哿と婚約者   作:ホーラ

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最初サード視点

サードの口調難しい…


第26話:本当に好きな人

 

 

北条銀華の攻略が上手く行ってないと感じた俺は、同じHSS使いのある人物に接触した。

 

「カナ、急な呼び出しに来てくれて感謝するぜ」

「貴方が出した名前は私をここに来させるのには十分だわ」

 

カナ。

Gの一族。遠山家史上最強、『遠山金叉(こんざ)』の遺伝子を持つ中で現状1番の年長者。

彼女は、その絵画の中にいるような美しい姿に変身することで、上位版HSSを発動しているHSSの使い手だ。

HSSの弱点を知るのはHSSを持つもの。

俺もHSSは持ってはいるが、トリガーが他の一般人と違えから、カナに助力を依頼したって訳だ。

 

「それで、本当なの?彼女がいるって」

「ああ。案内するぜ」

 

なぜかルンルン上機嫌のカナを銀華の部屋に案内すると………

 

「銀華ー!」

「げ、お姉ちゃん!」

 

ソファーでのんびりしていたらしくだらーとしながら驚きの顔をした銀華の顔を…

むぎゅー。

どういう構造かわからねえし、知りたくもねえが、カナが持つ大きな胸に抱きしめた。

 

「く、苦しい」

「ごめんね。銀華、宣戦会議以来ね」

 

とても会えて嬉しいという顔のカナ。

カナは昔から妹が欲しかったらしく、義理の妹の銀華がお気に入りだという話はほんと見てェだな。

 

「お姉ちゃんのせいで、あの胸でか女殺し損ねたんですけど」

 

不服そうな銀華の顔だが、カナのことは嫌いどころか好きなのだろう。内心とても喜んでいるのがわかる。

 

「銀華は大好きなキンジに止められてただけでしょ。で、何やってるのこんなところで、浮気?」

「そこのジーサードに捕らえられて私をHSSにさせようとしてるの。酷いよね」

「ジーサード。女の子は丁寧に扱ってあげなさい。可哀想でしょ」

「そうだそうだ!」

 

銀華にかけた超能力者用の手錠をじゃらりと鳴らしながら言ってくる女二人。

うるせぇ…

銀華もカナも一人の時はそんな感じしねえのに、二人になると

漢字には『姦』って文字があるが、女二人でも十分うるせえじゃねえか。

 

「銀華をHSSにさせるために私にアドバイスを聞きたいんでしょ。それなら絶対手錠は外してあげるべきよ、ね?」

「う、うん…!」

「「?」」

 

なんか自信がなさそうな銀華の回答であったが、カナがそういうなら外してあげるべきだろう。フォースが奴らの近くにいる限り、気軽に銀華も逃げることはできねえだろうしな。

 

「おー、久しぶりの自由な両手」

 

自由になったと同時に俺へ殴りかかってくるが、片手で余裕で受け止める。

HSSでもねえヘロヘロパンチだったし、当てる気はそもそもなかったのだろう。笑ってるし。

 

「ジーサード、せっかくだしデートしよう」

「は…?」

「あらまあ」

 

銀華は拳を開き、俺の指と指の間に自分の指を入れてきやがる。

世に言う、恋人繋ぎってやつだ。

こいつは何考えてるかわからねえが…一般的に男女二人で出かけると心理的距離は縮まる。

ヤツから言い出すのは意味不明だが、ホテルに篭りっぱなしじゃ、気分も晴れないだろう。

仕方ねェ…ヤツの誘いに乗ってやるか。

 

 

せっかく呼んだカナをホテルに放置したオレ達だが…

俺の愛車の助手席に座るこの女、すげえいい匂いしやがる。

男だけじゃなく、女も狂わせる魔性の女の理由の一つにこの香りも挙げられるんじゃねェか?

