ONE PIECE ~青天の大嵐~   作:じんの字

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能ある鷹は・・・タカハシさん?

「グボアッ!!

 

 

海水を吹き出すと同時に意識が急速に覚醒する。

 

 

「ハッ!俺はいったい何をやって」

 

 

しかし、どうやら無事に島に着いたらしい。

 

 

「なんとか助かったのか…」

 

 

その時、頭の中で本能で無理やり封じていたはずの記憶が脳裏によみがえる。

 

思い出されるのは地獄の記憶

 

 

急に揺れる海面

 

 

急浮上する小舟

 

 

怪物たちの群れ

 

 

絶叫とともに消え去る意識

 

 

「・・・・・・怖かった。」

 

 

原作知識があるのに忘れていた。あの海は凪の海<カームベルト>。

 

凪ゆえに風が吹かない・・・、というのは問題でなく、真の恐怖はそこではない。

 

あそこは海王類の巣があるのである。

 

昔、北欧の海にいたクラーケンという怪物が出現の際、海が凪になり、船が急に止まる、というのを聞いたことがある。

 

あの時俺は昔の船乗りのみなさんと思考がリンクした。

 

 

 

あ、俺死んだわ。

 

 

 

あの状況で生き残れたのは奇跡と言えよう。

 

どうやら破壊された小舟の木片につかまって漂着したらしい。

 

 

「ところで、ここどこ?」

 

 

あたりを見回すとうっそうとしたジャングルが目の前にあった。

 

ちなみに、初ジャングルである。

 

 

「とりあえず・・・。探索を始めよう。」

 

 

グンジョー探検隊いっきまーす。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

「ブヒブヒブヒブー!!」

 

「で、こうなるわけだが。」

 

 

目の前には巨大な豚、もとい猪。

 

腹をすかしているらしく涎を垂らしている。

 

なるほど、グンジョー君を今日のランチにするつもりですね?わかります。

 

 

「って分かってたまるか!!」

 

「ブヒ!?」

 

 

拳骨一発殴り倒す。

 

 

「ブー!!」

 

「もうめんどくさいわ。“辻斬り風ステルス”!!」

 

 

<ズシャッ!!>

 

 

「辻斬り御免っと、さて、俺のランチにしようかね。」

 

 

とりあえず、ワイルドにそのまま焼いて食うぜ〜

 

テッテレテレレテッテレテレレテッテレテッテレテッテレテッテレテテテテテン♪

 

上手に焼けました〜

 

 

「腹ペコ!!」

 

 

ガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツ

 

 

「御馳走様でした!!」

 

 

たいへんおいしゅうございました。

 

さてと、

 

骨のみになった猪と膨れた腹を見ながら物思いにふける。

 

とりあえず、修行だな。よくは分からないが、これから未来の七武海やら四皇やらが出てくるだろう。

 

いまのままじゃ新世界どころかシャボンディ諸島でも死にそうな気がする。いや、俺のことだから天竜人には絶対喧嘩を売るだろう。

 

自制ってなに?おいしいの?

 

だから、死亡確率を低くするためにも頑張らなければ。

 

うむ、そうと決まれば、ここがどこの島だかは知らないが、さっさと脱出するに限る。

 

とりあえず、ビート板にしろ、小舟にしろ、何にしろさっさと脱出するに限る。

 

 

「う〜む、大味すぎて食感がいまいちだったな・・・。」

 

 

その前に何か別のものを食いたいな。

 

 

 

・・・おや?あれは?

 

 

 

 

 

「あれは何?」

 

 

見ると煙のようなものが立ち昇っていた。

 

山火事だったら大変なことになる・・・、もしかしたら、誰かが食事をしている可能性もあるけど、一応見に行くことにしましょうか。

 

 

「一応見に行きましょうか〜。」

 

「ええ、そうね。」

 

 

木々を抜けていくと誰かが倒れていた。

 

 

「ちょっとあなた大丈夫?」

 

 

返事がないただの屍のようだ・・・じゃなくて全身キノコだらけ!?

 

 

「え?これカラダカラベラボウニキノコガハエルダケじゃない!?大変!!体からキノコがべらぼうにはえてきて死んじゃうわ!!」

 

「あら〜それは大変。」

 

「村に運ぶわよ!!」

 

 

急いで運搬しなくちゃ!!

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

「で、運搬してきたってわけ?」

 

「うん、たぶんこのままじゃ死んじゃうわ!!」

 

「う〜ん、でもカラダカラベラボウニキノコガハエルダケって中々おめにかかれないのよね、学者としてはすっごい興味があるんだけど、しょうがないか、人命第一だもんね。」

 

 

彼女はおもむろに懐から油の小瓶を出すとその人に振りかけて・・・マッチに火をつけた?

 

 

「ホイッ。」

 

「ぎぃやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

 

「ちょ、ちょっと何やってんの?」

 

「こうしないとキノコが取れないの。ちなみに、体から取れたキノコはおいしくいただけるからたべちゃっていいわよ。」

 

「え〜本当?あ〜おいし〜。」

 

「と、とりあえず川で体を洗ってくるわ・・・。」

 

いきなりう突拍子もないことをするから学者の彼女は苦手だ・・・。

 

とりあえず彼女を川に連れてゆき体を洗うことにする。

 

 

「しかし、どうしたのかしら全身傷だらけ。何か恐ろしいことでもあったんでしょうえね・・・。」

 

「そうね〜。ん?あら〜?ここにキノコのこってるわよ〜?」

 

「あら本当だ。また焼かなくちゃ・・・。とりあえず彼女を連れてきてくれる?」

 

 

いや、そのまえにひっこ抜いちゃいましょう。

 

 

「ウググググ・・・だめだ深く根を張ってるみたいで取れないわ。」

 

「あらー大変刀で斬っちゃう?」

 

「まあ、それも考えてみましょうか。」

 

「はい、お待たせ・・・て何してんの?」

 

「キノコが残ってるから切り落とそうかと。」

 

「え?おかしいわね?さっきので全部燃え尽きたはずなのに・・・。よく見せて?」

 

 

いつの間にやら人ごみができてるわね?噂が早く広まったみたい。

 

と彼女の動きが止まった。

 

 

「?どうしたの?」

 

 

懐の本を取り出すと血走った目でページをめくりだす。

 

 

「うそ・・・・。でも間違いない。」

 

「何があったの?」

 

「信じられないだろうけど・・・・」

 

 

急にあたりに重苦しい空気が流れ始める。何があったんだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この子“男”よ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・え?

 

 

「「「「「「「「「「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?」」」」」」」」」」

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

凪の海に浮かぶ島

 

アマゾン・リリー通称“女ヶ島”

 

もし、君が男なら

 

決して夢見ることなかれ

 

決して立ち入ることなかれ

 

君がまだ

 

命が惜しいと思うのなら・・・・・・

 

 




ヒギィ!!二次のフラグってどうすればいいかわからないでゲスぅ!!
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