哿と婚約者   作:ホーラ

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かなめはずっと挿絵を貰ってるのを見るに、人気キャラなのだろう


第23話:遠山かなめ

 

「私をHSSにしてみせなさい!」

「は?」

 

鳩が豆鉄砲を喰らったような表情のジーサード。

さっきは『俺の女になれ』とか言ってたくせに自分が似たようなことを言われるのを想像できていなかったらしい。

 

「もう一回言おうか?」

「いやいい。おい、ロカ!こいつふざけてるんじゃねェか?」

「ううん、サード。ちゃんとは読み取れないけど真面目には言ってるみたい」

「ちっ、こいつの頭がイカれてやがるだけか」

 

やれやれと首を振るジーサード。

本気で呆れてるらしい。

 

「イカれてるとは失礼だなぁまったく。私は本気で言ってるんだよ。それならわからない君たちに理由を説明してあげよう」

 

私は人差し指を立てて、小さい子に教えるように話し始める。

 

「まず、ジーサードは私を自分の女にしたい。でも、私は今キンジの女。もし、私がジーサードにつくというのとは浮気に当たるわけだよ。そして基本的に浮気が起こるっていうのは、今の男性より浮気相手の方により男性的魅力を感じるわけで浮気をするわけだね。男性的魅力には権力、資産、顔、性格、若さなどがあるけど、私は資産や権力はいらない。そうなると権力や資産など外付けの後天的な魅力ではなく、本来の貴方自身が持つ男性的魅力が必要となるわけだよ。それを判定するためにちょうどいいのはHSS。私はキンジではHSSになるから、貴方も私をHSSにさせてみせなさい」

「長々説明しやがったが、要するに遠山キンジより男として強ェところ見せろってことだろ」

「そういうこと」

「……………」

 

私の言葉を聞いて黙り込むジーサード。

そんな姿を見て周りの仲間も困っちゃってるよ。

仕方ないなぁ…

まだどうしようか迷っている様子だったので、一押しさせるように

 

「もしHSSにさせたら、そうね…………貴方に一生服従してあげるよ。()()()()いうことを聞いてあげる。その代わりHSSにならなかったら私をそのまま解放して」

「………その言葉に二言はねェな…?」

「ええ、期間は3週間でどう」

 

そうニコリと微笑むと、ジーサードは覚悟が決まったみたいだ。

 

「そのゲーム受けるぜ」

「そういうと思ったよ」

 

………

このゲーム勝った!!

やはり馬鹿だねジーサード。

腕力では貴方に勝てないけど、頭でなら私は貴方を圧倒できる。

なぜならば、私は生まれてこの方キンジ以外でHSSになったことはない。

そもそもこの勝負、負けるはずがないのだ。

それに()()()()()()があるしね。

 

「ツクモあれもってこい」

「はい、サード様!」

 

玉藻さんの仲間と思われる狐耳をつけた子がジーサードに呼ばれ、私たちの元に急いで来た。

その目は私を親の仇かのようにずっと睨みつけている。私何かしたかなぁ…?

そして彼女が手渡すのは手錠だ、それも超偵用の。

 

「何、早速私へのプレゼント?」

「ああ、逃げれなくするためのな」

 

私の手首にガチャリと手錠をかける。

超偵用なのは私の紅華への変身対策だろう。

ご丁寧なこと。

そのままフェイスペイントの顔を近づけてきたので……

 

「お触り禁止!それは強姦だよ!マイナスポイント!」

「……」

 

手錠をかけられた手でジーサードを慌てて押し除ける。

もう!女経験なさすぎでしょ!ジーサード!

いきなりキスして来ようとするなんて、オッドアイのロカさんとか狐耳のツクモさんとか今までどうしてたんだよ…!

