ONE PIECE ~青天の大嵐~   作:じんの字

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覇道 生道 剣道

「それじゃあ。みんな計画通りにね」

『おう』

 ドヘムの部下と奴隷たちが、いくつものグループに分かれてオークションハウスのある広場から散っていく。もちろん、バイクは使わせない。あんな爆音発しながら移動する乗り物使ったら速攻で囲まれてしまうわ。飛ぶトビウオでも持ってこい。

「さて、お前らも俺が言った通りに頼むよ」

「ヨホホホホ、かしこまりました」

「やるれすよ~!!」

 シルクハットを手でもち軽く会釈するブルックと、その下でウオー、と叫ぶラクーン一味。当初はこの10数人で計画の第二段階を行うつもりだったが、もう一人この作戦に名乗りを上げた者がいた。

「しかしねえ、あんたまで来ることはなかったんじゃないの?そもそも俺が勝手にやった事だし」

「関係があるかどうかは、あんたではなく、俺が勝手に判断するところだろう…」

 そう、先程活躍した魚人さんである。彼も普通に逃げればよかったのに、なぜか残って一緒に戦うと言い出した。彼に言わせると、「借りがある」とのこと。律儀だねえ。まあ、人種差別が色濃く根付すこの島で、魚人が混じった集団がいると、嫌でも目を引くだろうしねぇ。木の葉を隠すなら森の中ってか?

「しかし、グンジョーさんよかったのですか?」

 苦笑いをしている俺に話しかけてきたのはブルック。普段陽気な彼だが、今回ばかりは不安そうだ。皮膚のない頭蓋骨をカタカタと動かしながら、眉間を寄せ…って、肉なくてもできるんかい!!相変わらず器用な骸骨だなお前は。

「いくらグンジョーさんがお強いとはいえ、今回の相手は海軍の大部隊。しかも、海軍中将、それどころか、大将がいます。彼らはともかく、私たちはグンジョーさんと共に行動した方がいいと思うのですが…」

「ああ、それはいいよ。何より、作戦上俺が単独行動する方がいいし」

 

明日には悠々と魚人島を目指すつもりだったのに、俺の勝手で、本来ギリギリまで別の船で待機してもらう手はずだったブルックの力まで借りてしまったからな。

「ヨホホホホ、それならば私からは何もいうことはございません。預けているグンジョーさんの小舟を受け取り、待ち合わせの場所まで行けばよろしいのですね?」

「そうゆうことだ。まぁ、危険度でいえばお前らの方も中々危ないんですけどねぇ」

 

こいつらは見た目のせいで、嫌でも目立つからな…。まぁ、俺が上手くやれば海軍に捕まることもないだろう。そう、考えたところで、耳元で風切り音が響いた。

 

「ん?」

 

眼前を通過する寸前、左手でその何かを鷲掴みにする。アチッ、これ弾丸じゃないか。

 

「見つけたぞ下手人どもめ!!」

 

弾丸がきた方向へ視線を移すと、土が小高くなっているところに狙撃兵らしき海兵が腹ばいになっており、その後ろには指揮官らしき男と、巨漢の海兵がたむろしていた。

「うわ、気づかなかった。見聞色はやっぱり不得意だな俺…」

 

「おやおやヨホホホホ」

 

頬を人差し指でかく俺の隣では、ブルックが陽気に笑っている。

 

「我々は暴徒鎮圧部隊だ。貴様ら大人しく投降し、天竜人殿とゴーケツ殿を解放せよ!!さもなくば、正義の鉄槌が貴様らを叩き潰すであろう!!」

 

「ほーう」

 

暴徒鎮圧部隊…そんな奴らが海兵にもいたのか。道理で、武装は盾や警棒…機動隊のような格好をしていると思った。

 

「チッ、感心している暇はないか。お前らは先にいけ。俺が手早く「…待て」、おっ?」

 

俺を押しのけて、ずずいっ、と前に出たのは例の魚人さんだった。

 

