ONE PIECE ~青天の大嵐~   作:じんの字

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ヒゲヒゲ団って知ってる?ボンバーマンの。え、ボンバーマンを知らないだって?全く近頃の若いのは(ry

化け物の階段の〜ぼる〜、君はまだ超新星さ

 

どうも、“白ヒゲ”に睨まれた“辻斬り”ことグンジョーくんです。

 

 

ついに出会っちゃた後の大海賊。

 

ほんとーはもっと違う人に会いたかったなー、とは言わない。

 

言ったけど。

 

そうこうしているうちにエドワードさんが船の近くまでやってきました。

 

どうやってここまでくるのかな・・・、俺みたいに昇ってくるのかな?って思ってたけど、小舟からジャンプしてくるが正解でした。

 

え?高さ3メートル以上あったよね?

 

・・・・大海賊パネェ!!

 

あと、船が結構揺れたのに平然としている俺もパネェ!!

 

 

そして、ついに俺と対峙するエドワードさん。あ、このときはまだひげないんだ。

 

と、いきなり俺のことを凝視していたエドワードさんが口を開いた。

 

「・・・おめえ“辻斬り”グンジョーだな。」

 

おや、知ってんのか。なら話が早い。

 

「そうだよ。あんたみたいな大物にも名前がしってるなんて光栄だね、エドワード・ニューゲート。」

 

エドワードは一瞬キョトンとした後、何故か大声で笑い出した。

 

「グララララララララララ!!俺みてえな小物に大物なんてつけるたあオメエどんだけ謙遜してんだ!?」

 

おお、自分を小物呼ばわりする白ひげ。レアじゃね?

 

「そうだな、ところでエドワードさん。」

 

「あ?」

 

 

 

「テメエ、いきなり何さらしとんじゃオラア!!」

 

 

 

不意打ちからの回し蹴り!!キマッタ!!

 

「うおわ!?」

 

軽く吹っ飛ぶエドワードさん。ハハッ、ざまぁねぇぜ。

 

この光景を未来の息子さんたちが見たら

 

『えええええええええええええええ!?』

 

とか大口開けてキョドってるんだろうな。

 

というか、回し蹴りで吹っ飛ぶ白ひげは中々シュールだな。一眼レフは何処かに無いのだろうか。ウツルンデスでも構わん。

 

「テメエいきなり何すんだアホンダラア!!」

 

なんとか、船のヘリにつかまってやがった。海に落ちなかったのか。

 

チッ

 

「オメエ今舌打ちしなかったか?」

 

「ザケンナ!!そっちこそアホか!?いきなり津波起こして攻撃するたぁどうゆう頭してんだぁ!?」

 

「あ?いいじゃねえか無事だったんだしよ。」

 

「そんなんですむか!!一歩間違えたら海の藻屑だわ!!」

 

「グチグチうるせえなぁ、女々しいやつだ。お前本当に男か?」

 

 カチン

 

「あ?テメエこそ、いきなり津波起こしやがって、何だ色々溜まってんのか?お?」

 カチン

 

「テメエ、こっちがした手に出てりゃいいきになりやがってキャンキャン吠える狂犬野郎!?。」

 

「なってねえしそっちが先にやったんだろうがこの振動中毒?」

 

「「・・・・・・・。」」

 

「「やんのかゴラア!?」」

 

 

 

とゆーわけで

 

 

 

近くに丁度あった小島で決闘です。

 

てか、この展開まじか。

 

(・・・)

 

死へのカウントダウン?

 

ノー、ノー

 

大戦争へのカウントダウン。

 

まがりなりにも地震使いの化け物。こっちはまだ手加減ができないヤンチャぼーず。

 

さて、この2人が激突したらどうなったでしょう?

 

 

大災害ktkr

 

 

というか、距離はあるけどあの街大丈夫かな。あそこのパスタもう一回食いたいんだけど。

 

「質問だが。」

 

「何?」

 

「津波を斬ったのはお前か?」

 

「そうだけどそれが?」

 

「そうか。」

 

グラララと笑った後、エドワードさんが不敵に笑う。ヤバイ惚れそう。

 

「久々に手加減しないで済む。」

 

・・・やっぱ今のなし!!

