蒔苗が隠遁する島は、ギャラルホルンに包囲されていた。
「ステンジャ艦長。投降勧告の刻限を過ぎました」
水上戦艦の艦長は、部下からそう報告を受ける。
「そうでなくてはな。これで火星に散った我が弟、オーリス・ステンジャの敵が取れると言うモノだ」
オーリス・ステンジャとは、三日月が最初に潰したグレイズのパイロットである。まぁ忘れられてるけど。
「全艦に通達、掃討作戦を開始する! 射撃開始と共に、MS部隊発進! カルタ様の戦場に花を添えよ!」
艦長の指示で、各艦が飽和射撃を開始した。
「うっわぁぁぁぁ....金持ちはいいねぇ。」
飛んできた攻撃を避けながら少し、驚いている。
「モビルスーツには意味ないってのに無駄撃ち大好きだよね、金持ちってさ」
全くその通りであります。姉さん。
島を取り囲むように、ギャラルホルンの水上戦艦が正面に3隻、裏側に2隻。
正面はMS隊の陽動で、本命は裏側部隊でのクーデリアと蒔苗の確保と言った所だろう。
昭弘が射撃を開始する。
始めは外れたが、阿頼揶識で、調整した。
「右舷格納ブロックに被弾!被弾部より浸水を確認!」
「上陸部隊を先に出せ!終わりしだい総員退避だ!」
ギャラルホルンの方は焦っているようで。
「感覚だけで照準を補正するとはね」
「阿頼耶識ってやっぱずっこい!」
「モビルスーツ出てきたぞ!」
そうオルガさんが叫んだので、海上を見るとああ。いるいる。馬鹿みたいに飛んでくるやつが
「へへっ」
「できるだけ海上でたたいてくれ」
「「了解」」
「こりゃ俺たちの出番はねぇかもな!」
その時、片方のライフルが爆発した。
「っんだ!?こりゃ」
「上か?あれは....」
「ラフタさんとアジーさんとユウは海から来る敵を頼んます」
「「「了解」」」
「お前らはあれを撃ち落とせ!」
「もうやってんよ!おらおらぁ~!」
「......!」
「ヒラヒラとうっとうしい!」
「おっと!」
「あ......あっ?」
「
「ちっ、予定よりも早く島に入られちまったな」
「我ら地球外縁軌道統制統合艦隊!」
「「「面壁九年!堅牢堅固!」」」
なんかカッコいい決めポーズを決めた直後。右から二つ目が撃たれた。
「うっ!」
「撃って....いいんだよな?」
撃ったのは、昭弘だ。
「当たり前じゃん」
「ハハハ....」
乾いた笑いをする。
「なんと.....不作法な!」
え?ブサホウ?そんなのは知らない。まずここは戦場だ。
「ギャルホルンにもバカはいるんだ」
「まぁでかい組織となればバカも何人かはいるさ。」
アジーと会話する。確かに、テイワズにも数人いる。
あいつとか....あいつとか...あいつとか
「それより今は海上の敵を叩くぞ!援護しろ!」
「言われなくとも!」
片膝を付き構える。個人的な話、この構えは好きだ。撃った時の衝撃が小さい。
そして、海から来るバカを撃つ。海からくれば良い的だ。海に落ちてしまえば、動きが悪くなる。それから苦手な接近戦を仕掛けられてもすぐに銃撃戦に変えられる。
「あんたら邪魔するなよ。」
そう言って、接近してくる敵のスラスターからフライトユニットを撃つ。
勿論海水にドボン。
それからはもう作業だった。撃ち落としたやつが起きる前にコックピットを撃ち抜く。危険ではないこの行動は作業以外例える言葉がなかった。
その
「もうほかっといても大丈夫そうだね。」
「上手く行けばな。」
「うん。」
カルタ·イシュー。その名の通りイシュー家の人間である。セブンスターズ第一主席であるイシュー家の彼女はイシュー家の誇りを大切にしている。つまり、この失態は問題だ。
「このような無様、イシュー家の戦歴に必要ない。このままでは....」
「カルタ様!」
「....!?なんだ?」
「上陸部隊が目的の拠点を制圧したと報告が....」
「そうか!それでクーデリアとかいう小娘は?」
