Fate/Brave   作:NeoNuc2001

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日常回です。必要な部分だけ切り取りました。


01 プロローグ その一/芽出

今日は心が清められるかのように快晴の天気です。それこそ太陽光が全てを包み込もうと、全てを輝かそうとするかの如く。しかしその光すら霞む程の、いや光が霞むのはおかしいけど確かに霞んでいました、顔が私の隣で喜びと温かさを振りまいていました。

そう今、私が話したことは友奈ちゃんのことです。友奈ちゃんは少しおっちょこちょいで私より気が抜けているかもしれないけど、友奈ちゃんはとても、とても可愛くてそして優しくて、笑顔を武器に周りを笑顔にするムードメーカーです。

私はそんな友奈ちゃんが好き。彼女を見ると日常が、この国の平穏が保たれていると感じるから。そんな気がする。

「さぁ東郷さん、学校も終わったから勇者部にレッツゴー!!!」

 

「あまり慌てちゃダメよ。ゆっくり行きましょう。」

 

「ごめんね、久しぶりの勇者部で興奮しちゃた」

 

えへへと笑いながら私の車椅子を押していく友奈ちゃんは可愛いと思います。そう、三日前から友奈ちゃんは風邪で寝込んでしまっていました。風邪をひいたことがない友奈ちゃんが風邪をひいて、私は慌ててしまい、思わず泣いてしまったけど今は無事そのものです。きっと神樹さまがなにかをしてくださったにちがいないと私は内心思っています。

 

「風邪は治っても、まだ病み上がりなのだから気を付けないと駄目よ。」

 

「勇者部五ヶ条ひと〜つ!為せば大抵なんとかなる!」

 

「無理しちゃダメて言ったばっかでしょ。もう友奈ちゃんたら。」

 

私たちはこんなたわいもない日常的な会話をしながら勇者部に到着しました。ドアを開ければそこには二人の勇者部員がすでに駐在してました。

一人は期待の新人、樹ちゃん。犬吠埼家の妹で勇者部の調停役。樹ちゃんは占いが得意です。その的中率は約六割五分。さらに小道具も足すと八割五分ほどになる高い占い力を持っています。他にも色々なことがこなせる万能な一年生です。

もう一人の勇者部員は部長の風先輩。犬吠埼家の姉にして勇者部の女子力担当。風先輩はそのカリスマで勇者部を立ち上げ、引っ張ってきた尊敬する先輩。風先輩の口癖は「うどんは女子力を上げるのよ」です。その言葉通りに先輩はうどんをよく食べ、樹ちゃん曰く財布は火の海の中だそうです。なお、女子力の能力数値は誰にもわからないようです。

そして原作とは違い地の文を担当するは私、東郷美森です。

 

「だめだよ、東郷さん。ちゃんと自分のことも説明しないと。」

 

「もう友奈ちゃん、地の文に関わっちやダメよ。」

 

は〜いと言いながら反省する友奈ちゃんを見て思わず気が緩んでしまうがそれでもこれに関しては反省を促さないとだめだ。だが、確かに友奈ちゃんの言う通りだ。私、東郷美森は4月8日生まれの中学二年生。好きなことは歴史とうどんで嫌いなことは日常を壊すもので大切なものは友達だ。

 

「ほーら、そこで何の話してるのよ?私も混ぜなさいよ。」

 

「何でもないですよ。ところで先輩、ミーティングは始めないんですか?」

 

「そ、そうね。それじゃ、ミーティングを始めるわよ。」

 

なぜか若干顔をひきつらせながらも風先輩は今日も勇者部を引っ張っていくのだった。そして今日も勇者部は勇んで色々な人を助けにいくのだった。

 

「ところでさ、昔の偉人や英雄に会えるなら誰に会いたい?」

 

場所が変わってかめやで風先輩は唐突にそのような質問をしました。そのような質問をされて最初に答えたのは

 

「そうですね、やはり織田信長でしょうか。明智光秀に裏切られた時の気持ちとか、天下統一を決行する決意をした経緯とかを聞きたいですし、後は東郷平八郎でしょうか。バルチック艦隊を破る際になぜT字型の戦法をとったのかを聞きたいですし、他にも...」

 

私でした。

 

「そこ、ストップ!聞いた私が悪かったから止まって、いや止まってください!」

 

風先輩は最終的に敬語を使ってまで私の願望の発露を止めようとしたがおよそ10分間、それは止まることはなかった。

 

「ところで、どうして東郷先輩は歴史について詳しいのでしょうか。」

 

「歴史とは私たち人間が歩いてきた証。ならばその道筋を知り、理解することで先達の偉大さに敬意を表し、獲得した教訓や技能を受け継ぎ、今後の道を定めるための判断材料にするために歴史を理解する必要があるのよ。だから私は歴史について詳しいのよ。」

 

「な、なるほど...」

 

「樹、東郷の言っていることを理解しちゃダメよ。」

 

「やめてください、風先輩。これは護国思想を広めるための第一歩なんですよ。」

 

「本音がだだ漏れよ、東郷。」

 

「先輩、天ぷらをどうぞ。」

 

「気が利くわね、東郷。なんなら勇者部の力で護国思想を広めていこうかしら。」

 

「お姉ちゃん、簡単に釣られ過ぎ」

 

「うっ...」

 

風先輩と樹ちゃんは苦笑いしながらも、みんなでうどんを食べていく。ちなみに風先輩は7杯まで食べて帰っていった。

 

「今日も楽しかったね、東郷さん。」

 

「そうね、今日もとても楽しかったわ。」

 

「それじゃ、東郷さんまた明日。」

 

「また明日。」

 

障害者支援の車から降りて、友奈ちゃんとした会話。今日の日常を称賛し、明日の日常を歓迎する会話。今日はここで別れる。明日の日常を願って。




魔力リソースに関して
サーヴァントを召還することなどに必要な魔力は霊脈を通して神樹さまから供給されてます。

さすが、神樹さま。しかし、それだと結界の維持が出来なくなるようだが...
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