ハルヒ「来季のバルセロナの構想の会議を始めます!」
キョン「おい、ハルヒ……マドリーが優勝して悔しいのは分かるが」
古泉「別に良いではありませんか、来季の獲得予想選手リストを見ましたが興味深いものでもありましたし……長門さんはどうですか?」
長門「問題ない」
キョン「おい長門、嫌なら嫌と言っても構わないんだぞ? お前サッカー好きなのか?」
長門「今シーズンの問題点は右サイドを上手く使えなかった事にある」
長門「メッシが中央に移動した際にセルジ、ラキともにそのスペースを上手く使えていなかった」
ハルヒ「ちょっと有希! あんたサッカー詳しいじゃない! 好きなの!?」
長門「ユニーク」
古泉「長門さんもこう言っている事ですし会議を始めましょうか」
ハルヒ「そうね、まずはサイドバックから––––」
みくる「あの〜……」
キョン「なんですか? 朝比奈さん? サッカーの事ならなんでも聞いてください!」
みくる「クリスティアーノロナウドが移籍するかもって……」
キョン、長門、古泉、ハルヒ「マドリディスタに発言権はない」
みくる「ふぇっ! な、なんでそんな事言うんですかぁ……」
キョン「審判のジャッジミスに助けられて優勝したマドリーがなんですか朝比奈さん?」
みくる「で、でもCLも2連覇してぇ……ジダン監督の元でレアル黄金期だって……」
古泉「確かにマドリーは運の強い部分もあったかもしれませんが、それを踏まえてもサッカーですよ」
ハルヒ「そうよ! 私たちはあくまでクレ(バルサファン)なんだからバルサの話をしましょう!」
キョン「それで早速獲得選手だが長門の右サイドを上手く使えていなかったは俺も同意見だ」
ハルヒ「そうよマラドーナを取りましょう!」
キョン「ハルヒ……マラドーナはもう引退しているぞ 」やれやれ
ハルヒ「そんな事は分かってるわよ! 私はマラドーナくらいのドリブラーが欲しいって事よ!」
古泉「現代にマラドーナクラスの選手がいるかはさておき……確かに右サイドを単騎で突破出来る選手が欲しいのは事実ですね」
キョン「獲得候補に上がっているのはデンベレ、デウロフェウか……」
ハルヒ「デウロフェウはバルサのカンテラ(下部組織)出身ね! いいじゃない!」
古泉「デウロフェウは移籍金も買い戻しオプションで1400万ユーロ程と言われておりお手頃かと」
キョン「デンベレは高すぎるもんな……ドルトムントは9000万ユーロを要求してるとか」
古泉「デウロフェウはミランでも上手くやっていましたし、後半戦は少し落ち込みましたが実力も十分ですし大変結構かと」
長門「ディマリアか、デブライネを獲得すべき」
キョン「おいおい長門、ディマリアはともかくデブライネは違うだろう?」
長門「デブライネは昨シーズンペップの元でウイング、0トップ、ボランチ、インサイドハーフでプレイしている」
長門「どこのポジションでも高いクオリティーを発揮していた」
長門「それに今のバルサに必要なのは右ウイングとインサイドハーフを兼任出来る選手」
長門「メッシが中央に入ってきた場合、インサイドハーフの選手が開きウイングとしてプレイすべき」
長門「その点ディマリアはマドリードでも同じ役割をしていた」
みくる「あのぉ……ひとついいですかぁ?」
キョン「なんですか5シーズンぶりにリーガを制覇したマドリディスタの朝比奈さん?」
みくる「た、確かに優勝したのは5シーズンぶりですけども…」
みくる「って、そうじゃなくて右サイドとインサイドハーフが可能な選手ならハメスは––––」
古泉「要らないですね」
ハルヒ「要らないわね」
キョン「要らないな」
長門「不要」
みくる「なんでそんな事言うんですかぁ……ハメスだって試合に出れなくてもぉ頑張ってたんですよぉ」
長門「ハメスは悪くない選手だが、メッシの犠牲になるための運動量が足りない」
長門「攻撃時はウイングとして振る舞い、守備時はサイドハーフとして振る舞う必要がある運動量は不可欠」
古泉「確かにそうですね、守備時もネイマールを下げてラキ、イニ、ブシがスライドする今のやり方よりも、メッシを前に出して両ウイングが下がったほうがスムーズですからね」
ハルヒ「その通りよ! 古泉くん! それにマドリーの選手を取るのは好きじゃないわ!」
キョン「そうだな、ハメスにはユナイテッドかチェルシーあたりで頑張ってもらおうか」
