iron whale   作:セメント工房

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お久しぶりです・・・


なんか順番がむちゃくちゃになってました・・・( ;´・ω・`)



どうぞ
(何か言えよぉ!Byタカ)


32話(表) まともな人間ですが!?変なところ無いよね!?

艦を降りると伊404のクルーとレントンのクルーは、予定通り二手に分かれて動き出した。

春樹とこうきとベレッタ、アンジェリカと水兵2名(以下一行)は、港にいた馬車乗りに馬車を借り、王城まで荷物等を乗せて貰う事にした。

一方、卓也組(卓也、タカ、リカ、水兵2)は市場に向けて歩いていた。

ーーー春樹組ーーー

春樹達は、馬車に揺られながら辺りを見渡していた。

 

カスタエル王国の町並みは、切り出した石のレンガを積み上げただけの建物が多く、街全体が薄いグレーに見える。

その単調な色合いは、少しマヤ文明時代の街並みを連想した。

 

「賑わっておるけど、少し飾り気が無いのぅ」

春樹は外を眺め、退屈そうに言った。

「街が全て石造りですからねぇ」

「これは昔からの伝統らしいわよ」

「そうなのか?」

春樹はアンジェリカの方を向いた。

「え!あ、あぁ昔お父様から聞いたの・・・」

「成程・・・」

春樹は納得したように再び外を向いた。

それから何故か馬車の中の空気は微妙な状態が続き、少々こうきの居心地が悪かったのは言うまでも無かった。

 

ーーー王城 正面門ーーー

「・・・通ってよし」

間もなく一行は王城までたどり着き、門番にビロテノス王国からの使者である事を証明する書類を見せ、通行を許可された。

王城は高い石の壁で囲まれており、正面の門は大きな鉄格子で外と中を仕切っていた。

通行を許可されると、大きな鉄格子が持ち上がり、城内に入る事が出来た。

馬車はそのまま城内を進んでゆく。

するとこうきが違和感を感じた。

「なぁ、少し傾いてない?」

「坂道を登って行ってるんじゃろう」

「この城は襲撃されにくいように山の上に建てられていますからね」

「そうなのか?」

「え!は、はい。その為山道をくねくねと捩るように昇って行くんです」

「大変な場所じゃな・・・」

「ジープで来たら余裕だね」

「僕達だったら何処に造ろうがAHAXモゴモゴ・・・」

「それ以上喋るんじゃぁ無いぞ、こうき」

春樹はこうきの口を手で押さえて口を封じた。

 

そうこうしているうちに、馬車は城の正面玄関の前に停まった。

「着いた様じゃのう」

「うわぁ何か緊張してきたなぁ」

「前にもこんな感じの事したね」

「・・・何もありませんように」

春樹とこうきはこれから起こる事を想像し、緊張していた。

そしてアンジェリカは堂々とフラグを立てた。

 

一行が玄関前で荷下ろしをしていると使用人らしき人が来た。

「あなた方がビロテノス王国の使者ですか?」

「はい。そうです」

「ようこそおいでくださいました。さ、どうぞ中へ。皇帝陛下がお待ちです」

「は、はい・・・」

一行はせかされるが如く、中へ案内された。

そしてそれに続くように、他の使用人たちがテノール王からの荷物を運ぶ。

(なぁ。めっちゃせかされてない?)

(そうじゃなぁ・・・何か問題でもあったのか?)

(何かあったのでしょうか?)

春樹達が話しながら歩いていくと王の間の扉前に着いた。

すると案内してくれた使用人が大きな声で扉に向かって叫んだ。

「皇帝陛下!ビロテノス王国の使者をお連れいたしました!」

そう言い終えると大きな扉が開かれた。

「これで二度目だねこの光景」

「そうじゃな・・・」

春樹達の目の前には長いレッドカーペットが敷かれており、それは一段高くなった所まで続いていた。

そして一段高くなった台の上には椅子にどっかりと座った小太りな中年男性が座っていた。

春樹達一行はレッドカーペットの中央辺りまで行き、前2後3の2列に並んで敬礼した。

「ビロテノス王国から参りました辻春樹です。テノール王より手紙と荷物を届けに参りました」

春樹はハキハキと挨拶した。

(うわぁ・・・まるで春樹じゃないみたい)

(うるさい)

春樹はこうきに言われ少しムスッとした。

すると皇帝陛下が話し始めた。

「お主らは奇妙な挨拶をするんじゃな。わしの知っておるビロテノス人と少し違う感じがするわい」

春樹とこうきはそれを聞いて少し苦笑いをした。

「まぁ良い。それで手紙とやらを見せてくれるか?」

「はい」

春樹は返事をし、手紙を持って皇帝陛下に近づいた。

「こちらです」

春樹は姿勢を低くし、皇帝陛下に手紙を渡した。

皇帝陛下は受け取るなり中身を確認し始めた。

(ねぇ春樹、あの中身って知ってる?)

