機動戦士ガンダムテイワズの狙撃手   作:みっつ─

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今年も冬休みに連続投稿したいですが今気分が乗っているのでもしかしたら冬休み行く前に二期書き終わるかも...(地球支部終わりまでしか書いてないが)
とりあえず二期が全て書き終わったら連続投稿でとりあえず二期を終わらせたいと思います。そうなったら冬休みの連続投稿はしません


第26話

その後、オセアニア連邦から許可を得てフュンフを宇宙に置き、地球へと立つ。その後、列車を使用してオセアニア連邦とアーブラウの国境近く(オセアニア連邦より)にいる。(大昔だと中国?ロシア?と言われていたらしい)流石にアーブラウに入るのはきつそうだ。

 

「んー!久しぶりの地球だよ。ゆーちゃん!」

 

隣で積み降ろしの作業を終えたシュインが体を伸ばして言ってきた。

実際今地球(ここ)にいるのタービンズのモビルスーツパイロットはユウとシュインのみだ。

機体は万全ではあるが二機だと押しが弱い。

彼女にも頑張ってもらう必要がある。

 

「そうだね。とりあえずモビルスーツ持ったまんまアーブラウまで行かなきゃね...はぁ。今更だけど相当めんどくさい仕事だな、これ」

「うん」

 

そう言いながらもシュインは若干テンションが高い。やはりそういうのだろう。しかしこれから別れるのだが。

自分がリードするのは今回が始めてだな。

積極的にいままで来ていたからな...

 

そういうことを今からしなくてはいけないと思うと少し億劫になる。コンテナに腰をかけて遠くを見る。

そんなブルーな気持ちを感じ取ったのか、隣でシュインがため息をつく。

 

「ゆーちゃんは大人になっちゃって残念と思っていたらまだそういうところは子供なのね」

「大人になれないんだよ。みんなが大人だから」

 

そう言って立ち上がると列車で1人のイプシロンの女性に言われた事を思い出した。

 

「ごめんね。これ以上はモビルスーツの運搬が難しいみたいで...一機しか運べなさそうなんだ。とりあえずアンドラスはゆーちゃんがいないと動かせないからアンドラスと鉄華団に送る物資だけでも運んでくれない?」

 

今列車にはアンドラスと鉄華団に向けて運ぶ物資と数人の女性しかいない。モビルスーツパイロットのシュインとはここで一旦お別れだ。

 

「またね。シュイン姉さん」

「...うん。またね」

 

そう言って軽く笑う彼女を見ながら再び列車に乗り込んだ。

 

「...」

 

彼女は哀愁に溢れていた。悪いことをしたな。とは思っている。しかしこれは男女二人のせいで崩していい計画ではない。その点はわかって欲しかった。

 

 

 

 

 

 

 

「お父様。帰還しました。それと先日送った反ギャラルホルン組織の事ですが」

「ああ。わかっている」

 

アリアンロッド。その中のとある戦艦の中で二人の人物が話をしている。1人はアリアンロッドの司令官、ラスタル・エリオン。そして、その娘、アメリア・エリオン。

その二人のかしこまった姿を見ながら「父娘らしくないな」と壁に凭れかかったライル・バレルは呟いた。

 

「ジュリエッタの方はマクギリスの思惑を見過ごす形となったようだ」

 

ラスタルがそういうとアメリアの表情が緩んだ。それをライルは見過ごす筈もなく乾いた笑いをした。彼女の表情はまるで可愛い妹の活躍を見守る表情だった。その後、ライルを見て顔を赤くして仏頂面に戻った。ライルは見過ごす形というのはミスしたということだろ。と呟いた。

 

「しかし次はそうとはいかないだろう。次の舞台は地球だ」

 

地球?何でわざわざ相手の本陣で?直接攻める訳でも無いのに。それを感じたのかラスタルが言った。

 

「そのためにあの男の協力を仰いである」

 

そうどや顔でラスタルが言うがライルは首をひねる。

 

「あの男?誰だそれ?」

「ライル。口を慎み...慎んでください」

 

