機動戦士ガンダムテイワズの狙撃手   作:みっつ─

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今だから明かしますがジョーカーの元ネタはダンボール戦機です。二期の鎌要員として鎌に関係する何かにしたいなぁと思った瞬間に思い付いた名前です。
勝手ですよね。そしてクロウドはそのまま玄人。


なんて単純なんだ...(今更)


第53話 ジョーカー・クロウド

「さてと。最後の仕事はとても充実しそうだな」

 

画面を見ながら獅電にフュンフとは逆方向を見させる。

武装は鎌に追撃砲のみ。ライフルとシールドの類いは鎌の邪魔だからパージしてきた。

スラスターのガスは勿論少ない。今から本隊に戻れないほどなのだ。

メインカメラの損傷は特に酷い。完全に割れてしまっている。現在サブカメラに引き継がせてなんとか整えたがそれでも画質が悪い。装甲は傷付き、基本的な低威力のマシンガンでも浴びてばすぐに破壊されるだろう。一番大切なコックピットもそうなのだ。

 

「まぁ、でもユウが近くの機体をボロボロにしてくれたのはラッキーかな」

 

鎌を担ぎながら装甲が近くに漂う機体を見る。武器も完全に引き剥がされていて、結構痛々しい。まるで悪魔に補食されている最中のようだ。

 

「こんなひでぇの始めて見た...ん?」

 

先程の情報を整理するとこの機体はほとんど動けないだろう。此方に悪い影響が発生するとは思えない。しかし、パイロットの安否が確認できない為、人質には不可能だろう。でも使えるものはまだある。ちょうどここには他のモビルスーツもいないし、この武器ほかっておく手はない。

蛇腹状の剣を一本盗み、鎌を担ぎながらそのモビルスーツを反対方向に蹴っ飛ばす。一応アリアンロッドの兵も人ならパイロットの安否確認程度はするだろう。その時間分、気を引ける。

目的を見失うな。俺は今、死ぬだけとはいえ、目的はユウ達をここから逃がす事。即ち、敵の視線を釘付けにすること。

 

「さてと、行くか!」

 

ペダルを踏んで獅電を敵の艦隊に突っ込ませた。ユウの言っていた禁止兵器の射程だが、こっちに向かないことを期待して、スラスターを全開に開ける。

モビルスーツに乗っているとは思えないGが体に来るが気にしない。どちらにしろこれで終わりなのだ。だったらおもいっきり潰す。いや、切り裂く。

 

敵の艦隊にはすぐに近づけた。

その艦隊の前には扇状に広がったモビルスーツがいて、そのモビルスーツは大型の武装を持っていた。そのモビルスーツであるグレイズもカラーは宇宙用なだけで特殊な所は無いのではないかと思われる。しかし遠距離射撃をするのだから専用のOSはついているだろうと思う。というかついていなければおかしい。おそらくその武装はダインスレイヴという禁止兵器だろうと推測する。

しかしその武装はフュンフの方向に向いていた。遠目とはいえ、そこまでではないと思われているのか。それとも先程武器を盗んだモビルスーツと間違えられているのか。どちらにしろ好機。

それも敵から見れば妙に映ったらしく、此方の射撃武器の有効射程に入って()()()敵に殺意を向けられた。

 

「まだまだ抗うぞ。おせえ!」

 

追撃砲を連射すると同時に高速マニューバで下に潜り込む。扇状の陣形の為、高速マニューバを使えば一撃程度ならギリギリかわせる。元々ここまで接近出来た。射撃のタイミングがわかった。邪魔をするモビルスーツがなかったので自由に動けた。元々此方のスイッチが入っていて、相手側のスイッチが入っていなかった。もしくは此方に殺気が向いていなかった。という事が大きいため、自分がかわせなかったメンバーより上とは()()()言えないがそれでもかわせたのは大きい。

鎌を横凪ぎに降るってダインスレイヴを持っている先頭のグレイズを切り裂く。艦隊側にはダインスレイヴを持っているモビルスーツと何故か武装の無いグレイズに似ているモビルスーツ。確かフレックグレイズという名前の機体がいた。問題はダインスレイヴだが流石に戦艦に近づけば撃っては来ないだろうと思う。同士討ちなんて、敵である俺に殺されるより嫌な筈だから。

