僕結構好きですよ。こういうキャラ(作者だからこのキャラの諸事情を知っているって言うのがデカイかもしれませんが)
「ロークスコロニー...ですか?」
とある船のモビルスーツデッキそこにはギャラルホルンの制服に身を包んだ男二人が話していた。
その名は、ニール・ガロンとライル・バレルである。
「ああ。もうすぐ彼方さんは仕掛けてくるとのことだ」
ライルが煙草を吸いながら答える。
ロークスコロニー。そこは二人が今向かっている場所だった。
「全く。今から仕事だと言うのに貴方達は何をしているのですか」
そう二人に話し掛ける女性が一人。只でさえ女性が少ないこの艦で二人(ニールは兎も角ライル)に話し掛ける女性はとても少ない。
「まぁまぁ。反乱があるかどうか決めるのは
そう。彼女の名前はアメリア。アリアンロッドの司令官だ。アリアンロッドを志願したもの以外にアリアンロッドに入っている物は大きく二つ。ライル(ついでにニール)そしてここにはいないがジュリエッタ等のパイロットの腕を見て選ばれた者。そしてアメリアの用に別の面から選ばれた者。四人はラスタルに選ばれた者という点では同じだが、ラスタル・エリオンを信用するかという面では四人は違う。
ジュリエッタは異常なまでにラスタルに拘り、アメリアはラスタルをまるで父のように(実際に養子である)ライルとニールはあくまで戦士と指揮官としての関係だ。どちらかというと前の上司であった者の方が印象深いかもしれない。
「そんな言葉を出しているようには見えませんが楽しんでますよね」
「ああ。楽しんでるな」
「全く。お父様に腕を見込まれて入ってきたというのにお気楽ですね」
これでもアメリアはライルの腕のみは信用している。他のパイロットより数段...いや。もうそういう次元にはいないんではないかと。その理由の1つが背中の出っ張りである。自身の父に聞いてもはぐらかされて聞かない方が良いと自分との間に壁を作るような代物らしい。
「何がしたいーじゃなくて会いたいんだよ」
「それはー恋人ですか?いえ。失礼。貴方に恋人はいませんよね」
失礼なのはそこじゃない。と言われそうなセリフだ。
しかし、ライルはアメリアから目をはずしモビルスーツを見る。
「言われちゃってますよ。ライルさん」
ニールも横からライルを突っつく。普通の上司と部下の関係なら怒られるが、ライルは怒るどころか笑って答えた。
「確かにな。それは言えてる」
「まさか、認めてしまうとは。貴方はつくづく変わったお方ですねーそれにあのモビルスーツ。何なんですか?」
アメリアの言葉で二人は二機のモビルスーツを見る。
その二機のモビルスーツはひとつはグレイスクルーガ(ライル機)もうひとつはグレイスルデン(ニール機)だ。
グレイスルデンに関しては過去に量産だった予定(シュヴァルベグレイズやグレイズの性能、レギンレイズによって少数量産で終わったが)のグレイスの上位機だ。なので珍しくはあるが、そこまで不自然じゃない。問題は...グレイスクルーガだ。
左はグレイスリッター。右はシュヴァルベグレイズと少し不自然に見える機体だ。それでもカラーのせいか、そこまでおかしい見た目ではない。どこか、グレイズリッターよりな気もする。彼の言葉をそのまま信じるのなら昔の上司が死んだのでその機体を引き継いだ。とのことだ。しかし、グレイズリッターと言うことは地球外縁軌道統制統合艦隊ということになり代表がこちらアリアンロッドのラスタルと睨み合いの状態の
しかし、その(恐らく)嘘をライルは突き通すつもりらしい。
「おっ疑ってるな」
「当然です。貴方なんかに亡骸とも言える機体を与える人はおりません」
「へぇ~嫌われてるねぇ俺は」
そう言うとある端末を見せてきた。証拠か。と思ったが違うらしい。
「買い物頼む」
「...はぁ。わかりました」
どうせ、買い物なんかめんどくさいから女に押し付けるか。といった様子だろう。気に障るが了承した。
「ありがとよ。お嬢さん」
最後の言葉は流石に怒ったが。
その数日前、イプシロン一行はロークスコロニーへと着いた。
ここで積み荷を貰ってそれを地球へと届ける。のだがそこまで急がなくても良いらしい(信用はあまりできないが、労働者の話を聞くに小さなデモはあっても此方に危険が及ぶ用な物はないらしい)。と言っていたがさっさと別のコロニーか地球へと逃げたかったが、積み荷に何かあったらしく少しここのコロニーに居座る事となった。
しかし、わかっている。積み荷に何かあったのは嘘だ。事件を引き起こした際手伝って欲しいのだろう。
