機動戦士ガンダムテイワズの狙撃手   作:みっつ─

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今回からモビルアーマー編です。
いまだにプロローグどころか大まかな流れしか決まっていないアフターストーリーの為に多数の案件が...
ありがとうございます!ありがとうございます!
まじで誰一人見向きもしないかと思った...
勿論新モビルアーマー案も募集してます!



第33話

暗いの部屋にてジャスレイ・ドノミコルスとその部下が話をしていた。その内容は最近テイワズの中で勢力をあげている鉄華団について。

ジャスレイ・ドノミコルス。テイワズの専務取締役で、同組織の実質ナンバー2。テイワズの直系企業の一つたる商社「JPTトラスト」の代表を務めている。そのJPTトラストは商社でありながら傭兵を雇い『自分の身は自分で守る』を実現させている。その傭兵の中にはジョーカー・クロウドもいた。

組織の幹部たちの中でも特に、保守的な考えを持つ。その為鉄華団とその兄貴分であるタービンズそして何故かイプシロンにも疎ましく思っている。

 

「おじき。アーレスを見張っている連中からの連絡です。ファリド公が火星に向かっているそうです」

「ファリド公が?」

 

セブンスターズのファリド公が直々に火星に向かうという事実を聞き、驚くジャスレイとその他の部下。

まだ地球で起こった名の無い戦争で起こった地球圏の混乱もまだ収まっていないのに。

 

「はい。しかもギャラルホルン本部には内密のようで」

「セブンスターズがじきじきにお出ましかよ。ガキどもめ」

「しかしこれは使えるな...ファリド家当主の隠密行動...手土産には十分だ」

 

ジャスレイは楽しみながら部下に資料を纏めるように言って頭の中に出来た作戦を再確認して、無理な所はないか。等を考えだした。

 

「いつまでもお前らの好き勝手になると思うなよ。名瀬、鉄華団」

 

 

それは結局JPTトラストと関係のあるクジャン家に送られる事となり、それをイオクが報告してイオクが無理な事を言い出したので彼女は頭を抱えることとなった。

 

 

 

 

歳星。

仕事を終えて一段落つき、また新しい仕事を...とでも思っていたときに、前回の事の確認という名目でアガーテ、ジョーカー、エスト、シュインと話していた。

 

「そうか。反ギャラルホルン組織との対話もあまり意味は無し。そういうこと?アガーテ姉さん?」

「うん。私達の考えすぎだったみたい。彼方も『我々はギャラルホルンの現在の体制に不満がある!』とか言っても此方に何も要求しないし、ただ話たかったと言った方が納得出来るね」

 

しかし、僕たちが欲しいものを彼方が持っている。

そういうことを否定はしなかったらしい。しかし、それがなんのかすらわからない。

アガーテ曰く力だが、本当にそれとは思えなくなった。嘘をついていなさそうでついていそうという謎の感覚に襲われた。

 

「脅すにしても、どんなにか規模のかがわからなければなんとも言えない。航路をばらすとか?それとも個人情報か?もしくは新しい仕事?あーもーよくわからない!」

 

頭をかきむしるがそんなので答えが出るはずもなく、伏せる。ジョーカーが若干引いたようで後退りする。エストに至ってはもう無視をしている。

まぁ二人はこういう人間だ。そう納得しながら意識を反ギャラルホルン組織に戻す。ただ此方が大騒ぎしただけだろうか。

なんだなんだと大騒ぎして地球で自身を撃った(と思われる)相手にあって殺して...なにやってんだか。

はぁ。とため息をつく。

アンドラスとの同調がまた出来た等よいことも十分あった物の、鉄華団とか反ギャラルホルン組織とかギャラルホルンとかアリアンロッドとか。めんどくさい、そして死ぬかもしれない物が浮き彫りになってしまった。アンドラスもそうだが、自身の強化を怠ってはいけないようだ。

結局振り出しに戻っている。まあいいか。

そう思ってとりあえず立ち上がる。

 

「結局、反ギャラルホルン組織は此方が勘違いで大きく騒いだだけだ。うん。それだ。とりあえず仕事もまだでしょ?休もう」

 

それがこの状況から抜け出すのに一番良い案だった。

しかしそれは部屋に入ってきた男を見た瞬間消えそうになった。

その男は実の父、名瀬・タービンだ。

 

「「父さん!(親父!)」」

 

ユウとエストが同時に立ち上がる。すると名瀬は軽く笑いながら手を降った。

後ろにはアミダをはじめて、沢山の女性がいる。

しかし、何かあったのだろうか。急な訪問からその可能性が抜けない。

そう考えているのを察したのか名瀬が首を横に降る。

 

