哿と婚約者   作:ホーラ

36 / 98
○注意:アンチヘイト気味、おまけあり

おまけは雰囲気を感じてください。


第34話:過去から未来へ

バスジャックから二日後、今日は日曜日。

夕方から雨は降るらしいけど、今は晴れてる。

昼過ぎ、形だけ調査した武偵殺しのレポートを教務科(マスターズ)に提出した。この後はフリーなので今日は一人でちょっと出かけようとして、モノレール駅に向かうと…

 

(あ、キンジだ)

 

モノレール駅でこそこそするキンジを見つけた。誰か()けているのかな?今日キンジはフリーなはずだけど、急に入ったお仕事の可能性もあるなら、うーん。私もキンジを尾けようかな。

キンジはモノレールで新橋にでて、そこからJRで神田を経由し……新宿で降りた。キンジは西口から高層ビルの方へ、歩いていく。尾行してる人はオフィスの人かな?

そんなことを考えながら尾行を続けていると、目標が目的地に着いたのかキンジは足を止めた。この先にあるのは…新宿警察署。

ああ、なるほど。

 

「…下手な尾行。尻尾がにょろにょろ見えてるわよ」

 

キンジは神崎を尾行してたんだ。

そりゃ神崎があんだけおめかししてたら気になるよね。

ズキンッ!

胸が痛い。神崎は見た目だけなら可愛いもんね…私よりずっと。むう…

頑張ってキンジの気を引こうと、いろいろ調べてちょっとエッチな服着てもあんまり喜んでくれないし…どうやったらキンジ喜んでくれるんだろう…

こ、この前以上にエッチな格好は恥ずかしくて無理だし。うーん。

アリアとキンジを程よくいい関係にしようとしたら、私のこと忘れられた気がして頑張って誘惑しているの本末転倒な気がするよ……

 

まあいいや。

そんなことより神崎は自分のお母さんに会いに来たんだね。それにはキンジも同伴させたほうがいいだろう。

 

『864年』

 

私たちイ・ウーが神崎の母親、神崎かなえさんに擦りつけた、懲役の年数。神崎はこの冤罪を晴らしたくて必死に行動しているのだろう。彼女が独断で行動してしまうのは性格もあるけど、これが主な原因。

まったく、神崎は慌てすぎなんだよ。私や父さんがレールをこれから敷くっていうのに、無理してレールのない道を強引に進もうとしてる。

まあ…この前のバスジャックで、キンジの危ない場面を助けてくれて感謝してるから、ちゃんと武偵殺しの事件解決には協力してあげるよ。私なりの方法でね。

 

さてと…また見られていることだし、家に帰りますか。

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

東京が強風に見舞われた週明け。一般科目の授業に出た俺の右横は空席だった。アリアは学校を休んだらしい。

あの日、俺は偶々見つけたアリアを尾けて、武偵殺しの被害者の一人として、その母親のところについていき……色々なことを知ってしまった…

アリアの母親は武偵殺しの容疑者として囚えられている。アリアが『真犯人がいる』という理由はこれだろう。確かにアリアの母、かなえさんが犯人には見えなかった。

だが有罪判決を受けてしまっている。それも二審まで。

それをアリアは冤罪と断じ、最高裁までに覆そうとしているのだ。864年という懲役年数と面会室の会話から考えて、武偵殺し以外の容疑もかかっているのだろう。それを覆すためには、真犯人を全て見つけるしかない。

そして--「パートナー」

アリアの実家の『H』家は貴族。で、その一族はみんな優秀な相棒と組むことで、能力を飛躍的に伸ばし、功績を積み上げてきたらしい。

なので、アリアにも相棒を作ることが求められているのだが…

アリアはそれを見つけられていない。

そりゃそうだ。

あいつは天才だ。それに合わせられるやつなんてそうそういない。

パートナーをドレイと言い換えていたのも、相手に求める能力のランクを言葉の上だけでも下げ、心理的な負担を軽くしようとしてのことかもしれない。

そんなことをぼんやり考えながら、全然集中できずに探偵科の授業を受けていると

ふわーん。

先生が黒板をの方を向いてる隙に、横から紙飛行機が飛んで来た。

横を見ると、隣の席で授業を受けていた銀華がウインクをしてきた。

畳んであるものを見てみると…

 

『授業終わったら、すぐ私の家に来て』

 

どうせ行くつもりだったし、まあいいんだが…どうしてこんなことをする?

すぐ来いとはどういうことだろう?