司令官に対して敬語を使わないライルをアメリアが注意する。自分に使われないのは放っておくが他は気になるのだろう。

それをラスタルは「まぁいい」と言うのでアメリアは下がる。

 

「あの男というのはおじ様ですか?どうやら兵は集まったようですね」

 

アメリアがそういうとラスタルはすぐに頷く。

...いやだからおじ様って誰だよ?叔父か?しかしラスタルに兄弟がいるとは聞いたことない。つまり...赤の他人。兵がいてそれなりに自由に動けるということは傭兵か。しかしラスタルが使っているということはラスタルと何らかの関係がある可能性が高い。もしかして士官学校でおんなじで仲が良い友ということか?だからおじ様か。

 

「まぁな。だからお前達は体を休ませておけ」

「...」

 

ライルはラスタルにそういわれたアメリアの表情を見逃さなかった。難しい顔をしている。

 

その後ラスタルから離れた所に1人の女性が来た。金髪でアメリアより年下に見える女性。その女性はアメリアを見つけるとすぐにバツの悪そうな顔をして止まった。

その女性を見つけるとアメリアはすぐに近づいていった。

知り合いか?

 

「どうしたの?ジュリエッタ?少し悔しそうね。その様子だと負けたようね」

「アメリア...大丈夫。次こそはいける」

 

アメリアは親しく話した事より敬語を使っていないことに驚いたライルはその場に止まった。

あの部下にも、親にも敬語を使うあのアメリアが敬語を使ってない。

 

「アメリア...その男は...確かライル・バレル」

「ええ。そういえば彼と顔を会わせるのははじめてかしら。彼はライル・バレル。うちのエースパイロット...モラルさえ除けば最強ね」

 

実は何度かあっているのだがアメリアはその事を知らないようで紹介する。しかしそう言われると何故か背中が痒くなり、二人の所に近づき言う。

 

「なんだよモラルさえ除けばって...もっと他の言葉あんだろ」

「じゃあ、相手を敬う気持ちがあれば?とかですか?」

「...そうかい。そうかい。そうですかい」

 

こっちはコントやっている訳じゃないんだ。

そう思ってとりあえず返す。

確かにそのジュリエッタとか言う女性は外見は違えど雰囲気がなんとなく似ている。

妹を見るような感じで接するアメリアを見るとなんか笑えてくる。

すると笑いを堪えていることに気づいたのか、ジュリエッタが突っ込む。

 

「なんですか?何かおかしいのですか?」

 

それを返そうとしたしたときに限界が来た。

 

「ちょ...ぎゃはは!」

 

腹を抱えて笑う。転がらなかった分良かった。

 

「ライル?」

 

アメリアもおかしく感じたようで目を丸くしながら驚く。

 

「お前が...人に優しく接する事が出来るなんてな...はぁー。始めて見て...わりぃな。お前の事勘違いしていたわ」

 

そう言って壁を蹴って、モビルスーツデッキへと行く。

二人は口を動かさず、

その時、二人の女性を視界に入れながら、遠い記憶を思い出していた。

 

「ニールを叱れないな...」

 

モビルスーツデッキには数人の整備士と仮面を被った謎の男がいる。確かアメリアの話だと確かヴィダールという名前らしい。その近くにある一機の謎のモビルスーツ。名前もその男と同じヴィダールという名らしい。このモビルスーツ、見たことがある。素人にはわからないだろうがライルには一目でわかった。ガンダムフレームの機体だ。

しかも、ヴィダールという男は何処か見たことのあるような人間だ。

 

 

「...お前は、ライル・バレル」

 

そう言うヴィダールという男は噂通りの機械的な声を出し、仮面をこちらに向ける。どうやらこちらを見ているようだ。その仮面は感情を隠すために着けているようで何処か...嫌な感じはした。そこから一つの答えを導きだしため息をついて隣に立つ。

 

「その機体...いい機体だな。見ればわかる」

 

優しく微笑みながらそう言う。確かにこれはいい機体だ。

 

