第一位:愛が深く心優しき少女ナギサ・奏・アマツ「みんなありがとう」
第二位:狂った光を破壊する冥府の女王レイン・ペルセフォネ「ギルベルトはコロス」
第三位:滅奏の力を受け継ぎし三相女神「(力を授けてくれた)あの人達に感謝」
第四位:アッシュのためならあらゆるトンチキに喧嘩を売る究極の愛重たい族「うわーん、アッシュとの2ショットをヘリオスに奪われたーーー」
第五位:ソリッドクールな傭兵レイン・ミラー「順当な順位じゃないかな」
上のネタは唐突にやりたくなっただけで本編とは特に関係がありません。
別にナギサちゃんの人格が分裂したナギサちゃんファイブになったりするわけではありません。
ナギサちゃんがアリス姉さんに誘われて勝負下着を買った時の話です。
例によってオリキャラの名前は適当です。
「こ、こんな派手なの着れないよ~~~~」
姉と共に訪れた店でレイン・ミラーは顔を真っ赤にして首を振っていた
「なーに言ってるの、勝負下着なんだから派手で当然でしょ」
アリス・L・ミラーはそんな妹の様子に呆れた顔をしていた。
「しょ、勝負って……」
「そりゃもちろん女にとっての一大決戦よ。愛しの彼を悩殺していざことに及ぶって時に色気のない下着つけていてガッカリされたくないでしょ?」
姉のそんな言葉にレインはうう……などとうめき声をあげる。何故どこまでもヘタレ、もとい奥ゆかしき少女がこうして派手な勝負下着などというものを姉と買いに来ているのか?きっかけはこれより数日前の話となる……
その日アシュレイ・ホライゾンは友人である傭兵団員のグレイ・ハートヴェインらと酒場にて飲みに出ていた。料理と酒を堪能しながら、談笑を行なっていた彼らだがそのうち話題は傭兵団のアイドルを射止めた憎いあんちくしょうの方へと移って行く
「で、実際どうなんだよレインちゃんとはよ~」
ニヤケ顔でグレイはそんな事を聞いてくる。
「どうって……そりゃあ、上手くやっているよ」
互いの抱く思いはきちんと相手に伝えているし、この間はついにキスだってした。順風満帆と言って良いはずだ。
「ほう……言うじゃねぇか。そうなると当然夜は毎日爛れた生活を送ってやがるわけだな!あんな可愛い子を好きに出来るとか……うらやまけしからん!」
「来て……アッシュ……」などとベッドの上で両手を広げながらアッシュをはにかみながら迎えるレインを想像して、グレイは自分から話題を振ったにも関わらず歯軋りをしつつ嫉妬の炎を猛らせる。他の男共も口々に「ちくしょう……俺らのアイドルを……!」「俺もあんな可愛い恋人が欲しい……!」「おまけにアリス団長にまで色目を使われやがって……姉妹丼とかやってんじゃねぇだろうな……!」などと
「おいコラ、何を想像してやがる。俺とナギサは極々健全な付き合いをしているっての」
「ほうほう、健全な突き合いをしてやがると……一体レインちゃんのどこを突いてやがるんだこの野郎!」
「だからもう……この酔っ払い共は……」
すっかり泥酔している野郎共に絡まれてアッシュは辟易とする、あいにくとナギサとは残念な事にまだそこまでもいってないのだが、傭兵なんてものをやっている連中の考えからすれば傍から見てもラブラブな恋人同士がまさかしていないなどと思ってもおらずすっかりその前提で話が進んでいる。
「ふん、まあ良い。俺にだって俺を待つ麗しのレディ達がいるんだからな!一人しか知らないお前と違ってもはや俺は百戦錬磨の男よ!」
「あーそうかい、そりゃ良かった良かった」
キリッとした表情でそんな事を言う悪友を呆れ顔でアッシュは適当に流す。実態はまだその一人すら知らない状態なのだがいちいち訂正したらまたうるさそうなので黙っておく。
「おのれ……憎たらしい余裕顔を浮かべやがって……!?「金を払わないと相手してもらえない関係って哀れだなー俺はそんな事しなくても口で頼むだけで色んなプレイに応じてくれる素敵な恋人がいるからわからないやーハハハハ」だとでも言う気かコラァ!」
「言ってねーよ!被害妄想も大概にしろ!!!」
勝手に妄想を滾らせ掴みかかってくるグレイにアッシュも応じる。ちなみに現在は清い関係であるが、仮にアッシュが本気で頼み込めばレインの方も最初は「無理無理無理~」と赤面顔で拒否するだろうが、なんだかんだで「も、もう……アッシュがそこまで頼むなら……しょ、しょうがないなぁ」などとよほどアレなものでなければほぼありとあらゆる
