EVANGELION:2.9 Blank spoof for 14 years ~空白の14年間~   作:ILu

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Strategies to kill God (2)

「計画は順調です」

 

暗い部屋の中淡々と口にされる言葉、しかしその口元は卑しくも笑っていた。その言葉をかき消すように周囲を囲むモノリスから言葉が発せられる。

 

「地上の様子を見る限りその様には思えんがな」

 

「左様、リリスとの契約がなされる前に此処が堕ちては意味がないのだぞ」

 

「アダムスの器を戦闘で破壊されてはかなわんからな」

 

「地上の連中ではMarkseriesににははがたちませんよ」

 

「しかし、既に1体突破された様ではないか」

 

「問題がありません、全てはシナリオ通りです」

 

この男の言葉には一切の曇を感じない、淡々と話すのみだ。

 

「まぁ…よい、初号機の再起動を急げ」

 

「全てはゼーレのシナリオ通りに」

 

モノリスが消え、背後から老人が歩いてくる、半分呆れたようにも見えるが

 

「冬月、初号機の再起動を急ぐ」

 

「ユイくんが力を貸すとは思えんがな、仕方あるまい」

 

「あと少しだ」

 

 

体を包むような浮遊感、風を切る音、「あの時と同じね」なんて呟く間もなく地上からの閃光。眼前が白1色になると同時に回避行動をとる

 

「…っ!陽電子砲か」

 

地上には無数のエヴァ「らしき」物体、おそらく無人

ダミープラグだろう。あいつらは上の奴らだけで十分だ。放たれる砲撃を回避しながら地上には降下する、推進部から炎がひかり機体が一瞬浮力をえる。

 

「こちら弐号機、pointαに到着」

 

「了解、そのままドグマに降下何としてもMark.6を止めて」

 

「Verstehen」

 

再びの飛翔…

 

 

「そのまま寝ててくれると嬉しいけどね」

 

そんな言葉もつかの間、ゆっくりと灰色の機体が立ち上がる。Mark.10…どこか初号機を彷彿とさせるフォルムをしているが弐号機や

 

「この子にも似てんなぁ、やっぱ兄弟だからかな」

 

こちらの言葉に耳を貸す気もないらしいもともと聞こえてるかすら怪しいが、否

 

『 そのエヴァを取り返す、命令』

 

まさか返事が返って来るとは思いもよらなかった、声から察するに少し、いやかなり幼い感じだ。まさかとは思ってたけど初期ロットを成長しないで使うとはね。

 

「あっは?まさか君の狙いは元からこっちなのね、まぁ、返して欲しいよね。」

 

 

「裏切りのアダムスの機体は」

 

その言葉とほぼ同時に飛翔するMark.10、間を空けず八号機も構えるが陸と空、どちらが有利かは目に見えている。八号機は依り代となる可能性を防ぐためその他の能力にかなり制限を掛けている。そのため、飛行はおろかA.Tフィールドすら展開できない。

 

「悪いけど君の好きにはさせんよ〜、ゲンドウ君」

 

すぐさまライフルを構え撃つ、もともと長距離用に調整されている為か正直かなり当てにくい。どうにか陸に落とさなければ八号機の勝機はないに等しい。もともとは弐号機の為の時間を稼ぐ任もあったが、目標の一つに八号機がある時点で敵も放ってはくれない。

 

 

「こりゃあ、かなり分が悪いなぁ」

 

絶え間なく狙撃を続けるが着弾する頃には遥か遠くに避けられる、しかし見たところMark.10は逆に近接武器しか装備していない様にみえる。そもそも、戦闘機の数十倍のスピードで移動していたら相手からしても銃撃などは出来るわけがない。

 

 

待つしかない、チャンスは1度のみ近接を仕掛けてきた瞬間を狙う。

 

 

確かに速さでは到底敵わないが、そのスピード故に軌道は決して細かいものでは無い。証拠に先程、1度のみ命中できたのは軌道が弐号機に向かって一直線だったからだ。動きの目的が定まれば読みやすい。

 

「おっしゃ!こぉい!」

 

八号機は腰を低くし目の前にナイフを構える。

 

 

狙撃が止んだのを確認したのか、左右に軌道を振りながら接近してくる。がしかし、最終的に一直線で突っ込むのに代わりわない。Mark.10は両腕のブレードを展開し切りかかる。機体がぶつかり合う、しかし推力のあるMark.10の押しはマリの予想を遥かに上回った。

 

「くぅぅっ!とま…れぇ!大人しくしろぉ!」

 

八号機の踏ん張りに地面がえぐれていく、がその瞬間

 

「なんて…ね!」

 

八号機は身を屈めるように機体を横に転がした、いきなり壁を無くしたMark.10はそのまま勢いで目の前の地面に突っ込み、転がる。A.Tフィードを展開できないMark.10からすればいくらエヴァといってもすぐに飛び立つ事は出来なか

 

ライフルを方に担いで八号機がMark.10の胸部に足を乗せ固定する。そしてゼロ距離の狙撃。それと同時に目の光がなくなりぐったりと機能を停止した。

 

 

機械音と共にアナウンスが流れる

 

「現時刻をもって初号機の凍結を解除、再起動シークエンスに移ります。」

 

NERV本部の隔離ブロックに眠る紫の機体、エヴァ初号機

「ニアサードインパクト」においてガフの扉を開き擬似進化形態へとなり、第10の使徒を取り込んだ。生命の実と知恵の実を合わせ持つ。

 

「Mark.10がやられた、お前がやれ」

 

あまりにも冷たい、ゲンドウの声がpointβにて交戦していたMark.7に届く。

 

「了解」

 

 




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後書きとして補足を

・EVANGELION.Mark.10
Marktype
腹部の装甲数5 機体色ダークグレー
頭部バイザー双眼 天使の輪
A.Tフィードの応用による高速移動試験機
アダムスの器? パイロットは幼女レイ

はい…っと、一応オリジナル機体ですね。
自分的には4号機以降の機体はすべてMarktypeだと考えています。故に八号機もMarktypeです、劇中で前線を弐号機に任せているのはただのパイロットの特徴かと思いましたが、よくよく考えるとマリって破では結構、近接してますよね笑。だからMarktypeの特徴であるフィードが無いのかなーって、勝手に妄想しました。破の予告はまだMarktypeの外装をしていた時なのかと、八号機がヴィレに渡った経緯は後々書きますね。

ではまた(・ω・)ノシ
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