ONE PIECE ~青天の大嵐~   作:じんの字

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決着

 

「「ウオオオオオオオオオオ!!」」

 

「舐めるな!!“折神 爆手裏剣!!”」

 

 

なんかこっちのほうが強そうだったから来てみたものの・・・

 

会ってみたらメチャクチャムカツク野郎だった。

 

一発ぶんなぐらなきゃ気が済まねえ!!

 

それに、あいつがムカツクのはこいつも同じらしいな!!

 

いい仲になれそうだ!!

 

と、いろいろ考えてたらパピエルが紙を手裏剣にして飛ばしてきやがった!!

 

 

「それはこっちのセリフだアホンダラ!!ウェアアアアアアアア!!」

 

 

<ドン!!>

 

<ドドドドドドン!!>

 

 

震動を使って紙をすべて爆破させる!!

 

ほう!!やはり、震動を使う能力か。

 

最初は衝撃波でも飛ばすだけかと思っていたが、なかなか強そうじゃねえか!!

 

 

「まだだ!!“折紙 黒兜”!!」

 

 

今度は兜か!?

 

 

「ヌン!!」

 

 

<ガキン!!>

 

だが、この程度の装甲じゃ俺にとっては意味がないぜ!?

 

 

「馬鹿な!?」

 

「いや、事実だ。そして・・・」

 

「隙だらけだ、ウェアアアアアアアアアアア!!」

 

<ドン!!>

 

 

「ガッ・・・」

 

 

一瞬唖然としていたパピエルをエドワードが殴り飛ばす!!

 

パピエルはそのまま船の室内まで吹っ飛んで行った。

 

・・・っチ、俺ももう一発殴りなかったな。

 

 

「終わったようだな。」

 

「なんでえ見てるだけか?」

 

「いや、本当は俺も一発入れたかったんだが、今回は譲ってやる。だが、今度お前と戦わせろ!!」

 

「アホンダラが・・・。」

 

「ま、まて!!」

 

 

気づいてはいたが、まだ戦う気があるようだ。パピエルは血だらけになりながらこちらを睨みつけてくる。

 

 

「こ、これで終わったと思ったか?」

 

「お前ボロボロじゃねえか。このまま戦っても面白くねえし、何より俺のプライドが許さねえ。」

 

「・・・“黄紙”」

 

 

黄色の紙が傷口に触れると、たちまち傷が癒えていき、代わりに黄色の紙が破けた。

 

 

「黄紙はあまり使いたくなかったのだがね。数が少ないし何より1日の使用回数が1回のみだ。」

 

 

確かに、外の傷は治ったようだが、口からは未だ血が滴り落ちている。

 

おそらく内部で回復はできないものなのだろう。

 

 

「ここまで追い込んだことはほめてやるが・・・貴様ら、貴様らだけは絶対に許さない!!」

 

 

次の瞬間パピエルの体から先ほどまでとは比べ物にならないほど大量の紙の束が生み出された。

 

ほう、窮鼠猫をかむってところか?

 

 

「アホンダラ、こうなりゃ俺が「待て」…あ?」

 

「俺にやらせてもらおうか。」

 

この俺が直々に本当の強さを教えてやろう。

 

「クククククでは貴様から消し炭にしてやる。」

 

「なあ、お前は仲間はいないと言ったな。」

 

「あ?」

 

「俺の仲間は俺の海賊団全員と、そしてまだ見ぬ俺の船の船員たちだ。」

 

「だからそれがどうした!?」

 

「それがどうした、だぁ?じゃあ教えてやるよ。だから俺はあいつらのためにここで負けるわけにはいかねぇんだよ!!」

 

「!?ならば、お前を殺した後で貴様の仲間とやらをすべて皆殺しにしてくれよう!!」

 

「やってみろ!!できるもんならな!!」

 

今、俺は見えぬ“鎧”を纏う!!

 

「赤紙“大火災”!!」

 

「“覇気”!!」

 

俺の振りぬいた拳と爆発する紙の群れが激突するが、一枚の紙が爆発すると同時にほかの紙も連動して消し飛ぶ!!

 

 

「そんな!!」

 

「よそみしてんじゃねえぞ!!」

 

「!?グガアアアアアアアアアアア!!」

 

 

覇気を纏った拳がパピエルの顔面に突き刺ささる!!

 

 

「オリャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

 

「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?」

 

 

<ドン!!>

 

 

次の瞬間パピエルは島のほうまで吹っ飛んで行った。

 

 

 

「何故だ何故だ何故だ!?」

 

 

高速で接近してクインテッドと戦闘中です。

 

つうか、遊んでます。

 

最初はドヤ顔で「俺の剣を見よ!!」とか言ってたけど、今その顔は焦りしかない。

 

いやだってわかりやすいんだもん。

 

つうか、マツよりも遅いし、何より太刀筋が単純。よけてくださいと言っているようなものだ。

 

ヒョイヒョイとクインテッドの剣をかわしていく。

 

これで、マツ馬鹿にするとか・・・

 

万死に値するわ!!

 

 

「何故だ?何故当たらないのだ?」

 

「ああ?どうせ、自分の力量を見誤って、鍛錬もしてなかったんだろ?毎日鍛えてる俺にテメエが勝てるとでも?そんなんじゃマツにも勝てねえよ。」

 

「ちょ、ちょ、調子に乗るなあ!!」

 

 

クインテッドが懐に手を突っ込むと、大砲を取り出した。

 

つうか、それどこに入ってた!?

 

 

「死ね!!」

 

「死なぬ!!」

 

 

つうかよけるまでもねえ!!

 

 

「“旋風スクランブル”!!」

 

 

<ズバッ!!>

 

 

一瞬で大砲ごと一刀両断する。

 

 

「うわっ!!」

 

 

およそ中将とは思えないような悲鳴を上げながらその場にこけるクインテッド。

 

ダサイ…。

 

原作ONE PIECE何かは見ただけで、「あ、たぶんこいつ強いわ。」みたいなのがあったけど、こいつには何も感じられねえ。うん、ザコキャラ。踏み台。

 

というか、今の海軍の戦力レベルってどうなの?仮にも海賊を海軍に誘うとかよっぽど人手が足りないの?

 

「三流海賊が図に乗りおって!!こうなれば、私の最強の技を持って始末してやる!!」

 

「…あー、そういえばまだいたね」

 

戦ってみたら予想以上の自惚れキャラでなおかつ弱い。

 

だが、容赦はする気はないよ?

 

「“喜劇四十奏”!!」

 

「“辻斬り風ステルス”…」

 

<<ギィン>>

 

 

 

 

「辻斬り御免」

 

 

 

 

「グハッ…」

 

「マツと比べても全然戦った気がしなかった。もう一回出直してこい」

 


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