そう思いながら止まらずに動いて、グレイズを翻弄する。これではマトモに動けまい。ユウのアンドラスの《スナイプモード》と同じ。敵モビルスーツがこちらを狙おうとしてもダインスレイヴをあまり動かそうとはしない。まるで割れ物で扱うようにゆっくりと動かして、補足しようとするが、当然の事ながら補足できる筈がない。

まぁ、ここにユウレベルのパイロットが話は別だが。

 

「いるわけ無い」

 

そう吐き捨てながら鎌を一見乱雑に見えるように振るう。破壊されたグレイズが二機、バラバラに分解されていく。斬られた後はまだ綺麗でスパッと簡単に斬れていく。そのまま勢いに任せて何機も切り裂く。

ここでダインスレイヴの弱点が浮き出る。接近戦闘に異常に弱い。移動が遅い。切り替えが出来ない。一回撃ってから装填が難しい。簡単にやろうとすると二機以上使うことになる。その装填用のモビルスーツも武装が小さく、数も積めない。つまり攻められたその瞬間一気に劣勢となる。特攻に弱い。

タービンズ、名瀬・タービン、アミダ・アルカ。ダインスレイヴに破れて死んだ彼らのおかげでここまでたどり着けた。本当の役目はあくまで殿をつとめる事だが、相手の気を引けて、イプシロンはもう確認出来なくなったのでよしとしよう。

 

「さらばだ。イプシロン」

 

そう言って、敵モビルスーツの破壊を加速させた。

 

 

 

 

 

 

 

「...そう。ジョーカーが」

「うん」

 

ダインスレイヴの有効射程から逃げ切ったイプシロン。

フュンフの司令室にてイプシロンの重要メンバーが集まっている。アガーテもジョーカーの事を少しだけ考えたがすぐに思考を戻した。兎に角今はダインスレイヴを逃げ延びることが出来た。

しかしその敗走は仲間を捨てた事による物だ。残った者はひとまずこの戦いは生存することが出来たということだがまだ問題は多い。

テイワズという後ろ楯を失う。つまり始めから地固めをしなくてはならないと言うこと。守りたい物も守れず、後ろ楯も全てを失った。逃げるために仲間を切り捨てた。完全敗北だ。

母さんと父さんが言っていた。家族を、タービンズの女達を守ってくれと。だから守るんだ。元々言われなくてもそれが自分の存在価値なのだから。とユウは思いながら壁に凭れる。

 

「エスト兄さんも命はとりとめた物の、意識がない。命に問題は無いけど、重症だ。最悪もうモビルスーツに乗れないかもしれないって」

 

エストも心配だが、それ以外にも問題はある。エストも優れたモビルスーツパイロットとしていままで戦ってくれた。ジョーカーも切り捨てた為、モビルスーツパイロットとして今すぐに戦える人が僕とシュインしかいない。

この世界において、力は必要な物だ。力がないということは簡単に襲われる。それは避けたい。襲われた場合簡単に倒せるとは想えない。だから、このあとどうするか。それを考えなくてはならない。

とりあえずいくつか手はある。

一つ、このままイプシロンをテイワズから独立させて、一つの組織として僕がみんなを守っていく。

これは最も可能性が高い手だが、最も守るのが難しい手だ。今の僕にはテイワズの狙撃手という二つ名はない。そして今イプシロンは女だらけの組織だ。海賊など野蛮で汚い者共からすれば格好の獲物だ。僕はそれを殺戮しなければならない。大抵が弱いだけの奴とはいえ、量を持っている物もいる。つまり結構難しい。