 

ちゃんと女の子のこと教えてあげないと…

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 

 

「ジーフォース…!」

 

アリアたちのお見舞いに武偵病院に行ったら、ジーフォースがアリアたちの病室303号室の入り口に現れた。

当然のように武偵高のセーラー服を着ているジーフォースは、プロテクターやアンダーウェアを着ていたイメージとはガラッと変わり、普通の中学生に見える。

 

「おーおー!飛んで火にいる夏の虫だ!やっちゃおうよ、ゆきちゃん、レキュ」

「そうだねっ。キンちゃん下がってて。跳弾とか危ないから」

「……」

 

理子がショットガンを、レキがアンチ・マテリアル・ライフルを、白雪がマシンガンを(色金殺女はジーサード達に取られた)、ジーフォース目掛けて三方向から一斉に構える。

う、撃ち合いは俺以外のところでやってほしい。

と怯える俺とは反対に、ジーフォースはまるで自分に向けられた銃口が見えていないかのように、()()()()()花咲く笑顔を見せた。

見るだけで周囲の人間の戦意を、いや心そのものを奪ってしまうような笑顔。

あの凶暴女(アリア)ですら銃を抜くのを躊躇うようなムードのジーフォースは、無邪気な少女そのものって感じで()()()()歩いてくる。

 

「やっと見つけたよ。お兄ちゃん。もう行こうよぅ。おなかすいた」

 

そして俺の腕をギュッと抱いてその体を思いっきりくっつけてきた。

まるで恋人のように。

 

「キ、キーくんどういうこと…?おにいちゃんって…?」

「まさか、キキキキキンちゃんのいも、いもうと、妹さん?」

 

驚いて口が塞がらない様子の理子と白雪だが、一番塞がらないのは俺だ。

 

「ち、ちがう!俺に妹なんかいない!コイツが昨日から勝手に」

 

否定する俺の腕をジーフォースが自分の胸に抱き寄せる。

むにゅ。

柔らかいゴム毬に挟まれたような感覚にこちらが慌てた一瞬の隙に

 

「━━━!?」

 

何が起こったかなかなか理解できなかった。

栗色をしたジーフォースのボブカットの髪から、キャラメルみたいな甘い香りが忍び込んでくる。

 

「これがキスかぁ。でもこれくらいじゃダメか」

 

俺の口から唇を離したジーフォースが呟いた。

みゃーーーー(アリア)

ひいいいいい(白雪)

ふおおおおお(理子)

ワン!…………(レキ&ハイマキ)

の多種多様な音が上がる中、

(ど、どういうことだ!?)

俺は驚いていた。

ジーフォースにキスをされたことだけじゃない。

自分の普段と変わらない血流に驚かずにはいられなかった。

俺の場合、女子とキスをした時は今まで確実にヒステリアモードになっている。

銀華はもちろん、レキでも理子でもなった。

女版のヒステリアモードを持つ銀華も俺との接触した場合、確実になる。

この前の発言から、ジーフォースもヒステリアモードを持っているのだろう。

しかし、俺もこの子もヒステリアモードになっていない。

どういうことなんだ…?

 

「どうりで…さっきから敵に対して友好的だとは思ったわ…」

 

ガルルルルルルと唸り声をあげるアリア。

ちなみにアリアが言う友好的なこととは、『ジーフォースを師団に引き込むつもりだから戦うな』というさっき師団会議で決まったことを話したのだが、それが彼女達には受け入れられなくて、特にアリアはさっきまで暴れていた。

 

「キンジ!あんた裏切ったわね!」

「は…?」

 

赤面済みのアリア赤紫色の目を吊り上げ、ツインテールをブルブル振るわせている。

 

「その子が妹かどうかは置いておいて!そ、そそ、その子とそういうので、あれになってそれで寝返ったのね!」

 

むぎぃー!

アリアは頭の上から湯気が吹き出すかのように激怒している。

俺とジーフォースをまとめて敵認定したようなムードだぞ…!