「おいおい、あんた何をしているんだ?」

 

「…自ら望んだ事とはいえ、狭い部屋に閉じ込められていたのだ。こちらもフラストレーションが溜まっている。あの程度の海兵程度では満足できん。俺にも戦場をよこせ」

 

「…ぅえーぃ」

 

 意外にクレイジーな奴なのか?魚人の中には確かに暴れる事が好きな奴も多いらしいが、この人は八つ当たりとかしなさそうなタイプだと思ってたんだけどなぁ…。

 

「それに…」

 

「あ?」

 

「…あんたが大暴れしてくれれば、それだけあいつらが安全に船のある場所までたどり着ける…と思うんだが?」

 

「…へえ」

 

 成程、それが本音ってわけね。やっぱりいい奴じゃんコイツ。ま、自分勝手な人間に怒っているってのもあるかもしれないが。

 

「そう言う事ならこの場は任せた。じゃあ、俺は行くから。ブルック後よろしく!!」

 

「ヨホホホ、お気を付けて!!」

 

 ブルックの声を背に、鎮圧部隊に向けて駆け出す。「突っ込んでくるぞ!!」とか、「応戦しろ!!」とか言ってるけど、残念俺は戦う気はないんだよなぁ。

 

「ほいっと」

 

「なっ!?」

 

 振り下ろされる警棒を避けて相手の身体の隙間に潜り込んで腰に結びつけてある刀をスルリと抜き取った。

 

「おっと、これ拝借するよん」

 

「あっ、俺の刀!!」

 

 鞘を抜いて刃を見てみる。あー、安物だなコレは。見ろ、よく見ると波うちが驚くほどバラバラだし、何より刃こぼれがひどいじゃないか。

 

「返せっ!!それは10万ベリーもする名刀だぞ!!」

 

「プギャー、それは残念!!偽物掴まされちゃったねー!!」

 

 顔を真っ赤にして無茶苦茶に警棒を振り回す男をあざけってみる。軌道も滅茶苦茶になるくらい取り乱す、という事はつまりこの刀を同僚に散々自慢したのだろう。何と言うか、武器はその人のレベルにあった物を使うべきだよね。

 

「これはナマクラだけど。お前には、高価な品を使うにはまだ早い!!」

 

「うげぇ!?」

 

 空中で一回転しながら踵を男の後頭部に叩き込むと、男は呻き声と共に地面に倒れ伏し、そのままピクリとも動かなくなった。どうやら気絶したらしい。

 

「よし、じゃあ使わせてもらいますか。でも、あともう少し欲しいな」

 

「コノヤロウ!!よくも仲間を!!」

 

 先程の男にも勝るとも劣らないほど顔を真っ赤にした男達が俺に向けて警棒を振り回す。おっと、こいつらも一応刃物持っているのか。いいね、じゃあ少し失敬しよう。

 

「貴様らの相手はこの俺の筈だが…」

 

「えっ、グアアア!?」

 

 しかし、俺ばかりを注視していた海兵達は軒並み横合いから襲い掛かった魚人さんの剛腕の餌食になった。綺麗な弧を描いて吹っ飛ぶが、その前に刃物類を失敬しておく。

 

「お前…そんな盗人のような真似をする奴なのか?」

 

「ああ、ゴメンゴメン。悪い気分にさせちゃったかね。どこかに売りさばくなんて小金稼ぎをするつもりはないぜ?ただ、この武器全部この場で使い切る」

 

 顔に疑問を浮かべる魚人さんに会釈しながら武器を帯や背中など身体中に括り付けてある場所に向けて駆け出した。

 

 

 

 

 

「さて…」

 

 グンジョーいや、アオランドの後ろ姿を見送った魚人の男、カフカは海軍の重歩兵部隊に相対した。

 

「貴様よくもやってくれたな!!」

 

