それがわからないから難しすぎる。
本当にアグニカ語りたいんだけどもプロットのせいであまり出来ない
それはユウがガランのいる戦場に行って戦闘を初めてすぐの事だった。
「何?正体不明のモビルスーツが戦闘している?」
マクギリス・ファリドは確かに聞いたのだ。正体不明のモビルスーツが戦闘をしていると。それも敵側のモビルスーツに殴り込みにいっているとのこと。
今現在部隊は出していない。つまり、何らかの陣営からの援軍もしくは。
「敵の仲間割れか?いや、そうとは思えない。指揮機能は整ってないものの機動性に優れた鉄華団さえも把握している者だ。そうそう簡単に仲間割れなど...ひとまず私は現場へ向かう。──今日はいい予感がする」
そう言い残して、マクギリスは闇へ消えた。
「...変わった。」
ユウの座標を他のメンバーは知らなかった為、とりあえず戦闘が起こりそうな場所を探しているのだがユウはおろか、アンドラスすら会えない。
しかし何かが変わった。そう思った。
「エイハブ・ウェーブも感知しないなんて...」
視覚的にも見つけられない。小規模な爆発くらいはあっても良いのに...とぼやく。
心配だ。一人での行動を嫌がるあの子が、わざわざ一人で、それも自ら行動するなんて。
「あの甘えん坊で、泣き虫で。あんなゆーちゃんが一人で行動...どうしよう。大丈夫かな?」
そわそわする。何らかの理由があるのだろう。なんだろうか...色々と浮かぶがどれもユウが一人で行くような物ではない。
「やっぱり新しい女の子でも引っ掻けてないかな...いや、ありそう...」
なんか道端に救難信号を出した女の子がーどーとかこーとか。
彼はナンパ等しないので(本人は気付いてないがそれに近いものなら経験あり)少し意味は違うがそれに気付かずうやむやする。
「...行こう」
仕方ない、変わった。というのを調べに行くか。
そこにユウがいるとは知らずに。
「くっそ...ここは逃げるしかない。それについてもどこに逃げる...?」
ラディーチェは荷物を纏めながら考える。
どうする...?ここから逃げた所でテイワズに捕まるに決まっている。
鉄華団地球支部は戦争によってほぼ全滅。此方は金をもらって歳星へと帰り、「最善は尽くしたが鉄華団地球支部は崩壊した」と虚偽の報告をしてテイワズで他の仕事を始める...完璧な筈だった。虚偽の報告もバレ無いように最善は尽くした。こんなところで終われるか。
「くそ...獣が!」
机にあたりながら、怒鳴る。
どうやらガランと再び通信を取る必要がありそうだ。
歯噛みをしながらテイワズの狙撃手の死亡を祈った。
「心配だね蒔苗のおじいちゃん」
三日月が普段使わないおじいちゃんという言葉を使って
蒔苗代表の心配をするが、なんとなくそれはクーデリアを気遣ってのような気がする。
「でも容体はニュースで分かります。チャドさんは生死すら...」
チャド・チャダーン。鉄華団地球支部の責任者でそのまとめ役を任される事になるが、現場と火星本部双方の意見の板挟みとなり、中間管理職としての苦悩を知る。テロにより蒔苗を守ることには成功するものの、今は蒔苗同様療養生活を強いられている。
「情報入んないからね」
しかし三日月達にはそういう話は入ってこないのだ。
「あぁ~地球に着きゃ嫌でも分かるさ。ジタバタすんのはそれからでいい」
「ええそうですね」
クーデリアもそう言って決意を固めた。
その手にはアグニカ叙事詩が握られていた。
もし彼がいるのなら...と思いながらアグニカ叙事詩を強く握った。
「...アメリア。少しは休め」
ラスタルが娘にそう言う。
アリアンロッド。そこではアメリアが資料に目を通りしていた。側にはやる気のないライルとラスタルがいる。
それを言われたアメリアは「落ち着けません」とだけ返してまた作業を開始させる。資料に目を通してなにかを書き込み、また新しい物を見る。
ブラックも良いところだ。それを娘に一任させるラスタルという男をライルは眺めた。
するとライルに見られているので察したのかラスタルが此方を見て言う。
「これはアメリアが望んだ事だ。どうやら心配なようだ」