 

「いやぁキーくん…それはガチで無双すぎー。しろろんがいないからって妹ちゃんとしようとか、sneg(それなんてエロゲ)?流石の理子もちょっと引いたなぁー」

 

お色気関係のことで大抵のことを許容する理子ですらこのリアクション。

『彼女がいない間に妹を名乗る女子とのキス』

はバスカービルで地に落ちていた俺の評価が地中にめり込むぐらいの出来事みたいだぞ。

もう俺が何を言ってもアリアも理子も聞く耳を持たないだろう。

それなら…

 

「レキ!アリア達に何か言ってやってくれ!」

「よくわかりませんが、今キンジさんとは話したくありません」

 

あ、あのレキが…ついに人間性を発揮したぞ。最悪なタイミングで。

 

(ま、まずい)

 

アリアと理子、レキの銃口が微妙にどんどん俺に向いてませんかね…?(白雪は気絶中なので不幸中の小幸い)

このままここにいたらコイツらに蜂の巣にされかねんぞ。

 

「こ、この件は後で話す!」

 

テンパった俺はそう叫びながら、ジーフォースを引っ張り病室から脱出する。

扉を出た瞬間、くるっ。

ジーフォースがバスカービルの女子共に振り返った。

その顔が俺に向けていた笑顔と180度真逆の、嫌見たらしい顔になっている。

 

「おい。チビ、カマトト、ブリッコ、ダンマリ。お前らが今までどんだけラブコメしていたか知らないけどな」

 

俺が怒る時に似た口調の男喋りで、アリアたちにキレ出した。

 

「妹は最強なんだ。お兄ちゃんと妹の間には誰も入れない。兄妹の繋がりは、絶対の繋がり。他の女とは違うんだ!」

 

手をブンブン振り回しながらキツく言い放つ。

はい…?

と思う俺と同様、アリアたちも絶句だ。

 

「さっき、お兄ちゃんの部屋を調べたけどな」

「おい、なにをしてる」

「お前たちの私物がたくさんあった。あたしは嗅覚が鋭いから、ニオイでわかるんだ」

 

ニオイって……お前犬かよ。

 

「お前ら……お兄ちゃんの部屋に住んでただろ!家に家族でもない女がいるなんてありえない。家にいてもいいのは家族だけだ。だから二度と来るな!お兄ちゃんはあたしが真人間にする!」

 

叫んだジーフォースは、バンっ!

考えれば至極当然のような事を言いながら、病院のドアを勢いよく閉めるのであった。

 

 

☆★☆

 

「で、なんでついてくるんだ?」

「だって妹だもん」

 

武偵病院から男子寮に帰ろうとしたところ、当然のようにジーフォースが俺の後をついてきている。

そしてまた腕を絡ませようとしてきたので、

 

「お前なんか妹じゃねえッ!」

 

それを乱暴に振り払うとジーフォースは『なんでなの?』という風に心底傷ついた顔をした。

 

「お兄ちゃんどうして怒ってるの?元気出して」

 

フレーフレーという感じです俺をあせあせ励ましてきた。健気な笑顔を無理やり作りながら。

な、なんだよコイツは。

 

「お前なぁ。自分であれだけのことをやっといて『どうして怒ってるの』はないだろ」

「やっていて…?何を…?」

「バスカービルを襲ったり、さっきみたいに宣戦布告したり等あるが………1番は俺から銀華を奪った」

「お兄ちゃんはあの女が好きなの…?」

「ああ、当然だろ」

 

と当たり前のことを答えると

がーん。

という音が聞こえてきそうなぐらい、えらくショックを受けた顔になった。

 

「……お兄ちゃんちょっと待ってて」

 

そしてくるっと、スカートを翻し何処かに行こうとする。

 

「どこに行くんだ?」

「あの女を殺しに行くんだよ。私のお兄ちゃんを取ったあの女が許せない。お兄ちゃんはあいつがいる限りあいつのことばっかり考えるんだ。だから殺す」

「殺すって、何言ってるんだオマエ!」

 

