バカとテストと恐怖心   作:愚龍

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本文です!


第5話

 

雄二side

 

「アキ!起きて腕を差し出しなさい!」

 

「そうです!早く起きてください!お仕置きしてあげますから!」

 

 おまえらはぁっ!!!!!

 

 「お前らぁ!!!また明久を壊すつもりなのかぁっ!!!!」

 

 「な、なによ!?坂本には関係ないでしょ!?」

 

 「美波ちゃんの言うとおりです!坂本君には関係のないことです!」

 

 関係ない、だと?

 

 「俺はこいつのダチだ!またお前らが明久に近づくというのなら俺はそれを阻止する!」

 

 「私もよ」

 

 と、木下姉も賛同する。

 

 「ワシも阻止するぞい!」

 

 「・・・・私(俺)も。」

 

 と皆が賛同した。

 

 「なんなのよ!いつもいつもあんたたちはウチらの邪魔ばかり!アキはウチらのものなの!

 ウチらがアキのことをどうしようとあんたたちには関係ないじゃない!」

 

 「そうですよ。明久君は私たちのものなんです!」

ブチっ

 

 俺の中の何かが切れた。

 

 「お前ら!明久のことをモノ扱いしやがって!!!!明久は誰のものでもないんだよ!!それがどうしてわからないんだ!!!」

 

 「そうよ。吉井君はあなたたちのものじゃないの!勝手に吉井君をモノ扱いしないで!」

 

 「うるさいうるさいうるさい!アキ!早く起きなさい!」

 

 と、その時・・・

 

 明久が目を覚ました。

 

 うつろな表情で此方を見ている。

 

 そして、明久が言葉を発する。

 

 『俺のことを呼んだか?-美波。』

 

雄二side out

 

 明久side

 

 とても頭が痛い・・・

 

 此処は・・・?

 

 〝お前の心の中だよ・・・〟

 

 ・・・え?

 

 〝お前はあの2人を見て殻に閉じこもってしまったんだよ・・・〟

 

 そうだったのか・・・もう・・出たくないな・・

 

 〝ダメだ。お前は生きるべきなんだよ。そういう風に運命は決まっている・・・〟

 

 でも、もう僕は・・・

 

 〝では、お前の心が治るまで俺が代わりになってやろう・・・〟

 

 あ、ちょっと!?

ドクン・・・

 

 明久side out

 

 明久(仮 side

 

 ふぅ、まったく世話のかかる・・・

 

 「アキ、起きなさい!」と声がしたので指示通りに起きてやる。

 

 声を出す。

 

 『俺のことを呼んだか?-美波。』

 

 「やっと起きたのn・・・え?」

 

 おぉ、皆揃って同じ顔しやがって

 

 よし、

 

 『おい、用もないのに呼ぶなよ。ほんとにウザいんだよなぁ』

 

 しばらく呆けたような表情をしていたが、意味を理解したのか、

 

 「アキぃぃぃぃぃぃ!!!よくも、よくもウチをバカにしてくれたわね!覚悟しなさい!」

 

 といってこっちに突っ込んでくる。

 

 驚いた顔をしていた雄二が我に返り俺との間に立ちはだかろうとした。

 

 が、俺は

 

 『雄二、退いてろ』

 

 といい、雄二を押しのけた。

 

 それから、真っ直ぐに突っ込んできた美波の腕をつかむと、

 

 思い切りベッドにたたきつけた。

 

 「っっっ!? アキ、ウチに暴力をふるうなんて許さn『黙れ』い?」

 

 『俺はお前が思っているより弱くないんだよ?』

 

 「明久君、覚悟してください!」

 

 っと、姫路は鉄パイプを持っている。

 

 やばいな・・・と思ったその時・・・

 

 「貴様らは何をしている!」

 

 という声と、

 

 鉄人だ!という声。

 

 そして、

 

 「っちっ 逃げるわよ瑞希!アキ、覚えていなさい!」

 

 「はい!明久君、次はお仕置きですからね!」

 

 と言い残して2人は去って行った。

 

 よっと言ってベッドから立ち上がる。

 

 周りを見ると、警戒心むき出しで此方を見る皆。

 

 最初に口を開いたのは雄二だった。

 

 「おい、おまえ誰だ?」

 

 俺はベッドの上に立ち、言った。

 

 『俺の名は・・・・・・』

 

 

 

 

 

 

 「なんでアキは分かってくれないの!?」

 

 「なぜ私たちがあんな風に言われなきゃいけないんですか!?」

 

 2人の悪意は止まることを知らず・・・・





愚龍です!

 今回も駄作ですね(汗

 感想等々お待ちしております!!

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