個性『桃球』   作:猫好き

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本当は警察との会話も書くつもりでいたけど、クラスメイトだけで2000字を超えた為、急遽ある人に出て貰いました。

では本編へどうぞ。


クラスメイトの反応

「これが私の過去です。私がいる事でおそらくヴィランは私を狙ってくるでしょう。クラスメイトを人質に取られる可能性だってあります。だから…」

 

「だからなんだって言うんだよ!要はヴィランについてよく知る味方がいるって事だろう?それに俺はてめぇの勝ち逃げは許さねぇからな!」

 

意外にも最初の発言者は爆豪だった。しかも何故か爆豪らしくない言葉まで使っているとは…どうしたんだ爆豪…お前はそんな性格じゃない筈だぞ?

 

「爆豪がらしくねぇ事言ってる。」

 

「うっせ!ぶっ殺すぞ!三下!」

 

うん。普通の爆豪だった。

 

「うーん。じゃあ桜ちゃんって呼んだ方がいいのかな?あ、でもそれだと過去を思い出すよね?」

 

「呼びやすい方でいいと思うわお茶子ちゃん。」

 

「強者の過去には暗い物語…か…」

 

「お、俺は食べても美味しくないぞ!」

 

「いや、葡萄の味がしそうだが?」

 

「個性を持っている人を食べて増える個性だとすると…最初に食べなければならないけど、食べた後ならばその個性を使えるという事を考えるとかなり有力な個性。でも、僕が人間を食べられるかと聞かれたら、食べれないだろうし…いや、もしかしたら知らなかったら食べらるものなのか?(ブツブツ…)」

 

「緑谷、声が出てるって!」

 

私はクラスメイトの反応に驚いていた。私は化け物じみた個性を持っているのに…誰かに牙を剥くかもしれないのに…そんな事は関係ないとばかりにいつものみんながそこにはいた。

 

「何で…私は……沢山の人を殺して食べた殺人鬼なのに…」

 

「確かに八月さんの過去には正直驚きましたわ。でも、だからと言って私達がそんな事で差別をするつもりはませんわ。人には言えない過去や1つや2つはあるものですし…」

 

「そうだとも。少なくとも今は同じヒーローを目指すものとして同じ遊英生徒ではないか?」

 

そうだった。私は…

 

「お、俺よりこの鳥の方が美味しいと思うぜ?」

 

「はん!俺っちなんて食える所なんて殆どねぇつうの!食うならこの馬鹿でかい熊にするべきだぜ?」

 

「我に危害を加える敵と判断。排除します。」

 

「(・・;)(オロオロ)」

 

「うーん。じゃあマンモモとか?」

 

「それじゃ2つとも混じっちゃっているわ。」

 

「もしそうだとすると、ゴエモンの個性を受け継いだ事になるから、より九尾ちゃんに似てオールランダーなヒーローになる筈…でも九尾ちゃんの戦闘能力は知られていないし、戦闘面において八月さんの方が上なのだろうか?いや、九尾ちゃんが八月を止めているわけだがら…」

 

「おーい!緑谷戻ってこーい!」

 

私はもう1人じゃないんだ。

 

「話は終わったか?」

 

「あ、はい。ありがとうございます相澤先生。」

 

いつの間にか先生が起きていたようだ。改めて見るけど、リカバリーガール包帯巻きすぎじゃない?殆どミイラじゃん。

 

「さて、本題に入ろう。俺の安否はどうでもいい。何よりまだ戦いは終わってねぇ」

 

「戦い?」

 

「まさか……」

 

クラスの中に広がるのは先日のUSJ襲撃事件。もしかすると遊英の敷地内にまだヴィランか残っているというのだろうか?しかし相澤先生から告げられたのはそんな言葉ではなかった。

 

「雄英体育祭が迫ってる!」

 

「「「クソ学校っぽいの来たあああ!!!」」」

 

