ガンダムについていける機体が無い」という問題解消と、今後の戦闘におけるサテライトキャノンの安全な発砲を可能にするために開発された、ダブルエックスとエックスの護衛機の1つ。
ガンダムタイプの機体の中で、機動力と空中・宙間戦闘での機動力に特化した性能を持つ。
機体自体は徹底的な軽量化を施され、群を抜いた機動力を発揮する。その機動力を生かすことで偵察や観測機としての役割を果たすことも出来るのが特徴。
本機は簡易変形フレームを採用して開発された、人類初の「人型と戦闘機形態を自由に可変出来る機動兵器」として完成されている。
その可変機構を活かした機動力を持って早急に敵部隊に接敵し、前線を構築する事が役割である。
形態の名称は人型が“ノーマルモード”で戦闘機形態が“ファイターモード”。
その運用思想から近・中距離でのヒット&ウェイが基本戦術であり白兵戦用のビームソードなどは装備していない。
基本武装は両手に装備する軽量型のバスターライフルで、これを主軸に両翼端のブースタービームキャノンや機首のノーズビームキャノン等で火力を出す。
固定武装も強力でダブルエックスよりも火力的には上だが、機体出力が劣る事と戦闘機形態であるファイターモードでないと最大火力が出せない、最大火力を持つノーズビームキャノンも連射性と速射性が低く、ビーム兵器主体の構成。という点から総合的な火力が突出して高いわけではない。
また戦闘機形態が本領であり火力が前方に集中してしまう事から、人型機動兵器特有の多方向への応答性が低い、弾幕形勢が苦手といった問題もある。
また、徹底的な軽量化の影響で装甲強度がガンダムタイプでは最低で、非常に撃たれ弱いのが弱点。
これは変形時間の短縮や機動力確保のためには軽量な設計が必須である事が原因で、ビームソード等の白兵戦特化の装備を備える事が出来ない理由の1つともなっている。
また、本機はそれなりに重武装であるが、機動力を保てる限界まで積載されている他、重量増加が最小限のビーム兵器を中心としている。グラビティブラストの搭載は見送られた理由は機体出力と燃費のつり合いが取れない為。
また、軽量な機体とブースター出力で機動力を叩きだす設計故に応答性がやや過敏であり、操縦難度が高め。
これはイスカンダルの物資によって仕様がやや変更された影響もあり、本来は軽量さと主翼が生み出す空力や重力波放射によって機動力を出す、軽武装の機動特化機から方向転換した影響。
可変機構との兼ね合いがあるため追加装備にも限りがあり、特にマニピュレーターで保持するような大型火器は殆ど運用出来ない欠点も抱えている。
ファイターモードでのランディングギヤはGファルコンDX同様腕で代用されていて、概ね形は近いが元々逆方向に折れる構造になっている肘関節なので、そのまま肩を回して設置させることで着陸可能。
ファイターモード時の機首部やマニピュレーター部分にはフィールドアタック用の補助システムが備わっていて、いざという時の近接戦闘を可能としている。
ある意味ではGファルコンとセットでそれまで実現していた可変による性能変化を単機で成し得た画期的な機体だが、それ故に制約も多く重装甲化が困難、搭載火器は可変後を考慮する必要がある、シンプルな変形であっても構造が複雑化する等の理由もあり存外汎用性が低く、Gファルコンと人型戦闘機の組み合わせを凌駕する機体としての評価を得るには至らないでいる。
しかし、本機もGファルコンと連動してより高性能な宇宙戦闘機としても使える事から、前線構築や早期警戒機としての需要があり、単独でもガミラスの戦闘機に匹敵あるいは凌駕する機動力を持つなど、独自の立ち位置を構築する事には成功している。
Gファルコンバースト
ガンダムエアマスターバーストとGファルコンが合体した姿。元々火力と機動力が強化されているため、宇宙戦闘機としてはGファルコンDX(収納形態)を凌駕する機動力と火力を発揮する。
基本的にはGファルコンやエアマスターバースト(ファイターモード)の上位互換で運用などにも特に違いはない。