「それも仕方ないだろ。彼女は頭がいい。危険が来ることを察したんじゃねぇのか?変な事を考えちまう時は作業をするのが一番いいし」
そう言ってライルは部屋を出る。
ラスタルは神妙な顔つきでアメリアに言った。
「心配なのか?あの男が」
そう言うとアメリアは作業を止めて、俯く。
ラスタルは「いや、いい」と言って椅子に座り直す。しばらくするとアメリアが口を開いた。
「心配です。それもイプシロンというグループが、地球に向かったのです。イプシロンはどうやらタービンズという組織の下部組織らしくそのタービンズと鉄華団は仲が良い。つまり、彼らは地球に向かう可能性があるのです。あの...ライルを苦戦させた者達が...それはおじ様でもきつい」
おじ様ことガラン・モッサ(これも偽名ではあるがここでは置いておく。)のモビルスーツ操縦技術をよく知っている。だからこそ心配なのだ。別にガランが弱いという訳ではない。アリアンロッドでもエースのジュリエッタを教育し、あれほどにまで育てる程の実力はある。
「おじ様は身寄りのなかった私を拾って...お父様に会わせてくれた。もう一人の父親のような存在です。だからこそ生きてて欲しいのです。心配なのです」
アメリアは顔を暗くしながら言った。
そして祈った。ガランの無事を。
それを盗聴用の機械を使って聞いていたライルはゆっくりとため息を吐いて呟いた。
「紅茶でも出してやるか」
数は少ないのに多数の思惑が重なり
しかしその戦場は儚くも美しい。思惑等感じさせないほど。真っ直ぐな感情のぶつかり合い。自身の感情をぶつけ合うモビルスーツの戦場は美しい。
マシンガンでコックピットを外そうとするが、それを警戒したガランは外れないようにシールドアックスで守りながら接近する。
シールドアックスやそれをつけている左腕を飛ばすほどマシンガンの弾丸はない。
馬鹿みたいに使い過ぎた。まず相手が多いのもあったが一番はマシンガンが苦手だからコックピットを外すという離れ業をしなくてはならない。
「ちっ...弾があと少ししか...」
舌打ちをしながらも冷静に状況を見る。
これは相当不味い。射撃以外あまりできないのに、弾がもう少ない。
「どうした!殺すんだろ!こい!」
此方の戦闘方法を知ったゲイレールは勝ち誇りながらジグザグに動く。
これでは的が絞れない。
近づいてくる。接近用の武器が無いことから悟ったのだろう。接近戦が大の苦手だと。
「ならばなぁ!」
ゲイレールは腰を低く、もう地面にくっつくと思われるところまで下げて、速さをます。
重心を前に出して突進か。
もう牽制に使える弾はないので横に流れる。しかし、ゲイレールのパイロットも相当な手練れのようで着いてくる。
「こいつ...しつこい!」
S字を描きながら避けるがこれでは意味がない。
やるしかないのか。接近戦を。武装はマシンガンと落ちているシールドのみ。バルカンは期待出来ない。
罠でも張れれば状況は変わっていただろうが、生憎準備すら出来ない。
「だから...しつこいなぁ...!」
バルカンを放つがゲイレールにはかすり傷さえつけられず弾切れする。
「ちっ」
敵の攻撃を的確にかわしながら次の方法を考えるが浮かばない。せめて落ちた盾が使えればいいのだが。
「馬鹿が!」
「しまった!」
ピッケルを出したゲイレールがおもいっきり振るう。マシンガンの銃身にひびが入る。
しかし、そのピッケルを強引に奪い、離れる。
「はぁはぁ...ぐっ!」
ゲイレールはシールドを左腕から取って此方に見せる。
斧か。
「さて...そろそろ終わらせてやろう」
ゲイレールが急接近して、アックスを振るう。それをピッケルで受け止めて、流す。
「お前...!」
「今だ!」
流れたゲイレールのバックパック、を狙い撃つ。
銃身にひびが入っているのでそこまで正確ではないがスラスターを次々と破壊する。
同時に弾切れした。
「よくやったが...これで!」
ゲイレールが回転しながら斧を振るう。それをピッケルで受け止める。ピッケルにひびが入ったのでそのまま投げる。
「これで...終わり」
マシンガンを捨てる。マシンガンの銃身が砕けたような音がしたがそれを無視してコックピット近くを掴む。
