機動戦士ガンダムテイワズの狙撃手   作:みっつ─

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クリスマス。
今年も来たよ。バーニィ....

っということは後にして...

一言言っておこう。僕はクリスマスですらボッチであると!
今日はキリストが生まれた日だよ!
キリスト教の皆さんは凄く明るいそうだね(棒)


第11話

「アインの意識が戻ったというのは本当か?」

「ええ。お待ちしておりました。こちらへ」

「それでアインは一体.....」

「ガエリオ特務三佐!」

 

この声は...!!

 

「....!?アイン?今の声はお前なのか?」

「はい!」

 

聞こえる。アインの声が。良かった。これで悲願である上官の敵を...

 

「アイン.......ああ......成功したんだな。よかった....よかった......ほんとに.......」

 

 

「特務三佐、こちらをご覧ください」

「ん?」

「三尉の現在の状況です」

「なっ!?」

 

そこから良かったという言葉を言った自分を呪いたい気分になった。そこには四肢を切り落としたアインがあったのだから

 

「阿頼耶識の同調は順調ですよ!」

「本当にありがとうございます。これでクランク二尉の無念を晴らすこともできる!」

「そうか.....」

「心から尊敬できる方に人生の中で2人も出会えたなんて」

「ぐ.....!」

 

悔しい。けど、これは彼の望んだことだ。奴と同じように、いや。違う。奴は阿頼耶識の力のみがほしいだけだ。だけど、同じ気がする。

 

「これ以上の幸せはありません。この御恩、この命をもって必ずやお返しします」

「そうか......そうか......」

 

そう表面で言うしかなかった。

 

 

「彼が望んだことだ。お前は上官として彼の望む最高の選択を与えることができたんだ。あとは雪辱を晴らすための最高の舞台へと彼をいざなってやるだけ。ガエリオ、堕落したギャラルホルンにおいて君の心の清らかさはいかに守られてきたのだろうな」

「バカにしてるのか?」

「本気だ。お前だけじゃない。アインも。ギャラルホルンに変革をもたらすのは君たちの良心だと私は思う」

「アインも?」

「ああ。今回の作戦が成功すれば彼がギャラルホルンに残す功績は計り知れないだろう。たとえどのような姿になっても、この戦いによって彼は英雄となれる」

「ありがとう、我が友よ」

「ガエリオ、カルタ、君たちはよき友だった。その言葉に嘘はない。君たちこそがギャラルホルンを変える」

 

確かにその言葉に嘘はない。しかし、彼の頭にある変え方はガエリオには想像出来ないものだということを彼は知らない。

 

 

その頃鉄華団では

 

 

「三日月、そろそろ交代の時間だよ」

「分かった。あっあれは......」

「......!エイハブ・ウェーブの反応!?」

 

カルタの最後の試合が始まろうとしてきた。同時に奇襲が成功したように、勝ち誇った雰囲気の二機がきた。

 

「団長、モビルスーツが2機です」

「島でやったやつだ」

 

 

「くっそ!」

「おいおい、ギャラルホルンの監視網をすり抜けられる安全なルートじゃなかったのか?」

「こんなに早く敵に知られてしまうなんて......」

 

クーデリアも驚いている。

 

「俺たちのルートを知ってるヤツといえば.......」

「......!」

 

仮面を着けたあの男。あの男が...

 

「(あの男が裏切ったのか)」

「心当たりでもあるのか?」

 

蒔苗の声で現実に引き戻される。

 

「いや話はあとだ。ヤマギ、列車を止めろ!」

「了解!」

 

列車が止まる。

 

「ほんとに2機だけか?」

「はい、今のところ」

 

「三日月!バルバトスはいつでも出せるようにしとけよ」

「うん。あっあれは.......」

「まさか......」

「私はギャラルホルン地球本部所属地球外縁軌道統制統合艦隊、司令官カルタ・イシュー!鉄華団に対しモビルスーツ2機同士による決闘を申し込みに来た!」

「おいおい、これって確か......」

 

鉄華団は前にも決闘をしたことがある。それを思い出しているんだろう。

 

「私たちが勝利を収めた暁には蒔苗東護ノ介およびクーデリア・藍那・バーンスタインの身柄を無論、鉄華団の諸君にはおとなしく投降していただく。我らが敗北した場合は好きなようにここを通るといい」

「へえ面白ぇ!やってやろうじゃねぇか。なあ昭弘!」

「ああ」

 

鉄華団のみんなも熱くなっているようだ。

 

「熱くなってんじゃないよ!決闘なんて無駄だ!」

 