「たっ、ただいま捜索中とのことです」
「見つけてから報告なさい!......!」
その時、目標の拠点の方向から爆発がした。
ドカァン
「何!?何が起こった!?」
「じょ.....上陸部隊との連絡が途絶えました」
「くっ...奴まだか!」
ここまで来るとあのうざったい奴が最後の頼みだ。
「只今こちらに向かっている模様。しかし、このままでは...」
間に合わないだろう。あいつは...あいつは....あいつだって
そうではないと知っていながらそうと考えなければ気がすまなかった。
「おのれ!おのれ!!」
「また私のかわいい部下が!」
「うるさいなぁ」
「ミカ、船は押さえた。あとはそいつらだけだ」
その声が聞こえたのは三日月だけではない。あのカルタにも聞こえてしまったのだ。
「この声....。はっ、あれは!あいつが賊の頭目か!」
「無駄な。えっ......しまっ.....。オルガ!」
行かせまいと、バルバトスが止めようとするが、残り二機の連携で動きが止まる。
「ビスケット!」
「分かってる!」
モビルワーカーは逃げるがこんなのでは逃げ切れる訳がない。
なんたって大きさが違うのだ。どんどんと距離を縮められる。それは誰にだってわかることだ!
「よくも私のかわいい部下を!」
じりじりと近づいてくる。もうだめだ。
「(ダメだこのままじゃ。くっ!)」
「オルガ!手を放して!」
せめてオルガだけでも...
「ぐ......何言って.....うわっ!」
抵抗使用とするが、急な蛇行運転で手を放してしまう。その時、グレイズリッターの剣がモビルワーカーに当たった。
「危ね!」
その時、アンドラスの手がモビルワーカーをホールドした。
「あっ.....あぁ......ぐっ....痛ぇ.....。あっビスケット!」
そのままアンドラスは離れる。
グレイズリッターとはいえ、アンドラスには追い付けない。
運良くオルガは気付かれてないようだ。
モビルワーカーを見る。ボロボロな上、中のビスケットさんですら生きてるかどうか確認できない。
「僕は言ったんだ。鉄華団の誰も死なせはしないって。鉄華団のみんなを殺させはしないって...」
目から涙が流れるがコックピットから出る。一縷の望みでモビルワーカーを確認する。
「まだ動くか」
「不味い!」
「しぶとい虫けらが......」
こちらに来そうなグレイズリッターの動きが止まる。バルバトスだ。
「うっ!ああっ......」
「何を........やっている.......!」
完全にド怒りだ。普段あんまり喋らないが故に、恐怖を感じさせる。
「なっ!?はっ!うあっ!」
「お前が.........あっ?」
そのときに気づいたそうだこちらにビスケットさんがいると。
それで少しは攻撃が揺らいだが、またもとに戻った。
「ビスケットさん!ビスケットさん!大丈夫ですか!?」
そう声を出して、安否を確認する。同時に、モビルワーカーの残骸を壊して見る。
右腕の骨折。大量出血。意識がない。
等色々と見られたが、安心した。 まだ
そのままカルタ以外のバカ二人をシノさんと昭弘さんと姉さん達が潰してくれたようだ。
「三日月さん!後はそいつだけだ!ゆっくりでも良いから潰しておいて!」
「言われなくとも..!!」
バルバトスは本気だ。もう大丈夫だろう。そう思って、ビスケットさんを船の所まで送り届けた。そのときだった。
「助けて...マクギリス...」
新しい反応が見覚えがある。
「新しいエイハブ·ウェーブの反応⁉この信号は!」
「あいつは....」
敵の船もないのに...まさか遠くから飛んできたのか!?そこには宇宙にいた、
「やはり俺の目は節穴では無かったようだ。感謝するぞ!鉄華団!」
とりあえずビスケットは重症ってことで安心してください。生きてますよ
書き溜めが消えたんで、遅くなるかもしれません。二週間に+という意味で