この形態ではGファルコンの拡散グラビティブラストと干渉するためブースタービームキャノンが格納され、使用不能になっている。
ただし、Gファルコンの武装が追加された事で総合的な火力は単独時を凌駕し、総合出力の増大で各火器の威力も向上したため、対艦攻撃も十分可能になる。
人型との使い分けが機動力と攻撃性能の変化を与え、独自の立ち位置を得るに至ったエアマスターの長所を潰してしまうのが難点と言えば難点だが、宇宙戦闘機としてみると更なる重武装化と高機動を実現し、追加装備による爆撃機としての運用も可能であると、使い道がある。
合体の際にGファルコンのAパーツを使わないので、連携する際はBパーツのみを引き連れての運用になる。
武装解説
軽量型バスターライフル
主兵装。
徹底的な軽量化が施された結果、元々軽量志向のDX専用バスターライフルの半分程度まで軽量化に成功している。破壊力はシールドバスターライフルにも劣り、ガンダム用のライフルとしては最弱だが、連射速度と2丁持ちでカバーしている。
基本的には高機動戦闘特化型のバスターライフルで、一撃の重みよりも高速機動時の取り回しや命中精度に重きを置いた調整を施されている。
形状としては人間が使うアサルトライフルに近く、後部にキャリングハンドルを持つ。軽量化の影響もあり、複合光学センサーを装備していない。代わりに銃口の下側にレーザー測距機を装備している。
サイドスカートのハードポイントにマウント可能。使用する際には手で保持して使用するが、2挺装備している事と武器の構成上この武器が生命線なので、大抵2挺拳銃という形で使用している。
軽量化こそしているがエネルギーパックには余裕があり、マシンガンのように連射することも出来る。
用途が完全に対機動兵器戦闘特化なので、マグナムモードは実装されていない。
ヘッドバルカン
頭部に内蔵された小型の機関砲。性能面ではダブルエックスのモデルと差はない。
ブースタービームキャノン
エアマスターバーストで主翼の代わりに装備される追加ブースターと一体化した連装ビームキャノン。
破壊力は高く、バスターライフルと同等の威力の連装砲。
翼を広げればノーマルモードでも使用可能な武装であるため火力を補強する目的で広げることもあるが、ノーマルモードで広げると安定性重視の機動モードに切り替わるため敏捷性が犠牲になる。
なお、翼を展開せずにブースターを上向きにすることで推力を下方に振り分ける事も出来る。この状態での発砲も可能。
ジェネレーター直結武装であるため使用すると機体のエネルギーを使用する他、ブースターに回るエネルギーを転用してしまうため推力の低下も招く。
Gファルコン合体形態では拡散グラビティブラストと干渉してしまうため、翼そのものを閉じているので使用不能。
ノーズビームキャノン
機首部分に追加されたビームキャノン。エアマスターバーストの中でも最大の火力を発揮する武装。
独自のジェネレーターを内蔵しているため出力が高く機体自体のジェネレーター負担が小さく、連射性能も比較的高い。
火力は機動兵器が搭載する火器の中でも高い方だが、グラビティブラストには火力が劣る為単独で対艦攻撃に使うにはあまり向いていない。
収束率は敢えて高くしない事で攻撃範囲をやや広く取り、対空射撃に向いた調整を施されているが拡散射撃には対応していない。
高収束射撃は可能だが、単独で波動エンジン搭載艦艇のフィールドを突破する威力には達していない。
人型のノーマルモードでも頭上の敵に対する砲撃は可能。
ガンダムレオパルドデストロイ
全長 6.75m
重量 2.9t
動力 波動相転移エンジン
武装
ツインビームシリンダー
ヘッドビームキャノン
ブレストガトリング
右腕部ビーム砲
ショルダーランチャー
連装ビームキャノン
11連装セパレートミサイル
ホーネットミサイル
ビームナイフ
共通オプション
セパレートミサイル
ヒートアックス
機体解説
マグネトロンウェーブ発生装置の残骸と古代守が持ち込んだイスカンダルの支援物資から組み上げられたガンダム。
