第3話
宇宙空間。無重力。戦闘による光。その空間に一機のスピナ·ロディが飛び出した。回りには何もない。
飛び出して数秒後、モビルスーツはスラスターからガスを出して、動いた。それと同時に、メインカメラが光った。
「さて....と....どうするか..」
遠くの方を見ると、一機のモビルスーツがものすごい速さで動いている。
「あの機動性....まさか...ね..」
ピーピーピーピー
「⁉」
いきなりの音が鳴った。敵か。メインカメラをその方向に向けるとギャラルホルンのモビルスーツでは見られない、茶色のモビルスーツがいた。
「この固有周波数....まさか..⁉」
その固有周波数とあのフレーム。そしてこの速度は...
「ガンダムか⁉」
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「なんだ?あのモビルスーツ?」
そうガンダムのパイロット昭弘·アルトランドは言った。
ギャラルホルンのモビルスーツには見えない。それにしてもこの阿頼耶職はきつい。三日月はいつもこんな感じで....
っと思った所で通信が来た。目の前にいるモビルスーツからだ。
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「おい。そこのモビルスーツ。名前と所属をいえ。」
ユウはわざと強めに言った。年上だとは思うがあえて強めに言った。あのモビルスーツのパイロットはギャラルホルンのパイロットとは思えない。しかし、こんなときに来るとは思えないが海賊かもしれない。
「昭弘·アルトランド所属は鉄華団だ。」
昭弘というパイロットも強めに返してきた。
(鉄華団....?)
そういえば、父さんが言っていた。父さんの言葉からしてテイワズだろう。
「僕は、ユウ·タービン。タービンズだ。そちらは?テイワズの人間...」
「タービンズ⁉名瀬さんのか⁉」
驚いている。何かあったのだろうか?
「あっああ。テイワズだ。」
その言葉は彼が仲間であることを物語っていた。
「わかった。そちらの援護をする。」
「ああ。」
少し、驚きが抜けていないようだ。しかし、なんか、変な感じがする。家族でも失ったかと言おうとしたのを止めた。今はそんなことを聞いている場合ではない。
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宇宙では、鉄華団が所有するなかでもう一機のガンダムフレームの機体、バルバトスがいた。パイロットは三日月あのときの青年。
「まさか!マニピュレーターで受けただと⁉」
ギャラルホルンの量産機グレイズの攻撃がバルバトスの手によって受け止められる。
ピーピーピーピー
その瞬間一機のモビルスーツがバルバトスに攻撃をする。その機体はガンダムキマリス。
ガンダムの名を冠する72機の内の一機。
バルバトスは受け止めた、グレイズを持って投げる。キマリスかそのグレイズを弾く。パイロットはガエリオ·ボードウィン特務3佐。
「あの機体...」
「この出力、この性能、予想以上だ。まっそれでなくては骨董品を我が家の蔵から引っ張り出した甲斐がない!」
その突撃をバルバトスはメイスで受ける。
「ぐっ...ちっ。あっ!」
その時、キマリスとは反対方向から、攻撃が来た。シュヴァルベグレイズ。アイン·ダルトン3尉が乗っているモビルスーツ。
「...!」
「ガンダム・フレーム...貴様なぞには過ぎた名だ。身の程を知れ小僧~!」
その遠くでは、仮面を着けた大人が一人、戦闘を見ていた。フミタンが死んだのはその男のせいでもある。
「ASW-G-66、ガンダム・キマリス。ガエリオめ、ボードウィン家秘蔵の品を持ち出してきたか。すでに風化した伝説だとはいえ、かつてはギャラルホルンの象徴として世界を守った機体同士が戦うとは、皮肉なものだな」
その男は笑っていた。
「あっ....くっ!」