(知るはずなかろう。人の手紙を読む趣味なんて無いからのう)

春樹達がコソコソと周りに気づかれないように会話していると、皇帝陛下が少し怒った風に使用人に命令した。

「おい、届いた荷物をここで開けよ」

「「「はっ!」」」

使用人たちは返事をするなり素早く動き、大きなその荷物を開封した。

 

封が解かれたその瞬間、辺りに衝撃が走った。

 

中から出てきたのは、この前の戦闘によって撃ち落とされた竜騎士の無残な死体がゴロゴロと出てきた。

「ひぃ!!」

「!・・・」

「・・・」

一行はあまりの衝撃の強さに言葉を失った。

すると皇帝陛下は笑い始めた。

「フッフッフッフ・・・。あのクズめ!劣等民族の分際で私の事を散々バカにしおって!」

皇帝はそう叫ぶと手紙をビリビリと破り散らした。

そして破れたかけらがこうきの足元に落ちてきた。

そこには、『価値無し』『愚か』など相手を不快にさせるような言葉がいくつか書いてあった。

「私の竜騎士部隊をこんなにしてまで・・・許さん!」

皇帝はぶつぶつと呟きながらウロウロし始めた。

(なんかあれヤバくないか?)

(ヤバいどころの話じゃないですよ!)

水兵はコソコソと話し始めた。

(春樹さん!逃げましょう!)

(馬鹿者!ここで逃げたらわしらの命はないぞ!)

春樹はここで行動を起こせば間違いなく命は無いと思った。

すると再び皇帝は叫びはじめた。

「そうだ!こいつらを捕虜として宣戦布告でもするかぁ!そしてあのクソ国家を叩き潰して目にモノみせてやろう!おい!こいつらを全員捕まえろ!そして町中にいるこいつらの仲間を探し出せ!あとこいつらの艦も差し押さえろ!」

「「「「は!」」」」

その瞬間、春樹らは縄で縛られた。

「ちょっと!なにすんのよ!」

「喚くな!」

アンジェリカは必死に抵抗する。

そしてその他のメンバーも抵抗するが、結局差し押さえられてしまった。

そんな中、春樹は表向き大人しく抑えられていた。

しかし、後ろに縛られた手は、左手首に着けられた携帯端末を操作していた。

スイッチを操作し、不規則なリズムを刻む。

やがてその操作をやめ、携帯端末の電源を落とした。

 

 

その操作は伊404との交信だった。

 

ーーー伊404---

艦内の照明は人がいない為、真っ暗になっていた。

そう、人がいないのだ。

艦内すべての照明はLEDセンサーライトの為、人がいなければ自動的にシステムが切るのだ。

只でさえ窓の存在しない潜水艦の中は暗闇そのものだった。

唯一明かりがともっているのは操縦室だった。

普段はこうきや春樹、卓也やベレッタがいるこの部屋は、人気もなくただ機械の薄暗い青や赤のライトだけがともっていた。

そんな中、部屋中央上部に設置されたメインモニターが突然つき、文字が表示された。

その文字はこの国の人達には読むことができない文字だった。

『Signal detecio(信号を探知).

Code 121(コード121).

See Protcols(プロトコルを参照) OK.

See 1450Programs(プログラㇺ1450を参照) OK.

Run the 1450Program(プログラム1450を実行) Whait.

View around(周辺を確認) Running・・・

・・・

』

 

画面はそこから細かい動きを暫く続けた。

やがて再び文字が表示され始めた。

『surrounding situation(周辺状況) OK.

Information from other terminals(他の端末からの情報) No.

Other terminal status(他の端末の状態) dangerous.

Run the 1450programs(プログラム1451を実行) OK.

State of the equipment(搭載機器) OK.

・・・

』

やがてモニターには表が現れ、艦載機の現状が表示された。

『

Reconnaissance Aircraft(偵察機)

・eer41 waiting.

Aircraft(航空機)

・SH60 waiting.

Combatvehicles(戦闘車両)

Type17 waiting.

・・・

』

そして再び文字が表示された。

『eer41 ready』

 

その文字が表示されるとカタパルトの横に備え付けられたクレーンが立ち上がるのと同時に、左舷側にある本来フロートが格納されている収納の中から、翼を折りたたんだ小さな飛行機の様な形をしたものが出てきた。

小さな飛行機はクレーンでカタパルトの上にセットされた。

カタパルトにセットされると折りたたんだ翼を広げ、タービン独特のうなりを上げ始めた。

 

そして艦内のモニターの文字が変わる。

『eer41 TakeOff』

 

カタパルトが何かを外すような音がし、それと同時に小さな飛行機はうなりをあげて異世界の上空を舞うのであった・・・

 




気づいたら軽く半年放置してました・・・
でも今度こそ近いうちに上げます!
(お!言ったな?By卓也)
それフラグだから・・・

意見感想があればどしどし書いてください!
最後まで読んで頂きありがとうございました
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