ガンダムタイプの機体の中でも火力と制圧力に特化した機体で、他の追従を許さない圧倒的な火力と弾幕形成能力を持つ。
エアマスターと同様の理由から開発された、ダブルエックスとエックスの護衛機である。
高火力機ではあるがエンジン出力はエアマスターと変わらない。これは飛行能力を意図的にオミットしたことで推進装置への供給が減り、その分を火器に転用しているため。
腕部のみならず胴体や脚部にも武装を施すことで圧倒的な火力と武装積載能力を実現している。
単独での火力は文字通り最強で、弾幕形勢で本機に勝る機体は存在しない。
大型火器こそ装備しているが、制圧力を優先しているため連射力に優れたビームガトリングであり、強力な一撃ではなく連射による弾幕形勢による制圧を得意とする。
その代わり長射程で一撃が重い武器が乏しく、近・中距離戦が得意。
全身武器庫の様相ではあるが、ブレストガトリングとショルダーミサイルを除けば主力兵器が外装式で、内部構造の複雑化は極力避け、信頼性を保てるように心掛けている設計を採用している。
ガンダムでは唯一1G重力下における完全な飛行能力を有しておらず、スラスターに回す分の出力を火器に回したり、機体バランスの関係等から大ジャンプは行えるが空中で自在に機動して戦闘を行うことが出来ない。
その変わり足裏にはエステバリスと一部共用のキャタピラとローラーによるダッシュ機構が仕込まれていて、平面的な地表面なら飛行型に引けを取らない機動力を発揮するのが特徴。その意味では最も地上戦で強力な機体と言える。
なお、ローラーとキャタピラは換装撤去も可能だが、同様の装備を有するエステバリス系列機でも撤去されない為大体宇宙でも水中でも着けたままがデフォルトとなっている。
重装甲でもあり、ガンダムエックスにも匹敵する装甲防御を有する。
ただし火力と重装甲重視なので四肢の可動範囲はガンダムの中では最も狭く、運動性能と機動力もガンダムの中では最低である(それでもアルストロメリアより上)。
最大の弱点は地形適正の低さで、地上と宇宙空間では特に問題が無いが、飛行出来ず水中での活動にも著しい制限が掛かる。
また、地上でもローラーダッシュが機能し辛い雪原や砂漠地帯、湿地帯などでは行動にかなりの制限が掛かる。
そのためダッシュローラーを活かしつつ補助するダッシュスケートを用意する等の対策が必要。
空中に関しては、Gファルコンと合体する事でカバー出来る。
エアマスター同様、汎用性を犠牲に特定の機能に特化した機体であるため主力にはならないが、汎用型の機体に改造を加えるよりも優れた火力を誇る為、独自の強みのある機体である。
Gファルコンデストロイ
ガンダムレオパルドデストロイとGファルコンが合体した形態。
原型機からさらに強化されただけあって総火力は全機動兵器中最大で、サテライトキャノン等の戦略級兵器を除けば以外にこれを上回る機体は実質存在しない。そこにGファルコンによって追加された機動力を併せ持つため、戦術兵器としては類を見ない程の制圧力を有する。
基本的に合体した姿は旧Gファルコンエステバリスに準ずるが、ツインビームシリンダーを常に装備する形になるため、右腕のリストビームキャノンやビームナイフなどの使用に制限を受けやすくなり、使用時には都度保持アームで右腕のビームシリンダーを外さなければならない。
ビームシリンダーを外した場合は通常時と異なり、バックパックには戻らず腰の辺りで待機状態になるのでビームナイフ使用時には邪魔になりやすいが、再装着は速い。
Gファルコンの拡散グラビティブラストの追加によって「強力な単発射撃」が可能になり、そちらでフィールドを弱らせてから持ち前の弾幕を叩き込んでの対艦攻撃は有用で、やり方次第では機動兵器の火力では難しい戦艦への打撃も期待出来る重爆撃機としての運用が可能。
収納形態ではツインビームシリンダーが外されて頭上を向くように格納されるが、腕の動力と連動していない状態なので発砲は出来ない。
武装解説
ツインビームシリンダー