銀華がいまどこで何をしてるかわからない俺はぐいっと引っ張ってジーフォースを止めると、

 

「だって!」

 

ジーフォースはその大きな瞳から涙をこぼした。

 

「……!?」

 

泣き真似ではない。本当にどうしてかわからないが悔し泣きしてるのだこいつは。銀華に対して。

そしてこの精神の不安定さ……俺は見たことがある。

 

「お兄ちゃんがあいつの話するんだもん!あいつさえいなくなれば、お兄ちゃんはあたしに振り向いてくれるハズなんだもん!お兄ちゃんが優しいから!あんなやつに愛をあげてるから!私が愛されないんだ!だからあいつを殺せばあたしだけが愛されるはずなの!」

 

ジーフォースはマジ泣きし続けながら、子供っぽい金切り声をあげる。

 

「そもそも俺はお前の兄貴なんかじゃねえ」

「違うもん!お兄ちゃんはお兄ちゃんだもん!」

 

ダメだ。話が通じる相手じゃないぞ。

 

「だからお兄ちゃんはあたしと一緒に暮らして、あたしだけを愛さなくちゃいけないの!そうしなきゃ、あいつやバスカービルの女どもをまた襲ってやるから!」

「お前が襲いに行くなら、またお前のことを俺は止める。この前俺に負けたことを忘れるな」

「それはお兄ちゃんがHSSだった場合でしょ?今のお兄ちゃんには負けないもん!」

 

この女がいう通り、ヒステリアモードじゃないとジーフォースに勝つことはおそらくできない。

ヒステリアモードのトリガーとなってくれる銀華はこいつらの手中だ。

そして、俺の周りの女を滅ぼしまくるヤバい女な感じ。

これは……ヒステリアベルセに似ている。

というか、ブチギレてる昔の銀華さんにそっくりだ。

これを野放しにはできん。

 

「金輪際あいつらのところに行くな!」

「………」

 

俺に怒られたジーフォースは

むぅうううううーと頬を膨らまし、涙目でこっちを見上げている。

 

「じゃあ、その代わり……一つだけいい?」

「…なんだよ」

「お兄ちゃんについて行ってもいい?」

 

改めてそう言ってくるので

 

「勝手にしやがれ」

 

それを聞いたジーフォースは自分の涙をゴシゴシと手の甲で拭い、ぱあと笑顔を上げてくる。

これも少女漫画のキャラみたいに可愛らしい。

周囲にお花が咲いたみたいだ。

 

 

 

男子寮に帰るためにバスに乗り込んだ俺たちだが、バスは微妙に混んでいて、俺とジーフォースは吊り革を手にバスに揺られていく。

ジーフォースは昔の銀華と同じく、男子生徒を避けるように移動したので、俺たちは出口ドアの付近、女子が集まっているところに立たざるを得なくなっている。

となると…うう……

見てるぞ、明らかに。ジーフォースを。

中学生(インターン)ぽいとはいえ、こんな美少女がいたのに今までも誰も知らなかった……となると注目の的になるのは仕方ないだろう。

問題はそれを連れているのが俺ということだ。

 

「また女を変えた」「今度は中学生?」「北条さんをキープしながら浮気って酷いね」

 

俺の悪評を素早く、広範囲に広める通信課トリオが話している声が聞こえてくる。

ちなみに俺は銀華の許可を得つつ、アリア、理子、レキなど二股で相手をコロコロ変えてることになってるらしい。そんなこと本当にしたら俺、銀華に殺されちゃいますよ。

 

「おい、ジーフォース」

 

俺が超小声で囁くと、ジーフォースは「?」と頭に疑問符を浮かべながら形のいい耳を上げた。

 

「お前、なんで武偵高の制服着てるんだ?みんな転入生か何かだと思ってるぞ」

「だって、お兄ちゃんの女はみんなこの服着てたんだもん。そういう趣味なのかなあって。でも、転入生…。それっていいアイデアだよ、お兄ちゃん。うん、そうしよう。あたしもこの学校に通おう。お兄ちゃんの妹として、日本の文化を学ばなきゃ」

 

そんなことを言ってきた。

余計なことを言っちまった。転入生とか。

そして、こいつは絶対に入ってくる。武偵高は金さえ払えば入れるザルみたいなところあるしな。

ざわざわ…

 

ん?

