1話書くのにすごい疲れましたw
駄文が多いと思いますが、よろしくお願いします!
一応、ブレイブルーの用語説明は、前書きか後書きとかを使ってやりますので、
まぁ「知ってるよ!」って方は無視してください^^w
ご指摘を受けたので書いておきます!
一応この世界の幻想郷には、ご都合主義で若干の魔素がある設定にしていますw
用語説明
○術式・・・「魔法」と「科学」を融合させ、人類にも魔法の断片を扱うことを可能にした技術。
初めは、多くの木々のざわめきが聞こえてた。
次に、肺いっぱいに緑の匂いを感じた。
そして瞼の裏からは眩しい光を感じた。
それらを感じ取った白髪の青年は、ゆっくりとだが目を開けようとしたが、それは日の光によって遮られた。
(眩しいな・・・・。)
ようやく目を開けると、辺り一面の緑が目に入り込んできた。
可能な限りで辺りを見回すが、どこを見ても緑、緑、緑。そこで青年はふと思う、
(ここは・・・どこだ?なんだって俺は、こんなところに・・・。)
とりあえず、自分が今どういった状況なのか確認してみた。
青年は、木に身を預けるように四肢を投げ出して座っていた。自分の体を見てみるが、いつも着ている赤いジャケットが少し汚れているぐらいで、特に怪我をしている訳でもない。座ったままで、体がしっかり動くか確認してみたが、特に異状はない。そして、すぐ近くには自分の使用している、刀身が幅広いセラミック製の剣が地面に突き刺さっていた。
しかし、そうなるとますますを持って自分が何故こんなところにいるのか不思議に思った。だが、思い出そうにも頭に靄がかかっていて、全くといっていいほど思い出すことができなかった。
(くそっ・・・何なんだよ。わけわかんねぇ・・・。)
1つずつ、青年は自分に必要な情報を思い出し始めた。
(まずは俺の名前だ。えーっと、・・・・・あ、ちょっと待て。・・・・・・いや、大丈夫だ。さすがに名前は覚えてる・・・はずだ。)
はっきりとしない頭の中で、自身の名前を探す。
(そうだ・・・俺の名前はラグナ・・・だよな。)
そう結論づけて青年「ラグナ」は納得した。そして、自分が現状に至るまでの経緯を思い出そうとして、目を閉じ記憶を探った。
(だんだん頭もはっきりしてきたな・・・。そうだ、俺はカグツチであいつと戦って・・・そして、窯に落ちたはずだ・・・よな。)
思い出しはしたが、ラグナは自分の置かれている状況に余計に納得することができなかった。何故なら、窯の中に落ちたのならこんな緑が生い茂る森の中にいるはずがない。それに、ニューと戦った時の傷さえもないのだから。
(幻覚でも見せられてんのか?・・・いや、ひょっとしたらあのウサギが何かしたのか?・・・・・そうと決まりゃぁ、)
ラグナは木に寄りかかりながら立ちあがると、
「おいっ!ウサギっ!いるんだろ!?」
一応、声を張ってみたが反応はない。
「レイチェルっ!!」
やはり反応は帰ってこなかった。その代わりに木々のざわめきが返ってきた。
(ウサギの仕業じゃないとなると、ますます訳分かんねぇぞ・・・?窯の中に落ちて無事なわけはねぇしな・・・。しょうがねぇ、いつまでもこうしてるわけにわけにはいかねぇし、少し歩くか。)
そう思い、ラグナは地面に突き刺さっていた自身の剣を腰に差し歩き始めた。
しばらく歩ってみたが、一向に森の出入り口は現れなかった。その代わり、さっきまで気づかなかったが、この森には魔素のようなものが満ち溢れているのを感じ取った。
(あー、くそっ・・・一体どこまで続くんだよ、この森は!いっそのこと術式を使ってみるか?・・・いや、まずこの場所自体よくわかってねぇからな。探知系の術式は意味ねぇか・・・。)
そんなこんなしている間に目の前に1本の獣道が見えてきた。
しかし、先ほどまでさんさんと輝いていた日は、いつの間にか木々の陰に隠れてしまっていた。
(ふぅ、とりあえずこの道なりに進んでいけば森は抜けられそうだな・・・。ったく、日が落ちる前には抜けられると思ってたのによ。・・・一応『迷彩』の術式は使っておくか。)
ラグナは赤い宝玉のはめ込まれた右手を宙にかざした。
短い言葉を唱えると宝玉がほのかに光を帯び、宙に大きく円を描くと青白い光の輪が浮かび上がった。ラグナはその輪を、少し身を屈めてくぐった。
これで獣や人間からは、簡単にはラグナの気配や姿を感知できなくなるのだ。