二つ、鉄華団に保護してもらう。あわよくば鉄華団として入団してそこから孤立してタービンズを作り直す。

これは関係がひっくり返ることとなるが可能性は高い。でも、それで良いのだろうかと僕の中の感情が言う。

三つ、テイワズに入れるかどうかはわからないがマクマードに交渉する。

これは一番可能性が低い。勝手に出ていった孫を受け入れるとは思えない。ただの家族ならともかくこれはテイワズという一つの組織なのだ。そこまで現実は甘くない。

そして四つこれも出来るだけ取りたくない手だ。

今手を取れるとは思えないが、反ギャラルホルン組織のレヴォルツ・イーオンにバックについてもらって運び屋を辞めて単なる武装組織となること。

なんかレヴォルツ・イーオンという名前が温かく聞こえるのは...僕だけだろうか。

どちらにしろ今から動かなくてはならない。

 

「とりあえず今から行けるところを整理しよう。火星、もしくは歳星だ。可能性が高い方にかけるなら鉄華団だ。父さんが残した鉄華団との関係でなんとか出来るかもしれない」

 

とりあえず僕の一存では決められないのでレヴォルツ・イーオンを避けた方が良いだろう。一番可能性が高いのは先程言った通り鉄華団との同盟もしくは合流、入団だ。団長さんもあの様子だと引き受けてくれるだろう。

上がりはなに食わぬ顔でテイワズに入ることだ。

そう思っていると何処から通信が来た。

考え事をしたため、わからなかった僕より先に、アガーテが通信をとった。

ある程度話をしたあとこちらを振りかえって言った。

 

「ゆーちゃん。マクマードさんから」

 

 

 

 

 

その数時間前。

歳星のマクマードの住宅。そこにはとある客が来ていた。自身の所属を隠す気は更々なく、制服を着ている金髪の男。

 

「それで?ギャラルホルンのお偉いさんがこんな組織に何のようですかな?」

 

マクマードが敬語になりながらも接する相手それは、ギャラルホルン、グラディオンのリーダー。マクギリス・ファリド。自身の前髪を弄った後に口を開く。

 

「我々の革命に手を貸してくださらないでしょうか。特にテイワズの狙撃手。ユウ・タービン君には協力頂きたい」

 

マクマードはオルガからマクギリスの話の報告を受けていたのでなんとなく言いたいことがわかった。つまり、ギャラルホルンの内部戦争に参加しろということだ。

しかし今は問題がある。彼が要求しているユウ・タービンは此方が止めたにも関わらず、歳星を飛び出して親父であり、もうテイワズではない名瀬を助けに行った。もうテイワズから除名しようと思っていたのだ。

 

「すみませんねぇ。ユウ・タービンは此方の事情でテイワズから除名しようと考えていまして」

「タービンズとアリアンロッドの抗争ですね」

 

殺戮、抹殺という言葉をあえて使わずにマクギリスは言う。

マクマードは一瞬だけ目を見開いたがすぐに戻る。マクギリス・ファリド(こいつ)も知っていて当然なのだ。ただ、アリアンロッドじゃないからと言って知らない筈が無いのだ。

 

「しかし、それを言われたのは名瀬・タービン率いるタービンズであり、彼が所属しているイプシロンではない。彼はあの辺りをいたときに家族が襲われていたので戦闘に参加した。ただ、それだけです」

「奴の肩を持つってのか?何故?」

 

マクギリスがさも彼は関係ないと言うのでマクマードの目にもおかしく映った。当たり前だ。まずマクマードでなくてもそう見えるだろう。

 

「私は彼の姿にアグニカ・カイエルを感じました」

「──っ!」

 

マクギリスのその一言で場の雰囲気は一気に変わった。知っているマクマードと知らないものの、人間的に感じ取っているマクギリス。双方の考えが読めないからこそ、雰囲気は一気に重くなる。

 

「何か、ありましたか?」

「いえ、アグニカ・カイエルという名を小耳に挟んだ事があって...。それで。ユウにアグニカ・カイエルを感じたとはいえ、そこまで擁護するほどですかね?」

 

その言葉は地雷だった。

マクギリスが軽く笑ったその瞬間から察するべきだった。

 

「では、今からアグニカ・カイエルがどんな存在で何故私が彼とアグニカ・カイエルを重ねたのか説明しましょう」

「いや別に。私は大丈夫...」

「となると厄歳戦についても話す必要がありそうですね。まずは...そうだ。今から約300年前に遡ります。エイハブ・バラエーナ博士とプラージャ・カイエル博士がであってモビルアーマーを制作するところから始まりましてね...!!」