 

バスの中で小さなざわめきが起こっている。

 

「お兄ちゃん…?」「お兄ちゃんって言った」「キンジの妹がこんなに可愛いわけがない」「本当にいもうとなの?」

 

ば、馬鹿ども…!

授業とかは聞いてないのに、なんでこんな話はちゃんと聞いているんだよ!

 

「お、おい。みんな聞け。これはだな……」

「あの…あなた妹さんなの?遠山君の」

 

俺がまごついているあいだに、通信課トリオの一人がジーフォースに突撃レポートを敢行してしまう。

 

「はい、妹です」

 

ニコニコ。笑顔でジーフォースがそう言っちまったよ。

ええーーーーー!

と車内が大混乱。

どいつもこいつも席を立って、こっちに押しかけてくるぞ。

 

「おい、押すなって…!」

 

俺はジーフォースを守るようにドアに手をついて、その華奢な体を守る。

その俺の動作に一瞬、キュンとしたような目でこっちを見上げたジーフォースが

 

「ど、どうしたんですか皆さん?私はただの、妹なんですけど」

 

こ、こいつ。

先手を打ちやがった。

今この場で遠山キンジには妹がいるということにされちまったんだ。この一瞬で。

 

「何歳なの?」「14歳です。お兄ちゃんより二つ下です」「キンジの妹なのにカワイイ!」「私のお兄ちゃんもカッコいいですよ」「色白!ハーフみたい!」「50%のデオキシリボ核酸がコーカソイドですから」「あと、趣味は?」「メジャーリーグ観戦です」「好きな言葉は?」「背徳です」

 

ていうか、ジーフォースは公共の場では敬語なのか。猫被りやがって。

 

「お名前は?」

「遠山じーふぉもご」

 

言いかけたジーフォースの口を慌てて手で塞ぐ。

どう考えても『遠山ジーフォース』はおかしい。せめて『ジーフォース遠山』だ。

いやいやそれより、俺の妹なのに横文字の名前って、ただでさえ説明できないこの現状が、より説明できなくなっちまう!

 

「遠山君!なんで妹さんに名乗らせてあげないの!」

「そうだよキンジ!妹ちゃんの名前はなんなの!」

 

民衆による暴動が起きそうなので、俺はヒステリアモードでもない頭をフル回転させる。

 

「こ、コイツの名前は…」

 

俺の妹らしい名前だが…遠山兄弟は金一、金次。だから金の字を入れれば自然だろう。金子(キンコ)か?いやダサすぎる。100年前のネーミングセンスだ。

銀華の華をもらうか?金華(きんか)。うーんなんか微妙だ。それに俺とじゃなくて銀華と姉妹みたいだし。

それなら金を訓読み、カナで行こう。でも、カナじゃ兄さんだ。だから何か文字を足す。ええっと、こいつは女だから『女』を足す。

 

金女(かなめ)

 

これならなんとか人名に読める!

 

「こ、こいつは遠山かなめ、だ!」

「え!?」

 

びっくりしたようにジーフォースがこっちを振り仰いでくるので、その驚いた顔を手で隠す。

 

「遠山かなめ!」「かなめちゃん!」「かなめ!」「かなめ!」

 

かなめコールが続く、バスの中で俺の視界が歪んでいく。

一体このあとどうなっちまうんだよこれ…!




遠山家のネーミングセンス……
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