道なりに進んでから1時間ほど経ち、日も完全に落ちた頃、ラグナは少し道の開けた場所で足を止め、敵意を込めて振り返り、
「・・・で?どこの誰か知らねぇけど、いつまでこそこそ人の後ろつきまとってんだよ。」
そうラグナは、さっきから妙に強い気配を感じていた後方に対して言い放った。
すると、いきなり空間が裂けた。裂けた空間内には多くの目のようなものが見て取れたが、そんなことよりもそこから出てきた1人の少女が印象的だった。
その少女は雨が降っているわけでも、日が差してるわけでもないのに傘をさし、長い金髪に白の帽子をかぶり、白と紫色の服を着ていた。
「あら、よく私に気づいたわね。」
「テメェが俺を尾行し始めた時からずっと気配がしてたからな・・・。」
(しっかし、一体コイツは何者だ?いきなり空間を裂いて出てきやがった・・・。気配をずっと感じてたから空間転移ってことはねぇだろうけどな・・・。)
ラグナが思案しながら応えると、その少女は笑みを浮かべて話しかけてきた。
「そう。あなたは見たところ外来人のようだけど、ただの人間には見えないわね。」
「・・・・・。んで?何の用だよ、こっちは生憎と暇じゃねぇんだけどな。」
「ふふふ、あなた面白いわね。名前はなんていうのかしら?」
「・・・今の応対のどこに面白さがあったんだか。てか、テメェが先に名乗れよ。人の名前を聞くならまずは自分から名乗るのが礼儀じゃねぇのか?」
「あら、それは失礼したわね。私は八雲紫。この幻想郷の住人よ。」
そう言って、八雲紫と名乗った少女はスカートの裾をつまんでお辞儀をした。
「八雲紫、ね。俺は・・・・。」
自分の名前を言おうとして、ラグナは考えた。仮にも自分は指名手配されている犯罪者だ。しかもSS級の。しかし、彼女の言った幻想郷とやらがどこかは知らないが、少なくとも自分のことを知っている可能性は低い、と考えたラグナは結局名乗った。
「・・・ラグナだ。」
「ラグナさんね。わかっ・・・。」
「待て待て、ラグナでいい。んな『さん』とかつけられると、居心地がわりぃんだよ。」
「ふふ。わかったわ、ラグナ。」
「・・・・・でだ、話を戻すぞ。俺に一体何の用があってつけてたんだ?」
「そうね・・・・興味があったから、では駄目かしら?」
紫は微笑しながらそう答えた。
「興味?」
「えぇ。さっきも言ったけどあなたは外来人ではあるけど、ただの人間ではないわよね?普通の人間だったらこの魔法の森に入って無事じゃ済まないもの。それに、さっきラグナが使った魔法のようなもの、あれは私の知る限りの人間では到底できないものよ?・・・これだけ揃えば興味を持つのも当然だと思うけど?」
ラグナは紫からそれを聞いて唖然とした。
「ちょっと待て、紫。確かに俺は普通の人間とはちげぇーが、俺がさっき使った術式は適正さえ合えば誰でもできるもんだぞ?」
「あれは術式というの?」
「はぁ!?お前、まさか術式を知らねぇのか!?」
ラグナは愕然としたが、当の紫は思い当たったような顔をして、
「ラグナ・・・。この幻想郷は、あなたの居た場所とは全く別の世界よ?」
「なっ・・・・どういうことだ!?」
「ちょうどいいわ・・・。この世界のことを教えてあげる。」
少女説明中・・・・・・・・・
「・・・・つまり、ラグナは何らかの影響があって幻想郷へ来てしまった、というわけね。」
「・・・・なるほど、な。」
説明を聞き終え、ラグナは最初こそ混乱したものの、なんとか整理をし1つ1つ納得していった。
(確かに、俺はあの時窯に落ちた。・・・・そして何らかの事象が起こってこの世界に飛ばされた。そう考えりゃ確かに納得はいく。だが、何か引っかかりやがる・・・。)
「あーーーくそっ!うだうだ考えててもしょうがねぇか。紫、俺は元の世界に戻れんのか?」
「えぇ。私の境界を操る程度の能力を使えば帰れるわ。」
「・・・紫、お前・・・人間か?」
「ふふふ。私は人間ではないわ。・・・・・スキマ妖怪、そう呼ばれてるわ。」
「スキマ妖怪ねぇ。」
「・・・ラグナのいた世界には、妖怪なんていなかったかしら?」
「俺のいた世界には変な奴はすげーいたけど、少なくとも紫みてぇな可憐な妖怪はいねぇな。」
「なっ・・・」
「ん?どうした?」
「な、なんでもないわ。・・・それより、ラグナを元の世界に返すという話だけど、悪いけどすぐには無理よ。」
「はっ!?なんでだ!?・・・・っ!」
「っ!!」
