物語はとある少年の家から始まる
少年「zzz……zzz……」
寝ている少年は、この物語の主人公 達宮竜季。地元の高校に通う高校2年生
竜季の姉「起きろぉー!朝だぞぉー!」
竜季の姉 達宮蓮香さん どうやら起こしに来たようだ。
竜季「……んん…今何時…だ?」
目を擦り時計を見る。
ただいま時刻午前7時30分を越えようとしている。完全に遅刻だ。
竜季「ってこんな時間、やばい
着替え、着替え」
蓮香「急ぎなよ。 ホイ、着替え」
竜季「完全に遅刻だ。あ、サンキュ!」
制服に着替え竜季は部屋を出た。階段を降り隣のリビングでは、父 達宮勝地が朝食を食べていた。
勝地「起きたか、寝坊なんて珍しいな」
竜季「ああ、珍しく、時間無いから
朝御飯はいいよ」
と言って玄関に向かう。
勝地「気を付けていきなよ。隣の桜蘭町で
強盗があったらしいからな」
蓮香「そうそう、さっき明華璃ちゃん迎えに来て、後から追いかけるって言ったから急いで言ってあげな」
竜季「マジか、じゃあ、行ってくる」
竜季は、靴を履き、玄関のドアを開けて 急いで友達を追いかけた。
自然が残る都会 桜坂市
様々な人がいきかう商店街と人の住む住宅街で分かれている。回りには桜山と呼ばれる、名前の通り春には桜が満開で観光客も多く集まる
明華璃「あ、竜季ー!」
向こうで手を振るのは一つ年下の少女 坂倉明華璃 高校1年生
竜季とは、近所で幼馴染 いつも一緒にいる
竜季「わるいな、迎えまで来てしまって」
明華璃「蓮香さんが後から追いかけるって言ってくれたから心配なかった……でも竜季が寝坊って意外」
竜季「まあな…って先輩にはさん付けだろーが」
明華璃「友達なんだからいいじゃん」
竜季「まあ、いいけどさ、 そろそろ着くか 走るぞ!」
明華璃「ちょっと竜季 急に走らないでよ」
桜坂高校
校門前に人だかりがある。
竜季「どうせ"お嬢様"だろ。 はぁ……」
竜季は興味など無く玄関に向かう。
明華璃「ちょっと、竜季 どうしてあの人を嫌うの?」
竜季「ああいう偉そうな奴が嫌いなんだよ。名門がなんだか知ったことか!」
さっき校門前の人だかりの中心にいたのは、竜季と同じ高校2年の少女 風鈴時冷花
彼女は、名門〈風鈴時家〉のお嬢様 頭脳明晰男女問わず人気がある人だ。
竜季「じゃそろっと教室行けよ」
明華璃「うん じゃあね」
階段で別れ急いで教室に向かった。
さて、教室に行くともう生徒がほぼいるが、その中の3人の男女が竜季の友人
メガネの少年「さっき聞いたんだけど 今度、転校生来るんだって?」
黒金一夜、まあ、語り手と同人物だけどな。 彼は結構な物知りで話せばいろんなことを語ると竜季は言ってるが正直そうは思ってない様だ。
赤茶の少女「あー、海外かららしいよ。確か女子」
榊原凪 この中では紅一点。おっとりとした穏やかな性格の人 まあ、鋭い時はとことん鋭い。
一夜「外国人か、そこは聞かなかったな」
熱血な少年「おっす、何話してるん?」
凪「 あ、星夜。おはよう」
小田星夜 何事にも気合と根性で行こうとする正に熱血条件揃いの暑苦しい少年だ。凪とは幼馴染
一夜「ああ、今度海外から来る転校生の話しさ」
星夜「転校生か、気合の入ったのが来たらな……そう言えばあいつまだか」
一夜「竜季なら多分そろそろくるん……」
ガラガラガラ と同時に竜季が入ってきた。
竜季「おはよ みんな、一体何話してるんだ?」
一夜「ほらね、今回は珍しく遅刻ギリギリ」
凪「海外から来る転校生の話」
どうやら竜季は知らなかったらしく。
竜季「転校生⁉︎ 初めて聞いたぞ」
一夜「女子らしいけど今月に来るって話らしい」
実際は高校の情報通から聞いた話なんだが
竜季「そうか、あ、そうだ 今朝親父から聞いたんだけど
あの強盗事件 また発生したな」
勝地の言葉を思い出した竜季はこのことを言った。
星夜「あの強盗って守川のとこじゃ無いか? ここから結構遠いけど」
一夜「正確には桜蘭町 星夜の言った守川町は一昨日だ。」
竜季「そのことなんだけど、 放課後に集まらないか」
星夜「ああ、なるほど」
凪「まあこうなっちゃね」
星夜と凪は賛成の様だが、一夜はやる気ではなかった。