シュヴァルベグレイズが放った弾が、バルバトスに命中する。あの技量なら避けられた弾を。それで気づいてしまった。彼は
「...?あえて受けた?なぜあっあれは!そういうことか!」
「やらせるか!ぐっ!くそっ!ランチが!」
アインはそのまま、ランチへと向かう。
「ひぃ~!」
「ちっ!」
「まずはそっちを!なっ!?」
その瞬間。鉄華団の船、イサリビがアインの前に立ちはだかった。アインは避けるしか無かった
「くっ!」
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敵の攻撃から逃げてきた、オルガ達が、合流する。そこには仲間のチャド、メリビット達がいた。
「いいタイミングだったぜチャド!」
「団長!」
「悪い。心配かけたな」
「無事でよかった」
「途中でやられちまうんじゃねぇかってひやひやだったぜ」
「三日月がうまく引き付けてくれたおかげだね」
「さっどうぞどうぞ」
アトラがテレビの人たちをもてなした。
「え.....ええ」
「誰だ?」
「ああ....ちょっと訳ありで」
「あの~これは....一体私たちは君らの戦いに加担するつもりは...」
その時クーデリアが言った。
「分かっています」
「.....?」
「準備が整うまでここで少しお待ちください」
「準備?」
「私に考えがあります」
そう言うと、クーデリアは奥の方へ行ってしまった。
「あっクーデリアさん」
ドォォン
敵からの攻撃により、イサリビの艦内が揺れる。それを合図にオルガは言った。
「早速来やがった。シノ!出られるか?」
「おういつでも行けるぜ!ん?」
その時、オルガとは違う通信がかかる。
「気をつけてね」
シノは笑う。
「へっ!氷の花咲かせんのは当分先だぜ!ノルバ・シノ、流星号行くぜおらぁ~!」
その瞬間雪之丞(おやっさん)とライド(見た目子供)が言った。
「流星号?」
「流星号?」
ハモった。しかも謎で。
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ピーピーピーピー
「はっ!この識別コードはクランクさんのグレイズ!」
出た瞬間良くないおもてなしが来た。
シュヴァルベグレイズはバトルアックスを盾で止める。
「こいつはそんなだせぇ名前じゃねぇ!このシノ様の流星号だ!」
「あんな厳格だったクランクさんの機体をこんな下品な色に...許せん!」
撃ったがそれを難なく避ける。
「この反応...あいつも阿頼耶識か!」
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「くっ!こういう相手は相性が悪い」
撃っていくが、それをキマリスは、持ち前の機動性で避ける。
「どうした?阿頼耶識とやらでも追いきれないか?とどめだ!」
「...!」
その時迫ってくるランスを止める。
「何!?」
「捕まえ....た」
ガガガガガガ
「放せ!この宇宙ネズミが!」
「ん?この声、あんたチョコの隣の...」
すぐに声は来た。
「ガエリオ・ボードウィンだ!」
···
「ガリガリ?」
貴様わざとか!
おもいっきり怒られた。しかし、それは気にしなかった。
「まあなんでもいいや。どうせすぐに消える名前だ」
メイスを振りかぶる。
「甘い!うらぁ~!」
その時、キマリスの肩から刃のようなものが飛び出て、バルバトスに当たる。
「ぐっ...ぐあっ!」
そのまま、ランスを降って、放り投げ、ランチに当てる。
メイスが勢いで飛んでいく、それを青年が受け止めた。
しかし、それに気づかない二機は
「ネズミ相手に大人気なかったかな。許せよ!」
「ぐっ...」
ピピピッ
通信が入る。
「待たせたな」
「あっ」
ランスを、グシオンの背中を流用した、盾が受け流す。それがランチに当たった。
「なっ!?」
煙からガンダムグシオンリベイクが姿を現す。
「昭弘?それ出来たんだ?」
「ああ。ガンダム・フレーム、グシオンリベイクだ!」
バン!!
