…人というのは、絶望感を抱き過ぎると感情が薄れる傾向がある。ーーそれは精神的にも強い彼女らでも同じ事だった。
…まず、そこまで耐えて来た彼女達が「特殊」と言える。だったら、その「特殊」でない場所、土地から来た彼はどうなるのだろうか。
精神的に弱い人も居る、それは当然のこと。………いや?、それなら特殊と言えるのだろうか。本当に、も誰とも関わりの'無い'この青年は。
「愛情」というものを一度も貰った事がない。誰からも、そう…誰からも…。ーーだから"こそ"だったのだろう。
ー…彼女達の母性に触れ、甘えたのは。
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………………可愛い。
「すぅ、、、」
….膝の上で先ほど抱きついて来た女の子がスヤスヤと眠っていた。自分として初めての感情。考えだったが、口にだしてもとてもしっくりくるものだ。
「ん……でも、どうするかなぁ、まぁ、でも…」
「ー起こす訳にはいかないよ、な」
人形のようにスヤスヤ眠って居る姿を見て、直ぐに起こすのは少々悪くおもえる。(別に時間は幾らでもあるのだから、少しは大丈夫だろう)そして、俺はそんな風な考えをしていた。
[時は流れ、昼頃ーー]
スス、チラッ、
「まだか、、眠たかったのかな?」
今の時間は一時。先ほどから二時間は経っている。だが、まだ一向に目を覚まさない。心配にもなってくる。お昼を作り終わり次第起こすつもりだから問題はないとは思うが、、
「…ん、?…風がいきなり強くなった?」
窓を開いていたからわかったが、何故かいきなり自然的ではない風が流れて来た。まるで、大きな物体が滑空をして居るかのような不自然な風が。
それが気になり、作業を止め外に出る。
〈調理場→縁側〉
「え、、何だ、アレ」
黒と白の肖像服がまず目に入り、それと同時にあの女の子とはまた別の美しさを持った、少女が見える。他に分かる事といえば見た目が、さながら昔から聞く「魔女」と言う存在に似て居る事だ。
「おろ?、何だ、博麗神社になんか用か?。」
…あと、思ったよりジジくさい女の子だ。(失礼だが。)
「えっと、何だか迷ってしまって、、気が付いたらこの神社が見えたので。」
「もしかして、外来人の人か?」
顔を息が掛かる間近まで近づいていた。それだけでなく、じろじろと身体の節々を見て居る為、少しづつ後ろに下がりながら質問答えを探す。
「外来人?、何ですかソレ」
今思い出すと、あの子とははっきりと話していない為、分からない事が多かった。
「何だよ、霊夢は教えていなかったのか?ダメダメだな」
あの子の名前は霊夢と言うらしい、初めて知った。多分まだ起きないのだろうし、この子から聞いてみようか。
「兎に角、中に入りませんか?、丁度、何か作っているので食べながらでも。」
「おお!それはありがたいぜ☆」
見た目に反して、とても落ち着いている子だ。…というより今考えると、勝手にキッチンを使ってる俺の方が常識知らずな気が……
〈縁側→居間〉
「はいどうぞ。お気に召すかわかりませんが。」
「ははは!似合わねぇぜ?!」
「(´・ω・`)(ヒドイ)」
ボケをかましながら作った料理を机に置いていく。チラリと女の子の目を見ると、とても興奮しているようだった。俺も…料理を嗜み程度で覚えていたがやはり人に喜ばれるのは嬉しく思うものである。
「あっ、そういえば名前を聞いていなかったな。なんて言うんだ?」
「俺か?俺は…「朝吉羅 劦」だ。よろしくな」
「へぇ、珍しい名前だなぁ、私は霧雨魔理沙だ!よろしく劦!」
「ああ、それより食べませんか?冷えちゃうし。」
「いや、私語になるんならそのままにしろよ。それに気持ち悪いし。」
「(気持ち悪い……)ー…まぁ、そういうのであればわかったよ。魔理沙。」
「あ、っ、、:ああ!」
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食べながらだが、俺は此処の事を聞いた。そして…聞いた所、俺の予想どうりの場所だった。そして、普通の人間である俺がこの世界で生きていくためには、とても強くならなくちゃいけないらしい。
…という訳で、、
「オラオラ!どうしたぁ劦!!このままだと傷だらけになっちまうぜェ!?」
「クソっ、、」
…魔理沙に特訓をしてもらっている。魔理沙の放つ弾幕と呼ばれるものに、どうにか当たらないように避けるが密度が高すぎて当たってしまい、傷を負っていた。
