そしてユウの変態化が進むシーンでもあります。
本編では初めてサブタイトルつけて見ました。今後もたまに着けます。
フミタン・アドモス
マクギリス・ファリド
アグニカ・カイエル
ハシュマル←new!
「だから...力を貸してくれ。アンドラス!」
それに答えるようにアンドラスの両目が輝く。その緑色の光は真っ直ぐ伸びてゆく。
それを視認したハシュマルはビームを放つ。しかしそれを予測したユウは軽い横ステップで避けてレールガンで狙撃をする。
ハシュマルのビーム砲から火が出てくるがそこにプルーマが飛び付く。それを狙おうとした瞬間にプルーマが四機が此方に来た。
「ちっ!やらせるか!」
すぐにプルーマ四機を狙撃して蹴り飛ばす。しかし先程撃った所はもう修復を終えたのかハシュマルが此方を向く。それに危機感を感じてバックステップをすると今さっきいた場所にビームが当たった。
いちいちそんなことをしていると埒があかないのでミサイルを二発をハシュマルに当たるか当たらないかの位置に撃ってそれがその触れたか触れてないかのギリギリをレールガンで撃ち抜く。流石に当たる物には敏感でもギリギリ当たらない物には興味を示さない。そうでなければ脅しが有効になってしまうからだ。
ミサイルの爆風の熱でハシュマルのナノラミネート塗装を少しだけ焼く。
それを見届けてハシュマルの突進をギリギリでかわして後ろからレールガンで脚と思われるパーツを撃つ。もう一発と思った時に目の前に迫り来るワイヤーが見えた。
キュルルルルと機械的な音声を上げて先のパーツが此方を殴る。それに弾き飛ばされるがすぐに体制を整える。その体制を整えた直後来たプルーマを盾で持ち上げて投げ飛ばす。それに何かが当たった。
「シュイン!」
一緒にここに来て、イプシロンの他メンバーの回収を任せたシュインが此方に戻ってきていた。
「私は大丈夫!ゆーちゃんはプルーマを!」
シュインには団長より早く、逃げるように言っていたので怒りたい気分になったがとりあえずそれをおいてハシュマルに集中する。
「ん!」
また来た先にブレードの付いたワイヤーを今度は盾で弾いて、ミサイルで先程と同じように塗装を焼く。
まだ時間はかかる。ミサイルの数もそこまでない。塗装を剥がしてからの射撃はあまり期待は出来ない。
機械的な音をあげながら目の前に迫りくるワイヤーを避ける。通りすぎていったワイヤーに気をとられて直後横に来たハシュマルに気が付かなかった。
咄嗟に盾でガードをするが蹴り飛ばされる。盾から嫌な音がした。それを確認しようと思ったそこにブレードが引っ掛かり空中に放り出される。
「痛い」
レールガンで翼に撃って気をそらしてその間に谷に脚をつける。それを見たハシュマルがビームを放つ。
ピンク色の閃光を盾で受け止めて反らすが流石に端が溶けたようで溶けた端からポタポタと何かが地に落ちる。
塗装なのかどうかはその時頭にない。ただ、また襲ってきたブレードとワイヤーを掻い潜りながらレールガンで脚のコードを外す事で精一杯だった。
ハシュマルの右足から炎が上がり、そこにプルーマがしがみつこうと接近するがすぐに何発か貰いながらも狙撃して破壊する。
それを離れながらの流れ作業でして、ブレードを避けてワイヤーを掴もうとするが急に方向が変わったせいか弾き飛ばされる。
何かが散った。おそらく指のパーツの破片だろう。すぐにブレードを避けて、身を屈め、ワイヤーを見届ける。
スライディングで滑りながらも掻い潜ってレールガンの付属の刃の部分で斬るというよりは受け止めるものだが殴る。目の前の土煙を嫌がるがプルーマがしがみついてきた。引きがそうとするが敵の攻撃を避けながらだと意外と当たらない。
これでもいい方だ。
「アンドラス...これが君の望んだ力?違うよね!」
レールガンで応戦するが虚しく何度も曲がったワイヤーが胴体パーツにあたってパーツを砕く。コックピットに損傷が出る前にブレードを掴んで石盤に打ち付ける。その後ブレードを引き抜こうとしているところに装甲の隙間に入る狙撃をする。
それと同時に今度は左の翼から火が出た。
プルーマよりも早く飛び付くがブレードが来た為とりあえず離れる。
アンドラスを追うように急に曲がってブレードが来る。
時間稼ぎのためにブレードを何発か撃って時間を稼ぐ。
勿論それでなんとか出来るわけがない。でも、反らすことならできた。それたブレードを避けてミサイルを放つとそこにはハシュマルはいなかった。
「──!上か!」
そう。上から飛んで、いや跳んで来た。踏み潰されたら終わりなので避けて先程のミサイルが当たって少々崩れた石盤へと向かう。
すると素早く振り向いたハシュマルがビームを放つ。横に避けるが直ぐに首を降って対応するので盾で受け流す。受け流されたビームが石盤をより崩す。
まだ、有効打は撃ててない。相手はAI。疲れなどないから長期戦は此方が不利だ。
「もっと!まだ隠しているんだろ!アンドラス!」
盾の塗装が剥げて破片が散る。そこにブレードが来る。今度は避けられず弾かれて、石盤に叩きつけられる。その後ハシュマルが上からのしかかる。
上に乗られたら重量的に終わる。まだ...まだ終わってない!