 仲間が一方的に倒されて怒り狂う海兵達に対し、彼は非常に冷静だった。元々、彼は感情の起伏がそれほど激しいほどではない。だから、先程グンジョーにはフラストレーションが溜まる、と言ったのも真っ赤な嘘である(彼は、向こうにはバレていないと思っている)。

 

「だが余計な時間をかける暇は我らにはない。おい、貴様!!今すぐ道を譲るのであれば、貴様のしでかしたことは今の所不問にしておいてやろう!!さもなくば、貴様をうち鎮め、主犯の一人としてインペルダウンにブチ込むぞ!!」

 

 指揮官の脅し文句にカフカは思わず眉をひそめた。どうも、先程から言動の端に、この男は自分より格下である、と言う根拠のある差別意識を感じる。

“出る杭は打たれる”とは言ったもので、人間は自分より才能をある者に嫉妬をする生き物だ。魚人や小人族の例に漏れず、自分より格下とみなしたものは徹底的に差別する、それが人間なのだ。そして。この男はその冷害に漏れず、下らない男なのだろう。

 

(…気に入らんな)

 

 その態度は勿論、何でも思い通りになるという思想も気に入らない。それに、自分はあの男に恩を受けたのだ。ならば、この道を通す義理はない。

 

「断る。俺は、ここを通すつもりはない。貴様らこそ、さっさと帰れ」

 

「何ぃ!!」

 

 顔を真っ赤にして激怒する男の分かりやすい反応に、思わず笑みがこぼれそうになり、上がりそうになる降格を何とか抑えつける。

 

「俺は誇り高き魚人族だ。受けた恩は必ず返す…。だが…受けた仇は拳にて返す!!」

 

「…殺せっ!!」

 

 指揮官の合図に従って数人の海兵が武器を振り上げながら躍り出た。

 

「ぬかせ魚類!!」

 

 魚人に切りかかる海兵。その動きは、並の海兵以上、まさに鍛えられた精鋭部隊のものだったが、今回はさすがに相手が悪かった。

 

「ふん!!」

 

「くぱえっ!?」

 

 攻撃の起動を呼んで回避した魚人はすれ違いざまに一撃海兵の腹に拳を叩き込む。魚人の身体能力は人間の10倍以上。この力をフルに活用した徒手空拳は、並の人間ならば身体がはじけ飛ぶほどの凶器だ。案の定、その海兵も痙攣を起こし、白目を剥きながら上向けに倒れた。

 

「何をしているっ!!撃て、撃ち殺せっ!!」

 

「駄目です、あの乱戦では味方に当たって…ぎゃあ!?」

 

カフカがまるで石ころのように投げ飛ばした海兵に押し潰されてカエルのような鳴き声を発しながら潰される狙撃兵の姿を見ながら、歯を噛み砕かんばかりにギリギリと歯ぎしりする指揮官は、手を振って合図した。

「重盾隊前へ!!」

 指揮官の合図に反応して、後ろから巨漢の男たちが現れた。彼らは背負っていた常人の身の丈程もあるソレ単体でも十分武器になるだろう巨大な盾を地面において固定する。同時にドスン、という鈍い音が響いた。

「本来は、集団制圧用の切り札だが致し方あるまい。目の前の敵を無力化させることが先決!!」

 苦虫を潰したような顔で男は言い放つ。まさに彼ら鎮圧部隊の切り札ともいえる戦法を持もちいて目の前の魚人を潰そうというのだろう。重盾隊を前に、ジリジリと接近する。

カフカは彼らの姿を一瞥すると、ゆったりとした動きで拳を構えた。

 

「“魚人空手”」

 

右腕を引き、逆に左手を突き出して、脚を大きく広げ、猫足立ちの構え。この世界に住む魚人族、彼らの奥義の一つ、“魚人空手”の伝統的な構えだ。暴動制圧部隊として幾多の悪党と戦った海兵達は、もちろんその動きをよく知っており、警戒して防御を固めはじめる。

 