 

その後普通の人ならどんな説教より嫌な数時間に渡るアグニカ・カイエルと何故彼とユウを重ねたのかの説明をされた。言っていることは充分分かりやすかったが何せ長いせいで途中からユウという一人の男の存在価値を考えていた。

 

 

 

目の前に出てきたモビルスーツを全機破壊した...と言うわけではないが、いままで鉄華団等の相手をやっていたモビルスーツが見えてきた。やり過ぎたな。と自重が出来ない自分を笑った。

ここまでこれはもう適当に動いてもユウ達は助かるだろう。俺が抜けたその後の事を考えたがその考えはゆっくりと頭から消えた。

ここからはもう誰の意見とか関係ない。自分自身で自分の死に方を選べる。コックピットの中で自害するもよし。自爆するのもよし。道連れを増やすもよし。

好き勝手に動いていいのだ。

 

「さてと、これからは俺の好き勝手に動いていいんだよな」

 

そういった瞬間。それは駄目だと言わんばかりに後ろからモビルスーツが来る。黒い装甲に二本の剣。

ユウに何度も勝利をした俺が知っている限り最強。その機体を見た瞬間に、自分の死に方を決めた。というか決められた。

俺はこいつと最後に戦って負ければ終わり勝てればイオク・クジャンを沈めると。

 

「遅かったなぁ!黒いグレイズのパイロット!」

「っ!命を無駄にするな。若者!」

 

武器を交じり会わせながら接触回線を開く。そのまま別の通信チャンネルを開いて、その男と通信を始める。

しかしその男が一番最初に言ったのが予想外すぎて肩透かしをくらう。

 

「え、お前そんなこと言うやつなのか?」

「前のように降伏しろと言っている!」

 

しかし彼の剣は止まることを知らず確実に連撃をしてくる。しかし、先程の言葉からこれは威嚇、もしくは鹵獲するためだろう。押しが少しだけ弱い。

これに甘えるか。しかしどちらにしろこのままだと本当に鹵獲される。敵のモビルスーツ隊と会わされるともうお手上げだ。自爆するしかない。

まだ、抗ってみるか。コックピットに自爆用のスイッチを開かせておく。いつでも自分の最後を決められるように。

 

「降伏はしない。する必要性が感じられない」

「お前のやりたいことはもう終わっているだろう!降伏して武器を捨てろ!」

 

何故か彼方もこちらを生かしておきたいようで必死だが相手の事を考えながら戦えるほど俺は器用ではないし、そこまでの余裕もない。手を抜いているとはいえ、流れるような剣技に完全に押されている。

こちらは全力だと言うのに。

仕方なく、左に持っていた蛇腹状の剣を闇雲に振り回す。しかし、簡単に避けられてそれは蹴飛ばされる。

 

「んならっ!」

 

その蹴飛ばされた剣を蹴り返す。しかし速度は乗らず簡単に避けられていく。

やはり奪った武器ではロクに戦えないか。

鎌を両手持ちに変えて、一撃を打ち込むために構えを取った。

 

 

 

何度武器を重ねただろうか。先に攻撃を食らったのは獅電だった。左肩に一撃当たりそのあと気がついたら四撃程度左肩に入って左肩の装甲が半分斬られて、残りは飛ばされて消えた。残ったフレームに剣の刃が差し込まれる。

 

「しまっ──」

「ふんっ!」

 

その後ソードブレイカーを使うように流れ、左肩のフレームが割れる。どう考えても剣の方が柔い筈だなのにこんなにも流れるように一撃で剣には傷をつけずに剣より硬いフレームを割るとは。

そのまま流れるように後ろを取られてスラスターを切断される。

スラスターの爆発によって機体が動きバランサーの一部が外れたり、破壊されたりする。その動きを止めるものがないこの宇宙ではまともに動けない。

 

「なぁんのぉー!」

 