ミサイルを全て放って盾をパージ。その反動とスラスターで逃げ切る。
とりあえず深呼吸をするとまたブレードが来てアンドラスの肩パーツに引っ掛かる。
嫌な機械音がコックピットに響く。何かが折れたのだろうか。しかしアンドラスは警報を出さない。ただ、肩の装甲と接続しているパーツの一つが弾けたのを見た。
ワイヤーがのたうちまわり、それに反するようにアンドラスは反対方向に動こうとするが直ぐにハシュマルが力で勝って石盤に押し付ける。コックピットからギーと嫌な音がする。アンドラスの限界は近いか。
バックパックが凹んだ。でも、まだガスはある。
石盤が押し付けられた影響か崩れる。盾をパージした事を悔やみながらもそこから逃げるとまたブレードが来て今度は腰パーツに引っ掛かった。
「ゆーちゃん!」
プルーマを駆逐していたシュインが悲痛な叫びをあげる。見るとそこにはエストやアガーテもいた。
「大丈夫」
腰を強引に捻ってブレードを取る。
明後日の方向に行ったブレードを見ずにハシュマルのビームを上空に滑るように上がりながら避ける。腰の後ろのパーツの一部が転げ落ちるのを見ながら戻ってきたブレードを避ける。しかしワイヤーに当たって後退する。
「こいつさえ押さえれば!」
ブレードとワイヤーをかわして上空に飛ぶ。そして狙撃をするのではなく、ハシュマルに飛び付いた。ブレードを避けて端を掴む。
「捉えた!」
それに反応してハシュマルがブレードを回して取ろうとする。アンドラスはそれに従って手を離す。するとブレードは明後日の方向へと飛んでいった。
間髪いれずに狙撃をしてビーム砲を破壊する。飛び付くプルーマを掴んで迫ってきたブレードに投げる。
ハシュマルは破壊されたビーム砲で乱射をする。それを後退しながら石盤をかけ上がって避ける。脚に負担が掛かる。警告音がコックピットから聞こえる。
しかし、アンドラスは加速した。
プルーマが付いたままのブレードを避けてワイヤーを潜り抜け、飛び付きをかわしてワイヤーと本体の接続部分の金具を狙撃で破壊する。
「はぁはぁはぁ...もっとだ!もっと!」
ブレードが勢いよく旋回した影響で刺さっていたプルーマが火星の大地に叩きつけられる。それを避けるとハシュマルの脚が目の前に来ていた。
蹴りを入れられるのは目に見える。
「もっと!君の声を聞かせてくれ!」
しかし、ハシュマルの脚は虚空を斬った。アンドラスが左足を軸にして、一回転してかわした。
その後ブレードが襲いかかってくるがこれも、胴体のパーツを反らして避ける。
ハシュマルの再攻撃が来る前に、脚の装甲の隙間に腕を挟み込み、装甲を強引に外す。ケーブル線とオイルが弾けてアンドラスのメインカメラに掛かる。ケーブル線はそのまま地に墜ち、オイルは綺麗なまま、白いアンドラスを汚す。
ハシュマルが吠えながら飛び退く。自己犠牲のAIが見せた弱気。見捨てる気になることはない。
「そうだ!僕に全てをさらけ出して!」
そう叫ぶと同時にハシュマルのビーム砲から拡散されたビームが放たれる。所々がアンドラスに当たるが出力が足りないのか弾かれる。
「行くぞ!」
レールガンで乱射する。レールがプラズマ化するのを感じる。ろくに狙ってないが全てハシュマルの右足に命中した。装甲の隙間から火が見える。
先程までのキュルルルルではなく、キュイーと金属が押し付けられながら摩擦する音が聞こえる。先程の乱射で右足のパーツでも吹き飛んだのだろう。
