ONE PIECE ~青天の大嵐~   作:じんの字

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現れのはァ、あいつだ!!

 

「・・・え?」

 

いや、なんもいえねえグンジョー君です。

 

今、北島○助と完全にリンクした。気分だけど。

 

つか何でここにいんの?

 

中将なんて偉い人がここにいるわけないじゃん!!

 

「え?いや今なんと?」

 

「で、お前は俺のドーナツを知らないか?」

 

「モンキー・D・ガープって言いました?」

 

「何で俺の名前を知ってるんだ?」

 

「いや、今自分でいったじゃん・・・。」

 

まちがいないな・・・。

 

この人は“英雄”モンキー・D・ガープだ。

 

つうか、若!!

 

こんな若々しい(いつも若々しかったけど)おじいいちゃん初めて見たな。

 

あーもーやだこの人。

 

「あ!そうだお前、海軍の船を見なかったか?」

 

いきなりだな。

 

「それなら、さっき出てったよ。あの海賊のロッキーってのを連れてね。」

 

「何!?先に行っちまったのか!?」

 

「知らなかったのか?そりゃ寝てたからか・・・。」

 

短時間しかこの人と交流してないが、ここ一週間分のエネルギーを使いきった気がする・・・。

 

センゴクさんの苦労が今わかった。

 

「おう、こんな場所にいたのか。」

 

いつのまにやら後ろに白ひげがいた。

 

ああ、助かった。この人に何とかしてもらおう。俺じゃ手におえん。

 

「ん?」

 

「あ?」

 

白ひげとガープの顔が・・・戦闘態勢になっていく?

 

「アホンダラア・・・何でここに筋肉バカがいるんだあ?」

 

「海賊が何の用だ?」

 

お二人ともお知り合いだったんですか?

 

「グンジョー、ガープを知らねえのか?こいつは大砲の球を自分で投げて海賊船叩き潰す化け物だぞ?」

 

「お前こそ素手で振動を起こす最強の超人系<パラミシア>の化け物のくせして何を言う?・・・ちょっと待て“グンジョー”?」

 

あ、やべ何かいやなよかん。

 

「お前賞金稼ぎ“辻斬り”グンジョーか?」

 

今気付いたのか?でも、ここはしらばっくれたほうがいいな。

 

「イヤー、ツジギリ?ダレソレ?ナンノコトダカワカンナイナー?」

 

「グンジョー・・、その言い訳は苦しいと思うぞ?」

 

やっぱり?

 

「そうか、なるほどな。お前

 

 

 

 

 

 

 

俺と戦わねえか?」

 

 

 

 

 

 

ゴウッ!!   その瞬間“何かの力”がガープから溢れ出した。

 

「!?」

 

ビリビリとその力が俺にぶち当たるのを感じる。こいつ何をしやがった!?

 

「ほう・・・俺の“覇気”を受けて平然としているとは、ますます戦いたくなったな。」

 

じょ、冗談じゃねえ!!

 

・・・今のが“覇気”

 

それも

 

“覇王色”の覇気。

 

 

こんば化け物と戦えるか!!命が死ぬわ!!

 

やっぱおじいちゃんの拳骨は“愛”じゃなくて“覇気”だった!!

 

明らかに臨戦態勢になる目の前の二人。

 

俺もやらなくちゃいけないようだな。

 

虎丸を構えなおす。

 

一触即発の空気だ。

 

プルルルルルル、プルルルルルル

 

?何だ今の音・・・お!あれは電伝虫か!?初めて見た。

 

「ガチャ」

 

「はいもしもし俺だ。」

 

『ガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァープゥ!!』

 

「「「!?」」」

 

耳がキーンってなった。

 

何これ?今ガチバトルの雰囲気でしたよね?

 

…いや、何となく分かった。あーこれ、あれだわたぶん今のは俺の予想だとあの展開だわ。

 

「なんのようじゃい“センゴク”!?」

 

『戻ってきた船にいないと思ったら貴様どこをほっつき歩いとるかぁぁぁぁぁぁ!?』

 

ああ、やはりあなたですか。

 

“仏”のセンゴク。

 

「センゴク…成程な」

 

おや?白ひげもう知り合いなの?

 

「最近、策を考えるのがうまい准将がいる・・・という話を聞いたことがあるだけだ」

 

あ、さいですか。

 

『ガープ!!今度の会議は例の超新星<ルーキー>ゴール・D・ロジャーとエドワード・ニューゲート。そして、ニューゲートと行動を共にしてる“辻斬り”についての重要な話し合いだとあれほどいっただろうが!!』

 

え?俺も話題になってんの?いやーなんか照れるね。

 

「あー気にすることはないゼンゴク。」

 

『何がだ!?』

 

「その内の2人が俺の目の前にいるからな。」

 

『…戦闘中だったのか?』

 

「いんや。これからするところ。」

 

『…いや、いい。今はやめておけ。この先また会う機会もあるだろう。とりあえず早く帰ってこい。これ以上かばいきれん。じゃなきゃまた罰則だぞ。』

 

「何!?それはいかん!!帰る!!今すぐ帰る!!」

 

・・・戦闘は回避できたみたいだな。よかった・・・。

 

「おい。」

 

「!?」

 

いつのまにか近くまで接近していたガープ。ヤベッ、殴られる!?

 

「ほいこれ。」

 

受け身の態勢をとっていると何か差し出された。これは紙?いや、でも何か書いてある。

 

「いつでも電話してこいよー。相手しちゃる」

 

そうすると、腕をサムズアップして帰って行ってしまった。…なんなんだ?

 

すると、白ひげがグラグラと笑っていた。一体どした。

 

「よかったなお前。」

 

「あ?」

 

「あのガープに目えつけられたみてえだな。」

 

俺はその言葉を反芻した後、ムンクの叫びになった。

 

 

 

一週間後。

 

 

賞金首

 

エドワード・ニューゲート

 

懸賞金1億ベリー

 

ここまではいい。賞金額アップオメデトウ。だが、問題は次だ。

 

 

 

wanted!!

 

“辻斬り”

 

グンジョー

 

懸賞金7000万ベリー

 

DEAD or ALIVE

 

 

は?

 

「………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………」

 

いや、は?

 

「………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………」

 

「お、おいどうした?」

 

フルフル

 

フルフル

 

「ガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァープゥ!!」

 

 

カモメがなく空に向かってバインドボイス(大)を打ち上げろ!!




あまり、ああああああああとか連続で多く書くなと言われても、ガープさん相手だったあああああああああとかなっちゃうのは仕方がないよね…

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