個性『桃球』   作:猫好き

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遅れました。前話の最後をより絶望にしておきました。絶望にはやはり押しが足りないし、それだけなら九尾ちゃんでなんとでもなるのは目に見えていたので、こうしました。

では本編へどうぞ…


雄英体育祭⑤

『さて、ここで諸君らが疑問に思っているだろう質問に答える。何故今年から雄英体育祭が2日に分かれて開催されるようになったのか?その答えは…

 

 

 

 

 

敗者復活戦を開始する!』

 

「「「うおーーーーーー!!!」」」

 

私はスタジオを揺らす程の大音量によって正気に戻った。いつの間にか私は気を失っていたらしい。さて、そろそろ用意しないとね…

 

『OKOK。熱いリスナー達の為にルールを説明するぜ!ルールはとてもsimple。4つの白いハチマチを付けた九尾ちゃんがから奪い取った4人が決勝へと向かえるぜ‼︎なお、九尾ちゃんにはハンデとして手と足での攻撃、移動は抜きにしてあるぜ‼︎』

 

そのハンデで、なおかつこの人数差なら何とかなるかもしれない。…私でもハンデ抜きではかった事もないし、手抜きでようやく勝てる感じだ。(100戦中3〜5回程度)

 

「そう言えば気になっていたのだが、九尾ちゃんさんはどれ程強いのだ?余りメディアには出ないと聞いていたが…」

 

「私も気になる。どれ程強いの?」

 

飯田君からそんな質問をされて、それに麗日さんも乗ってきた。クラスメイトも隣のB組も耳を立てて聞いているようだ。強さね…

 

「オールマイトの全盛期と同等…もしくはオールマイトが負けるくらい強いよ。私でもハンデありじゃないとまともに戦わせてくれない程強い。本人に意欲があればNo.1ヒーローになっていてもおかしくないよ。」

 

「そ、そんなに強いのか?」

 

「爆豪君と轟君に聞けば分かると思うけど、今回のハンデで2人共負けていると思うよ?」

 

ちらっと爆豪君と轟君を見ると、2人共悔しそうにしながらステージに立っている九尾ちゃんを見ていた。

 

「ああ。悔しいが俺では1対1で勝てるイメージがないな。」

 

爆豪君は九尾ちゃんを睨んでおり、こちらの会話には一切加わらない。恐らく彼の頭の中で九尾ちゃんをどう攻略していくのか考えているのだろう。

 

「ねぇねぇ。じゃあ九尾ちゃんの個性は何なの?『九尾』なの?」

 

その質問してくると思っていたよ。母にも許可は取ってあるし、本当の事を話す。

 

「いや、違うよ。彼女は今でこそ個性という形で『九尾』という個性だと言われているけど、彼女は本物の九尾。……つまり日本の大昔にいたとされる大妖怪だよ。」

 

「「‼︎」」

 

「ちょ、ちょっと待って!じゃあ今も妖怪がいるっていうの!」

 

「いるよ。有名所で言えば『神速ヒーロー 堕天狗』や、『怪力馬鹿 鬼虎』、『二口(ふたくち)さん』も妖怪ヒーローとして活動しているね。じゃあ私は九尾ちゃんにやられた人の救助をして来るからね。」

 

そう。私にとってはこれからが忙しくなる時間である。何故なら、

 

『おっと!補足で説明しておくぜ!時間制限はなしだぜ!一度倒れても何度も向かって行って構わないぜ!禁止事項はなし!決勝に行きたければ、何を使ってでも奪いきればいいルールだぜ!』

 

つまりは【勝てばいい。それが全て】という訳…今になって母がちゃんと手加減するのか心配になってきたが大丈夫だよね…

 

あの状態でも下手したらそこらへんのプロヒーローより強くなれるからな…さて…この敗者復活戦どうなるのだろうか…

 

………

 

『これは何ということだ!あの人数相手に圧倒しているぜ!念の為確認しておくが足と手、移動は禁止している状態だぜ!』

 

やっぱりこうなってしまったか…お母さん容赦ないな…

 

「あらあら、これ位で決勝に行けると思っていたのかしら?それともこの人数なら私に勝てるとでも思っていたのかしら?」

 

最初の1本は比較的早く取られたがそれからは、全く取らせるつもりも無いくらいに生徒を圧倒している。ハチマキを取ったのは髪がツル状になっており、地面から始まると早々にハチマキを取った優しそうな人。名前は塩崎 茨と言うらしい。