ラグナが問いただそうとした時、不意に周囲から不穏な空気が漂った。その気配を察知したラグナは剣の柄に手をかけ、紫は周囲に殺気を放ちながらスキマを開いた。
「話の続きは後ね・・・。ラグナ、この道をまっすぐ進めば博麗神社という社があるわ。とりあえずそこへ向かいなさい。申し訳ないけど私の力で今あなたを運ぶことはできないの。ごめんなさい。」
そう紫が言うと、暗闇の木々から低級妖怪が6体ほど現れた。その全員が敵意をむき出しにしている。
「はっ!謝る必要はねぇだろ?・・・・紫、こいつらはぶった切ってもいいんだよな?」
ラグナは久しぶりの戦闘に高揚していた。
「えぇ。人に仇なす妖怪はこの幻想郷に必要ないわ・・・。それじゃぁラグナまた後で会いましょう。」
そう言うと、紫はスキマの中に消えていった。
「さて、始めるか。」
ラグナはうすら笑みを浮かべると、妖怪の中に斬りかかっていった。
紫side
紫はスキマの中を移動しながら笑っていた。こんなに気分が高まるのは久しぶりのことだったからだ。今まで幻想郷に入り込んだ外来人たちは、本当にごく普通の人間だけだった。しかし、今回初めてイレギュラーな存在が現れた。
ラグナに対して最初は警戒していたが、彼と話すうちにその警戒心はどんどん薄れていき、次第に彼に対しての興味の方が上回っていた。
「ふ、ふふふ・・・・。」
(全く不思議な男ね、ラグナ。・・・・・・・・さて、霊夢を説得しないといけないわね。)
そうして紫は博麗神社へと向かった。
ラグナside
「うおらぁ!!」
ラグナは紫に言われた道を進みながら妖怪をなぎ払っていた。『迷彩』の術式の効果はまだ続いているが、妖怪相手には通用しないみたいだ。
「チッ!うぜぇ!邪魔だっ!!」
(キリがねぇな・・・・・。しょうがねぇ走るか!)
ラグナは一本道をひたすらに走った。それを多くの妖怪が追ってきていた。
道の先を見ると開けたところが見えた。小さく社が見える。おそらくあそこが博麗神社だろう。
(うしっ!あとちょい!・・・・・なんだけどな。)
後ろは妖怪の大群。このまま行けば神社で戦うことになる。
ラグナは急に反転して妖怪たちに向き直った。
(しょうがねぇな!)
『デッドスパイク!!』
ラグナがそう言い、剣を逆手に持ち振り上げると、地面から黒い獣の顔が這い出て直線上に妖怪を食らっていった。
「大方、片付いたな・・・・・。よし、神社に向かうか・・・・。」
博麗神社は、幻想郷の東の端、外の世界との境界に位置する神社であり、外の世界の人里からも幻想郷の人里からも離れた山奥に存在する神社である。
山奥に存在しているだけあって、博麗神社の夜はかなり暗い。
そして、ラグナはその神社を見上げていた。そして思ったことは、
(何か、ボロいな・・・・・。師匠から聞いた神社ってのはもうちょい違った気がしたが・・・。ま、とりあえず紫を探すか。)
そうして、境内を歩いて紫を探しているとある箱が目に入った。
(確か、賽銭箱って言ったか・・・・。金を入れて願い事言うんだっけか?・・・・特に願うこともねぇけど、まぁ入れとくか。)
ラグナはジャケットのポケットに手を突っ込むと、コインを何枚か取ってそれを放り投げた。
そしてラグナは苦笑して思った。
(こんなんで願いが叶ったら誰も苦労しねぇだろうな・・・。)
「やっと来たわね、ラグナ。」
「うおぉっ!!」
不意に声が聞こえ、ラグナは驚いて辺りを見回した。そして、後ろには紫ともう一人、紅と白の服が特徴的な少女が立っていた。そして頭にはこれまた特徴的な大きなリボンが付いていた。
紫はラグナの驚いた顔を見て、クスリと笑った。
「何をそんなに驚いているのよ、ラグナ。」
「う、うるせぇ。」
そんなラグナと紫のやり取りを見て、紅白の少女は呆れたような声で、
「それで、紫?彼がそうなのね?」
「えぇ。約束通りお願いね、霊夢。」
「はぁ、わかったわよ。・・・・お賽銭も入れてもらったし。」
「おい、何の話だ?」
ラグナがそう訪ねた。そして、その少女はラグナの方を向き少し笑いながら、
「初めまして、ラグナ。私は博麗霊夢。この博麗神社の巫女をやってるわ。そして、これからあなたの面倒を見ることになったわ。よろしくね。」
そして、ここから新たな蒼の物語が始まる。
以上で1話は終了です^^
次回更新は未定ですが、なるべく早く上げたいと思います^^;
それでは、また(o・・o)/~