 

「それでこんな夜にどこ行くの?」

「逆にどこに行きてェ?」

「うーーん。都内は大体キンジと言ったしなあ…そうだ、久しぶりに横浜行きたいな」

 

そういえば、こいつらのプロファイルには中学(ジュニア)時代は東京ではなく神奈川ってところにいたと書かれていた。

 

「それじゃあ行くぞ」

 

川崎から横浜は近い。首都高を使えばすぐだ。

倉庫や工場が乱立する大黒埠頭を抜け、横浜ベイブリッジに差し掛かると銀華は顔を助手席から外に向けていた。

 

「綺麗…」

 

横浜ベイブリッジから見える夜景の感想が銀華の口から出るのもわからなくない。

青く光る橋そのもの。

奴らが通う武偵高から見えるのもビル街の光。

明るくネオンサインを光らせるみなとみらいの明かり。

橋の下を通ろうとする客船。

そのすべての光が水面に映り水面に映り、カラフルな輝きを倍増させている。

香港の100万ドルの夜景とまではいかねェが、確かに『美しい』。

 

━━ドクンッ!

 

まさか景色でなるとは思わなかったが、横のこの女……もしかして身体からHSSにさせるフェロモンでも出してるんじゃねえか?

俺はHSSになった頭で、ロカとツクモが「ヨコハマなら『みなとみらい』がデートスポットとしていい」みたいなことを喋っていたことを思い出す。

そういうことをした経験はねえが、HSSは対女用でもある。

 

「100万ドルの夜景とまではいかねえが、お前の瞳に映る夜景も合わせると100万ドルを超えてプライスレスだ」

「え…!?ジーサード!?どうやってなったの?」

 

俺が急にHSSになったことに対して驚く銀華。

 

「美しいお前のおかげだ。逆にならないと失礼だろ?」

 

普通なら死んでも言わねェ言葉がスラスラと出てくる。

俺にそんなことを言われた銀華はポカーンとしていたが、すぐにクスッと笑い

 

「他の人のHSSってこんな感じなんだね。ちょっと面白いかも」

 

余裕の表情だ。

それはまるで俺のHSSではHSSになることはないと思っているような表情で、少し腹が立つ。

 

「俺をもっと見ろ、銀華。お前を経験したことのないところまで連れて行ってやるよ」

「違うよ。ジーサードが好きなのは私じゃない。サラ博士でしょ?」

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

「あっ…だめ……だ、だめ……」

「……」

「や、やめてっ━━兄弟でそんなことしちゃ……ダメっ……!」

 

ボブカットの髪を深海色の瞳を涙で揺らしながら、俺を見上げるかなめ。

かなめはアリアとの一件を見て、俺にこういうことを要求してきたのだが…

実際その本番になると予想通り、銀華と同じく拒んできた。

今までよりずっと愛らしい、愛おしさを感じさせる仕草で。潤んだ瞳から涙をこぼす。

そして、俺を押し返そうとする力は……か弱い。

小動物のように儚く、俺がもう一押しすれば簡単に崩れてしまいそうな、そんなわずかな抵抗しかできていない。

かなめは変化した。

普通の男ならもうかなめの事しか考えられなくなってしまうほど異常な可愛さを持つ存在に。

女のヒステリアモードを持つ知り合いが銀華だけという分母が1だったから、銀華だけの可能性もあったが、これでほぼ確定だろう。

 

女のヒステリアモードは弱くなる。

 

かなめはお互いで性的に興奮し、超人二人を発生させる『双極兄妹(アルカナムデュオ)』とやらを目指していたらしいが…超人は二人は生まれない。

強くなるのは()だけだ。

『双極兄妹』とやらは()()()()()に過ぎなかったんだよ。

 

 

 

やはり、かなめではヒステリアモードのかかりがあまく、すぐ治った。

一方のかなめは寝室から出てこずに、ぐすん、ぐすんと膝を抱えてしくしく泣いている。

男なら気にせずにはいられない光景である。

しかし、これはヒステリアモードの罠。

俺は自慢じゃないが、ヒステリアモードの銀華の罠に何度も引っかかっているのでそんな罠には引っかからない。

 