長門「イスコやモドリたんも悪くないが戦術的な変更が必要」
キョン「お前モドリたんって……」
長門「モドリたんサカオタのアイドル」
キョン「モドリたんは分かったが戦術的な変更ってなんだ? その辺を詳しく教えてくれ」
長門「モドリッチの様なゲームを作る選手を起用しメッシを中央に移す場合別途で右サイドの選手が必要になる」
長門「4-2-3-1を推奨」
古泉「なるほどこのフォーメーションならメッシを中央で使いつつサイドに驚異になる選手を配置出来ますね」
ハルヒ「3-4-3も悪くないわ!」
長門「3-4-3は最高の布陣」
キョン「しかしバルサの3-4-3はMFがダイヤモンドだろ? ウイングの選手はサイドバックの支援を得られないぞ?」
ハルヒ「ネイマールと、ディマリアなら平気よ! それにセルジも中央で使えるしね!」
長門「ルイスエンリケ監督の3-4-3にはバルサがあった」
長門「しかしパーツの消耗で使用不可になってしまった」
長門「これはペップのバルサにも同じ事がいえる」
古泉「なるほど……右ウイングのラフィーニャが長期離脱以降エンリケ監督は3-4-3は使用していませんませんね」
キョン「いや1度だけ使ったぞユーベとのファーストレグでな、マテューも使ったけどな」
古泉「あぁ、そういえば……マテューには本当に……」
ハルヒ「CBといえば今シーズン加入のウムティティは最高よ!」
ハルヒ「バルサはあと10年は戦えるわ!」
キョン「ウムティティはバルサ加入1年目とは信じ難いな……ほとんどの選手は苦労するのに」
古泉「アビダルや、スアレスも多少の時間が必要でしたし……その点アンドレゴメスには来シーズン期待してますよ」
長門「アンドレゴメスにポジショニングミスはない」
長門「しかし今シーズンはインサイドハーフ、ウイング、ボランチ、サイドバックと複数のポジションでプレイした」
長門「時間が必要」
キョン「確かにこれだけ複数のポジションでプレイして批判するのもどうかと思うな」
キョン「俺もアンドレゴメスには期待しているし来シーズンは頑張って欲しいところだ」
古泉「全くですよ、そういえば気になっていたのですがヴェラッティはどうなるんですかね?」
長門「ヴェラッティはシャビと同じテンポを作れる選手」
長門「彼の加入によりバルサが帰ってくる」
長門「しかし、中盤の選手を外から取ってくるのは不本意」
長門「中盤はカンテラーノ(下部組織出身選手)であるべき」
キョン「俺も中盤はカンテラーノってのには賛成だね、それにヴェラッティは高すぎる」
古泉「それならセリはどうですか? バルサのカンテラ出身ではありませんが無類のバルサ好きとか」
ハルヒ「加入してくれるならそういう選手の方が応援しがいがあるわね!」
古泉「それにセリはバルセロナからのオファーなら移籍金が半分になる条項があるとか」
キョン「なるほどな、それならウムティティのようにすぐフィットするかもしれないな……彼もバルサ好きで試合はすべて研究していたとかな」
古泉「サイドバックはどうですかね? インサイドハーフにサイドを任せるとしてもサイドバックは必要ですよ」
ハルヒ「セルジはやっぱり中盤の選手よ! 彼のPSG戦のゴールは痺れたわ!」
キョン「おぉ! あのゴールは凄かったよな、俺も感動しちゃたよ」
長門「セルジたんはBチームでは得点王だった」
長門「もともと得点力のある選手」
長門「2列目より前で使うべき」
キョン「長門、お前気に入った選手にたんを付けるのは辞めろ」
長門「何故?」
キョン「何故ってそりゃお前……」
長門「キョンたん」
キョン「おま、おまおま何言って……」
長門「わたしはあなたの事が気に入っている」
ハルヒ「あ、あんた達……!」
古泉「すいません、バイトが」
ハルヒ「……有希、クライフにもタンを付けているのかしら?」
長門「彼は偉大……たんに収まる人ではない」
長門「クライフ氏」
ハルヒ「ならいいわ! 彼の為にも来シーズンは絶対に勝つんだからね!」
キョン「当たり前だ! それより古泉バイトはいいのか?」
古泉「えぇ、なんとか……まったく涼宮さんは変わってきてますよ、サッカーの話をするようになってからは」
長門「サッカーは世界を救う」
ハルヒ「あんた達隅でこそこそ喋ってないで会議を続けるわよ!」