そうそう。こんな戦いに公平さも糞もない。只でさえ、数が違う状態で勝ってきたのだ。今回くらいボコ殴りで。

 

「そうそう!数はこっちが上なんだしさ、みんなでボコ殴りにしちゃえばいいだけじゃん。えっ?」

 

その時、通信回線が開く。無論。相手に聞かれないためだ。

 

「僕が行く。」

「ゆーちゃん!?」

「たった二機に馬鹿みたいな数で行ったらそれこそ、時間の無駄だ。鉄華団と僕で邪魔を何とかする。三日月さん!なんか華奢っぽい奴は頼みます!」

「わかった。」

「合図をしたら総攻撃だ。合図は団長さんに任せる。」

「お、おいユウ!」

 

団長さんもそのペースに着いていけない。

 

「さすがダーリンの血ね。」

「ああ。」

 

それほどに名瀬の血は凄いのだ。

 

「こちらユウ。アンドラスに乗り込んだ。いつでも行けるよ」

「こちら昭弘。準備できた」

 

昭弘さんも倣って言う。

 

「こちらノルバ・シノ!流星号!準備完了!」

「行けるよオルガ」

 

やっと団長さんもこちらについてこられたようだ。行ける。

 

「よっしゃぁ!じゃ行くぞ!」

 

列車に隠れたアンドラスと流星号が射撃準備をする。

 

「砲撃開始!」

 

さぁ!始めようか!殺し合いを!

 

 

 

「!?」

 

コックピットで待っていた彼に銃弾が来る。それを素で避ける。

 

「カルタ司令!どうやら敵さんは二対二を望んで無いようだ。」

「なんだと!?」

「おらみろ!来やがった!」

 

こちらが奇襲を仕掛ければ良かった。と歯噛みする。しかし、終わってしまったことにケチを言っては、殺される。

 

「司令!あんたと一対一でやりたい奴が来ている!そいつ以外は俺に任せろ!」

「くっ!」

 

見ると、バルバトスが司令を標的にしたようだ。司令の腕じゃそう長くは持たない。さっさと...

その時、急速接近してくる一機のガンダムに気づいた。

 

「俺に接近戦を仕掛けるか!」

 

かわして蹴飛ばす。そこに、下品な色をした二機目が来る。遠くを見れば宇宙(そら)でみた奴が狙撃をしている。

 

「三対一...」

 

不味いな。レベルが高い。使うしかないか。

そう思いながら、にやけた。嘲笑うような顔で。

 

 

 

 

「やっぱりあのグレイズ!」

 

脚が早いやつだ。あいつには隙を与えない方がいい。

そう考えて、あまり狙わず、足元に弾を当てる。

間髪いれずにグシオン、グレイズ改弐と接近戦を開始する。グシオンのハルバードが、グレイズ改弐の斧が、弾かれる。まだ剣も抜いていないのに。

 

「ちぃ!」

「なんだ!こいつ!強え!」

 

二人も精鋭顔負けの連携攻撃を仕掛ける。が、それも奴に取っては雑魚二機。避けられ、マシンガンを浴びせられる。

しかし、それは彼にとっては獲物が目の前で寝ているのと同じだった。

滑空砲が火を噴く。弾がマシンガンを破壊するまでそう時間はかからなかった。

 

「やはり...奴は!」

 

多少驚いている。そこにグシオンのハルバードが当たる。どんなに弱くともこんな隙は見逃さないだろう。倒れないように保ったその肩にグレイズ改弐のライフルの弾が当たる。当然倒れる。

 

「ぐっ!がっ!」

「貰ったー!」

 

グレイズ改弐が斧を振り上げる。このコースなら殺せる。しかし、何かおかしい。この感じは...!!

 

「シノさん!」

 

大声で叫んだが遅かった。

 

「へ?」

「はぁっ!」

 

剣がコックピットに刺さった。

 

「ぐぁぁぁーーー!」

「シノ!」

「シノさん!」

 

グレイズ改弐の動きが止まる。それとほぼ同時にシュヴァルベグレイズカスタムが立つ。

 

「くそっ...!」

「嘘だろ...」

「そんな....」

「シノ!」

「シノさん!」

 

通信が、鉄華団の子供たちが叫ぶが応答しない。

その中でもユウは分析できた。あの動きは....いままでなかった....

 

「あの動きは...まさか....」

「阿頼耶識...」

シュヴァルベグレイズカスタムが剣を持ち、隠していたスラスターを露にした。

やる気だ。

地面に降り積もった雪。

その慣れない地形と新たな力に不安を抱いた。




次回の12話はライル、チート。だと思って閲覧してください。
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