機動戦士ガンダムテイワズの狙撃手   作:みっつ─

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シュヴァルベグレイズカスタム
パイロットライル·バレル
形式番号EB- 05s2
グレイズのエース用の機体であるシュヴァルベグレイズをライル·バレルが改造したもの。変更点はバトルアックスを専用のソードに変えたことと、スラスターの強化、カラーを青(紫)から、黒にしたことである。
それ以外は普通のシュヴァルベグレイズとあまり変わらない。
ライフルはガエリオ用の物を参考にしている。


第6話

機動戦士ガンダムテイワズの狙撃手

第6話

 

「このシュヴァルベグレイズカスタムでな!」

「新型か....」

 

なんか名前言っちゃってるし。聞いたことのない名前だ。

 

「エースか....なら!この距離で!」

 

その時敵のモビルスーツもランスに内臓されているライフルを見せた。

 

「勝てると...思うな!」

バンバンバン

 

弾は3つ。この距離じゃ何も起こらないだろう。

そう思い、スコープのみをかばい腕に当てる。

 

―その瞬間。敵は目の前にいた。

 

 

「⁉」

「嘗めるな!」

 

コックピット近くを蹴られた。この行動から見るに敵は接近戦の方が得意ということになる。

 

クルリと回転し、上手く弾の弾道をずらして、新型に当てる。

 

「ほう....見かけより出来るようだな」

 

楽しんでそうだ。

 

「はぁ..はぁ..」

(この距離でも近づかれる...どうすれば...)

ひとまず、急に迫れない距離まで離れる。

 

「どうした!ここまで来れなければ勝てないぞ!!」

 

わかっている。しかし、生き急ぐことはない。僕は、狙撃手。この武器なら...勝てる。

 

狙撃。古代から接近するより早く敵を倒せるということで重宝されていた。現代でも暗殺等幅広く扱われる。しかし、それはナノラミネートアーマーに囲まれたMS(モビルスーツ) 相手では非力すぎる。禁止兵器レベルでなければ、狙撃手も気を引いたり、援護程度にしかならない。つまり、一人での作戦には向いてない。そのため、MS(モビルスーツ) 戦は大体が接近戦なのだ。

 

 

でも、それはある戦闘方法を知らない人間の解釈。

 

ユウはスコープを覗く。彼ほどの狙撃手ならば、敵の狙い目を考えなくても見つけれる。

先ほどナノラミネートアーマーに囲まれたモビルスーツ相手では非力すぎる。と言ったが、それは、厚い所の場合。禁止兵器程出なくとも、薄い場所ならば易々と風穴を開けられる。

その薄い場所の良い例はモビルスーツのコックピットの上。あそこにうまく弾を入れれば、一撃でパイロットを殺せる。モビルスーツ事態を爆破するわけではないが、パイロットがなければモビルスーツも金属の塊。相手にならない。

その他にも、間接、付け根等狙いやすいところはいくらでもある。腕の良い狙撃手はそこを狙う。

そうすることで厄祭戦でも天使(モビルアーマー)の討伐に成功している。無論。狙撃手一人で。

 

 

 

「....」

 

狙いは一撃必殺の場所。コックピットの開閉する場所。少し動かなければいけないが、そこでじっとしているのが狙撃手って訳ではない。

バァン

一発撃つ。その弾は、コックピットの一番厚いところに当たる。それで、相手のモビルスーツの動きが一瞬ではあるが止まる。    その一瞬を生かすのは...僕だ。

すぐに、相手のモビルスーツのコックピットの一番装甲が薄い所に狙いを定める。そのまま撃つ。しかし、それは盾に防がれた。

 

ライルは考えていた。

 

「訓練を十分に積んだ狙撃手...本当に鉄華団の人間なのか?」

 

鉄華団とは最近になって出てきた企業である。つまり、あそこまで訓練を積んだ狙撃手がいるとは思えない。その上、他からだとしても、こんな小さい企業に協力するとは思えないし、あのお嬢様が雇ったとも考えにくい。

さっきは防いだが、これが続くと思うと...考えものだな。

そう考えながらも笑っていた。

 

 

「チイィッ!」

 

盛大に舌打ちした後、狙いを敵の武器のライフル部分の銃口に変える。

そのまま、少々ずらして撃つ。

 

そのままライルのモビルスーツのライフルが火を噴いた。

 

宇宙なので、ライフルの中に入っていた、少ない空気だった為、一瞬だった。しかし、気づくのは早かった。

 

 

 

「なっ...!」

 

考えられないだろう。銃口を狙って弾薬のケースが火を噴いた。つまり、もう使えない。

やはり、相当な狙撃手なんだろう。そう考えるとやはり、おかしい。つまり、何らの企業と鉄華団は繋がっているということだろう。  何故だ。

ギャラルホルンに喧嘩売っている辺りから鉄華団という新しい企業は潰れるのを待つだけだろう。圏外圏で活動しているならまだしも....

それに協力するなんてお人好しいるわけが..