「こうなったら勝負だアッシュ!てめぇに俺の百戦錬磨のテクがどれほどか教えてやるぜ!!!これから一緒に娼館に来い!そして普段俺が相手してもらっているソフィアちゃんかチェルシーちゃんに相手してもらえ!後でそれとなくまとめ役の人に確認してもらうからよぉ!」
男のプライドを賭けていざ勝負だとばかりにヒートアップするグレイに対してアッシュは冷めた目で答える
「別にお前の勝ちで良いよ、興味ない」
「その余裕顔がむかつくんだよ!良いから一緒に娼館に行くぞ!!そしてそこで勝負だ!!必ずほえ面かかせてやる……!」
そこでバタリとドアの開いた音がしたが、ヒートアップしたグレイはそれに気づかずアッシュを説得するように続けていく
「お前だってたまにはレインちゃん以外とだってやりたいと思っているだろ?男だったらそりゃ当然だ、恥じることはないし別に気にする事はねぇ。だから、いざたまには俺に付き合って一緒に桃源郷へと旅立とうじゃねぇか、
キリッとした笑みを浮かべてそんな事をグレイは告げる。ちなみに彼の名誉の為に告げておくと別段これは彼が特別軽薄というわけではない。何時死ぬかも分からない傭兵稼業の人間ならばむしろこのグレイの考えのほうが一般的なのである。色々と初心なレインや一途なアッシュの方こそ特殊例だと言える。
そんな会話をしているとアッシュが驚いたような顔をして自分の後ろへと目をやるのでグレイも振り返ってみるとそこにはムスッと拗ねたような顔をしたレインとニヤケ顔をしたアリスが立っていた……
慌てた様子のアッシュが恋人へと話しかける
「レイン、これは違うんだよ!俺は行く気なんてなかったけど、この馬鹿が勝手に一人で盛り上がっていただけでさ」
そんなアッシュの弁明に対してレインは頬を膨らませてツーンとそっぽを向いて答える
「……別に、行きたければ行けば良いじゃんか……男の桃源郷とやらがあるんでしょ」
「ほらほら、拗ねないの。良いじゃない、それ位許してあげるのが女の器量ってものよ」
そんなすっかりいじけた妹を宥めるようにアリスがそう口にするが
「別に私行くななんて言ってないじゃん……行きたければ行けば良いって言ってるじゃん…拗ねてなんかないもん」
ふんだなどと頬を膨らませてあからさまに拗ねた様子のレインに対してアリスはニヤリとした笑みを浮かべて
「あら、それじゃあ別にアッシュ君が他の女の子と寝ても良いって事なのね。それじゃあアッシュ君、今日はお姉さんと
じゅるりとそんな事を言いながら妖艶な笑みを浮かべてアッシュをアリスが誘う。当然ながら周囲から「ちくしょう…あの野郎やっぱりアリスさんにまで手を出してやがったのか…!」「いかにも僕は無欲で無害ですみたいな顔してあのムッツリが……!」などとアッシュに対する呪詛が増す。そんな姉の様子にレインは慌てた様子で
「ちょ、ちょっと姉さん!何言って……」
「あら?別にアッシュ君が娼館に行っても良いんでしょ。なら、別に私と寝たって構わないわよね。心配せずともちょ~っと一晩、一緒に気持ち良くなる激しい運動をするだけよ。可愛い妹から奪うような事をせずにちゃんと返してあげるから安心しなさいな」
もちろんシェアして良いって言うなら今後も借りさせてもらうけどなどと告げてくる姉に対してレインはうーうーとうめき声を挙げていたかと思うと
「……………や、やだ」
ボソリとそんな呟きをもらしたのでアリスはニヤついた顔を浮かべながら
「うーん、聞こえなかったな~おかしいな~別にアッシュ君が行くならそれで良いって言ったのは誰だったかな~~」
などとからかってくるものだからレインは
「嫌だって言ったの!だってアッシュは私の恋人なんだもん!!!一晩だろうと遊びの関係だろうと本当は他の誰にも渡したくなんてないもん!!!」
顔を真っ赤にしてそんな事を叫んだ後にグスングスンなどと泣き出したものだから
「あらま、からかいすぎちゃった」
テヘなどとアリスは自分の頭をコツンと小突くポーズをとった後に
「それじゃあ義弟君、そういうことみたいだから後のフォローよろしくね。貴方の恋人が泣いているのよ、男の甲斐性を見せるときは今よ!!!」
などと場をかき乱すだけかき乱してアッシュにキラーパスを渡すのであった。
「泣かせたのは一体誰ですか……」
全く、などと呆れ顔でジト目をアリスに向けた後に真剣な瞳で己が恋人を見つめて
「レイン、グレイが勝手に盛り上がっていただけで俺は端から行く気なんてなかったよ。だって俺はとことん君に夢中で君以外の女性なんて眼に映ってなんかいないんだから」
