バカとテストと恐怖心   作:愚龍

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第6話

『俺の名は明久。つまりもう1人の自分ってワケ。』

 

 俺は今の現状を説明している。が、

 

 「吉井君を返しなさい!」

 

 「明久を元に戻すのじゃ!」

 

 などと奴らは好き勝手に言ってくれる。

 

 元々広くない俺の心は簡単に折れた。

 

 『お前らなんか大嫌いだぁぁぁ』

 

 俺はそういうと心の中に意識をとばした。

 

 『おい!明久出てこい!!』

 

 「え・・・でも・・・」

 

 と戸惑ったような声が聞こえたが、

 

 『さっさと代われ!』

 

 と俺は強制的に交代させた。

 

明久(仮 side out

 

 明久side

 

 皆がこっちをみている。うぅぅぅ、皆の視線が怖い・・・

 

 「や、やぁ、あっちの僕が迷惑かけたみたいだね・・・?」

 

 その途端

 

 「本物の吉井君なのね!?」

 

 「明久心配したんだぞ!?」

 

 と涙を流さんばかりの歓迎(?)をされた。

 

 「ご、ごめんよ皆。」

 

 といってから、

 

 「そういえばあの2人は?」

 

 「ん?美波と姫路のことか?」

 

 「あ、そんな名前だったんだ」

 

 「あいつらは鉄人に連れて行かれたぞ。明久、あいつらには近づかない方がいい。」

 

 「わかったよ。僕あの2人を見てると頭が痛くなるんだ。どうしてだろう?」

 

 「まぁ、あ奴らにされていたことを考えると無理もないことじゃろう。」

 

 「まぁ、とりあえず学校行こうぜ」

 

 「「「「ОK」」」」

 

学校では・・・

 

 何とも運の悪いことに姫路と美波、FFF団のメンバーが学校にそろっていた。

 

 「ねぇ、最近アキってウチら以外の人と一緒にいるでしょ?それって許せないよね?アキはウチらのものなのに・・・!」

 

 「そうです!私たち以外の友達なんてありえません!明久君は一生私たちと居るんですから・・・」

 

 日に日に姫路たちは暗い表情を見せるようになった。

 

 目はうつろで、うわ言のような言葉だけが漏れている。

 

 「「ねぇ、あんた(あなた)たちもそうおもうでしょ?」」

 

 だがそれに気づかないFFF団たちは

 

 「「「「「「イェェェェェェェェッ!!!」」」」」」

 

 と姫路たちに賛同していた。

 

 「「「明久の不幸は我らの幸せ!!!」」」

 

 それに満足したような笑みを浮かべると

 

 「ねぇ、アキにお仕置きが必要ね♪」

 

 そんな計画が立てられていることを明久たちは知らない・・・

 

 明久side

 

 僕は雄二たちに連れられて霧島さんが主席だというAクラスに来ていた。

 

 「・・・・自由にしていいから。」

 

 そういわれて僕はAクラスを見まわした。

 

 すごいなぁ・・・

 

 とても気持ちよさそうなソファに、タッチスクリーンが設備してある。

 

 ふと、廊下を見やる。

 

 すると・・・

 

 「アキィ!いるんでしょ!?出てきなさい!!!」

 

 「っ!まさか学校にいたとは!!」

 

 「・・・吉井かくれて。」

 

 霧島さんに連れられて椅子の下に隠れた。

 

 「あっ!あんたたちアキをどこへやったのよ!?早くアキを差し出しなさい!」

 

 「お前に明久を渡すものか!」

 

 そこへ、

 

 「あんたら何してるさね?」

 

 「「「が、学園長!?」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あんたらが吉井にやったことは許されることじゃないよ!」

 

 更に学園長までも姫路たちは敵にまわし・・・!?

 

 

 




どうも愚龍です(*´ I `*)ノ

 今回は短め&駄文です゚(。ノω\。)

ほんと見てくれた人ありがとうございます!

 では、これからもよろしくお願いします!!

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