妹かどうかはさておき、かなめはヒステリアモードを持っているのはやはり確定だろう。

普段のかなめ。怒りで別人のようになるかなめ(おそらくあれはベルセ)。そしてヒステリアモードのかなめ。

銀華と同じく3つも人格があると大変だよな…

ヒステリアモードを持つ俺にはその苦労がわかるよ。

 

その後21:00ごろになってようやくかなめが寝室から出てきた。

元のセーラー服に着替えたかなめは一言も喋らない。

やはり、自分の弱くなるというヒステリアモードの正体に相当ショックを受けたらしく、その両目は光を失っていた。

それでもヒステリアモードはどうやら解けているみたいだ。

 

「お兄ちゃんは知ってたいたんだね」

「…ああ…」

 

何を知っていたかは聞くまでもないだろう。

 

「実は昨日のこと、ほとんど何も覚えてないんだけど、お兄ちゃんはあたしに何もしなかった。自分の体を調べてすぐわかったよ」

 

覚えてないのか。昨日のあの出来事を。

という顔をした俺に対してかなめが振り返った。

 

「ヒステリアモード時には、大脳皮質が二重人格みたいに使い分けられちゃうことがある。程度は人によるみたいだけど、あたしは結構ハッキリ分かれちゃうみたい」

 

そう言われて、俺は兄さんのことが思い浮かぶ。

兄さんはヒステリアモード時、カナになりきってしまう。その姿で俺に『兄さん』と呼ばれても、自分のことだとはわからないほど切り替わってしまうのだ。

かなめにもそういう一面があるらしく、しかもヒステリアモードの時の記憶すら、曖昧になるらしい。兄さんよりももっと不便そうだ。

 

「お兄ちゃん、ごめんね」

 

恥ずかしげに海を見た、かなめの深海色の瞳は、何かを諦めた人間の目だった。

 

「気持ち悪かったよね、きっと。お兄ちゃんには婚約者がいるのに、あたしみたいなのが突然現れて、好き、好き、なんて言われたら」

 

整った顔が自嘲するように笑う。

 

「昨日、あたしは初めてHSSになって…あの数十分で、何年ぶんも思考が進んだようになった。それでお兄ちゃんのことをずっと考えているうちに、ようやくわかったの。お兄ちゃんにとって…いらない子だったんだなぁ…って」

「かなめ…」

「あたし、恋愛って、どうすればいいのかわからなかった。他の女を遠ざけて独り占めすれば愛してもらえるんだって……思い込んでたの。そしてHSSを自由自在に使える兵士になって、サードの下で『役割』が出来れば、ロスアラモスに戻らなくてもよくなるんだ、って必死だった」

 

ロスアラモス。

ワトソンから以前聞いた、ジーサードやかなめたちの生まれ育ったアメリカの研究所の事か。

 

「『ロスアラモス・エリート』って知ってる?」

「まあ少しはな。こっちでも調べた。お前たちは人工的な方法で育成された天才だろ?確か人工天才とかいう…」

「それは表向きの名称だよ。ロスアラモスが作ろうとしていたのは『人間兵器』。新しい最終兵器の一つだよ」

「最終兵器?」

「超人的な戦闘力を持つ人間。一人で一個大隊と渡り合える人間。それを何人も作って、敵国に送り込んで、死ぬまで破壊工作の限りを尽くさせて、その国を滅ぼす。そういった兵器なんだよ、私たちは」

 

し、正気かよ、アメリカさん。

でもワトソンの話によれば、ジーサードが格付けされていたSランクの上のRランク武偵とは、やろうと思えば小国なら一人で滅ぼせるレベルの化け物だとか。

それを100、1000人と量産できるなら、ガチで大国でも潰せるのだろう。

アメリカ流の、集団自爆テロみたいな戦術なんだろうな。きっと。

 