主兵装。両腕に被せるように装備して使用する。
肘から下を包み込み、内部のコネクター兼用グリップをマニピュレーターで握って起動する。このコネクターは専用の大容量エネルギーラインが備わった代物で、他の機体の装備(バスターライフルやレールカノン)を使えない代わりに、大出力と大量のエネルギーを要求するツインビームシリンダーを完全に動作させる事が出来る。
前身では腕全体を包み込むインナーアームガトリングだったが、取り回しを考え性能据え置きのまま小型化を実現し、両腕に装備されるようになった。
あり合わせの資材で造られているため左右で同じ形になっていないが、結果としてプラスになったのでそのまま採用された経緯がある。
腕の出力もビームジェネレーターに足せることと、腕部に専用の大容量エネルギーラインが通り、それを活用出来る専用のコネクターも装備されている事から出力が高く、ビーム機関砲にしては単発の威力も高い。
腕を入れる際に展開するカバーのヒンジ部分に照準用の独立したセンサーが装備されている。
右手は主に対空戦闘特化仕様であるため、連射速度の高いガトリングと発射遅延を利用して継続した射撃を可能とする3連装ビーム砲で構成され、絶え間ない弾幕形勢と物量で相手を押し切る使い方に向いている。
左手は大小様々なビーム砲が混成された複合ビーム砲ユニットで、1門当たりの連射速度はガトリングに劣るが単発の火力が高く、それを複数備える事で弾幕形成を可能としながら破壊力の高い火力特化仕様。
口径の大きい砲身断面が円と四角の者は高出力型で連射はライフル並だが単発火力が高くビームの弾体が大きく加害半径が広く、その横にある上下連装ビーム砲は連射重視の低出力タイプ、その上に単装のパルスビーム砲という構成。
左右で異なるユニットだが、単位時間当たりの火力はほぼ同等なので相手によって使い分けても単純に左右に火線を振り分けるだけでも効果的で、左右異なる標的を同時に攻撃出来るという点で、原形よりも優れている。
普段は対機動兵器戦闘や対空戦闘重視で取り回しと連射性を求めて腕に固定するだけで使用しているが、バックパックのマウントアームを接続して反動対策を取る事で出力を限界まで上昇させた対艦攻撃モードにも切り替える事が出来る。
非使用時には腕を入れるスペースに砲身を収め、バックパックのマウントアームに連結してバックパックの両サイドに吊るされる。
ブレストガトリング
胴体に装備された大型ガトリングガンで、コックピットを挟むように設置されている。
武装をコックピットの両脇、それもそれなりに規模の大きな装備という事もあって装甲ハッチは周辺よりも防御力を高くしてある。ハッチは上に跳ね上がるように開き、片側ずつ開いて使用する事も出来る。
ジェネレーター負荷を小さくするため実弾を採用している。胴体部のスペースを上手く活用してケースレス弾を大量にばら撒く近接戦闘での要と言うべき装備。
破壊力はダブルエックスのブレストランチャーに勝る。
ヘッドビームキャノン
対空用途に使われる、頭部の横に装備された比較的口径の大きいビーム砲。
バルカン程の連射性は無いがその分威力が高く、攻撃用途にもギリギリ使える威力を持つ。
右腕部ビーム砲
右腕に装備されたスライド式の5連装ビーム砲。
ツインビームシリンダーを装備すると使えなくなるが、火力よりも近接戦闘での牽制を目的とした装備で、ビームナイフ使用時に持ち替え無しで射撃をしたい時や、エネルギーを節約したい時に使われる。
ショルダーランチャー
ショルダーアーマーの上部に装備された連装砲。
ビーム弾を発射する近接砲で、見かけは小さいが非常に高い貫通力を持つ。
射程は短いが接近戦では頼れる存在。
連装ビームキャノン
右肩外に装備された連装ビーム砲。
可動範囲が広く、広範囲の敵機に対応する事が出来る他、レオパルド唯一の長射程兵器でもあり精密射撃にも使用される。そのため収束率が特に高く貫通力に秀でている。
砲身の間に独立したセンサーユニットが装備されていて、主に遠距離射撃に適した照準器に調整されている。