スラスターをパージして、そのスラスターごと鎌をぶつける。いままでのように切り裂くのではなく、鈍器の様に殴り付けた。

嫌な音をモビルスーツが流す。恐らく、スラスターが壊された音、つばぜり合いの音は流れてこない。

避けられたか。スラスターから漏れたガスがスラスターを明後日の方向に飛ばし、間の遮る物がまた一つ無くなる。

ここまで正面きっての戦いとなるとバランサーもスラスターも不良な此方はもう戦えないと言えるだろう。

 

「武器を捨てろ!」

「嫌だね!」

 

諦めろといわんばかりライルが声をあげる。

必要性のない殺しはしないようだ。まるでいつでも殺せるけどなんか引きずりそうだからやめておくと。

もしかしたら尋問してイプシロンの情報を聞くか人質としてユウを誘き寄せたいのかもしれないがどちらの手もとられるわけにはいかない。

 

「俺を殺してみろ!そうすれば捕まえられるぞ!」

「そうか。若さ故の...か」

 

残っている膝裏のスラスターとバランサーを巧みに使って鎌を振るう。避けた所に追撃砲を乱射するが一発も当たらずに全てが宇宙の闇に行く。

ライルの迷いがたちきれたのを感じた。

一撃にかけるしかない。これだけボロボロにされたのでもうバランサーが乗った一撃にかけるしかない。

追撃砲をその近辺の装甲と共にパージしてメインカメラもパージする。

最後にこいつだけ道ずれに出来れば万々歳だ。

最強と思っているこいつにこれだけ戦えるようになるとは本当に人生何が起こるかわからない。

 

「最期に付き合ってもらうか!」

「野郎と付き合う気持ちはない!」

 

鎌を握り直す。その瞬間、右肩から青い光が出てくる。その正体を探る気にはならない。フレームがバキバキと言い出して、塗料と思われる何かが剥がれる。

機体の悲鳴が感じるのではなく、音が聞こえて、警報(アラート)がけたたましく鳴り響く。モニターには機体のフレーム画像にhazardという文字が多数表示されている。

機体も、体も限界だ。ならばそのなけなしの力を。

俺の力を全部ーー!

この一撃にかける。

 

 

「はぁぁぁぁっ!」

「だぁぁぁ!!!」

 

その瞬間、世界がゆっくりと流れていった。しかし身体はうまく動かない。その中でこれまでの記憶が頭の中に浮かんでいく。

これが走馬灯と言うものか。

もう何も考えてなかった。思考がゆっくりと頭から抜け出していき、自分という身体の中から抜けていく。

視界がだんだん暗くなっていくその状態でも敵と鎌のゆく先をしっかりと見ていた。

世界の色が失われた頃。鎌とライルのモビルスーツの剣が近づく。その二つの得物は敵の機体に吸い込まれるように近づく。

 

あと少し。あと少しだ。

思考をして、無理矢理動かそうとしてもどうせ身体は動かないのだからそのまま勝手に傾く体に身を任せた。いや、身を任せたというのは少しおかしいのかもしれない。言い換えて、多大言い方に変えるなら少し前に思考した状態を変えようとしなかったとなるだろう。

 

そして。

鎌はライルのモビルスーツの左肩を容易く切り、それと同時に獅電の右肩が限界を迎えたのか右肩が壊れる。

そしてそこにライルの剣が追撃を加えた。コックピットを貫き、ナノラミネートアーマーを容易く割り、侵入していくその剣の先も思考通りに体が動けるのだったら避けられるのかもしれない。と夢を考えた。

 

どちらにしろ無理なものはいくらやっても無理だ。

でも出てきた感情は絶望ではない。なんかやりきったような、達成感のようなものが自然と出てきていた。

何故だろうか。俺には全くわからない。負けている筈なのに。

頑張ったね。という声が何処かから聞こえた気がした。

 

そのままジョーカー・クロウドは肉体以外全てをこの世から切り離した。




ジョーカー死亡。

また一人死んだ。
そうしている間にでテイワズは動く。何を守り、何を排除するべきか。

というか最後のジョーカーって強くね?ライルの部位欠損させたのって三日月、ユウという原作主人公、オリジナル主人公の二人だけだったのに。
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