機動戦士ガンダムテイワズの狙撃手   作:みっつ─

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実は...皆さんに言わなければならない事があります。
詳しくは活動報告で


第20話

決行の日だ。

ユウはスーツの下に動きやすくノーマルスーツの下に着る服を着る。

そして拳銃と狙撃銃を持ち、コックピットに少々の食料とデータが入った端末を入れる。

拳銃を腰に下げて狙撃銃をジョーカーに預け暴動、いやデモへと向かう。

向かうとそこには大量の人が大声で何かを訴えていた。ギャラルホルンの予定なら、ここで何かしらダメージを受けたかのように装い、防衛目的でここを鎮圧するのだろう。

そう考えたユウはジョーカーから狙撃銃を回収し、双眼鏡を持たせてデモの戦闘付近にいかせる。そのあと、手頃なビルに入ってスコープでデモを見る。

そして、手始めにデモ隊の人と人の間に発砲した。

するとデモ隊の声は大きくなった。

こうする事でギャラルホルンもデモ隊を皆殺しにするしかない。しかし、いま皆殺しにしてはマスコミに見つかる。その中には生放送している者もあるだろう。そうすればギャラルホルンの悪行は社会に出る。そう考えていると視界の端にジョーカーが映った。

するとジョーカーが携帯通信機で喋りかけた。

 

「見つけた。やつら、モビルワーカーを一つお釈迦にして暴動を止めるつもりだ。右から二つ目左前の脚の辺りに爆弾がある。その上、右から8人目の兵士が何かを持っている。形からして、起爆装置だ」

 

ギャラルホルンは兵を撃たせるわけにはいかないので、恐らく爆破するのだろう。スコープを覗くとあった。保護色で見にくいが爆弾だ。これで攻撃された用に装うのだろう。僕らの目的は...

 

「...ッ!」

 

狙撃銃の引き金を引く。するとそれは先程示したモビルワーカーに辺り爆弾の上部に命中した。すると爆発はせず、地面に転がった。

 

「ふぅ」

 

ユウがやったのは爆弾の火薬には手をつけずに爆弾の電子部品を抉る事である。

簡単にいえば爆弾を不発弾と同じ状態にしたことである。爆弾は爆弾っぽくないとはいえ大きい為火薬の入っていないところはだいたい特定できた。その後簡単だ。よく映画等で時限爆弾のリード線を切って止める作業を弾丸でやっただけだ。

今回は時限爆弾ではない為リード線を全て切ると爆発する。なんて物はない。こんな暴動を止めるためにそこまで考えては無いようだし。まぁ最悪爆発しても数人の武装を狙撃して侵入させれば良かった。っていうか本当の作戦はこれだが。

まぁ結果意表を突かれたギャラルホルン兵は成す術なく、占拠されていく。

その事を確認して、ビルから出るそしてジョーカーに言った。

 

「よし。これからそちらに向かう。ジョーカーはフュンフに戻って出撃用意」

「了解。お前が来るまではなんとかしとくから死ぬなよ。ユウ」

「わかった」

 

そう短い会話をして、施設に侵入するが、そこはもうデモ隊にほぼ占拠されていた。

なにやら叫んでいる。これは恐らく交渉の場に引きずり出すつもりだろう。これなら僕の仕事はもうない...そう思って、出ようとしたときだった。

 

殺気を感じた。

咄嗟に向いた方向を狙撃銃で撃つ。すると誰かが曲がり角へ逃げて行った。ギャラルホルン兵だろうか。

 

「逃がすか!」

 

そう言って走る。

撃った相手は成人男性。曲がり角を曲がると顔の横に拳銃を突き付けられた。

 

「武装解除しろ」

 

重々しい声。拳銃の方向も見ずに狙撃銃を下ろして、両手を挙げた。

 

「...若いな。いくつだ?」

「...16。ここのコロニーの人間のデモに参加させてもらっている」   

 

そう言うと男はクスリと笑って、此方を向け。と言った。それに従い両手を挙げたまま、男の方に向く。そこには20~30辺りの男がいた。

ユウは思った。

こいつを...僕はこいつを知っている。それも何度も会っている。と。

 

「アリアンロッド所属ライル・バレル三佐だ。そちらは?」

「ユウ・タービン。所属は...テイワズ、イプシロンだ」

 

重い空気が流れた。所属を傭兵とでも言いたかったが、ばれると言う感覚があった為イプシロンと言った。

 

「テイワズ...そうか。二年前の鉄華団のようにコロニーの暴動の援助か。そうだな...確か鉄華団が手伝ったのはドルトコロニー。ここと同じようなコロニーだな。」

「鉄華団の事を知っているのか?」

「ああ。二年間は俺も鉄華団と戦っていた。いやその中でも俺が戦っていたのは鉄華団の手伝いをする一機のガンダム。後から聞けばアンドラスとか言うらしいな」

「...っ!」

 

思い出した。こいつだ。ライル・バレル!