 

 

探偵科の授業も終わり、時刻は夕方5時半。

やけに鮮明な夕焼け空は血のようで雲が異様な速度で流れていた。

これは東京に迫る台風の影響だな。風が強い。

銀華のいる女子寮に向かい、一応チャイムを鳴らしてから、鍵を開け銀華の家に入る。

 

「キンジ」

「銀華。お前が早く来てとか言うのは珍しいな」

「ちょっとね…」

 

チャイムを聞いて、玄関にトテトテと走って来た銀華とそんな言葉を交わす。

 

「まあ、入ってよ」

「じゃあ、お邪魔します」

 

俺は銀華に背中を押されるようにして中に入った。俺をソファーに座らせた銀華は自分も横に座り、スススとスライドして来た。

 

「そういえば、神崎は今夜7時の羽田からのチャーター便でイギリスに帰るらしいよ。たぶん帰還命令が出たんじゃないかな」

「へえー。だからあいつ今日休みだったんだな」

「残念?」

「少しな。最後のお別れも言えてないし、最後喧嘩したままで終わっちまったからな。あんなやつでも、俺の命を助けてくれた恩人だ。残念がってもなんの問題もないだろ?」

「うん。神崎がキンジのことを助けてくれたのは本当に感謝してるよ」

 

あんだけ、アリアと銀華は険悪だったのに、バスジャックの後、すぐに武偵殺しのレポートを作ったり、お見舞いの花を送ってたのをみると銀華が感謝してるのは本当みたいだ。

 

「時間がないから、もう本題に入るよ」

 

資料を持ってる銀華がこちらを見ているのだが…おかしい。

なぜか慌てている。お互いこの後予定ないはずなのに。なんの時間がないんだ?

 

「あのね。警視庁の資料にあったんだけどね…過去、武偵殺しにやられた人は二人だけじゃない可能性があるって」

「それは前の銀華のレポートで読んだ。可能性事件だろ?」

「そう。事故ってことになってるけど実際は武偵殺しの仕業で、隠蔽工作で分からなくなってるだけかもしれないやつ」

「カージャックとバイクジャック以外に何かあるってことか?」

「うん。見つけちゃったんだよ…たぶん、そうじゃないかなあって名前」

 

銀華はゆっくり、そしてなるべく見せたくなかったかのように俺に資料を見せつけてくる。

 

「--!」

 

血が凍ったかと錯覚した。

 

 

『2008年12月24日 浦賀沖海難事故 死亡 遠山金一武偵(19)』

 

義兄(おにい)さんの事件も、これたぶん()()()()()()だったんだよ」

 

近くにいるはずの銀華の声がやけに遠くに聞こえる。

--『武偵殺し』

なんなんだ、お前は。

誰なんだ、お前は。

なぜなんだ、お前は。

ナゼ兄サンヲ、ソシテオレヲ、ネラッタ--!

 

「キンジ」

 

心配するような銀華の声に、ハッと気を取り戻す。俺と目が合った銀華の目は声と同じく俺のことを心配そうにしている目だった。

 

「キンジは本当のことを知りたい?」

 

知りたい。

武偵殺しが兄さんや俺を狙ったのも理由もきになるし、銀華のレポートに書いてあった、まだ始まりに過ぎない、というのも気になる。

だが、これは1つの点と点でしかなく、今の俺では、これを結びつけて考えることができない。

それがわかるだろう人は銀華と………あっちの俺。

 

「もし…知りたいなら…私を使ってもいいよ?」

 

銀華が既にくっ付いていた上半身をさらに寄せながら、そんなことを宣ってきた

 

「銀華、今……なんて?」

「……//……だ!か!ら!HSSになりたいなら私を使って……いいよ……って」

 

聞き間違えじゃなかったみたいだ。

 

「え、銀華、いや……ッ、使えって--」

「……そういうHなことしてもいいよってことだよもう!は、恥ずかしいんだから何度も言わせないでよ!」

 

銀華は当然だが、ヒステリアモードの仕組みのことを知っている。知った上で身体を提供してくれようとしているんだ。

で、でも。わざと、ヒステリアモードになるなんて。

やっていいことなのか。

非倫理的なことじゃないのか?自分の身勝手な理由で女の子を利用するなんて。

だって銀華にとって、この行為は銀華を利用するという行為、つまり中学の時に俺がやられていたことと何も変わらないじゃないか--

 

「中学の時のことを思い出してるの?キンジ」

 

珍しく俺の考えてることをぴしゃりと当ててきた。

 

「いいんだよ、私に気を使わなくても…私はキンジの役に立ちたいだけだから…」

 