「………本当に?」
そんな事を告げてきたアッシュ対しておずおずとした様子でレインは問いかける
「ああ、本当だとも。君と再会したあの日から、いやもっと昔のあの屋敷で過ごした日からアシュレイ・ホライゾンはナギサ・奏・アマツにとことん夢中なんだよ。君が居てくれたからこそ今の俺があるんだ」
安心させるような柔らかな笑顔を浮かべてアッシュは真実本心からそんな事を伝える
「……いつまでも、その、私がそういう事させてあげてないから愛想を尽かしちゃったわけじゃない?」
「まさか。君の事が大切だから、流されるような形じゃなくて初めてする時はちゃんとした形でしたいって思っているよ」
その瞬間、うん?とその場に居た者達の心に疑問が過ぎる。まさかこの二人こんな風に公衆の面前で堂々といちゃつく位にラブラブなのにまだそういう関係じゃないのか、と。アリスの妹を見る目が呆れたようなものへと変わり、嫉妬に包まれていた野郎共のアッシュに対する視線がどこか畏敬の篭ったものへと変わる。そんな周囲の様子を意に介さずに、二人の世界を作り上げたバカップルはいちゃつきを続ける
「私、こんな風に独占欲強くて、すぐに拗ねたりするめんどくさくて重い女だよ」
「そんなところもとっても可愛らしいなって俺は思っているよ」
そこで少しだけ悪戯っぽい笑みを浮かべた後にアッシュはそっとレインへとキスをする。驚いたような顔を浮かべたレインだがすぐに目を閉じてその唇の感触をしっかりと確かめる。
「独占欲が強いって言うなら、それはお互い様だよ。俺だって君を他の誰にも渡したくないって思って居るんだから」
そんな事を笑顔で告げてくる愛しい男の言葉にレインも微笑を浮かべて
「うん……私はアッシュのものだよ……だからもうどこか遠くに行ったりしたら嫌だからね……」
そっと自分を抱きしめる男の温もりを感じるのであった………
「えーというわけでアッシュ君は娼館には「行かない」という事みたいよ」
どこか呆れたような声が聞こえて二人はハッとして慌てて離れる。そうして周囲に気づくと呆れ、嫉妬、畏敬などが入り混じった視線が二人へと集中していた。男共からは「ちくしょう……見せつける堂々といちゃつきやがって……!」「リア充爆発しろ!レインちゃんをちゃんと幸せにした上で爆発しろ!」「大した奴だ……これほどとは……」「やはり……スケコマシか…!」などという声が聞こえてくる。
「アッシュ!その、正直すまんかった!お前がそこまでレインちゃんにぞっこんだとは思っていなくてよ!後はレインちゃんがそんなに嫉妬深い子だとも思っていなくてよ、俺としては割と善意から言っていたんだ!」
アリス団長の義妹だし、普段のクールな感じからその辺割とサバサバしているタイプだと思っていたんだけどな~などと言いながらある意味ではこの事態の元凶であるグレイが二人へと謝罪する。グレイとしてもちょっと男の意地がヒートアップしていただけで、基本的には友人であるアッシュとレインの幸せを願っているのだ。自分のせいでレインが泣いて二人の仲が拗れることなど当然本意ではない。
「それとお前……色々とすげぇな。割とマジで尊敬するぜ」
そんな可愛い子が恋人なのによ。などと不思議そうにするアッシュをどこか男として畏敬の篭った視線で見つめる。見ると周囲の野郎共も最初の時にはなかった感心したような様子でアッシュを見つめていた。そんな様子にどこか居心地の悪さをアッシュは感じたが
「はい、それじゃあ、アッシュ君をいつまでも拘束しておくとアッシュ君を独り占めにしたいレインちゃんがまた拗ねちゃうから、この辺でお開きとしましょう。続きをしたい子達はその辺は自由にすると良いわ」
そんなアリスの言葉に顔を真っ赤にして縮こまるレインを他所にその場は解散となるのであった。その日からしばらくの間アッシュは野郎共の間で「鋼の童貞」の異名で呼ばれる事となるがそれは余談である。
「あ、レインちゃんはこの後大事な話があるから私の部屋に来るように」
「?」
そうして散っていく男性陣を他所にきょとんとした様子のレインに対してアリスはそんな事を告げるのであった……
ナギサちゃんは多分男のその手のアレに理解のある良い女みたいなのにアリス姉さんの影響で憧れているけど、いざやろうとするとやっぱり嫌だ!って可愛らしい独占欲が出るタイプだと思います。
後あんまりプライベートで関わらない一般団員からはパッと見ソリッドクールな子に見えるんではないかなと。