個性『桃球』   作:猫好き

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遅れてすみませんでした。色々家の事で忙しく中々あげられずにいました。ようやく落ち着いたのでまた投稿を再開していきます。

アニメ第3期までにはあげたかったけど無理だったよ(・・;)

今回「」の中で(…)と表現した場所は後のネタバレ部分ですので予想しながら見て貰えると有り難いです。

ではどうぞ


現れた未来からの死の使者

雄英高校近くの路地裏そこには2人の男女がいた。しかし、ただの男女でない事は明らかだ。何故なら…

 

「油断していたとはいえ腕一本切られるとは腕上げたんじゃない?」

 

「褒めているのか?避けられた筈だろう。」

 

「まぁそうだけどね。」

 

1人は青いマントと白い仮面を被り、剣を腰に付けている内藤の姿。その目は普段見ないようなきつめの目になっており、剣先をもう1人の方へと向けている。

 

そして、地面には内藤が切ったと思われる腕が落ちている。その内藤と対峙しているのが…

 

「何しにやって来た!無限の黒(インフィニティ・ダーク)!」

 

無限の黒(インフィニティ・ダーク)と呼ばれた彼女は八月桃と同じ…いや、個性を発動していないのにも関わらずワンピースは赤黒く染まり、腕がないにも関わらずもう既に血が流れておらず、それが当たり前の様に立ち振る舞っている。

 

それもその筈彼女には腕一本くらいどうでもいいものであるから…別に片腕になろうが誰にでも勝てる絶対的な自信があるからだ。

 

「何って?そんなの決まってるじゃん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…-こっちでも遊ぶ為だよ?こっちに来て正解だったね。こっちじゃまだ私を見ても逃げ出さないし、私の事を信じてくれる。そして、殺した時の絶望の顔。」

 

「やはりここで止める!」

 

「君にそんな事が出来るかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()に…」

 

内藤の攻撃を残っている左手で応戦する。普通ならば手に傷が付くものだが、そうはならなかった。

 

「確かに私は偽物だが、それは其方もだろう!」

 

「ふむ。やはり左手だけでは攻撃に回りにくいか…」

 

無限の黒(インフィニティ・ダーク)はそう呟くと右手を元に戻し、再度内藤と向き合い右手をスッと銃のように構えた。

 

それを見て内藤が咄嗟にその場から離れる。その直後内藤がいた場所から炎が燃え広がり地面を焦がす。

 

「ほう。この技を見せるのは初めてだったと思うが?」

 

「ああ、()()()()ではそうだろうな。」

 

「…ほう。時間移動では無く、並行世界移動か…その力君のかな?それとも?」

 

「…どちらにしろ奪うのだろう?君はそう言う人だ。」

 

次の瞬間にはその場に誰もいなくなった。まるで初めからそこに誰もいなかったなのように…いや、違う!良く見れば地上や空中で光り、そこから金属と金属がぶつかる音が聞こえてくる。

 

つまり2人共目で追えないようなスピードで戦っているのだ。そこだけで見ればDBの世界になっている。戦いは長引くと思われたが、早くも終わりを告げる。

 

「疲れちゃったから帰るわ。」

 

「…はあ?」

 

もう飽きたかのように内藤に背中を見せてその場を離れようとする無限の黒(インフィニティ・ダーク)に近付こうとした時この路地裏にやって来た人に内藤が気付く。

 

「私も2人相手じゃ分が悪いもの。私の目的は充分に取得出来たから未来に帰るわ。」

 

「逃すとでも?」

 

「貴方に私が殺せるかしら?元とは言え教え子であり、亡き親友の娘でもある私を?いや、貴方は優しい特に自分の生徒なら尚更ね…そうでしょう?オールマイト。」

 

「はっはっは!嫌な気配がしたと思ったらヴィランも嫌な戦略をとるものだね。」

 

「ふふ。じゃあね。内藤…君との戦い楽しかったよ。また会おうね。」

 

そう言い残し無限の黒(インフィニティ・ダーク)の姿が砂になりその砂は風に飛ばされそこに人がいた形跡をなくした。

 

「逃げたか…所で内藤少年。何故ここにいたのかな?もし君がヴィランならば…」

 

「そうですね…某も話したいと思っていた所です。ですが他の人には話さないと約束できますか?」

 

「それは出来ない相談だね。」

 

「貴方の秘密を知っていると言ったら?」

 

内藤の目は真っ直ぐとオールマイトに向けて向いており、その姿からは嘘を言っているような挙動が見られなかった。

 

「分かった。君の要件を聞こう。ただし、それに見合う話ならばね。」

 

「実は(…………)です。(…………………………)。職場体験中に(…………)。貴方はそこで(…………)。貴方にはまだ(…………)。そして(……………)です。」

 

内藤の声は表で走る車によって途切れ途切れだった。もしそこに他の人がいたらその言葉は聞くことができなかっただろう。それだけでは何の話をしているのかは分からない。だが、

 

「それを信じてもいいのかな?その言葉だけならば説明にもならないのではないかな?」

 

オールマイトの顔に驚きの顔があり、額には暑さのための汗ではないではあろう汗が流れている。それはオールマイトにはその声が届いていたということを指している。

 

「信じる信じないかは本人次第。でも貴方は(……………)。」

 

「…分かった。内藤少年の話を信じよう。では失礼するよ。」

 

 

オールマイトは急いで何処かへと飛び立った。それを確認した内藤は誰にも聞こえないようにボソッと言った。

 

「…これで私の仕事は終わりだな。…後は(………)頼むぞ(………)」

 

……………………………………………………………

 

「これでしばらくは大丈夫さね。」

 

「げっそりしているのはそれだけ傷が大きかったってことか?」

 

それには少しげっそりしているが規則正しく息をしている2人のヒーローがいる。それはヴィランでスパイとして活躍していたDDDとアドレーヌだった。

 

後は2人が目覚めるのを待つのみである。

 

「そうさね。…1つ聞いてもいいかね?」

 

「何だい?改まって?」

 

リカバリーガールを呼んだ男は、長年ヒーローができないグレーの仕事をやるヒーローとして活躍している。

 

「あんた…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何代目の()() ()()君かね?」

 

黒いマントを纏った男が白い仮面の中で笑ったような気がした。

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