「ガンダムキマリスの回収型か?ボードウィン特務三佐」

 

頭の中に浮かんできた予想の答えを言うとその男は振り向きもせずに答えた。勿論整備士に聞こえないように。

ボードウィン特務三佐...ガエリオ・ボードウィン。「セブンスターズ」の一家門ボードウィン家の出身。2年前の鉄華団との戦いで一緒に戦った。(しかし交流は少なかった)

 

「...何故、気付いた」

 

これはどうやら肯定を意味しているらしい。

それは声が整備士に聞こえないだからだろうか。

 

「感覚さ」

 

手すりに身を預けながらライルはそう言う。

ガエリオは納得しきれていないようでそのままこちらを見てくる。(仮面の為目がどちらに向いているのかわからないが)しかしずっと見ているうちに無理矢理納得させたようでガンダムヴィダールを見ながら話す。

 

「そうか。...マクギリスの事、お前も考えたのか?」

 

 

未だに機械的な声を戻す気はないようで(戻せないのかもしれないが)こちらに問いかけてくる。

彼はカルタ・イシューが亡くなった後、新しい地球外縁機動統制統合艦隊を作り上げたマグギリス・ファリドではなく、アリアンロッドのラスタル・エリオンの元に行った事についてのようだ。

 

「期待が出来ないからな。彼の目指す未来は力のみで支配し、支配される世の中。生まれなんて関係ないから確かに理想の世の中ではある」

 

そういうと強烈な殺気を感じた。どうやらガエリオの中に怒りの感情が出てきたようだ。その仮面を被っていても感じる殺気...どうやらお怒りのようだ。

 

「しかし、彼はそれを急ぎすぎだ。時間もまだあるというのに...俺の読みが正しければもうそろそろ奴は仕掛けてくる。でも残りのギャラルホルンを倒せるとは到底思えない。だったら勝つ確率が高いここに入る。俺はそう言う人間だ」

 

殺気を隠す気もないガエリオはそのまま問いかける。

 

「ではマクギリスがアリアンロッド以上の戦力を持ち世界を開ける可能性が高ければそちらに行ったのか?」

 

「まぁな。だってそうだろ?俺はまだ死にたくないからね」

 

そう言うとガエリオは怒ったのか手を握りしめる。...言い過ぎたか。

 

「お前は...マクギリスの考えを肯定するのか?」

 

彼はまだ感情を抑える術がないのかそれを越す程の怒りなのか。...そうか。彼が死んだと思われるエドモントンでの戦いでマクギリスが裏にいた。何らかの手引きがあったのを気付いたのだろうか。誰にやられたのかもわからなかったしな。

 

「ああ。それより怒りを抑えろ。若さが滲み出てる」

 

若さが滲み出てる。というのは大抵の人間は喜ぶだろうが、若さというのは未熟。ということだ。つまり相手の価値を下げる言葉ということ。

それを知っているガエリオは黙る。自分はすぐに気づいてしまったが他の人間には彼はヴィダールとして生きてほしい。

 

「くっ...わかった」

 

そう言うと仮面から滲み出てくる感情が消えた。そして彼は再びヴィダールという違う人間として振る舞う。

 

「食堂でも行こうか?まだ兵士が沢山いるだろう」

「ふざけるな」

 

となるのは時間がかかるようだ。




さっさと戦闘描写書きたい...
何故かパイロットに友好的なアンドラス書きたい...
あ、来週と再来週は休みます。テストなので。
勉強なんていやや...

モノクロの囚人(仮)ですが結構短いです。ライルの士官学校から現在までを書きたいのですが士官学校の事を全く知らないので軽く済ませる可能性大です。
1000文字弱の奴を10話程度でしょうか。○○○ーさん(未だ出てきてない人)を出せれば良いですね。(とりあえずそこだけがやりたいとは言っておく)
...内容の7割位バレてそう。

なんか感想消えて悲しい...これ好きとかこれ嫌いとかへたっぴの四文字でも構わないのでどんどん送ってください(涙)
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