「核軍縮とか軍備費の切迫もあって、アメリカではいろいろな新兵器の開発が盛んなんだよ。あたしは研究機関の一つで遺伝子から作られた『G』ってシリーズのⅣ号…兵器、製品なの。物心ついた時にはもうナイフを握らされてた。戦争映画がお遊戯に見えるような訓練があたしにとっては日常だった」

 

自分のことをモノ扱いしていて、人間扱いすると喜ぶなとは思ってはいたが…

 

「そこから…逃げ出してきたのか」

「サードが逃がしてくれたんだよ。他の人工天才と一緒にね。逃げた人工天才は、開発に失敗した故障品ってことにされて…所外で『破棄』するか、連れ戻して『修理』するかってことになってる」

 

破棄、修理…

普通人間には使われない単語に俺は眉を寄せる。

 

「サードを中心に戦い続けて、あたしたちは生きてきた。あたしは開発途中の素体だったから役に立たなかったけど、HSSで強くなる可能性があったから、サードはあたしを捨てなかったの」

「……」

「その価値を自分の遺伝子に組み込まれていたHSSを、扱えるようにしたかったの。サードにとってあたしは無意味。無価値の人間は彼の下にはいられない。いてはいけない。それがサードのルール」

「ルール…」

「そう。そして、あたしはサードのことを知り過ぎている。だから無価値だってわかったらサードはあたしを殺すよ。そして、あたしはそれを受け入れる。あたしは自分より強い者には絶対に逆らわない。それは、非合理的だから」

「でもジーサードは一応Rランクの武偵だったんだろ?武偵なら人は殺さないはずだ」

 

と言う俺にかなめは小さく笑う。

 

「あたしは人間じゃないから。それに殺されなくても…サードに捨てられたらあたし一人じゃ逃げきれない。研究所に戻るしかなくなって、修理される…」

 

かなめは、もうどうしようもないという感じで微笑んだ。

 

「でも、あたしは強くなれなかった。あたしのHSSは弱くなるHSS。これじゃあ、HSS目当てで作った人工天才としても失敗作だよ。だから修理不能。破棄コースじゃないかなぁ」

「破棄って…」

「そう。殺されるの。毒ガスか何かで安上がりに」

「お、おい」

「そんな顔しないで。これは運命だったんだよ」

 

八方塞がりな自分を笑うような、無理に作った笑顔に、俺は沸々と怒りが沸くのを感じていた。

可哀想だとは思うが、それ以上に怒りが沸いてくる。

俺は他人から距離を置く傾向があるが、かなめに対しては自分自身を見ているような気持ちになる。

 

「かなめ、お前俺に名前をもらった時、泣いて喜んでいただろ。それは、自分のことを人間兵器じゃないと思えたからじゃないのかよ」

「思いたかったからだよ。幻想に縋りたかったの!本当のあたしは軍事利用される運命の…」

「どこでどう生まれたか関係ねえッ!そんなことで人間の運命は決まらねえよ!」

 

今の俺はヒステリアモードではない。

女に気を遣って話すことなんてできない。

だが今はそれでいい。

思ったことを全部言わせてもらうぞ。

 

「そういうくだらない運命すら変えれるのが人間だ。お前は、さっきから聞いてりロスアラモスがどうとか、サードがどうとか生き死にがかかったことまで他人任せじゃねえか。お前は見た目もその人に好かれる感じだし、頭もいいし、運動神経だって並外れてる。お前ほど優れた人間ならジーサードの手助けなんていらねえだろ」

「1人じゃだめなの!どこの国籍もない人権もないあたしには誰かの助けがいる。助けてもらうには存在価値を認めてもらえなきゃいけない!」

「お前はあれもこれも順番が逆だ!」

「逆…?」

「人が認めるかどうかより、まずは自分が認めるかどうかだろ!そこは人として履き違えるな。それに俺もお前を認めてやるよ。さっき言っただろ。頭とか運動神経とか。あれはお世辞じゃなく本音だ」