なぜ、俺はヒステリアモードになりたくなかったのか。

兄さんのこともあるが、一番はまた女子に利用されるのは恐れていたという事が挙げられる。

女子は未だに苦手だ。

過去のトラウマも消えてはいない。

だが、相手は銀華だ。

自身もヒステリアモードを持ち、俺のヒステリアモードも過去もわかってくれている人物。

俺のことを最もわかってくれている人物。

そして、俺が最も『愛している』人。

その人物が俺を信用して身体を差し出してくれているんだ。

俺がそれを信用しないわけにはいかないよな…

 

「ごめんな銀華」

「ううん。これは私のわがままでもあるんだから」

「わがまま?」

「私はキンジとこういうことするの好きだから…Hな私でゴメンね」

 

ピンッ!

今まで必死に抑え続けていた理性の蓋が開く音が聞こえた気がした。

 

「--ッ!」

 

銀華の唇を必死に奪う。

血流が熱く滾る気がするがもうそんなものは関係ない。

俺はヒステリアモードという体質のせいで必死に女性との接触を絶ってきた。一応、俺も高校生だ。性欲は他の男子に比べて多いとは言えないが、少なからずある。それを必死に抑え込んできた。だが今の銀華の言葉で完全に抑え込んできたものが破裂した。

本能が叫んでいる。

銀華の全てが欲しい。

銀華の全てを知りたい。

銀華を……俺の女にしたい。

 

「は、激しいよ…キンジ」

「銀華がそうさせるんだろ?」

 

銀華はドMだ。乱暴にされると喜んでヒステリアモードが強化され、さらに弱くなるのは今まででわかってるんだよ。

ソファーの上に押し倒した銀華の口を、もう一度俺の口で塞ぎながら、制服の上からその美しい双丘を持つ。

銀華の大きいお餅は、むんにゅりといやらしく、しかも容易く形を変える。完璧な柔らかさだね。しばらくにぎにぎしていると、口を塞いでるからか苦しそうだったので、離してあげる。

 

「あっ、あっ…ダメ」

 

男の征服欲を掻き立てるいやらしい喘ぎ声を上げる。ヒステリアモードと普段の銀華のギャップが素晴らしいよ本当に。

もっと銀華を堪能しようと制服の中に手を入れようとしたその時、

 

「……キンジ……目的……」

 

その言葉で我に返る。何やってんだ俺は。

俺がこんなことをするために銀華は身体を差し出したわけじゃない。

その瞬間、俺の頭の中に閃くものがあった。

銀華のさっきの話と過去の事件が、一本の線で繋がっていく。

その線は……

ある恐ろしいバッドエンドにつながっている。

ヤバい。

ヤバいぞ。

銀華が時間がないと言っていたのはこのためか!

 

「銀華ありがとう。続きはまた今度だな」

「……頑張って…私の…未来の…旦那さん」

 

最後に俺は銀華に短くキスした後、部屋を飛び出した。アリアを助けに行くために

それにしても…銀華はヒステリアモードじゃなくても男性を誘惑するのが上手いね。全く、他の男に言い寄られそうで心配だよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○おまけ『しろろんダイスキー!にて』

(31話前)

 

【遠山キンジ】しろろんが今週末デートらしい【殺す】

 

1:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

許せねえ…

 

2:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

ソースはよ

 

3:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

ソース貼ってからスレ立てるべきだろJK

 

4:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

ほらよ

 

528:名無しの武偵

そう言えば、北条さんの機嫌はここ最近悪かったんだけど、今日は随分と良かったね。もしかしたら日曜日にデート行くのかも。今週は土曜日まで全部任務で潰れてるけど、日曜日は空いてるからね。

 

 

5:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

憶測じゃねえかwww

 

6:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

総合板見てきた。二人の会話聞いた奴がいるらしいし、マジやぞ

 

7:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

マジかすまん

 

8:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

>>6

どんな内容?

 

9:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

>>6

詳細求む

 

10:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

>>8 >>9

最近の埋め合わせとして、どこか二人で行かないか?みたいな感じだったらしい。

 

11:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

は?遠山コロス

 

12:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

しろろんとデートなんて羨ましすぎて壁に穴が空いた

 

13:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

>>4

というか、なんでこいつしろろんの予定知ってるんだよ。同じしろろんファンでも怖いわ

 

14:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

まず、遠山をどうやって殺すかだな

 

15:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

武偵法9条あるし、事故死だろ

 

16:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

SSRの力を借りて、呪い殺すってのはどうだ?