一夜「待て待て。 アレはもう終わっただろ。強盗は警察に任せるものだ」
竜季「一夜、頼むよ、もう一度さ」
一夜「ありえん、高校2年もう半ば、進路のことも考えなきゃいけない時期だ」
凪「まあ、妙に喧嘩の強いね」
星夜「そう言はずにさ 一夜、いいじゃ無いかこのまま続く悪事を見逃す訳には行かないだろ」
一夜「……」
中学まで言わば自警団的な組織を作っていた訳で卒業をきっかけに解散 その後から強盗やらなんやら発生して、そろそろかなと思っていたが 遂に しかも高2でまた始めようとしている。 全く変な時に
一夜「だいたい、強盗犯の場所はわかるのか?」
とりあえず、こうも言うのなら相手の行きそうな場所は知ってるはずなんだろな
まあ竜季のことだから
竜季「いや、 わからない 」
こうなるのは当時の俺も感じていた。
一夜「おいおい、 よくそれで捕まえようと考えたな……
はぁ、 わかったよ。今回だけだからな」
そう言ってとりあえず、放課後に俺たち+明華離の合計5名で強盗を捕まえることになった。 そう、"黒き翼"久しぶりの任務?が
そして放課後
桜坂市
商店街 路地裏
強盗犯α「へぇ、へぇ はやくしろ」
重いバッグを持って走る強盗犯、 中には札束が。
強盗犯β「まてって、そう簡単には来ないよ」
βは路地の前にゴミ箱を置く
強盗犯γ「流石β兄貴のカモフラージュダスト、今回もいけてますな」
強盗犯β「もちろん中身は…」
竜季「空なんだろ」
強盗犯β「そう 空でし……た?」
強盗犯βが路地の外を振り向くと そこにいたのは竜季だ。
強盗犯α「おい、着いて来てなかったんじゃねえのか!」
強盗犯γ「まあ、3対1 まだ学生さんですよ、大人の怖さ見せてやりましょうよ」
その時
星夜「残念だけど3対3だ。さっきからここに隠れていたのに」
路地裏の陰、星夜と一夜が現れた。
一夜「ここは、銀行と同時に交番も遠いから、警察が来るのに時間がかかる 。
予想はしてたが、打って付けの場所だな」
強盗犯「くそっ、ガキが俺らに勝てんのか!!」
強盗犯αβγが襲い掛かる
竜季「行くぞ!」
竜季たちも、彼らに迎え撃つ…
強盗犯αが竜季に向かって殴りかかる。
強盗犯α「うぉおぁぉぉ」
竜季は、その攻撃を右に避け 腕を取り背負い投げをする。
強盗犯α「なに⁉︎ グハァ!」
背中から叩き落した
竜季「はぁ、 結構かかるな……そっちはどうだか…」
一方強盗犯βとγと戦闘の一夜と星夜は
星夜「おっらぁ〜‼︎」
星夜が先手し攻める。しかも素早い動きだから、強盗犯βもついていけない様子
強盗犯β「は、速すぎだろぅ くっ、うわっ‼︎」
星夜の突きが強盗犯の腹に決まった。
強盗犯γ「くそっβ兄貴までもか。仕方ない」
γはバッグを持って路地裏の奥の大通りに向かい走った。
一夜「あ、待て……フッ」
一夜は「掛かったな」とにやけた。
強盗犯γ「ここを出れは」
スマホの合図に動き出す二人がいる事にγは気づいてない。
凪「警察にはとっくに連絡済み」
明華離「後は、私たちが決めるだけですね」
目の前に凪と明華離の姿が
強盗犯γ「な…なに‼︎」
明華離/凪「行きますよ」「ええ、頼むよ」
明華離は強盗犯γの足を掛け よろける瞬間に2人は背中を蹴り飛ばす。
強盗犯γ「うわっ、いてぇなてめえら!」
凪「さっき警察がこの近く通りましたよ」
強盗犯γ「げっ、け、サツが、 くそっ、やばい」
明華離「そっちに回っていったので、一旦戻ってから出れば大丈夫だと思いますよ」
強盗犯γ「そ、そうか、分かった(しかしなぜ捕まえないのか? アホか?まあ女だからか)」
急いで戻っていく。驚いたことに竜季たちがいなくなった。チャンスだと思い、αβを起こし、路地の外へ向かう カッコよく 空きのゴミ箱を蹴飛ばし……たのが間違いだった。
前編ここまで、次回後編
このあとどうなったかというと 空きのゴミ箱を蹴飛ばしたが、近くを巡回していたパトカーに見つかり逃げる。しかしなぜ見つかったか、竜季たちがついた時にはもう連絡は済んでいて、しかもサイレンを鳴らさないで巡回するという大胆な事を、 強盗犯たちは逮捕されたが竜季たちはどこへいったのか?