機動戦士ガンダムテイワズの狙撃手   作:みっつ─

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ライルはやっぱりチート....
さて、どうしたものか.....


第10話

「やはり俺の目は節穴では無かったようだ。感謝するぞ!鉄華団!」

「あいつ...!」

「何をしていた!ライル·バレル!」

 

カルタが声を荒らげながらいう。

 

「ヒーローってのは遅れてくるもんだぜ。カルタ司令!」

 

そういいながら、手に持ったライフルを乱れうちする。そのあと、近い機体ではなく、バルバトスを狙った。

 

「三日月さん!危ない!」

「えっ....」

「貰った!」

 

ライフルを投げて、それをよけたバルバトスに蹴りを加える。その衝撃で、グレイズリッターが離れる。

倒れたバルバトスがレンチメイスを使おうとした瞬間。(·)(·)は吹き飛ばされた。

 

「貴様らガンダムフレームの火力に頼っている用な連中に、俺を殺せるわけねぇだろ!」

 

その状態でグレイズリッターを抱える。そのまま海の方へと行く。

 

「しまった!」

 

ライフルで狙うが、最大のスピードの状態の奴にはライフルの火力じゃ倒せない。

 

「クーデリア....いつか俺に抱えられているのは司令じゃなくてお前だからな...」

 

そのまま、グレイズリッターを抱えたまま、飛んでいってしまった。

被害は0に等しい。しかし、短時間で力の差を見せつけられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アインの容体はどうだ?」

 

ギャラルホルンのとある場所。そこでガエリオとマクギリスは話していた。

 

「相変わらずさ。生命維持装置に生かされているだけだ」

「もう答えは出ているのだろ?」

「マクギリス、俺はどうしても踏み切れん。このままではアインを救えないのは分かっている。ヤツの悲願だった上官の敵も討たせてやりたい。しかしそのために体に機械を.....人間であることを捨てろとは.....」

「人間であることを捨てる.......か、今の世はまさにその選択の上に築かれたと言ってもいいだろうな」

 

マクギリスの言っている意味がわかんないようだ

 

「どういう意味だ?」

 

マクギリスが答える。

 

「300年前、長く続く厄祭戦のために人々は疲弊し人類存亡の危機に瀕していた。人類が生き延びるためには誰かが戦争を終わらせる必要があった。戦力の均衡を破る圧倒的な力........人間の能力を超えた力でな」

「........」

 

黙る。この時どのような感情が彼の中にあるのかそれは彼にしかわからない。いや、もしかしたら彼にもわからないのかもしれない。

 

「同じ志を持つ者たちが集まり、国や経済圏の枠にとらわれない組織が編制された。そして彼らは人類最強の戦力であるモビルスーツの運動性を最大限に高めるシステム.........すなわち阿頼耶識システムを作り上げた。そしてその力を限界まで発揮できる72機のモビルスーツを」

「ガンダム・フレーム」

 

ガエリオは理解した。

 

「元をたどれば全てそこに行き着くのさ。人間であることを捨て人間を救ったアグニカを始めとする救世主たち彼らは後にギャラルホルンと呼ばれる組織となった」

「かつて人類を救った阿頼耶識が今では戦争の遺物として嫌悪の対象になっているというわけか。皮肉だな」

「まったくだ。300年の間にギャラルホルンは腐敗し弱体化し権力闘争の温床と成り果てた。カルタ·イシューの隊が鉄華団の追撃に失敗したのは知ってるか?」

「何?」

 

知らないようだ。

 

「クーデリアと鉄華団は元アーブラウ代表の蒔苗東護ノ介を連れ逃走、太平洋上で消息を絶った」

「なっ!?衛星監視網はどうした?ここは俺たちの庭ではないのか?」

「おそらくこちらの内部に情報提供者がいるんだろう。腐敗ここに極まれりさ」

 

その情報提供者が目の前の男とはまさかガエリオも思うわけもない。

 

「くっ下劣な!アインの忠誠心を少しは見習うがいい。」

「アインのような男こそかつてのギャラルホルンの本質に最も近い人間なのかもしれんな。」

 

そう言うとマクギリスはガエリオと共にある部屋に入る。

 

「ここは?」

「阿頼耶識の研究は近年まで行われていた。ここはその研究施設だ」

「ここが......」

 

驚いている。それも仕方ない位人に知られていない施設。

 

「分かるだろうガエリオ。これはアインのためでもあり俺たちのためでもある」

「こっこれは.......」

 

そこには一機のモビルスーツがあった。しかし、普通より大きい。専用のフレームだろうか。

 

