バカとテストと恐怖心 作:愚龍
「何をしに来た(のじゃ)!」
警戒心をむき出しにして叫ぶ秀吉たちに、思いもよらない発言が美波と姫路さんの口から飛び出した。
「アキ。ウチらは保護者会を通じて、自分の愚かさを思い知ったのよ。」
「そうです。私たちはあんなひどいことを明久君にしていたなんて・・・謝っても謝りきれないぐらいですよ・・・」
訝しげに眉をひそめる僕たち。
「ほんとにお主らは反省しておるのか!?」
「ほんとよ!」
「本当です!-お詫びに、これを持ってきました。」
そういって姫路さんが取り出したのは・・・・
「弁当?」
そう、姫路さんがバックから取り出したのは弁当だった。
「何のつもりだ?」
僕の代わりにそう尋ねたのは雄二だった。
「いえ?私たちは明久君に差し入れがしたいと思っただけで・・・」
更に言いつのろうとした雄二と秀吉を僕はおしとどめ、
「まぁまぁ。せっかく持ってきてくれたんだし、ありがとね、二人とも。」
「な、明久、そんなものもらう必要はない!」
「そうじゃぞ!何が入ってるかもわからないんじゃぞ!?」
「・・・・ねぇ、秀吉と雄二。いつからそんな人に疑いを持つような人になってしまったんだい?せっかく用意してくれた弁当を【そんなもの】なんて。ちょっとひどいんじゃない?」
僕は悲しかった。まさか雄二と秀吉があんなことを言うなんて・・・。
「っ!?まさかお前この記憶も忘れているのか!?」
「姫路ら、覚えておらんと知って持ってきおったのか!?」
「いいえ?ただの差し入れですよね、美波ちゃん♪」
「そうよ。坂本たちはひどいことを言うのね。」
「嬉しいよ。食べておくからね。」
「食べてねアキ♪」
あぁ、いい匂いがするなぁ・・・
「じゃあアキ、ウチらはこれで」
雄二たちは少しシュンとしていた。ちょっと言い過ぎちゃったかな?
姫路さんたちが去り際、
「明久君、お弁当、ちゃぁんと食べて、くださいね?」
と念を押すように言っていたのが少し引っかかった。けど、
「さ、おなかも空いたし早速食べようかな?」
「明久、ほんとにやめておいた方が・・・・」
そんな雄二を無視して、食べようとした、そのとき・・・
ガラっ
「・・・遅くなったな。」
「あ、ムッツリーニ!遅かったね。」
ムッツリーニは僕の前へ来ると、
「・・・弁当分けてもらうぞ。」
そういって弁当を
ヒョイ、パクっ
と口に運んだ。しばらく咀嚼をしていたが・・・・・
ガタガタガタ・・・・
と震えだした。
「ちょ!?ムッツリーニ大丈夫!?」
「ぐっ・・・俺は大丈夫だ・・・明久、その弁当を食うな・・・」
そういうとムッツリーニは動かなくなってしまった。
「やはり姫路らは毒を盛っていたのじゃな!?」
「あぁ、そのようだな。-しかもあの様子だとあいつらは気づいていたようだな。自分たちが毒の入った弁当を明久に渡したことを・・・!」
「やはり、やはり許せん奴等じゃ!」
僕は毒を盛られそうになったらしい。
ムッツリーニ・・・犠牲になってしまったんだね・・・
「でも、姫路さんって料理上手そうなのにね?」
僕が何気にそうつぶやくと、
『お前あの姫路の料理の不味さを知らないのか!』
そう言う僕の声がした・・・・。
「アキ、食べたかしら?」
「もう少ししたら様子を見に行きましょう。」
だがこの二人は知らなかった。自分たちが≪監視≫されていることに・・・・
to be next・・・・
どうも愚龍です!
最近「小説書く力ないんじゃないか」って思います。
書ける人がうらやましいっ!!