バカとテストと恐怖心   作:愚龍

4 / 32
 今日は筆が進む∩(`・ω・´)∩ ワチョーイ!!


第3話

明久side

 

 あれ、ここ何処だ・・・?

 

 うっすらと目を開く。床に寝かされているようだ。立ち上がろうとしたが、

ガクンっ

 

 「っあいた!?」

 

 何かに引っ張られて倒れてしまった。

 

 何事かと自分の体を見てみると、両手足を鎖でつながれていた。

 

 そうだ。僕はFFF団にスタンガンを浴びせられたんだっけ。

 

 考えているうちに、

 

 「アキは起きてるのかしら?はやくお仕置きしないと・・・」

 

 「そうです、体に教え込んでおかないと・・・」

 

 などという声が聞こえた。 あの人たちは僕に何をする気なんだろう・・・

ガチャ・・・

 

 「アキ、よく眠れた?♪」

 「明久君、寝心地はどうでしたか?」

 

 寝心地なんて言い訳ないだろ!と言いそうになるのを必死で抑え、

 

 「うーん。僕寝ちゃったんだ?」

 

 といった。

 

 「ねぇ、アキ。自分がどんな悪いことしたのか知ってる?」

 

 「なんのことかな?」

 

 美波たちはきっと海でのことを言ってるんだと思うけど悪いことじゃないからそういった。

 

 「やっぱりアキはわかってないのね。」

 「そうです。ガッカリしましたよ。」

 

 「やっぱりキツイお仕置きがいるみたいね(ですね)!!」

 

 美波たちはそういうと、鉄パイプを取出し、

 

 「FFF団もアキにお仕置きしていいわよ!」

 

 といった。

 

 「なっ!?FFF団関係ないでしょ!?」

 

 という僕の叫びも虚しく・・・

 

 「「「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」」」」」

 

 とFFF団が向かってくる。手にはカッターやスタンガンを持っていた。

 

 そして、そこからは地獄だった。

 

 僕は大量の電流を流され動けなくされた。

 

 そして・・・

 

 「反逆者は・・「「「死刑!!!」」」」

 

 FFF団の皆は僕にバットを振り下ろした。

メキャッ

 

 僕の骨から変な音がした。

 

 「やめて!!」

 

 僕の悲鳴は皆には届かず、

 

 「「もっときついお仕置きを!」」

 

 と、さらに振り下ろされた。

 

 そして・・・

 

 「瑞希、ウチらもやるわよ!!」

 「はい!!」

 

 美波たちは鉄パイプを手に僕の前へとやってきた。

 

 「マズイって!それで殴られたら僕死んじゃう!」

 

 「アキは毎日やられてるでしょ!いいからおとなしくしなさい!」

 

 「そうです!お仕置きなんですから!」

 

 必死に抵抗したが・・・

「「ガンッ」」

 

 ボグリ・・・・

 

 あ・・・?

 

 僕の体は、血だらけで、それをみて満足そうにしているヒト・・・

 

 そして、意識が闇に落ちる前に見たのは・・・

 

 「貴様ら何をしている!?」

 

 という声と

 

 「よ、吉井君!?しっかりして!!!」

 

 という女の子の声だった・・・

 

明久side out

 

 雄二、木下秀吉、優子、康太、愛子side

 

 俺等は3階の部屋にいた。

 

 他愛もない話をしていたが、

 

 「なんじゃ?やけに下が騒がしいのう?」

 

 「たしか明久が美波らに連れていかれてたよな?」

 

 「誰か見に行ってきましょうよ」

 

 「ではワシが見に行くとするかのう」

 

「「「いってらっしゃい」」」

 

 暇だったので俺等はトランプをして遊んでいた。その時、

 

 「た、大変じゃ!!!」

 

秀吉が血相を変えて駆け込んできた。

 

 「どうした(の)!?」

 

 「あ、明久がFFF団や島田らに暴力を振るわれておるのじゃ!!」

 

 「なに(なんですって)!?」

 

 俺等は急いで下へ向かった。

 

 「ここなのじゃ!」

 

 扉を開ける

バンっ

 

 そこには・・・

 

 血だまりをつくって動かない明久と、その周りを囲んでいるFFF団、美波、姫路の姿があった。

 

 俺は堪らず

 

 「貴様ら何をやっているんだぁ!!!」

 

 と吠えてしまった。

 

 後から来た皆は俺同様怒りをあらわにしていた。

 

 そして真っ先に駆け寄ったのは・・・優子だった。

 

 「よ、吉井君!?しっかりして!!!」

 

 と必死に呼びかけていた。

 

 ようやく俺たちの怒りに気付いたのか、奴らは動揺していた。

 

 「な、何よ!?ウチらはアキにちょっとしたお仕置きをしただけじゃない!?」

 

 「そ、そうです!明久君が悪いんです!」

 

「「「「「「そうだ!!!!」」」」」

 

 「「「黙れ(りなさい)!」」」

 

 「あんたたちは自分が何をしたかわかってるの!?」

 

 「今後明久には近づかないでほしいのじゃ!!」

 

 「おい、病院連れて行くぞ!」

 

 「・・・・分かった。」

 

 俺等は美波たちの叫び声を無視して病院へと向かった。

 

side out

 

 [な、なんなのよあの態度!」

 「そうです!明久君が悪いのに・・・!」

 「「「「そうだそうだ!!!」」」」

 

 自分のしたことが世間ではどういう目で見られるのかわかっていない人たち・・・

 

 自分の首を絞めることになるとは、このときの彼(彼女)たちは知る由もなかった・・・。




 ちっす愚龍です!

 今回も1000字越え!*。.+;゚oキタ―ヾ(o・∀・o)人(o・∀・o)ノ゙―ッ!!!o゚;+.。*

 この小説を見た後は目を洗浄することをお勧めいたします・・・

 では、次回もお楽しみに!!!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。