いや。待てよ。ハーフメタル目当ての可能性がある。つまり、あんな狙撃手がいるってことは大企業。それもハーフメタルが欲しいお人好し企業。となるな。調べなければ。

 

死ぬ気は微塵もない。しかし、この狙撃手を殺す気は物凄くある。

今シュヴァルベグレイズカスタムの腰にかかっている、剣はあまり抜いたことはないが、今一番使いやすく、強い武器だ。ここまできて、手を抜かれると困るのだが..まぁ大丈夫だろう。

 

 

 

ーーー「「殺すぞ。」」

 

「この俺に剣を抜かせるとは!実力者と見た!」

「剣士!?しかも..この速度!」

 

奴は剣を抜いた瞬間、スラスター、肩、腰のパーツが移動した。そこから小さなスラスターが出てくる。スラスターは面積が増える。空気抵抗がある地球では面積が増えるのは空気抵抗を増やすような物だが、宇宙ではパージするより、経済的には良い。

わかるようにスピードが早くなった。

剣を抜いて一瞬。剣の先端が太陽の光で輝いた一瞬。

モビルスーツのアンテナが吹き飛んだ。

避けようとスラスターを使い避けた瞬間。勿論、瞬間移動のようなものではない。目で追う事も出来た。けど、一瞬の気の緩みに漬け込まれたため、逃げることは出来なかった。

 

「こいつ...殺られる!」

 

そのスピードをほぼ緩めず、U ターンして切り裂く。

肩、膝、腰といろんな所に剣がかする。

その度、微調整をしながら迎え撃つが、避けられる。

これが奴の本気...。

相手の攻撃をかわし、決定的な攻撃をせず、相手が乗ったところで終わらせる。あれは、見せかけだったのか...強い。感覚が鈍っている上に機体の差が埋まる所か広がっている。勝てるわけがない。

 

「(彼奴さえ...いたならな....)」

 

腕を引き裂かれ、腰のパーツは吹き飛び、膝がおかしな方向に曲がって、もう人形のモビルスーツとは思える状態ではなかった。

外見だけではない。コックピットの液晶は割れて、下半身のモータが死んでいる。

そのまま殺られた振りをしていた。

そして、最後となるであろう通信を開いた。

 

 

 

 

 

「ん?ゆーちゃんからの..通信?」

 

嫌な予感はしていたが開いた。

案の定ヤバイみたいだ。

 

「姉さん...逃げて...ヤバイやつがいる。」

「?どうした?」

「言ったとおり。こいつはさすがに不味い。皆はさっさと地球に降りて。僕はこ...」

 

こいつを引き付ける。そういおうとした。

二人とも、僕の戦闘方法を知っている。一人で戦えると知っている。

でも、ヤバイやつって言うのは勝てないということだろう。とはバレている。反対を言われるだろうから押しきろうと考えていた。でも、その考えも数秒で消えた。

 

「駄ー目!」

「ゆーちゃんは家族なんだから。絶対に地球に行くんだから。地球って綺麗なんだから!絶対連れていくから!」

「でも...」

「そうだぞ。ユウ。お前は私達の家族だ。置いてきぼりなんてできる筈がない。」

「姉さん...」

 

家族って良いな。

ここに産まれて良かった。

そう。だから、誰の腹から産まれたかはどうでもいい。

ここで産まれて育つことが出来たのが嬉しい。

 

「それにだ。ユウ。名瀬からの伝言だ。もうすぐで着くそうだと。」

「彼奴が!?」

「ああ。だから敵は私達に任せな。気を引くくらいなら!」

 

あいつー  シュヴァルベグレイズカスタムが漏影×2を見つける。不味い。姉さん達の実力だと...

 

「行くよ!アジー!」

「わかった!」

 

信号弾を打ち上げた後、戦闘を開始した。

奴のスピードに翻弄されず、攻撃を弾いて、突っ込まずにいる。あれでは奴は倒せないが倒される事もないだろう。

少し心配したが、大丈夫の用だ。その間に父さんに通信を取りたいが、チャフがあるなかではあまり信用出来ない。

仕方なく、滑空砲を残り一つの腕で担いで、防衛の方に回る。

 

 

「嘗めぇるな!」

 

奴の自慢のスピードで、ベビークラブを弾く。

その後、ワイヤークローで脚を狙って弾く。

 

「こいつ.....!」

「私達は障害物程度にしか思ってないようだ。」

 

二人でも、ちょこまか動かさないようにするだけで精一杯だった。

 

「貴様らなど!」

 

そう叫んだかと思えば、回ってきた。

刀を斜めに向けて、弾を弾く。

その勢いで、突破された。

 

「ゆーちゃん!危ない!」

 

 

気づかれた。

滑空砲を離す。

敵の勢いは止まらない。

アジー姉さんの言葉からもうすぐ来る筈だ。

そこまで耐えれば良い。

敵の攻撃を決定打を打たれないように、微妙にかわそうとする。

奴のスピードからだと、守れる訳ではないが...時間稼ぎ程度なら。難しくはない。

「待て!」

二機の漏影が間に入ったりして、守ってくれる。が、時間をかけながら、突破してしまった。

不味い雰囲気だ。このままだとコックピットごと貫かれる。

でも笑っていた。近くに反応がある。来たな。

 

「貰ったぁぁぁぁ!」

「悪いが...時間切れだ。」

 

その時だった。

何処かが輝いたと思えば、エイハブリアクターを積んだ何かがとんできた。

それは二機の間に入って、展開した。中から純白のモビルスーツが出てきた。

ユウの顔は輝き、ライルは首をひねった。

ユウはスピナロディのコックピットから出て、言った。

 

「待ってたぜ!相棒!」

 

このモビルスーツこそが彼の奥の手である。

AGW -G - 63ガンダムアンドラス。ガンダムフレームの機体だ。




すみませんが、スピナ·ロディこれにてお役ごめんですかね。
アンドラスの情報は次回出したいと思います。一応活躍したあとにね。
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