 

17:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

キンジの飯に毒を盛る

 

18:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

過激派の奴らは全く何もわかってないな…しろろんはキンジといる時に、一番楽しそうにしてるんだぜ。その幸せな時間を奪ってどうするんだ

 

19:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

18の言う通りだよ。北条さんが輝いてるのは遠山君と一緒にいる時だと思うな。

 

20:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

>>18 >>19

穏健派は生温いんだよ。もし、遠山がいなかったら、しろろんは俺の彼女になってたんだぞ

 

21:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

>>20

は?俺の彼女だし

 

22:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

>>20

何言ってるんだ、俺のだ。

 

23:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

>>20

お前は片思いで、俺が恋人だという事実は揺るがない。

 

24:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

いつものパターンじゃねえか…

 

 

25:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

もし、キンジがいなかったらという、いつもの妄想。よくやるな

 

26:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

それに遠山君に手を出して、北条さん怒らせたら怖いよ〜

 

27:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

血の一週間か…

 

28:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

血の一週間の再来は嫌だ……

 

29:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

あれはもう忘れよう

 

30:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

あれほど悲惨な事件はないからな

 

31:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

最近ファンクラブに入った新参で悪いんだが、すまん。血の一週間について教えてくれ。

 

32:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

血の一週間の話はヤメロォ!(建前)ヤメロォ!(本音)

 

33:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

とうとう血の一週間を知らない奴らが出てくる頃か…

 

34:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

>>31

去年の入学式からの一週間のこと。今の生徒会長の星伽さんとしろろんがキンジの取り合いして、そのプレッシャーに負けてたくさんの心的外傷後ストレス障害や胃潰瘍になった人たちが生まれたから血の一週間。

詳しくは情報科(インフォルマ)の事件ファイル見てくれ。

 

35:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

最終戦争(ラグナロク)とか言う人もいるな

 

36:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

血の一週間の時、たまたま二人の近くにいたことがあったんだが、プレッシャーの余波なのに死ぬかと思ったぜ…

 

37:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

あれ以来、キンジは触れてはいけない者とされ、今ものうのうと生きているわけである

 

38:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

この話やめようぜ。定期、しろろんに言われたい言葉!

 

39:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

>>38

あなたのことをずっと愛しています

 

40:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

>>38

大好き

 

41:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

>>38

蹴られて興奮するなんて、変態さんですね

 

42:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

>>38

私を雌犬扱いして…

 

43:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

>>38

私が養ってあげるから、結婚して欲しいな

 

44:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

見事なまでに正統派とクズで別れたなww

 

45:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

しろろんSとMどっちなんだろう?

 

46:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

最後のやつしろろんの紐になる気しかねえ…

 

47:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

>>45

Sだと思う。亭主関白って感じしないし。

 

48:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

>>45

Mであって欲しいと思う自分がいる

 

49:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

真実を知るのは遠山のみと…

 

50:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

やっぱりキンジ許せねえ!

 

51:以下、名無しにかわりまして468がお送りします

デート邪魔するしかねえな!人の不幸は蜜の味

 

 

 

 

 

 

 

「まったく…」

 

パソコンを開いていた不知火はそう呟きながら1つ伸びをする。懸命に火消しを頑張っても上手くいかなかった。

だが不知火は悲観しない。

まあこれはこれでいいか。こうなったからには本人たちに言うのが得策だと考えた。そうすることで自分への信頼度が上がるだろうと。

 

「本当に誰だろうね。この情報を流したのは…」

 

北条さんが日曜日にデートに行くといった情報を掲示板に流した人物。これが不知火は少し気になる。

他の人の任務の受注状況は調べられない。

知るにはその人自身に教えてもらうしかない。

それなのになんでこの人は北条さんの任務の予定などを知っていたのだろうか?と不知火は考えたのだ。熱心なストーカーかもしれないが、キンジはともかく、探偵科Sランクの銀華が気付くだろう。銀華はキンジには教えてるが、それを他の人は知らないはず。

あの情報を流せるのはキンジと……

 

「まさかね……」

 

銀華。だが、銀華にはキンジはともかく見ず知らずの他人に教えるメリットは何もない。論理的に考えておかしいとその思考を意識外に締め出し、不知火はパソコンの電源をきった。

 

 

 




これR-18にはかかってないですよね……?もう三段階ぐらい進んだの書いちゃってR-18になってたのを削ったのですが、そっちもいつか投稿したいな(自分で楽しむだけになるかもしれない)

次回はハイジャック、内容は決まってるんですがキンジ視点かリコ視点のどちらで書くか迷いますね。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。