手伝いたい。という自分もいるが、ここで手伝ってギャラルホルンにマークでもされれば地球はおろか、これからの仕事に支障をきたす。せめてギャラルホルンを口止めできるもの。例えばドルトコロニーと同じ手口の場合証拠を出す等。それが出来れば手伝おうと思う。
しかし、今の状態じゃ手伝わずに逃げるが。
結局、ここで待たれる事となった。
まぁ歳星にいたのも数日だしいっか。と頭を納得させる。
その間に歳星と連絡する。もしかしたら戦闘の可能性があると言うことを。
マクマード曰く、ギャラルホルンにマークされなければ良いらしい。
あの人らしい。と言えばあの人らしいと言える。
そう思いながら一室で射撃練習をしている。
射撃練習といっても弾はゴムだし、モビルスーツではなく、対人用なので阿頼揶識が無いのに意味はあるのか。といわれそうだが、これでも意味はある。
例えば、たとえモビルスーツのコックピット無いでも体のブレは弾に影響する。その為かモビルスーツとはいえ、優れた狙撃手は拳銃等もうまく使える。
飽和攻撃が得意なわけではなく、あくまで一機一機的確に処理していくタイプなので弾のブレは命の危険になる。その上、モビルスーツの射撃はプログラム任せだと相手が戦艦などの動きが遅い、もしくは動かない奴にしかあまり意味を成さない。なので二年前も鉄華団のメンバーが筋トレをしている最中、ユウはずっと射撃練習をしていたのだ。
部屋の端から撃ち端にある的に当てるのだが、いくら端と端とは言っても一つの部屋だ。そこまで離れていない。その為、外すわけもない。
引き金を引いていくと一発も外れず、的の中心に当たった。やっぱり的が近いな。次は廊下とか使ってみるか。
「ねぇ。ゆーちゃん。コロニーの人が呼んでいるよ」
どうやら呼び出しのようだ。
「わかった。...念のため銃でも持ってくか」
近くにある拳銃を練習用と変えてポケットに入れて呼ばれた所へと行った。
そこには、拳銃を用意した此方とは対照的に何にも無いところに呼び出されたが、部屋が汚い。汚いと言ったが片付いていない。という意味ではなく、出来てから何年かたっているのか所々脆くなっているように見えた。
「すみませんねぇ。こんなに汚くて」
言っている人は30、40代位の男だ。どうやらここは労働者の場所らしい。
「いえ。それで話とは何ですか?此方は早めに地球に行かなくてはならないので遅れるのは困るのですが」
実は実際地球に行くのに問題はない。積み荷に問題があったのは事実だが地球の方に伝えてあるらしく運ぶのには問題はない。
そういえばドルトのデモの引き金は鉄華団が運んできた武器だ。
となればこの人たちが要求するのは...
「実は我々は近い内に大規模なデモを行おうと思っているのです。貴殿方にはその...ギャラルホルンとの戦闘になった際に使える武器を送って欲しいのです」
やはりきたか。此方があまり突っ込まなかったので逆に頼みに来たか。
「すみません。我々には戦闘しても得がありません。実際このまま戦闘となれば後の仕事に響きます。それに我々の力があってもギャラルホルンには勝てないでしょう」
「その事はわかっております。しかし、二年前鉄華団がドルトコロニーに増援を送った用に救って欲しいのです。成功したら報酬だって...」
鉄華団。その名はたった二年で大きくなった。コロニーの労働者に対してはその存在はまるで
...どうする。どちらを選ぶか...いや。待てよ。選ぶ必要なんて...
「...わかりました。その代わりやってほしい事があります」
「なんでしょう」
相手の顔が一気に明るくなった。その顔がこの言葉でどう変わるのか、それはわからない。
「我々が戦闘に参加する十分な理由が欲しいのです。例えば、ギャラルホルンが此方を攻撃してきたとか。それが無ければ一切参加できません」
「ええ。わかりました」
そう言って、その男は手を出してきた。少し微笑んでからその手を握った。
「此方も出来る限りの事はさせて貰います。...勿論商売人として」
「お願いします」
少し行ける気がした。
その頃ヒュンフでは...
「ええ。今ロークスコロニーです。...はい。お願いします」
一人の男が通信していた。
オリキャラをしれっと出しました。名前はアメリア・エリオン。肉おじの養子です。
別の意味とは別にマグキリスのお父さんみたいに性目的ではなくて...
別の意味です。まぁ髭の人とも関わりがありそうですね。
ってか最後の通信不穏すぎる...