東方蒼記伝   作:桐生皆無

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遅くなりましたm(_ _)m

とりあえず、本編どうぞ~^^


7話 元凶を探して

 紅魔館の門番・紅美鈴を倒したラグナが屋敷の中に入り探索を始めた頃、魔理沙は、見渡す限りが本に囲まれている、図書館にいた。

 

 

(すごい量の本だな・・・。おっ!この本、なかなか興味深いぜ。)

 

 そう思い本に手を伸ばすと、弾幕が魔理沙めがけて飛んできた。

 

「うわぁっ!!」

 

 かろうじて避けるのと同時に、弾幕が飛んできた方を見ると、少女がいた。魔理沙と同じくらいの身長で紫色の髪をしており、薄紫色の服を着た少女だ。

 

「いきなり攻撃するなよ!」

 

「あなたが私の本に勝手に触れようとしたからよ。」

 

 そう言って、紫色の髪をした少女が答えた。

 

「ちょっと借りようとしただけだぜ?こんなにいっぱいあるんだし。」

 

「悪いけど、素性の知れない人に貸し出す気はないわ。」

 

 少女は、言うが早いか魔理沙に向かってまた弾幕を放った。

 

「くっ・・・!!」

 

 魔理沙はそれを箒に乗って躱すと、少女に向かって弾幕を放ち返した。少女はそれを飛んで躱す。

 

「火符『アグニシャイン』!!」

 

 少女は飛ぶのとほぼ同時に、スペルカードを使った。

 

(この火は・・・!こいつも私と同じ魔法使い・・・。)

 

 迫ってくる火を躱しながら、魔理沙は少女を見た。

 

「逃げてるだけじゃ、私には勝てないわよ?それとも、魔法に恐れおののいたのかしら?」

 

「別に逃げてるわけじゃないぜ!それに・・・。」

 

 魔理沙は懐からミニ八卦炉を取り出すと、それを少女に向けて突きつけた。

 

「人間だって魔法が使えるんだぜ!!この私、普通の魔法使い、霧雨魔理沙がお前を退治してやるぜ!」

 

 それを聞いた少女は、ため息をつくと、魔理沙を見た。

 

「はぁ・・・。ちょっとした魔法が使えるぐらいで図に乗らないで。・・・いいわ。私が本物の魔法を見せてあげる。死んでも恨まないでよね!日符『ロイヤルフレア』!!」

 

 そう、少女が唱えると無数の弾幕が魔理沙めがけて飛んできた。

 

「っ!!!」

 

 魔理沙は、箒を上手く操って避けるが、避けても避けても弾幕が止まない。

 

「私を退治するんじゃなかったの?」

 

「くっそぉ!・・・・・こうなったら!魔符『スターダストレヴァリエ』!!」

 

 魔理沙もスペルカードで応戦するが、だんだん分が悪くなってくる。

 

(このままじゃ・・・。)

 

 弾幕を躱しながら考えを張り巡らせるが、良い案が浮かばない。

 

「げほっ!・・・こんな・・・時に。」

 

 いきなり少女が咳き込み始めた。それに伴い、弾幕の勢いが弱まる。

 

「今だ!!恋符『マスタースパーク』!!」

 

「きゃああああああああ!」

 

 魔理沙が放ったマスタースパークは、少女に当たるとそのまま吹き飛んだ。

 

「パチュリーさまぁー!」

 

 急に声が聞こえたかた思うと、近くの本棚に隠れていたのか、赤い髪にコウモリみたいな翼をはやした少女が、吹き飛ばされた少女を追いかけていった。

 

「ふぅ。危なかったぜ。」

 

 そう言って、魔理沙は額を拭うと、少女を吹き飛ばした方角を見た。

 

「パチュリーって言うのか。覚えておくぜ。」

 

 魔理沙は、本棚の方に向き直り、先ほど手に取ろうとした本とそのほか何冊か抜き取ると、図書館をあとにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 霊夢side

 

「ようこそ。博麗の巫女。」

 

 そう言葉を発したのは、メイド服に身を包み、銀色の髪の毛をした少女。

 

「あんた、誰?」

 

 霊夢が尋ねると、メイドはスカートの裾を摘んでお辞儀をした。

 

「この館の主、レミリア=スカーレット様にお仕えしている、十六夜咲夜です。」

 

「そう。なら、あんたのご主人様に会わせなさい。外の紅い霧、あんたらの仕業ってことはわかってるのよ。」

 

 疲れたような表情で、霊夢が言うと、メイド・咲夜は薄ら笑みを浮かべると、どこから取り出したのか、ナイフを多数投げてきた。それを霊夢は、持っていたお祓い棒で弾いた。

 

「っ!!いきなり何すんのよ!!」

 

「お嬢様に代わって、私がおもてなしするよう申しつかっておりますので。」

 

 それを聞いた霊夢は、臨戦態勢を取って咲夜を睨んだ。

 

