98円のキャラメル味だと!?マダムシンコのバウムクーヘン・マダムブリュレを買ってこいといっといたやろがい!!」
「きゃあ!?」
む、どうやら夢だったようだ。
さて、どうもみなさん今日も寝覚めがよろしくないでおなじみグンジョー君です。
「というかここどこ?」
四方八方石石石石石石造り。何でこんな場所に?という疑問が浮かぶ。
最後の記憶はキノコを食べた後、何だか気分がよくなってきて寝てしまったこと。
それから・・・
「!?」
下を確認。ふぅ、良かった問題がなさそうで。
今でも夢の内容を思い出すだけで身の毛がよだってくるよ!!
火をつけられ・・・そして・・・そして・・・鋏が・・・
鋏が〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
ふぅ、ブレスレット、ブレスレット、少し取り乱してしまったようだ。こんな状態クールが売りのグンジョー君らしくないじゃないか。どうしてしまった自分。
「ねえ。」
「?」
下を見てみると、幼女がいた。しかも、かなりきわどい格好の。
幼女(際どい)
俺(裸)
「・・・・・。」
「ねえ、大丈夫?」
「・・・・・・・・・・・。」
「でも、大丈夫みたいね。よかった、うなされてたから心配してたの。」
「おおおおおおおお嬢ちゃん。」
「何?」
「間違いは・・・起きなかったよね?」
「?」
ああああああああヤヴァイヤヴァイ、この状況傍目から大変なことになる。読者がひく、俺と(作者の)品性が疑われる、PTAがくる。
クライミライしか見えない!!
何とか誤解(今の状況)を解かなければ!!
「間違いって何?」
「えっ!?いや、なんと言うか、少しタグに別のものを入れなければいけない事態というか、なんというべきか・・・。」
「?私はご飯を運んできただけだよ?」
「そ、そうかそうか。」(っぶねー!!)
「うん。じゃあ、私はもういくね。」
そういった後、幼女は扉を開けガチャリと鍵をかけた。
「あれ!?」
もしかして、俺って捕まっちゃってます?
いや、何で?
俺なんか悪いことしたっけ!?・・・・したか。
あ、でもここに着てからは何もしてない・・・ハズ!!たぶん・・・。
「いや、でもこの状況何かデジャビュってるんだよなー。」
う〜ん、これ何フラグでしたっけ?
「ここまで、ででるんだよな〜。」
すると、大勢がかけてくる音が聞こえた。
「男が目を覚ましたというのは本当か!!」
「早急に処理せねば。」
「戦士たちを集めろ!!」
何かいろいろ聞こえるけど、多すぎてうまく聞き取れんな。
硬いベットの上でジーッとしていると、目の前にある集団が現れた。
全員女だった
「…え?」
知ってる。俺この展開知ってるぞ。それと、すこぶる嫌な予感もついでにしてきた…。
「目覚めたか男」
リーダー格らしい背の高い黒髪のお姉さんが質問してきた。
というか、ちゃんととした服着なさい、すっげー恥ずかしいんですけど。後、ゴミ虫を見る目で見ないで、地味に傷つく。
「ふふふふふ」
でも、俺は知ってる!!こういう時はちゃんとした挨拶をしなければだめだ。
良い交流は第一印象からってね!!誰かさんの受け売りだよ。
さて、俺もそれを実践することにしよう。
「どうも!!はじめまして!!それがし、名前はグンジョーと申すものでござる!!以後よろしくおねがいしたいで<ヒュンヒュン>、ご、ざ、る?」
<ドゴオオオオオオオオ!!>
恐る恐る後ろを振り向くと、崩壊した石壁に刺さっている矢。ついでに、ツーと血がたれている俺の頬。
ギギギギギと視線を元に戻すと、ギリリと弓を引き絞っているお姉さん。
「男…お前がどのような目的、経緯を持ってこの国に侵入したかは知らぬが、“男子禁制”はこの国の掟。潔くあきらめよ。」
ああ、やっぱり、やっぱりか。そういうことですか、神様。あんた、ここまで私を苦しめるきですか、そうですか。
「一つ質問をよろしいですか?」
「何だ?」
「この国の名前を教えていただいてよろしいですか?」
「なんと白々しい…まあ、冥土の土産というやつだ教えてやろう。この国は女人国アマゾン・リリーだ!!」
……俺、オワタ!!