個性『桃球』 作:猫好き
1週間かかると思っていたけど書いてみたら、1日足らずでかけてしまった。元々雄英体育祭を見て僕アカを知ったからね。まあ本家とちょっと違う雄英体育祭をお楽しみください。
雄英英体育祭①
『雄英体育祭!! ヒーローの卵達が、我こそはと凌ぎを削る年に一度の大バトル!』
いよいよ今日が雄英体育祭…私には校長から言われて今年初めてとなるある事をする。その為にも決勝戦に行かなくてはならない。
え?あることって?それは…その時に来るまでの楽しみということで…
『どうせてめーらあれだろ?こいつらだろ!!? 敵の襲撃を受けたにも拘わらず、鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星!!!ヒーロー科!! 一年!!! A組だろぉぉ!!?』
会場中の歓声の中私達はグランドへと踏み出した。例年より1週間遅く開催され、警備も3倍になった今年はそれに見合った人数が観戦しに来ていた。
『見に来てくれたプロヒーローに朗報だぜ!去年まで1日間だった雄英体育祭を、2日間に跨がって開催される事が決定したぜ!!決勝戦は翌日開催されるから楽しみにしとけよ!!』
「「「おおおおおおおおおおおおお!!!!」」」
凄い盛り上がりだ。オリンピックが衰退した今雄英体育祭はそれに並ぶ一大イベントとして認識されている。ある経済学専門家は雄英体育祭で5000万人という人が何かしらの方法で見て、3億というお金が移動するという見解を出す人がいるくらいだ。
私が頼まれたことはプレゼントマイクが言った2日間に渡って開催される理由となった物を頼まれた。まああれは生徒の私ではなく八月道場次期当主に対しての依頼のようなものだけど…
「選手宣誓!1-A組 爆豪 勝己!」
壇上に立って体育祭の審判をするのは『R-18ヒーローミッドナイト』。R-18なのに高校にいても良いのだろうか?何処かの葡萄頭じゃないので、なんとも言えないが…それにしても爆豪が選手宣誓ね…嫌な予感しかしない。
「宣誓!俺が勝つ。」
やっぱり!当然の如く会場からブーイングを受けるが、当の本人はそんなの気にするタイプではない。寧ろ…
「うるせぇぞ!モブ共!悔しけりゃ実力で俺を倒してみろや!」
挑発を重ねるよね。でも、その言葉には前みたいな鋭さのある棘の言い方よりかはマシになっている…気がする。
「選手宣誓も終わったから早速第1種目始めるわよ。種目は『障害物競争』よ。障害物競争だからと言って甘く見ては駄目よ。毎年ここで多くの生徒が涙を流すわ。コースから出なければ何をしても構わないわ。」
第1種目は障害物競争か…それで何位以内かを言ってないが恐らく50位以内辺りだと予測しておく。念の為10位以内ぐらいを目指して走る事にしよう。別に1位になる必要は無い。
そう考えながら私はスタート位置から1番離れた場所に立つ。他の人が少しでもスタート位置から近いところに集まる中それは異様な光景なのだろう。
『生徒達が位置についたようだが、1人だけ明らかに後ろにいる生徒がいるぜ!…あれは!八月道場当主になった八月 桃だ!あれは余裕の構えなのか?』
『考えがあっての事だろう。それと彼女は当主にはまだなってないぞ。マイク。』
プレゼントマイクには気付かれたようだが、私がこれからやろうとしているものは、作るまでに時間が掛かるあるマシンを作る為だ。
記憶が戻るまでは長い時間かかっていたが、記憶が戻った今なら…
『位置に着いて…よ〜い…ドン!』
スタートと同時に全員が走り出し前方が凍り付いた。恐らく轟君が個性で足止めをしたのだろう。まあ、私のところまで来ることは無い。
彼も個性をバンバン使えるほど強く無いのだろう、現に何人かは避けているみたいだしね。私はそれを見ながら久し振りに手のひらから7つの球を出す。
これは邪魔が入らない様にする為で、完成するまでは『スリーブ』を入れておく。そして私は3つのパーツを作り出す。通常マシンは1つ作れば終わるものだが、今回使おうとしているのは仮にも伝説のマシンと呼ばれるマシンだ。
まあ作り出すまでにレースが終わらない事を祈るばかりだが…出来てしまえば勝てる。
『さあ早くも上位陣は第1の障害物。ロボ・インフェルノ!入学試験で猛威を奮った0pロボが生徒達の前に立ちはだかる。』
あの0pロボか…まあ足止めにならないよな…
『おっと!ここで轟と内藤、爆豪が抜けてきた。っていうか内藤ロボを真っ二つとかすげぇ技術だぜ!』
『轟も妨害と突破をやってのけたし、爆豪はそもそも戦わず抜けた。2人も褒めろよマイク。』
やはりあの3人が抜けてきたか…私のマシンもあと1つ…これなら間に合いそうだな。やはり形や性能が分かっている分制作時間が短くなっているのか?
『先頭集団は早くも第2の障害物。落ちたら簡単には上がれない。恐怖の綱渡りザ・フォール。』
うーん。これもあの3人なら足止めにならないね。だって…轟君は持ち前の身体能力で爆豪君は爆破で、内藤君も飛んで抜けられるだろうし、見た感じあれぐらいなら『飛行』はいらないな。
もう片手から7つの球を出す。そして合計14個の球を先程から作っていたマシンに合わせる。それは伝説のマシンが完成した事を示していた。
そのマシンはまるでヘラクレスオオカブトの頭部分を大きくしたような形をしており全身が緑色のマシン。これが伝説と呼ばれるマシン ハイドラ。
攻撃力と最高速に置いて最高峰のマシンだが、チャージが遅く飛行性能に劣る為、もう1つの伝説のマシン ドラグーンより活躍するゲームは無いと言ってもおかしくない。
だが、それは先程入れた球によって変わる。球の中に入れていたのは『スパーク』6『ホイール』5『ジェット』3。
あいにくエアライドにおけるアイテムは作れない。だが、それに似た『コピー』で再現することは出来る。スパークでチャージを、ホイールでセンカイを、そしてジェットでカソクを…それぞれ再現出来る。
本当は諸々全部込めることで強くなるが、今回は殺し合いじゃ無いんだ…自重しておく事にしよう。だって…
「おお!かっこいいなそのマシン!やっぱ待っていて正解だったぜ!」
「切島君…なんで…」
「俺は桃なら1位を取るって思ったからそれに便乗しようと思ってよ。それに後ろからの攻撃を断つには俺が必要だろう?」
そこには私がマシンを作る間待っていた切島君がいた。
伝説のマシン(笑)と呼ばれているハイドラですが作者は1番好きなマシンの1つでした。まあ、愛車はワゴンスターでしたけどねw