なお、外側の装甲板はシールドとして使える強度があり、ビーム砲に衝撃で故障が生じないように緩衝材が挟み込まれている。
11連装ミサイルポッド
左肩外に装備された直方体のミサイルポッド。
使用されるミサイル自体はスーパーエステバリスやGファルコンが使うのと同じマイクロミサイルなので、対艦用途には適さないが対機動兵器戦闘には威力を発揮出来る。
ホーネットミサイル
両ひざ部分に装備された大型のミサイル。
装備数は両ひざ合わせて2基と少ないが、レオパルドの搭載ミサイルでは最も威力が高い。
ビームナイフ
右足側面に装備されている近接攻撃兵器。
ナイフシースを模したマウントにグリップが接続され充電され、使用時にグリップを引き抜いて起動する。
ビームの刃はナイフの名の通り短いが、消費が小さい割に威力が高い。
レオパルドでは主に護身用の装備ではある。
また、これをライフルの銃身に取り付けて銃剣にカスタマイズする事も可能。
本作においてガンダムX系列の機体が採用された理由(メタ)
作者が大好きだから、というのが一番であるが、作品との相性を考慮した結果。
「本作の主役メカはヤマトである(つまりガンダム側が過剰に目立ってはいけない)」という鉄則を護りつつ、引用に値する特性を持っていたのが特にGX系列の機体だった。
単に強力な機体が欲しいだけなら、単純に性能強化をしたと加えればエステで十分であり、そもそもクロス元の作品の機体を貶めかねないため、“ガンダムは存在自体が危険”。
また、もう1つのクロス元であるヤマト系艦載機も十分な能力を劇中披露しているので、僅かな手間で(主に機銃系の対ディストーションフィールド処置)間に合ってしまうという点もあり、何かしら「エステに与えるにはちょっと……」という機能や個性が必要であると考えていた(その点で見て場合、本作のGXディバイダ―は“登場する必然性に欠ける機体”)。
様々な資料等を参考にして考えた結果、ヤマトの様に通常戦闘では取り立てて華の無い堅実さと、波動砲の様な機会が著しく限られる代わりに華のある戦闘の両立が可能な点、特徴のサテライトキャノンも劇中での印象から波動砲と対比し易かったなどから、ダブルエックスを起点に本採用に至っている。
ウイングゼロも作中での危険性が提唱されていたが、あれは強いて言えば無差別破壊を要求するゼロシステムの危険性がメインで、ツインバスターライフルは作中で軽々しく用いられていたため、除外された(波動砲の様な最終兵器としての印象が皆無)。
サイズの決定はコトブキヤから2008年に発売された「ノンスケール ブラックサレナ」のエステバリスと1/144スケールのガンプラの比較で算出している。
腕と頭と胴体のサイズは全長17.1m設定のガンダムXとほぼ同サイズで、股関節の位置や足の長さで身長差が生じている以外は奇跡的に縮尺が近かったため、それを参考として値を出している。
単に全高のみならバンダイ製の1/48エステバリスとHGAWガンダムエックスが同じくらいだが、この場合手足は勿論胴体のサイズがMGガンダムエックスと同じ程度になってしまって破綻するので、本作のガンダムはエステバリスよりも一回り大きくなっている。
あくまでプラモデルによる比較で設定されているため、内部容積の計算などはしていない(出来ない)。
余談ではあるが、本作の追加機体は当初予定されておらず、ダブルエックスのみが新鋭機として奮闘する予定であったが、作者の願望や思った以上にエステバリスとの性能差を強調する作劇となったため、GXを原作とは真逆の立ち位置として登場させている(そのためエステが割を食って、直接的な活躍に恵まれず、サポートに終始する事になった)。
更なる追加機も本筋の変更によって考慮された結果、Gファルコンとの連動を考慮してエアマスターとレオパルドで決定したが、当初は別の機体も考えられていた。
イスカンダルでフレームのみになっている機体はνガンダムないしHi-νガンダムがイメージされ、後半の追加機として検討されていた。