ONE PIECE ~青天の大嵐~   作:じんの字

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感じるな、考えろ!!

 

きままにシンガソング。どうもあなたのグンジョーです。

 

さて、俺は今甲板で釣りをしている。エレファントホンマグロでもつれないかね。

 

この船は今次の街へと歩を進めている。

 

え?白ひげ?

 

あいつはさっきからなんかしてる。実験だとか言ってたけど。

 

ん?あれは俺の虎丸じゃん。何すんの?

 

と、白ひげが明らかに自分の手よりも小さい虎丸を思いっきり振り上げ

 

「ウェアアアアアアアアア!!」

 

「何やってんのオマエェェ!?」

 

虎丸をブン投げやがった!!錆びる!!

 

そう思った瞬間、俺は海面にダイブしてた。

 

 

 

 

「いまいちその感覚ってのがよくわかんねえんだよな。」

 

グラグラ笑ってんじゃねえよ。俺結構今怒りおさえてるんだよ?海水の冷たさで若干冷静になりつつも若干キレぎみだ。

練習に俺の命に等しいもの使うってどんな神経してんの?馬鹿なの?死ぬの?

「そっか・・・、俺も試し斬りしてた時に突然出たから驚いたもんだよ。俺が掴んでいる感覚が分かれば早いんだけどな。というか、俺の虎丸がを濡れてしまったんだが・・・。」

 

「気にすんな、アホンダラァ。」

 

「気にするわ!!テメエ俺ともう一戦決闘やりてえようだな!?やるか!?」

 

俺たちはとある町に物資の補給のために立ち寄っていた。ま、大人2人だけでも、結構もったがやはり食料の底は来る。・・・・というか、白ひげ。おまえバカスカ酒飲んで平気なの?アル中にならないの?死にたいの?

 

「オメエは今まで剣の訓練して手に入れたんだろ?それをオメエよ一回で俺ができちゃあ、剣士の立場ってもんがねえだろうよ。」

 

 グララララと笑う白ひげ。・・・うん。俺は別に気にしないけどね。

 

「でも、一々あんな隙だらけのモーションばっかやってたらいつか死んじまうぞ?」

 

「ハッ、俺の能力は超人系<パラミシア>じゃ最強らしいぜ?それに俺は頑丈だしな。すぐには死なねえよ。」

 

実際死ななかったしな、グラララとか言ってるけど、この人が言うとなんか納得してしまう。

 

あのセンゴクさんが、世界を滅ぼす力っていってたしね。その気になればこいつ世界征服できんじゃねえの?

 

「というか、武器買おうよ武器。」

 

「武器だぁ?」

 

「そうだろ。てか、素手でできると思ってんの?さすがに、それができたら俺は死ぬる・・・。」

 

「まぁいいか。でも、俺に合う武器があるのか?並みの武器じゃ俺には合わねえがな。」

 

それがあるんですよねぇ。漫画で見た白ひげはいつも巨大な薙刀を持っていた。白ひげの振動能力や、あれだけドンパチやっても壊れなかったあの薙刀は絶対すごい武器なのだろう。

 

でも、どこで手に入るかがわからん。そんな描写なかったからな。

 

いっそ、一から作ってもらおうか?いや、でもあの薙刀は並みの職人じゃ作れないだろう。腕のいい職人・・・それもすごいやつ。鬼徹とかしか浮かばないけどな。

 

「おい、何黙ってんだ?」

 

「ああ、ゴメン。少し考え事をね。」

 

「ほう、ま「オイ!でこみてやがんだ!?」何だ?」

 

目の前を見てみると、海賊達が一般人の人に因縁をつけている。

 

「テメエ、俺がセイアツ海賊団副船長アンデルセンと知ってんのか!?」

 

「ヒイイイイすいません!!」

 

「副船長こいつ調子乗ってやがりますぜ!?」

 

「なにぃ!?お前調子に乗ってたのか!?」

 

「の、のってませんよ!?」

 

「生意気な野郎だ!!」

 

「誰か!!た、助けて!!」

 

なるほど、この副船長ってやつは脳筋だな。部下の言うこと鵜呑みにしてやがる。このまま手を出してもいいけど、・・・あれ?白ひげ?

 

「ウェアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

 

「そけぶ!?」

 

「「「「「「「「「「何やってんのお前!?」」」」」」」」」」

 

いきなり白ひげが副船長をぶったたいてた。というか、今のツッコミ街の人とハモッたな。キングオブコントねらえるかな。今は関係ないな。

 

「テメエ何しやがんだ!?」

 

「・・・見りゃわかんだろ。」

 

「ふざけやがっておりゃあああああ!!!」

 

「ふん!!」

 

剣をふりあげて向かってくる敵をぶん殴って通りの向こうまで吹っ飛ばした。スゲエ・・・。

 

「てめえら・・・、恥ずかしくねぇのか?」

 

「「「ハ、ハイ?」」」

 

おーおー完全にビビってやがる。そりゃそうか、強さはどうか知らないが副船長ってのは実質一味の?2だ。それが一撃でのされちゃったんだからな。

 

「海賊ってのはなぁ、“仁義”ってもんがあって成り立つんだろうがぁ!!テメエらみてえな姑息な真似してる奴を見るとイライラすんだよ!!なんならここで俺がぶっつぶすぞ!!」

 

・・・うおぉ。スゲーカッコイイ。

 

「「「し、失礼しましたあああああああああ。」」」

 

ドピューン、って感じで気絶したままの副船長+αを抱えながら逃げてった。スゲエ速さだ。

 

「ありがとうございました。」

 

近付くと白ひげがお礼言われてた。さすが、大海賊。一般の人には絶対に手はださないんだな。

 

「ああ、構わねえよ。俺が好きでやっただけだ。」

 

「でも、よろしかったんですか?」

 

「なにがだ?」

 

「あのセイアツ海賊団は艦隊をもってまして、狙った獲物は逃がさないことで有名なんですよ。」

 

「それがどうした。」

 

と、その人は口をつぐんでしまった。

 

「非常に言いにくいのですが・・・。」

 

「言ってみろ。」

 

なになに?俺も気になる。

 

「あなたは、確かに強いですけど、それでも“アイツ”には勝てないと思います。」

 

「あ?」

 

「アイツって誰?」

 

会話に参加させてもらおう。

 

「そいつの名前は・・・。」

 

 

 

ズシン

 

 

 

という音が響くとともに大きな振動が来た。

 

「うわ、きた!!」

 

街の人たちは蜘蛛の子を散らすようにいなくなってしまう。

 

「え?何これ、ニューゲートお前か?」

 

「いや、俺じゃねえ。」

 

白ひげは海の方角を睨みつけている。

 

何だ?

 

何が起きているんだ?

 

ズシン、ズシンという音と振動が徐々に近くなってきてついに止まった。

 

突発的な地震か?俺がそう思ったのもつかの間、

 

 

 

目の前の家が崩れ落ちた。

 

 

 

「は?」

 

思わず俺の口からそんな声がこぼれたが、白ひげは冷静だった。まるで、音の正体がわかってるみたいに。

 

崩れ落ちたところには人間がいた。

 

でも、ただの人間じゃなかった。

 

「よう、うちの船員をかわいがってくれたのはオメエさんかい?」

 

「そうだが?」

 

「そうか。」

 

相手をにらみつけてる白ひげ。

 

俺はため息しかでてこない。

 

そして、その口からあまり聞きたくなかった言葉が聞こえた。

 

「俺はセイアツ海賊団船長“大球”のロッキー。見ての通りの

 

 

 

 

             “巨人”だ。」

 

 

 


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