「示すんだ。身を捨てて地球を守ったギャラルホルンの原点を。お前と阿頼耶識をまとったアインとであの宇宙ネズミどもを駆逐し我々こそが組織を正しく導けるのだと分からせてやれ」

「.......、原点を示す.......か」

 

その様子を人の男が見ていたことは二人とも気づいていた。無論。覗きではない。許可を得ている。彼は微笑んだあと。ガエリオにある言葉を放った。

 

「なぁ。ボードウィンさんよ。その機体。使わないのなら俺に貸してくんね?」

「何?」

「俺にだって阿頼耶識位着けている。それも人類最大の数までな。」

 

そういうと彼は背中を見せる。そこには3つの出っ張りがあった。言わずもがな阿頼揶識だ。

 

「阿頼耶識か...何故ギャラルホルンの人間が?」

「簡単さ。直属の上司が秘密を知っていたから弱味を握らせて、手に入れたのさ。」

 

言うのは簡単だがガエリオには到底考えられない事だった。

 

「なんと...」

「ライル・バレルと言ったな。8年前のジェラルド戦火で名を上げた。」

 

そういうと彼は少し悲しそうな顔をして

 

「ジェラルドか...もう2度と聞きたくない名だな。」

「失礼なら済まない。何故だ?今の自分がいるのはあの戦争のお陰では無いのか?」

「俺が初めて負けた場所だから...これくらいでいいか。」

「ああ。済まない。君には頼みたいことがあってな...」

「頼みたいこと?」

 

 

その頃鉄華団では....

 

「ビスケットさん....」

 

アインと同じく生命維持装置に生かされているビスケットがいた。

 

「くそ....ギャラルホルンの奴ら....」

「...すみません。僕が未熟でした。」

「いや。いい。」

「団長さん....」

 

謝ろうとした僕の声に団長さんが返す。

 

「ビスケットはこうやって生きてる。なんとかなるさ」

「なんとかなれば....良いですね。」

「ああ....。」

 

近くを見渡せば、回りの人も喋っている。

 

「頑張れよ。ビスケット。生きてチビ達を学校に行かせるんだろ。」

 

生きろよ。生きろよ。と暗い声が何処かから聞こえた気がした。

 

 

 

 

ヴィーンゴールヴに戻ったカルタは、イズナリオの部屋に呼び出されていた。

 

「申し訳ありません、イズナリオ様。セブンスターズの一員で有りながら、失態を…」

「詫びるならば私にではなく、偉大なる父上に対して詫びるのだな。カルタ、君はセブンスターズの一角イシュー家…引いてはギャラルホルンの名に泥を塗ったのだ。どうなるか、分かっていような?」

 

イズナリオに頭を垂れながら、カルタは歯噛みする。

己の情けなさに、カルタはどうしようも無く怒っていた。

 

「しかし病床の父上に代わり君の後見人となったからには黙って見ているわけにもいかぬだろう。名誉挽回のチャンスを与えようじゃないか」

「はっそれは....」

 

カルタは感謝し、頭を上げイズナリオを見据える。

 

「蒔苗は鉄華団と名乗る輩と共に、エドモントンへ向かっているとの情報が入っている。世界の秩序を維持するギャラルホルンとしては、何としても阻止せねばならぬ事態だ。敗戦したばかりのお前には荷が重いと感じているが、マクギリスがぜひお前にと言うのでな」

 

それを聞いて、カルタは拳を握り締める。

 

 

 

カルタは深く礼をし、イズナリオの部屋を後にした。

その部屋の前には、マクギリスが控えていた。

 

「久しぶりだなカルタ」

「惨めな私に手を差し伸べてくれるなんてね。感謝するわマクギリス」

「惨めだなどと....」

 

そう言っていつもの通り笑う

 

「しらばっくれないで!失態を犯した私を笑いたいのでしょ?そのこちらをバカにしくさったニヤケ面、本当に変わらない......!」

「君も初めて出会ったときから変わらない。セブンスターズの第一席、イシュー家の美しく誇り高き一人娘」

「貴様何を......」

「カルタ」

「......?」

「君は私にとって手の届かない憧れのような存在だった」

「....!マクギリス....」

 

思い出す。カルタとガエリオはいつもマクギリスを平等に扱っていた。

 

「君は哀れみでも情けでもなく私を平等に扱ってくれた」

「感謝されるようなことじゃないわ」

「私の目に映る君はいつでも高潔だった。君に屈辱は似合わない。そのためにも私にできることがあればさせてほしいんだ。カルタ」

「マクギリス.....」

「彼を控えさせてある。彼と共に行くといい。」

「ありがとうマクギリス...」 




阿頼揶識人類最高の数が3つってのは4つ以上出来るなら、三日月もそれ以上ありだから人類最高の数を3つにしました。
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