そこから接触回線が繋がれる。
その男は笑っていた。
「ふふふ...ふははは!そうか。そうか。貴様は10年前の...それでアンドラスか...」
わかっていた。今、奴の顔すら見ることは出来ないがその顔はおそらくやりきった顔だろう。
「お前は...何故僕を撃った?」
まだ笑っているその男に一つの事を聞いた。
しかし、答えはわかっている。訳のわからない質問だ。
答えは簡単
「お前が俺の前に出てきたからだ...ふっ...忘れるな! このロートルの姿は必ずや、貴様の未来の姿となるだろう!!」
そう敵のパイロットが叫んだ。
「ふざけるな。僕とあんたを一緒にしないで。僕は生きるんだ。こんな惨めな死はしない。僕はあんたと違うから」
その時接近する機影を確認。獅電。シュイン姉さんか。
「やってみろ、若造しかし!さらばだ!」
「ゆーちゃん!!」
すぐにゲイレールを投げ捨て、後方に下がる。
すると後ろの何かに当たったので見ると獅電が後ろから支えていた。
ゲイレールは火に包まれる。データがほしかったがまぁ仕方ない。
「ゆーちゃん!!大丈夫!?」
シュインがすぐに接触回線を開いて応答する。
「うん。大丈夫。だから安心し「出来ません!はい!さっさとこっち来る!」」
どうやらお怒りのようだ。声に隠す気のない...ではなく、隠せないくらいの怒りがこもっている。
もしかして...一人で出たことを怒っているのかもしれない...さて...どうしよう。
「あ、あのさ。悪いって思っているよ!さ、流石にねーー。あっあははは...」
とりあえずこれを落ち着かせようと、色々と言ってみる...が全く変わらない。それどころかなんか大きくなっている気がする。
接触回線の所にシュインの顔が写る。なんかジト目で見られています。
「...すみませんでした」
「来なさい」
「はい」
大人しくアンドラスのハッチを開けたその時、何かを感じた。
この感じ...敵意じゃない。
しかしなんだ?この感じは?
「姉さん。じっとしてて」
「ちょっと!そんな事聞かないからね!って!ちょっと!」
獅電のライフルを一瞬で盗み獅電を下げながらシールドを拾う。
すると何かの正体がわかった。グレイズリッターだ。それも指揮官機。
するとそのグレイズリッターと思われるパイロットが通信をしてきた。
それは金髪で20代と思われる美形の男。機体からギャラルホルンのパイロット。
「警戒させてすまない。此方はギャラルホルンのマクギリス・ファリドという者だ。ガラン・モッサの討伐。感謝する」
「モンターク商会?」
記憶の隅の隅にあった物が呼び起こされてつい呟く。
するとマクギリス・ファリドの表情が弛んだ。
「今ので気づくか。凄まじいな、その感覚」
「...いや、普通です」
とりあえず殺気が無いとはいえ、グレイズリッターは数日前に戦闘をしていた相手だ。落ち着いて対処する。
するとその男は優しく微笑みながら言った。
「君のその勇姿にアグニカ・カイエルの存在を感じたよ」
「アグニカ・カイエル...ギャラルホルンを作った宇宙...いや、この世の英雄...」
その声から何かを察して落ち着いてしまった。
敵意が無い。優しく微笑みながらアグニカ・カイエルの名を出す。ギャラルホルンの軍人。
つまりこいつは。
アグニカ・カイエルを尊敬している男なのだ。
「とりあえずこれで邪魔者は消えました。後始末は頼みますよ」
完全にリラックス仕切った状態でマクギリスという男に言う。
なんとなくこのまま地球にいる時間があるだろうが、戦争の後始末は僕の仕事じゃない。
「ああ。任せてくれたまえ。それで、名を聞きたいのだが」
「ユウ・タービン。ガンダムアンドラスのパイロットで
「...本当に感謝する」
そう言うとマクギリスは来てきた道を戻った。何故ここにきて直ぐに戻ってしまうのか。色々おかしいと思ったがその考えをとりあえず捨てた。
その顔は晴れ晴れとしていた。
アグニカファンの二人が顔を合わせた。
本編マッキー「君にアグみを感じた」
この作品マッキー「君にアグみを感じた」
いや、一緒じゃねーか!
今回で読者の皆様のシュインのイメージ変わってそう...