「あーそう!なら、人間だろうと容赦はしないわよ!」

 

 霊夢は複数の弾幕を咲夜めがけて放った。しかし、咲夜に当たったと思った瞬間、咲夜は姿を消し別の場所に現れた。

 

「このっ、すばしっこいわね!」

 

 そして、また弾幕を放つが。

 

「無駄よ。」

 

 その弾幕が、咲夜に当たることはなかった。その代わりに、また無数のナイフが霊夢めがけて飛んできた。

 

「くっ!!」

 

(全く、面倒な相手ね・・・!でも、この能力。)

 

 霊夢は、ナイフを全て躱しきると、咲夜を見た。

 

「なるほど。あんた、時間を操ってるのね。」

 

「・・・そうよ。よく今の短時間でわかったわね。でも、能力がわかったからといって、私には勝てないわよ?」

 

「それは、どうかしらね。」

 

 咲夜は霊夢を一瞥すると、ナイフを構えた。

 

「もう終わりにしましょう。メイド秘技『殺人ドール』!!」

 

 咲夜がスペルカードを唱えると、四方八方から霊夢めがけてナイフが飛んできた。

 

「これくらいで・・・!博麗の巫女がやれると思わないことね!霊符『夢想封印』!!」

 

 霊夢が放ったスペルカードは、様々な色の光を放ちながらナイフを弾いて咲夜に迫るが、当たる前に消えてしまう。

 

「何度やっても同じよ!私には当たらないわ!」

 

 そう言って咲夜はホールの端へと、能力を使いながら逃げた。それを見た霊夢は、にやりと笑った。

 

「かかったわね!夢符『封魔陣』!!」

 

 霊夢が次のスペルカードを唱えると、咲夜は驚愕の表情を浮かべた。気づいたときには、咲夜は逃げ場を失っていた。後ろは壁。前左右は霊夢の放った弾幕によって塞がれている。

 

「くっ・・・。まんまと誘導されたってわけ。」

 

「えぇ。こうすれば時間を止めたって回避できないでしょ?」

 

 咲夜は霊夢を睨みつけると、衝撃に備えて身構えた。そして、無数の弾幕が咲夜めがけて飛んでいった。

 

「お嬢様・・・申し訳ありません。」

 

 咲夜はそうつぶやくと、弾幕の衝撃により壁に打ち付けられ、意識を失った。

 霊夢は巫女服をポンポンとはたくと、気を失った咲夜を見た。

 

「まぁこの先、幻想郷で暮らしていくなら、私に迷惑をかけないことね。」

 

 そう言うと、霊夢は異変の元凶を探すため、先へと進んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ラグナside

 

 霊夢と魔理沙が、それぞれの敵を倒し終わった頃、ラグナは紅魔館の廊下をただひたすらに歩っていた。

 

(広ぇな・・・。だいぶ歩いたはずなんだけどな。)

 

 そう思いながら、歩みを止めず進んでいくと、右手の方に木でできた扉が見えた。その扉は頑丈な錠がいくつもされており、なんとも言えない雰囲気を醸し出していた。

 

(いかにも何かありますって扉だな。)

 

 ラグナは腰の剣を抜くと錠めがけて振り下ろした。すると、錠自体古かったのか、簡単に壊れた。

 拍子抜けしたラグナは、扉を開けて中を覗いてみると、地下への階段のようなものが、石造りで続いていた。

 

(地下か・・・。)

 

 それを確認したラグナは、迷いなく階段を下りていった。

 

(扉の状態からして、頻繁に開けられてるわけじゃなかったな・・・。何がいるんだか。)

 

 そんな事を思いながら下っていくと、目の前に1つの扉が現れた。

 

(また扉か。・・・今度は錠がされてねーな。)

 

 そうして、扉を開けたラグナの前に広がったのは、まるで子供の部屋。部屋の中心には小さめのベッドが置いてあるが、それ以上にあちこちに落ちている人形やぬいぐるみに目がいく。そのほとんどが首が取れていたり、足や手がもげていたりしているからである。

 ラグナは周りを訝しげな顔で見回した。

 

(気味がわりぃな・・・。どうする、戻るか。この部屋の先は無さそうだしな。)

 

 ラグナが踵を返して戻ろうとすると、頭上の方から声が聞こえてきた。

 

「誰?」

 

「っ!?」

 

 声に反応し、剣の柄に手をかけ振り返ると、そこには小さな少女がいた。赤と白の服、金色の髪に白い帽子を被り、翼の様なものを生やしている。

 そして、その少女の何よりも印象的なのは、その目。

 

 

 

 

 

 その目は、ラグナの右目と同じ色をしているが、そこにはラグナの目には無い狂気が見えていた。

 

 

 

 

 




今回、ラグナの出番が全くありませんでしたw

しかし、戦闘シーン難しい;;
次話は、ラグナ中心で書く予定です・・・多分w

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