 

見た所彼女の個性は彼女の髪の毛の『ツル』だと思う。早々にハチマチを取ったことで生徒達の士気が上がったものの、それは母のギアを上げる事にも繋がった。

 

「ただ個性を使えばいいってものじゃ無いでしょう?少なくとも一直線に向かうだけじゃ勝てる相手も勝てないわよ?」

 

「君はもっと下半身を鍛えないと近距離攻撃できないわよ?」

 

私はと言うと母に飛ばされた人の救助は勿論の事だが、アドバイスをおくる。救助した何人かはリタイアをした者もいる。

 

「取ったどーーー!」

 

お?2人目のクリア者が出たみたいだ。ん?あれは…峰田君じゃないか…彼も日々成長しているのかもしれない…‼︎

 

お母さんの目が光った…あれは‼︎…あの目は獲物を見つけた目!峰田君の未来が見えた気がしたので心の中で合掌しておく、

 

お母さん峰田君を徹底的に強化させるつもりだね。そして、もう1人…可哀想に餌食になってしまった人がいる。それが…

 

「ちっ!触る事が出来たら、俺は決勝に行けるだよ!触らせろよ!」

 

「今の君じゃ。『九尾ちゃん』どころか私にも勝てないわよ?」

 

何度目かの治療を受けている物間君…そう君だ。今の君は人の強い個性に頼り過ぎている。自分の個性でも無いものを頼ると言うことは虎の威を借りるネズミ状態。

 

このままでは虎がいなければ勝てない残念ヒーローになりかねない。それを見込んでかな?その後ハチマキ争いは熾烈を極めていき、結果だけを見れば塩崎さん、峰田君、拳藤さん、梅雨ちゃんの4人が決勝へと駒を進めた。

 

母はと言うと、まだまだ遊び足りない子供のような顔をしていた。…そういうところがファンの心を掴んでいるのだろう。私には理解できないが…

 

さて、これで決勝に進む事ができる20人が揃った訳だが…どのようにしていくのだろうか?

 

『これにて1日目が終了だぜ‼︎最後に翌日に開催される決勝のルールを説明するぜ‼︎3つのリーグに分かれて1対1の勝負!』

 

『内訳は8、8、4た。8人の所は勝ち抜き戦。4人の所は総当たりの成績で決める。時間は無制限。相手をステージから出す、「まいった」と言わせれば勝ちとする。』

 

『そして、神聖なルーレットの結果対戦表はこうなったぜ!』

 

成る程…昔のアニメドラゴンボールの天下一武闘会と同じルールと見て間違い無いだろう。そして、多くの人が見つめる中そのルーレットの結果が張り出された。そこには…

 

【Aリーグ】

緑谷vs芦戸

瀬呂vs轟

上鳴vs塩崎

爆豪vs麗日

 

【Bリーグ】

内藤vs和戸

発目vs飯田

八百万vs常闇

蛙吹vs八月

 

【Cリーグ】

切島vs鉄晢

峰田vs拳藤

 

となった。私の最初の対戦相手は…

 

「よろしくお願いするわ。桜桃ちゃん。」

 

「ええ。こちらこそお願いするね梅雨ちゃん。」

 

冷静な判断力で、精神的支柱とも言える梅雨ちゃんだった。それは初戦から気の抜けない試合になりそうだ…

 

「ところで…桜桃ちゃんって…」

 

「桃ちゃんじゃ八百万さんと八月さん被るからこう呼ぶ事にしたわ。駄目だったかしら?」

 

「うん。それでいいと思うよ。」

 

その後私は桜桃ちゃんという名前が浸透していくのだが、それはまた別の話…

 

 




遅れた理由を書かせてもらうと、作者が敗者復活戦があってもいいじゃ無いかと思ってしまったのが原因です。

敗者復活戦をどうするのか?何人復活させるのか?誰を復活されるのか決勝戦をどうするのかなどなど考えていたらこんな時間が経ってしまいました。

没ネタ

【Cグループ】
内藤vs轟
爆豪vs八月

事実上の決勝戦になるし、他の見所がなくなりそう。没

【Cグループ】
発目vs芦戸
峰田vs瀬呂

発目さんは一回で満足するし、この4人なら瀬呂が3位確定という事に…没。
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