 

例の振動発射体勢をとるエドワードさん。

 

いきなりか!?っ、仕方ねえ!!

 

虎丸の斬撃を“飛ばす”のではなく、俺の目の前に“停滞させた”。

 

「ウェアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

 

「“烈風エマージェーシー”!!」

 

襲いかかる振動。

 

それを俺は目の前に作った斬撃の壁で防ぐ。

 

「!?」

 

「うおわ!?」

 

俺の“烈風エマージェーシー”と振動が一瞬拮抗し、その後地震エネルギーが破裂して吹き飛んだ。その余波を受け俺は数m吹き飛んでしまった…なるほど、さっきの意趣返しってわけか?子憎たらしいやつめ!!

 

「ほぅ…オメエが初めてだぜ、俺の振動に負けるでもなく拮抗したってのは。」

 

「いんや、こっちが負けたよ。さすがだな、グラグラの実は!!」

 

「何?お前知ってるのか?」

 

「あぁ、だがこっちも吹き飛ばされたからおあいこさ!!じゃ、今度はこっちからいくぜ!!」

 

これじゃあ、ただの“旋風スクランブル”だったらまず攻撃にもならんがな…。

 

「ならば!!」

 

俺は虎丸をいつもより深く構えなおし、高く上空へと飛び上がる。そして、その間に溜めておいた一撃を身体を回転させつつ解放!!

 

「“爆風ナマズスクランブル”!!」

 

俺が放ったのは“旋風スクランブル”よりも遥かに巨大な一撃。一撃が重い分、いくぶんか速さは落ちるが、旋風に比べたら、その威力は軽く数倍に跳ね上がるのだ!!

 

「吹っ飛べデカブツ!!」

 

グハハ、未来の大海賊“白ひげ”に黒星をつけてやるわ!!

 

「…ハッ」

 

だが、そこは白ひげさん普通じゃなかった。

 

何を思ったか“爆風ナマズスクランブル”に突っ込んで来やがった!!そこは、普通コマンドよけるを選択しろよ!!危なすぎて海賊達にもまだ使ってないんだぞこの技!!

 

しかし、俺の心の叫びもよそに爆風ナマズスクランブルと白ひげの距離はグングン縮まり、そしてついに両者は激突した。

 

…え、激突!?

 

「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」

 

ここにきてやっと俺は白ひげが何をしているかに気付いた。

 

コイツはもともと真正面から爆風ナマズスクランブルを打ち破る気だったんだ!!それを証拠に、白ひげの右腕と左腕にはいつの間にやら、それぞれ振動エネルギーが蓄積されていた。

それを、自分ごと“爆風ナマズスクランブル”に突っ込んで、相殺する気なのか!?

馬鹿ななんて無茶苦茶な奴!!疾風スクランブル以上の剣圧を誇る、爆風ナマズスクランブルを本当に正面から突破しようってのか!?

 

そしてついに、白ひげは“爆風ナマズスクランブル”を…打ち破ってしまった。

 

「わぶ!?」

 

破られた爆風ナマズスクランブルの余波が、地面の土を抉り取り、粉塵としてまだ宙にいる俺の顔面を直撃する。

ホコリを振り払おうと顔を振ったのもつかの間、何かが俺の頭をつかんで、地面へと叩きつけた!!

 

「捕まえたぞアホンダラ!!」

 

そう!それは、他の誰でも無いエドワード・ニューゲート、その人だったのだ!!

奴は俺がひるんだ一瞬の隙をつき、視界が塞がるのも厭わず、無防備になった俺を捉えに行ったのだ。

 

「この、放しやがれー!!」

 

「グラララ!!それで放すバカはいねぇよ!!」

 

地面に押し付けられている俺には、巨大な白ひげの左手に隠れてほとんど視界が無い。

しかし、それ以外の感覚が働き、俺の身体に迫るも何かの情報を伝える。

 

砂埃の舞う音、

 

虎丸が手からこぼれ落ちる感触、

 

そして、空気を無理矢理圧縮させたような…異音

 

「ウェアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

 

次の瞬間、白ひげの右腕に圧縮されていた地震エネルギーによる超振動が俺の身体中を駆け巡っていた。


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