 

そう言った俺を見るかなめの深海色の瞳が、きゅんと微かに見開かれた。

 

「お前は知ってるかどうか知らんが、俺は後輩の風魔に命じてお前を調べさせた。それでわかったが、お前は優秀な人間だ。一年には可愛がられてるし、二年だと『賢妹愚兄』とかって呼ばれてるぐらいだ」

 

『賢嫁愚夫』に継ぐ、不名誉なあだ名をつい自分で出してしまったので、咳払いを一つする。

 

「それにだ。女のヒステリアモードだって普通のは弱くなるが、派生系は色々あるんだ。銀華はそれをある程度使いこなしている。心の持ちようで女のHSSだって強くなることができるんだ。簡単に諦めるな」

「お兄ちゃん…」

「お前は自分のことを物だと思っていたなら、それでもいい。でも俺がかなめという名前をつけたところからお前の人としての人生が始まったんだ。だからお前も人として生きろ」

「いいの…?あたしは人として生きていいの?」

「ああ」

 

かなめは白い指で、顔を覆い…ぐすっと泣き出してしまった。

年相応の中学生の女の子らしく。

あー…

こいつは本当に泣き虫だ。

でもこれは俺が悪いとも言えるな。年下の女に厳しいこと言いすぎたかもしれん。

などと思っていたら、チラッと顔を覆う指の間から、かなめが上目遣いに俺を見てきた。

 

「…」

 

それだけで言いたいことが以心伝心してしまった俺だが…まあしょうがないだろう。

こいつのことは何度も泣かせてしまったから。

その詫びだ。

 

「人として生きるのが怖いならしばらくここにいろ」

 

そう言っちまったのは流れかもしれんが…泣いてる女子に弱いんだよなぁ俺。銀華(紅華)も意外と泣き虫だし。

 

「お兄ちゃん!お兄ちゃん…!」

 

そんなことを考えていたらかなめが抱きついてきた。

あのロッカールームとは違う純粋無垢な一切の汚れを知らない少女に生まれ変わったような手つきで。

 

「お前のヒステリアモードのことは秘密にしておいてやるから。そもそも俺たちはヒステリアモードのこと自体隠しているんだ。さっきのことは俺とお前だけの秘密だぞ。特に銀華に対しては」

 

銀華にバレたらどうなるかわからないので、特に念押しする。

 

「お兄ちゃんとあたしだけの秘密…」

 

うんうんと頷きながら俺の胸に顔を埋め離さない。

こいつはハグというか、この抱きつく姿勢が好きなのかもしれない。

今度は嬉し泣きをしている、泣き虫のかなめの背をポンポンと落ち着かせるように撫でてやると

 

「お兄ちゃんはやっぱり優しい人。お兄ちゃんだけはあたしの存在を否定しないでくれる」

 

感極まった表情で、俺を見上げたかなめはが近くの俺の顔を見て

かぁ………

急速に赤面した。

これは非常にまずいとキンジノートに書いてある。

 

「お兄ちゃん」

「なんだもう離れろ。飯でも食うぞ」

「あたしの片思いだってわかってる。お兄ちゃんの婚約者・北条銀華にあたしは勝てないってことも。分かってる、分かってるけどお願い。もう一度だけ、言わせて。もう一度だけさせて」

 

でた、かなめの『一度だけ』。

こいつの一度だけは危険すぎる。

何を言うつもりか、何をする気かわからんが、早々に切り上げないと。

 

「ほんとに、ほんとに好きだからね」

 

その言葉に続けて……鼻と鼻がぶつからないよう少し顔を傾け━━

背伸びはアリアと同じだが、それよりずっと自然にまたキスしてきた。

 

 

かなめはこのキスで最後にするのかもしれない。自分の初恋に。

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