(「はぁ...はぁ....流石にライルさんと渡り合った奴に挑もうとした俺が馬鹿だった...けど、俺はこいつにも勝つんだ....いつか....!!」)

ライル。あの...グレイズのパイロット!何故ここに!

何かに気付いたようで、ライルが言った。

 

「どうした?気分が優れないようだな。もしかして、額に拳銃を当てられた事がないのか?」

「いや。違うね。覚えていてくれて嬉しいよ。()をアンドラスのパイロットとして...もしかして、最初から気付いていたのか?それで、わざわざあんな言い方をした」

「さぁ?どうだろうな」

 

そう言うとライルは拳銃を強く握る。

 

「ひとまずここから去れ。アンドラスのパイロットなら分かるだろう。俺のレベルを。今去れば見なかったことにしてやる」

 

断れば拳銃の引き金を引かれるだろう。引き金に力がこもっているのがわかる。でも、逆に言いたいことがある。

 

「なんで僕と戦うのに拳銃でやったんだ?」

「どういうことだ?」

「あんたならモビルスーツでやると思ったんだがな」

「...お前は敵だ。敵は殺せれば良い。とりあえず去れ今なら見逃す」

「...分かった。...けど無理だね!」

 

そう言って腰を下げる。その瞬間ライルが引き金を引いた。やはりライルは引き金を引く際に一瞬の隙がある。腰から拳銃を引き抜きライルの額に向けた。

 

「ッ!」

 

ライルは避ける格好をとるが遅い!

そう思って引き金を引こうとしたとき、指が重くなった。くそ...!相手は敵だ!

そう言い聞かせて向きを調節して引き金を引くとライルの腕を掠めた。

 

「ライルさん!」

 

すると近くからまたギャラルホルン兵が出てきた。なので狙撃銃を拾い、威嚇射撃をして引いた。

 

 

 

「くっ...!ドジったぁ...」

「大丈夫ですか?ライルさん?」

 

ガンダムアンドラスのパイロット、ユウ・タービン。手を抜かれたな。あくまでモビルスーツ戦をしたいということか。

それにしても射撃の腕は健在のようだ。

先程も俺がモビルスーツで鍛えた反応速度がなければ死んでいた。

 

「あぁ無事だ。...はぁ。...年はとりたくないものだな」

「冗談が言えるようなら大丈夫ですね。...報告します。謎の勢力が此方に攻撃を仕掛けてきました。恐らく労働者側が雇った傭兵かと」

 

あいつらは傭兵と見られているのか、しかしテイワズとしてギャラルホルンに喧嘩を売ったら相当の問題となる。何か秘策があるはずだ。こちらの口止めの...

 

「...アメリアに連絡しろ」

「わかりました」

 

考えてもどうせわからない。俺はパイロット。戦えばいい。

ただそれだけだ。

 

「了解」

 

 

 

その頃...

フュンフ指令室

指令室の艦長の席にはアガーテがいる。ユウも艦長として駄目というわけではないがアガーテや名瀬、オルガと比べると指揮能力は弱い。

 

「ジョーカー機、出撃準備完了」

「出撃させて」

「了解」

 

戦場にはシュインとエストが獅電で艦を守っている。ギャラルホルンにとってはここでモビルスーツを出している時点で敵意があると思っているそうだ。

今は待ち時間だ。コロニーで労働者側が交渉している。それがうまくいけば、ユウを迎えて労働者側から報酬をもらって地球に行くのみ。

しかし普通に考えて無理だろう。

モビルスーツを出撃させたのはもし決裂したら攻撃すると言う抑えの役割もあるがそこまで機能しないだろう。

 

「アガーテさん。ゆーちゃんから連絡。1226地点にアンドラスを射出。ギャラルホルンの攻撃を警戒せよとのこと」

「わかった」

 

オペレーターがそう言ったので言われた通りにアンドラスを射出形態に移行させる。

 

「ガンダムアンドラスを射出形態に移行させました。いつでも出せます」

「わかった。出させて」

「了解。ガンダムアンドラス、射出」

 

ガンダムアンドラスが宇宙へ飛び出した。

 

 

 

 

その頃ユウは

 

狙撃銃を両手に抱えて、ノーマルスーツを着て回りを見ていた。するとギャラルホルン方向から何かが出た。

攻撃だ。ギャラルホルンが攻撃してきた。

 

「ゆーちゃん、行けるよ」

 

通信でそう聞こえて来たので「うん」と返してノーマルスーツにある、バーニアで位置調整を行いながら此方に来る相棒を見据える。

 

 

「アンドラス...見せてくれ。僕たちの未来を」

 

相棒(アンドラス)のコックピットに入って狙撃銃を分解、収納する。その後バックパックのレールガンを取って狙撃ポイントへと向かう。

 

「行くぞ...ユウ・タービン。ガンダムアンドラスで出撃します!」




今回はユウとライルが生身で初めて(?)会う回でした。次からは戦闘です。
なんか最近戦闘シーンがかけない...


他のメインの小説でも残りが少ない...


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