私が比企谷君を選んだのは間違っていない。   作:ぱぶぃーる

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まず初めに。
はるのん、誕生日おめでとう(一日遅れ)






ではでは、どうぞー♪


第4話 夜景

 

 

 

「いやー、まさかほんとに編集者になっちまうとはなー。専業主夫、やりたかったわー。」

 

「まぁ、もう入社して1ヶ月なのにまだそんなことを言ってるのかしら?」

 

彼と付き合った関係を維持したまま大学生活は終わった。彼は編集者となり、某大手出版社に就職した。

 

.....私の希望就職先はもちろん比企谷くんの専業主婦。同棲はしているけれど、プロポーズはまだなのかしら。

 

「....俺と変わる?俺が家事やるからさ。」

 

「何を言ってるの?プロポーズもまだの癖に。さあ、遅れてしまうわよ。」

 

「はは、そうだな。じゃあ行ってくるわ。」

 

「ええ。行ってらっしゃい。」

 

____________________

 

「もしもし?雪乃?ちょっと今から出てこれる?」

 

「え?ええ。構わないわ。どこに行けばいいのかしら?」

 

夕方。突然かかってきた彼からの電話。

どうやら外食をしたいらしい。

 

「支度して家の前に出といてくれ。あと10分で着く。」

 

「分かったわ。では、またあとで。」

 

「おう。」

 

支度をして家の前で待つ。久しぶりの外食だ。

 

「おう、まったか?」

 

「いえ、今出てきたばかりよ。さあ、行きましょう。」

 

「そーだな。よし、行くか。」

 

そう言って彼は右手を差し出してくる。

大きくて暖かい彼の手。私はそっと握り返し、手を繋いで彼の横を歩いた。

 

着いたのは高そうなレストラン。彼がこんな所をチョイスするなんて少し珍しいと思った。

 

 

 

 

 

___________________

 

彼が予約していたコースを食べ終わり、店を出る。

 

「なあ、ちょっと今からデートしない?」

 

「ええ。構わないわよ」

 

「よし、じゃあちょっと行きたいところがあるんでな、着いてきてくれ。」

 

「ええ。」

 

久しぶりに腕でも組んでみようと試みる。

 

「ふふっ。」

 

「どったの?」

 

「ちょっと抱きつきたくなったのよ。」

 

「.....あざとい。」

 

「そんなことないわよ。」

 

 

____________________

 

「さて、着いたぞ。」

 

「え?ここって?」

 

「覚えてるか?初デート出来た所だ。」

 

「ええ。覚えているわ。」

 

「でだ、ちょっと夜景が見たくてな。」

 

「そう。」

 

「ああ。」

 

「綺麗ね。」

 

「そうだな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ雪乃。俺と結婚してください。」

 

 

 

自然と涙か溢れてきて頬を伝ってポロポロと落ちていく。

ああ、やっとか。そんな安堵からなのか。それとも大好きな彼にプロポーズされた事が嬉しすぎて泣いているのかよく分からない。

でもきっと両方なのだろうと私は思った。

 

「ええ、もちろん。喜んで。」

 

「よかった。」

 

そう言って彼は私の手に指輪を付けた。

小さいようですごく重みのある指輪。

将来彼の元で幸せになりたい。

私の中の気持ちがより一層強くなった気がした。

 

「嬉しいわ。」

 

「俺もだよ。」

 

「これから色んなことがあると思う。けど、お前となら乗り越えて行ける気がするんだ。」

 

「ふふっ、やっぱりあなたは私がいないとダメね。」

 

「全くその通りだな。」

 

「大好きよ。.......誰にも渡さないわ。」

 

「どこにも行かねぇよ。俺はお前がいないとだめだから。」

 

「そうね。婚姻届、取りに行きましょうか。」

 

「もう閉まってんじゃね?役所。」

 

「安心しなさい。姉さんが持っているわ。私たちにってかってに用意していたらしいの。」

 

本当は私が頼んで用意してもらっていたんだけれど。

 

「さいですか。」

 

「じゃあ、行きましょう。」

 

「おう。」

 

 

 

 

その後あの姉さんが泣きながら祝福してくれたのは別の話。




ありがとうございました。

高評価、コメントはモチベに繋がります。是非よろしくお願いします。

では、また次回お会いしましょう。
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