…何も持たない人間に、異世界の技はとても厳しく残酷なもの。…しかも、これはまだ魔理沙の力のほんの一部。…この世界では力が正義と言っていたが、どうやら本当のようだ。
…そして理解する。確かに人間では生き延びられるのは無理だと。どれだけ頑張ってたとしても…という諦めに入っていた
「うぐっ!、、はぁはぁ、」
自分から頼んだとはいえ、気力も限界で止めてもらうように言おうと思い声に出そうと思った。
…その時。
「…何なのよ、、煩いわねぇ、、」
先程、俺に抱きついた女の子が障子を開け、縁側で目を擦っている。…それに気付いたのか、魔理沙が弾幕を止め女の子の所に向かって箒で滑空していった。
「霊夢、まだ寝てたのかよ。」
「、ん?、ああ、魔理沙か、いつから来たの?」
「さっきからだぜ。」
「いつよ、それ…」
ーなどと言うコントしていた時、偶然にも女の子が目をこちらに向け、…目が会う。
「っ!!、、、」
「(な、何だ、)・・・」
それから、…こちらに大して虚ろな目を向け歩いてくる。まるで、糸の切れた人形のような済んだ目を向けながら。
ー…そして、それに反応ができなく。気づけば目の前まで来て抱きつき押し倒され、抱きしめられていた。
「・・・ゃん。」
「(え?、)」
「お兄ちゃん!♡!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ー…という訳なんですよ…。さらに言うと、この後「八雲 紫」…という人が来て、何があったかと脅されましたね。ハイ(俺、何にもしてないのに罰とか言われ、御飯つくらされるし、、)
「へぇ〜、なら霊夢はどうなるんだ、紫」
「まぁ、なんにも出来ないわね。この様子だと」
この様子とは、今俺が霊夢に(また)抱きつかれている現状の事である。1人は羨ましそうに霊夢を見、また、もう一人は明後日の方向を向いていた。
「どうにかできませんかね…」
「(…霊夢、、羨ましいぞ…)」
外から来た人間と霊夢は妖怪の賢者と話をし、一人として残った少女は、とても寂しげな顔をしながら外の景色を見ているのであった。
、、、、、
.我は汝…汝は我….
.…汝、ここに新たなる契りを得たり.
.契りは即ち.
.囚われを破らんとする反逆の翼なり.
.我、「幻」の絆の生誕に祝福の風を得たり.
.自由へと至る、さらなる力とならん….
.コミュニティ:「幻想郷」を得た.
.左目のスロットが埋まった.「幻」rank1
、、、、、
…あれから数時間が経ち、夜を迎えようとしていた頃。俺は霊夢が正気に戻り、帰ろうとした時のことを思い出した。
…あれは、数時間前のこと。二人から聞いたことを元に帰ろうとして頼んだ時だった。(ーー何故か、二人はめちゃくちゃ不機嫌そうな顔をしていたが…後霊夢も。…てか、何故か皆んなお面つけていたな。…何でだ、?、、今はいいか)
「劦さん、…貴方が出ていけない理由は分かりません。私が何とかしてみますが、とてつもなく時間がかかるかもしれない。それでも出ていけないかもしれませんので、それだけは解ってもらえますか?、、」
これを聞いた時に思った。…そりゃそうだと。こんな事は初めてらしいし、こちらよりも彼方の方が困っているだろうと。だから、、
「大丈夫ですよ、俺は気にしてないので。まぁ、末長く待つとしますよ」
…などと、言ってしまった。本当は怖くて不安でたまらないのに。
「そう…ですか…、私達もできるだけ早くします。それまでは私の神社で寝泊まりをして言ってください」
何故か考えていることが知られているような気分だった。多分、とても凄い子なのだろう。この雰囲気といい、この目は。…その時、俺はそう思った。それから紫さんが入り……とまぁ、こんな感じ
でも…それでも…今まで味わって来た虚無に比べたらとても軽く感じる。
「…だから、俺はこの世界で、生きていこう。」
…そう呟いた感情。夜の静かな空間にポツリと響いた力の入った言葉。そこには、とてつもない決意と想いが込められていた。
「明日から、色々と聞いてみるか…強くなれる場所を見つけなきゃな」
"何時もと違う"…最後に思ったのはそんな呆気ない事だったと思う、、
To.be.continued、、、
霊夢の口調が変わるのは、色々と理由がありますのでご注意を、、後、お面の事に関しては次回話しますのでよろしくお願いします。では、、、