「ちげぇよ。ちょっと頼みたい仕事があるんだ。とある子会社に歳星から火星に運ぶ仕事なんだが。受けてくれるか?」

 

その名瀬の表情と言葉の内容から違和感を感じる。この前の地球といい、鉄華団に近づけさせているようにしか見えない。たまたま。と言えばそうなるだろう。

 

「ねぇ、父さん」

「なんだ?」

「仕事は運ぶだけ?」

 

そう言うと名瀬が軽く笑う。その嫌な微笑みを見ながら、ユウとエストは顔を見合わせた。

 

「ちょっと鉄華団に呼ばれていてな。なんか厄祭戦時の物とみられるブツを見つけたらしい。ガンダムと謎の機械をな。俺達にはさっぱりだからそこら辺の知識があるユウを火星に寄越そうという算段だ。それに、お嬢様の所に行けばまた資料が貰えるんだろ?」

 

自分が行っても良いんじゃ。ということはあえて言わなかった。名瀬も馬鹿じゃない。何らか理由があるのだろう。

例えば同性との交流を深めさせたいとか。

全く...もしそうだとしたらと思うと嫌気がする。流石に名瀬もそんなこと考えないだろうがこの前にあった鉄華団団員がほとんど男性な上にユウは自他共に異性との関わりはすぐに作れるのに、同性とは本人が嫌がる可能性が高い(エストは兄弟だからで、ジョーカーは自身に課した課題)のでそうと考えるのも仕方ないのだ。

 

「わかったよ」

 

その後、その物資等を調べているときに届ける会社が聞いたことの無い会社で胸を撫で下ろしたのは言うまでもない。

 

 

 

「なぁ!アメリアさんよ!休みとりたいんだが、良いか?」

 

アリアンロッドにて。ライル・バレルがアメリアに交渉をしていた。

交渉といえど、そこまでがっちりしたものではなくて、中高生が係りの仕事を頼み込んでいるような雰囲気だった。

 

「駄目です」

「何でだ?別に良いだろ?ちょいと火星に家族にあってくるだけだ」

 

そう言うとアメリアは資料を見ながら勝ち誇った顔で言う。

 

「貴方の家族は火星にはいませんよね?貴方はコロニー生まれなのですから」

「ちっ!」

 

自分の生まれを調べられていたとわかって舌打ちする。一応学校は地球なのだが、火星産まれながら地球の学校へと行き、ギャラルホルンへと入る人間もたまにいる。有名な例でいうと二年前魔改造されたグレイズでアーブラウの街を荒らしまくったアイン・ダルトン三尉。

そう言う事から騙せると思っていたので怒りを露にする。

というよりその情報は何処で集めたのだろう。殆どが地球産まれだと思っているし(実際産まれてすぐに地球に住むこととなった。)友人やニールくらいしか言ってないのだが。

 

「あーあー。上司とはいえ、自分の生まれまで調べられてたら個人情報なんてありゃしない。結局軍人にプライベートは無しですか。そうですか」

 

ライルは珍しくピシッとたっていたのを崩し降伏のポーズをとりながら壁にもたれ掛かる。

 

「子供みたいな事を言わないでください。貴方には頼みたい事があるのです」

 

そういいながら彼女はテキパキと仕事を片付けていく。その手腕は、以前不完全な物を量産していた彼女と見間違う程だった。資料に目を通しても不完全な点はない。完璧だ。それにこの速さ。正直言って事務の仕事は彼女一人で全て補える。

その様子を見ながら前の泣いていた彼女を重ねるとおかしくなって明後日の方向を向きながら笑いを堪える。

が、すぐに思考を写して喋る。

 

「頼みたいこと?そんなのニールにでも誰にでも頼めるだろ?」

 

モビルスーツが必要な事もあまり思い付かないが、それのどれもが自分に休暇を与えないようなものではなかった。ニールだってアメリアだっている。わざわざ自分の休みを妨害する理由がないのだ。 

 

「内容も聞かずにそんなことを言わないでください。良いですか?───イオク様を止めて下さい。あの人が急に変なことをいい始めました」

 

すべてを悟ったライルは強めに、そしてゆっくりと言う。

 

「お前がやれ。俺には無理だ」

「私こそ無理です。立場的に。貴方には立場的に意見を言えないなんて無いでしょう?」

 

その後子供の喧嘩のようにイオク・クジャン(足手まとい)を押し付けあった。

 

結局イオク・クジャンが火星に行くとか言い出したのでそれにライルがついていくということになった。

高くついたらしい。




イオクという名の足手まとい...イオクファン(いるのかどうかは不明)が怒りそう。
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