それがキマリスの肩に当たる。
「くっ!新手か」
「助かった。でも速いよあのガリガリ」
「ガリガリ?なんだそりゃ。俺はまだ阿頼耶識に慣れてねぇ。3人掛かりでやるぞ!」
「3人?あっ来る」
その瞬間。バルバトスのメイスがキマリスを叩いた。
「ン?」
「ふっ」
「よっと。」
「ぐっ!ああっ」 「ぐぅ~!」
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「どりゃあ~!」
「ああっくっそ~!」
「...!特務三佐!くっ!」
アインのシュヴァルベグレイズが蹴りを入れる。
「くそっ!悪ぃ三日月!そっちに行った!」
「特務三佐!」
「アイン!」
「させるか!」
その瞬間、どこからか出てきたバズーカの弾がイサリビに当たる。
「「「うわっ!」」」
「あっ悪ぃ!」
「バカ野郎!てめぇは詰めが甘ぇんだよ!」
「だ...だって初めてなんだからしかたねぇだろ」
「大丈夫なの?」
「えっと.....」
口ごもる。大丈夫と言ったところで、信用して貰えないだろう。
「大丈夫です」
そこには赤いドレスに着替えた、クーデリアがいた。
「クーデリアさん?」
「大丈夫って...」
ピピピッ
「あっ?量子暗号通信です」
「通信だと?」
「ノブリス・ゴルドンからですね?」
「えっ?ええ...」
「あんた一体...」
その時クーデリアはあることを考えていた。
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「うっ!」
「もらった~!」
グシオンリベイクの攻撃をシュヴァルベが受け止める。
「ううっ!」
その衝撃でキマリスに当たる。
「アイン!」
「申し訳ありません。余計なまねを...」
「逃がすと思うなよ。」
メイスで殴りかかる。
「グハッ!」
「アイン!なんだ?」
「アリアンロッドの本隊がそちらに向かっています」
そこには何十隻あるのだろう。戦艦がたくさんあった。戦艦だけではない。モビルスーツもだ。
「あれは....」
「三日月....」
艦長さんは続ける。
「これ以上の作戦への介入はいくらセブンスターズといえど問題になります!」
「ぐっ....ここまでか」
そう言って、ガエリオは、アインを連れて行ってしまった。
「あーあ持ったいねぇな。ガンダムフレームは貴重なのに...あっそうだ。このメイスあんたのもんだろ。返すよ」
「ありがとう。」
「すげぇ数だな」
「逃げてぇ~」
「逃がしてもらえるもんならね」
ピリピピッ
通信だ。
「私はクーデリア・藍那・バーンスタイン」
「はっ...クーデリア?」
「何故?」
わからない。何故今クーデリアが出てくるのか。
「今テレビの画面を通して世界の皆さんに呼びかけています。私の声が届いていますか?皆さんにお伝えします。宇宙の片隅...ドルトコロニーで起きていることを。そこに生きる人々の真実を。私は自分の生まれ育った火星の人々を救いたいと願い行動してきました。けれどあまりに無知だった。ギャラルホルンの支配に苦しむ人々は宇宙の各地に存在していたのです。私はドルトコロニーで自分たちの現状に立ち向かおうとする人々に出会いました。彼らはデモという手段をとりました。しかしそれはあくまで経営陣.....」
「何だ?これは?」
演説だろうか。それにしては....
「しかし彼らが行動を起こした際まるで示し合わせたかのように付近で謎の爆発が起こったのです。その爆発はドルトの人々が起こしたものではありません。けれどそれきっかけに」
「もういい!直接放送局を押さえろ!機材を破壊してでも止めるんだ!」
ギャラルホルンの艦隊の人が叫ぶそれでもクーデリアは止まらない。
「ギャラルホルンは労働者たちに攻撃を開始しました。そしてその戦闘...いえ虐殺は今も続いているのです」
「おい!まだ止められないのか!
「映像の発信元を特定しました。正面の強襲装甲艦です!」
「来るぞ」
「くっそ....うようよと!」
「今私の船はギャラルホルンの艦隊に包囲されています。ギャラルホルンに私は問いたい。あなた方は正義を守る存在ではないのですか?これがあなた方の言う正義なのですか?ならば私はそんな正義は認められない。私の発言が間違っているというのならば....かまいません」
「おいおい、何言いだすんだ?」
「今すぐ私の船を撃ち落としなさい!」
「おいおい.....」
「何言ってくれちゃってんの?」
「どっちにしろやる....」
「邪魔するなよ。」
「動くな三日月!」
「おいおいどういうこった?ヤツら動かねぇぞ」
「すごいなあいつ」
「三日月?」
「俺たちが必死になって一匹一匹ぷちぷち潰してきたヤツらを声だけで....止めた」
「ああ。本当にすごいな..。」
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「カット!」
「ありがとうございます。いい画が撮れましたよ」
「いや~これぞ報道だよ。すばらしかった」
そうやってテレビの人は喜んでいる。
「とんだ博打だったな」
「団長さん...」
「だがあんたはそれに勝った」
「勝った....のでしょうか?私は今まで一体なんの勝負をしていたというのでしょうか?」
クーデリアの顔はまだ暗かった。
第3話終わり
どうしてもクーデリアの演説シーン書きたかった(原作とほぼ変わらない。)
....すみません