「問題ない!!このビッグシールドは鉄に特殊素材をコーティングした新兵器だ。魚人族でも、破壊は不可能な強度だ!!」

 

 しかしカフカは、それに構わず海兵達に向けて走り始めた。

 

「こっちにくるぞ!!」

 

「応戦せよ」

 

 カフカに向けて銃を発砲する海兵達。無数の弾丸がカフカの身体に襲い掛かる。“仕留めた!!”歪んだ笑みをゆがめる海兵達に内心侮蔑の感情が浮かび上がるも、カフカは左手を思いきり薙いだ。

 

「“撃水”!!」

 

 打ち出された水の弾丸は銃弾にぶつかると威力を殺して次々に撃ち落としていく。

 

『えっ、え~~~っ!?』

 

 予想外の事態に眼をかっ開いて驚く海兵達。しかし、その隙にカフカは盾隊の眼前までやってきていた。

 

「“千枚瓦”」

 

 “撃水”の時に振りかぶった左手を右手に添えて、大きく振りかぶる。

 

「…ッ!!」

 

いち早くカフカの接近に気付いた指揮官が慌てて部下達に指示を送ろうとするが、もはやその指示は手遅れだった。

 

「“正拳”!!」

 

 機動隊の保持している盾の数倍の強度をもつその盾は、本来ならば銃撃でも傷一つつかない代物だ。しかし、丸太のようなカフカの剛腕が唸りを上げて盾にめり込み、まるでガラスのように粉砕した。この盾で、いくつもの暴動を鎮圧し、“自分達は強い”と錯覚してきた海兵達。しかし、長い年月をかけて鍛え上げた“伝統”はその自信を打ち砕き、死を意識させるに十分だった。

 

「ぶっ飛べ…!!」

 

 拳の一撃、そして発せられた衝撃の余波が周りの海兵達を軒並みに吹き飛ばす。その様には相手に対する一切の慈悲がない。

 

「た、助けてくれぇぇぇぇ…」」

 

 周りの仲間達が軒並み倒された中、一人何とか無傷で生き残った者がいた。海兵の指揮官だ。カフカの鋭い双眸で睨まれた指揮官はどうやら腰が抜けてしまったようで、地面に尻もちを付き、脚がガクガクと震えている。後ろにゆっくりと後退しながら命乞いをするその姿は先程の威厳は皆無で、生まれたてのか弱い小鹿のようだ。

 

「ヒィィィィィィ!!」

 

「…」

 

 まるで子供のように鳴き喚く指揮官を一瞥したカフカだが、とどめを刺すことなく指揮官に背を向けて歩き出した。命乞いまでしている男にわざわざ手をかけるまでもない、そう判断しての行動だったが、指揮官はこれを好機と取ったようだ。隠し持っていた小刀を振り上げてカフカに振り下ろした。

 

「敵に向けて背中を見せるとは、甘いな魚人!!死nあぐぁっ…」

 

カフカは後ろを振り返ることなく、指揮官の顔を裏拳が射ぬき、顔面を陥没させた。

 

「な、何故後ろからくると分かった…貴様、まさか…」

 

「違う。おれはそんなものじゃない。ただ、貴様のような男なら、この程度はしてくるだろう…、そう思っただけだ」

 

 振り返らずにそう言ったカフカは、目の前でパチパチと拍手を送るブルックとラクーン達に気付き、恥ずかしげに頬を掻いたのだった。

 

 

 

 

 

「止まれ!!」

 

「おっ」

 

 襲い掛かってくる海兵達を打ち倒して武器を盗りながら目的地に向かって進んでいると、一人の海兵に出くわた。背中にマントをつけていることから、どうやら階級的にも高い地位にいる者らしい。

 

「貴様、その武器は何処から手に入れた、よもやそこに倒れている仲間体達から盗み取った物ではあるまいな!?」

 

「あ?その通りだけど何か?」

 

 正直に話したのだが、それを聞いた海兵は顔を大きくゆがませた。

 