古泉「話を戻しますと、サイドバックでしたね。確か獲得候補はベジェリン、セメドでしたね」
ハルヒ「ベジェリンに決まりよ! 彼はカンテラ出身ですもの!」
キョン「俺もベジェリンには賛成だなセルジにない対人守備力がある」
古泉「サイドバックはベジェリンとビダルで使い回す感じですかね?」
ハルヒ「ビダルは不運な怪我もあったけれどよく復帰したわ!」
古泉「ビダルは序盤戦の守備の軽さから使われなくなりましたが、怪我をする前にはそこが改善されてましたもんね」
キョン「確かにな、PSG戦もユーベ戦も思い返せばビダルが居ればってシーンがあったもんな」
古泉「ビダルはセルジにくらべて右サイドの深い位置を使えますからね、これはちょっとした誤算ですよ」
キョン「サイドバックはベジェリンに決まりかな、セメドはベジェリンに比べテクニックがあるが移籍金が同じ4000万ユーロならカンテラーノを取るべきだ」
長門「サイドバックならファビーニョを取るべき」
キョン「ファビーニョ? モナコの選手か。でもボランチじゃなかったか?」
長門「ボランチもできるサイドバック」
古泉「なるほど、現代的サイドバックですね現代のサイドバックはゲームメイク能力も求められますからね」
長門「彼なら偽サイドバックも可能」
キョン「セルジも偽サイドバックは可能だが、サイドバックとしては守備に問題があるからな」
長門「現代のサイドバックにはボランチの横に入りゲームメイクする能力が求められる」
長門「これは育成年代からもまだ育てるノウハウ不足」
みくる「あ、あのぉ」
キョン「なんですか、モウリーニョが来るまで毎年CLベスト16敗退のマドリディスタの朝比奈さん」
みくる「そうなんですよぉ、毎年リヨンに負けちゃってっ……そうじゃなくて!」
みくる「ファビーニョは元レアルの選手ですよぉいいんですかぁ?」
キョン「確かに元マドリーなのは問題だな」
古泉「でもそれを言ったらエトーだってマドリーですし、昨シーズンまで監督だったルイスエンリケだって元マドリーですよ」
ハルヒ「ルーチョ(ルイスエンリケ)はいいのよ! あのガッツ溢れるプレイにはこう……ぐっとくるものを感じたわ!」
古泉「どうやらファビーニョは1試合しかマドリーで出場してないようですね、これなら問題ないかと」
ハルヒ「なら獲得選手は、ディマリアかデブライネ、セリ、ファビーニョで決まりね!」
キョン「悪くないんじゃないか? これは来シーズンは期待できるぜ!」
古泉「取れるかどうかは……別の話ですけどね」
長門「問題ない」
長門「イニエスたんがいる」
キョン「イニエスタは今シーズンは不調だったな……ユーロは良かったんだが」
長門「彼の今シーズンのハイライトはクラシコのメッシへのスルーパス」
長門「あのコースはメッシとイニエスたんにしか視えない」
古泉「あのパスは凄かったですよね……5-0のクラシコのシャビへのパスを思い出しましたよ」
ハルヒ「あの試合ならわたしも見たわよ! あの頃のバルサをみてサッカーを好きになったのよ!」
キョン「俺はロナウジーニョだな、彼のプレイにはフロイト先生も爆笑だぜ」
古泉「ロナウジーニョも凄かったですが僕はリバウドですね、あの暗黒期を戦い抜いた選手たちは勇者も同然ですよ、長門さんはどうです?」
長門「イバンデラペーニャ」
キョン「渋いな」
古泉「渋いですね」
長門「彼のパスは芸術」
みくる「わたしはぁ」
キョン「なんですか、ベッカムが好きでマドリーファンになった朝比奈さん」
みくる「な、なんで知ってるんですかぁ……? 本当にあの時期はマケレレを放出しちゃって……大変だったんですからねっ」
長門「自業自得」
キョン「だな」
古泉「そうですね」
みくる「ふみゅう……」
ハルヒ「さぁ、そろそろ下校の時間よ! キョン帰ったらウイイレ2011で対戦よ!」
キョン「おいおい……しょうがないな1試合だけだぞ」
長門「わたしも」
みくる「じゃあ長門さんはわたしとどうですかぁ?」
長門「望むところ」
古泉「おやおや余ってしまいましたね、ならスマホのウイイレでもやりますか」
ハルヒ「さぁ、今日の会議は終わり! お疲れ様でしたー!」
?「やっほーみくる今帰りかい?」
みくる「そうなんですよぉ、部室でサッカーの話をしててぇ」
?「来シーズンのレアルには期待してるにょろ!」