だがアンドラスも良いとはいない。致命傷は無いものの、スラスターのガスはもうあと少しだし、オイルが切れそうなのか関節の調子が悪い。メインカメラにも汚れがあって見えない部分もあるし、弾を多数持ち込めるレールガンとはいえ、無限ではない。
正直に言えば危機的状況だ。
しかしただ相棒の名を叫び、狙撃手は自分の眼で狙いをつける。
厄祭戦にて明日を願った人々が願いをのせたモビルスーツ。ガンダム。ただ、単純な願い。目の前の天使の、破壊。
「アンドラス!」
その願いが届いたのかアンドラスの両目がよりいっそう強く輝く。
ただ、単純な願いだ。僕はその願いを託された。なら目の前の
この天使に立ち向かうのは人ならざる者。悪魔の名を付いたそして、願いを乗せたモビルスーツ。
ガンダムフレームの機体、ASW -G-63ガンダムアンドラス。
「僕に力を貸せ!」
残り少ないスラスターのガスを吹かして両者は激突する。レールガンの乱射で左足から火が出る。
そして、動きにブレが出てきたワイヤーを避けてハシュマルにかするように狙いをつける。ハシュマルの加速度も考えて感覚で標準をあわせて引き金を引く。すると跳弾によって後方のスラスターから火が出る。それもガスを使った時だったのでスラスター事態が爆破してハシュマルが吹き飛ぶ。
初めて自分の意思ではない何かに吹き飛ばされるモビルスーツを見た。産まれて初めてだ。
それを確認するとアンドラスから情報が流れる。
「見えた!お前の心臓!」
ハシュマルのブレードを避けてレールガンを乱射する。それでビーム砲を破壊してスラスターで一度離れる。
アンドラスは構えて、ユウはライフル型の狙撃用のコントローラーを出して標準を見る。
「《スナイプモード》!」
アンドラスの右目にロックオンのマークが浮き出る。
正真正銘の最後の一撃。
そして、ハシュマルは危機感を感じたのかブレードを出して撃たせないようにする。
それを飛んでかわす。元々あまり動けない《スナイプモード》だが最小限の動きは出来る。勿論通常より遅いが。
「無茶だ!やめろ!」
近くにいた。エストが叫ぶ。モビルスーツの工学について学習していたエストはスナイプモードのデメリットを叫ぶ。
「耐G無しでどうするんだよ!」
しかしそれでも止まらないアンドラスはスラスターを器用に使いながらブレードを避ける。しかし中のコックピットはいつも以上、いつもの倍以上揺れる。
早くもユウは世にも珍しいモビルスーツ酔いをした。
吐き気を催しながらも狙いを外さない用にためていた空気を吐き出す。
「───!」
しかし追尾していくブレードは遂にアンドラスを弾き飛ばした。アンドラスのコックピットの壁にユウは叩きつけられる。これではアンドラスが無事でもユウが死ぬ。
しかしそれを考える必要はなかった。
これで終わりなのだから。
「──いけぇ!」
引き金を引く。過剰なまでに強化された弾丸は避けようとするハシュマルの動く先に、それも装甲の隙間をぬい、AIのメインコンピューターの部分に命中した火の粉を散らした。それと同時に出火しながらもたっていた脚が曲がり、前傾姿勢となり、火星の大地にひれ伏した。
天使は悪魔に敗北した。
「なんなんだ...あれがユウ?」
その惨劇を見た彼らの目に飛び込んだのは酔い過ぎたのかアンドラスのコックピットを開けて火星の大地に
どうしようもないほどオチが下手ですね。
何はともあれモビルアーマー編終了です。
やったね!三日月いないから体を壊さずにすんだよ!
尚グレイズアイン戦でも昭弘と共に行かせたおかげで三日月君どこもバルバトスに奪われていない。
ハッピーエンドは近いぞ!