「貴様…天竜人殿に暴行を加えたばかりか、盗人のような真似をしまで何をしたいんだ!?」

 

「あ?そんなもん決まってんだろうが」

 

 倒れている海兵から武器を拝借すると、刀身を地面にさす。

 

「お前は、困っている人がいたらそいつを助けてやらないのかい?それとも、ついさっき知り合ったばかりの人間には手を貸さないってか?…いかんなぁ、それじゃ正義の味方失格だぞ、海兵さん」

 

海兵さんの部分を強調する言い方をすると、傍らにいた別の海兵が銃を構え発砲してきた。そんなに気に障った?

 

「すぐにキレるのも悪いクセだな。…ま、それは俺にも言える事だが、なっ!!」

 

振り上げた足で刃の背を蹴りあげると、空中に弧を描きながら剣が回転し、発射された弾丸を弾いて再び俺の手元に戻ってくる。

 

「いやァ…これは国民性てか、俺の人格(ビョーキ)のせいかな?これのせいで、肝心なところで頭が沸騰しちまうし、だれかれ構わず攻撃を加えちまう。それに、いつも他人に迷惑を駆けちまうし…。だけど、俺はこの病気を結構気に入っている?偽善?お節介?上等だぜ。知り合いの知り合いは全員仲間だ。俺はこの後、テメエらの基地でひと暴れする。んでもって、この島から逃げ出す。その後は、すぐに魚人島に向かおう。マーメイドパラダイスに浸れるっての悪い話じゃないし。その後は悠々と…新世界入りだ」

 

まぁ、貴様ら海軍にも恨みはあるが、今全力で暴れる必要もないし、ここである程度の体力は温存しておくか。

 

「もういい!!思い上がりもいいところだ!!オイ、よく聞け!!新世界は貴様のようなただ暴れたいだけの人間が入っていい場所じゃない!!第一、常識では考えられないほどの気候、現象は我々海軍でも把握できていない!!何より、新世界を跋扈する猛者たちの前では、貴様のようなちっぽけな存在などすぐにかき消されてされてしまうだろう!!今の新世界はそんな超危険地帯なのだ!!貴様のような男は必ずこんなことを言い出す。偉大なる航路一周!!ハッ、馬鹿な。そんな夢物語を語る暇があるのなら、今すぐ故郷に帰って畑でも耕しておけばよいのだ。お恐れた夢を見るな馬鹿者が!!」

 

「へぇ…」

 

 今の話…やはり、いつの時代も新世界は恐怖の対象として見られているようだ。まだ見ぬ人々と会い、まだ見ぬ者を見、何を知り、何を感じるか。それって実に…。

 

「そそるねぇ…」

 

「は?」

 

 何を言っているのかわからない、という顔になる海兵に向けて俺は言い放った。

 

「そそるねぇ、と言ってるんだよ。いいじゃねぇか、理不尽?上等だよ。不可能?そんなわけがねぇ。人間が思い浮かべたものは、たいてい本当になるって相場は決まってるんだ!!」

 

 俺はそう言って手にした50本以上にもなる剣すべてに手をかけると、それを一気に空中に向かって放り投げた。

 

「自分の全力が果たして通用するのかしないのか、最初からあきらめる奴には分からないだろうがよ。何人たりとも俺の良く道を阻む奴はゆるさねぇ!!我が覇道、そして剣道!!そこに俺の生きる道を見つけたり!!果たして新世界で俺の剣は通用するのか、実に興味があるね!!」

 

そう宣言した俺の前に宙に投げた刀が雨のように降り注いだ。

 

「前世知識を駆使した技術だ。名付けて無窮有限刀流、是非とも感想聞かせてくれや!!」

 

目の前に落ちた剣を掴み、海兵に向けとおきく振りかぶった。

 

 




更新遅れてすいません。これはワンピースのに二次創作ですが、この作品はその設定を持った別の物語なんだと思ったら気が楽になりました。

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