ぼいろ。   作:みっくすじゅーす

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「さあお兄さん!ボクの耳掃除テクでアヘらせてあげますよ!姉の仇を取ってやります!」

 

休日の朝早く。鳴り響くチャイムに寝ぼけながら出たらこれである。

葵ちゃん、御近所迷惑だから音量抑えようね。

とりあえず中へどうぞ。

 

「う、すいません。テンション上がり過ぎました。とりあえずお邪魔します」

 

さて、いきなりどうしたの葵ちゃん。ずんだキメたの?

 

「なんですかずんだキメたって、何かの隠語ですか?まあともかく、ボクがお姉ちゃんの耳掃除をしたらですね、やけに綺麗でですね。ええ、お兄にやってもろたんやわー、とかすげぇイイ笑顔で言い放ちましてね。あれ?これが寝取られって奴ですか?いえお姉ちゃんを幸せにしてくれるなら3発くらい殴ってからですね、いえ5発ですね。まあとにかくお兄さんを逆にアヘらせてボクが寝取ってしまおうと、ええ」

 

一息。おまけに長いし要領を得ない。

つまりどういう?

 

「お兄さんの耳掃除をボクがしてあげるという事です!どうです?嬉しいでしょう?どんなテクを持っていようと、自分には振る舞えないですしね!さあさあさあ、大人しく耳を差し出すのです!」

 

朝からテンション高いなぁ。

まあ、やってくれると言うなら頼もうかな。リビングのソファでいいかな?そういえば道具は?

 

「ふふふ、当然持ち込みですよ。手に合う道具が一番ですよね。さあ、横に来てください」

 

はいはい。よいしょっと。ふぅ。

 

「……あの、お兄さん。何をしてるんです?」

 

え?葵ちゃんの太ももに頭を乗せてる。

 

「何故膝枕なのかを聞いてるんですーっ!」

 

茜ちゃんが言うには耳掃除は膝枕でやるものらしいから。

葵ちゃんにそう教わったそうだよ?

 

「ぐぬぬ、因果応報ですか。ま、まあいいでしょう!ボクのテクの前にひれ伏ひゃん!?」

 

ひれ伏ひゃん?

 

「あのお兄さん、太ももを触るのはやめてくれませんか?セクハラで訴えますよ?勝ちますよ?」

 

え?素晴らしい太ももに出会った時は感謝の意味を込めてお触りしなきゃいけないと教わったんだけど。

 

「なんですか素晴らしい太ももって褒められてますかありがとうございます?いや違いますね何処のセクハラ親父にそんな事を」

 

東北家の長女と三女かな。

 

「あー……ずんだキメてるってこういう事ですかね。いえとにかく、お触り禁止!普通に耳掃除です!いいですね?」

 

はーい。……ああ、葵ちゃん、すごく上手いね。気持ちいいよ。

 

「ふふふそうでしょうそうでしょう。お兄さん程度、アヘらせるのは楽勝ですとも。ほーら、ここがええのんかー?んー、びくびくしてますねー。ここを、こうっ」

 

うおっ。……いやぁ、普段自分では出来ない所の掃除はすごく気持ちいいねぇ。

 

「ええそうでしょう。ボクもお姉ちゃんが上達してくれたらと思いながらやっているんですよ。中々上手い事行かないものですね」

 

そっかそっか。ならこれが終わったら私が葵ちゃんの耳掃除をやってあげるよ。

 

「え、本当ですか?正直お姉ちゃんの耳を見てから興味はあったんですよねー。では是非!」

 

よーし、葵ちゃんにも満足してもらえるよう頑張るよ。

楽しみだな。ふふふ。

 

「?」

 

#

 

「……ふう、スーパーヒーロータイムの時間変更ですか。これは来シーズンからゲーム時間を変えないといけませんね。……ん?」

 

やあゆかりさん。スーパーヒーロータイムは終わったのかい?

 

「ええまあ。……葵さん、ですか。マスター?」

 

は、はい。

 

「言わなくてもわかりますよね」

 

はい、庭で正座してます……。

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