思わず耳を塞いでしまった私は悪くない筈…皆んなが興奮するのは分かる。なぜならば遊英体育祭は昔で言うオリンピックのようにこの個性が充満する世界において国内外に発信される一大イベントである。

 

ちょっと前までは士傑高校もテレビでやっていたみたいだが、個人情報の流出などを理由に消えていったらしい。

 

つまり、遊英体育祭というのは自分をアピールするのにはうってつけの場所であるといえる。

 

「前年度は今週末開始だったが色々と問題が起きているからな。来週末に変更になった。ないとは思うが張り切り過ぎて怪我だけしないように…それから八月に警察が話があるそうだ。職員室横の相談室-Cに来るように…以上だ。」

 

おそらくヴィラン連合について話す事になるのだろう。…八月道場に保護された時は記憶を断ち切っていた為そんな事をしていないが、それがなくなった今ならヴィラン連合について知っている事を話せると踏んだのか…

 

「相澤先生。俺はいいんですか?」

 

手を挙げたのは私と一緒に飛ばされた切島君だった。そう言えば相澤先生私の名前しか入ってなかったような…

 

「切島にも話を聞きたいそうだが、別々に聞きたいそうだ。ないとは思うが2人があちらのスパイの可能性がある以上別々に聞くのが妥当と判断された。お前達の病院の会話についてはヴィランと関連する会話ではない事は確認されたが、警察は直接確認したいらしい。」

 

相澤先生はそう言っているが偽物で無い事くらいお母さんの個性で分かっている筈…つまりオールマイトが呼んでいる可能性が高い。

 

「分かりました。私も色々と話さなせればならない事がありますから…」

 

「八月殿…大丈夫でござるか?顔色が良く無いようなら無理せずとも…」

 

「内藤君大丈夫です。過去の事で捕まりやしないかって緊張しているだけですよ。」

 

他のクラスメイトからも心配の声をかけられたが、私は大丈夫と言って教室を出た。皆んなが心配してくれるのはありがたかったが、これから伝えなければならない事を考えるのとちょっと気が滅入りそうになる。

 

「おや〜。これはこれはヴィラン連合に狙われていた八月さんではありませんか?」

 

そんな時偶然にも物間と遭遇してしまった。…最悪のパターンのやつだ。

 

「何の用?悪いけどこの後ヴィランについて警察に話さなきゃいけないのだけど?」

 

「いやいや、知り合いに会ったら挨拶するのは普通でしょう?そちらはいいよな〜入試の上位陣や有名ヒーローの子供が多い。さぞかし体育祭でも注目を浴びるんだろうな〜。それにそっちには八月道場が付いている。これじゃ差が付くばかりでおもしろくない…そう思わないかい?」

 

「普通そういうもんでしょう?利用出来るものを利用していないB組が悪い。基本的に八月道場への入り口は学校が開いてから閉まるまでは開放しているし、入試の上位陣がA組に行くのは普通の事。入れなかったならなおさら努力して、A組に入ってやるって意気込んで成長しなきゃ駄目でしょう。それとも?そちらのB組は毎日学校に来ているだけの無能集団とでも言いたいのかしら?」

 

「そんな事はないさ。ただ俺は宣戦布告をしに来ただけさ。お前を倒すのは俺だってな。」

 

そう言って物間君は去っていった。うーん。前の物間君に戻ったみたいだね。私を倒す算段を見つけたらしいけど、何をするつもりだろうか?

 

気を抜くつもりはないが念の為警戒しておくことにしよう。




なんか物間君が勝てる算段がついたようです。何をするんだろううか?現在分かっている主人公の弱点は閉ざされた場所が動く事と、服が変わる事ですが前は物理的に無理だし、服を変える事なんて出来るんですかね?

他の弱点を見つけ出したのかもしれませんが、物間君と会っているのは八月道場のみ…その時はなす術なく敗れましたが、果たして物間君は勝てるのだろうか?
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