もしも、アイドルじゃない彼女らに出会えていたら……   作:Egocéntrico

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サブタイトル変えようか検討中です・・・


二回生 春学期 1週目 土曜日

〜自室〜

 

P「(今日は土曜日! 僕の通う大学は土曜日は休みだ。その代わりに平日の祝日には関係なく授業があるんだけど……)」

 

P「(さて、今日はバイトもないし、何しようかな)」

 

>ピンポーン

 

P「ん? まだ朝の8時なのに、誰だろう?」

 

>ピンポーン、ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン

 

P「おお、はーい。すぐ出ますよっと」ガチャ

 

??「うふふ。おはようございます。お兄ちゃん♪」

 

P「え、ど、どうして、まゆが…」

 

まゆ「はぁい。あなたのまゆですよ♡」

 

P「いや、まゆなのは見たらわかるから。で、どうしたの?」

 

まゆ「まゆがお兄ちゃんに会うのに用事が必要ですか? まゆは毎日でも会いに来たいんですよ」

 

P「まあ、まゆにしたら我慢してくれた方か…」

 

P「(まゆは僕の妹で、重度のブラコンだ。女の子らしく可愛いのに、どうしてかずっと俺のことを慕ってくれている…。俺が大学進学で家を出るときも、どうにか着いて来ようとして滅多に怒らない母に叱られてたほどだ。休日は来てもいいって言うと毎週毎週来て、さらに怒られたそうで…。最近は月一くらいで来るようになっている)」

 

まゆ「それに今日は、まゆだけじゃないんですよ」

 

P「ん? じゃあ、もしかして」

 

??「おはようございます、お兄ちゃん」ヒョコッ

 

P「おお〜〜! 千枝も来てたのか!」ナデナデ

 

千枝「えへへ、驚かせちゃいましたか?」

 

P「ああ、でも、嬉しいよ。よく来てくれたね」

 

P「(千枝は年の離れた三女で、よく面倒を見てたからか懐いてくれている。ちなみに僕は四人兄弟の長男で、男は俺だけ。一番上から姉さん、僕、まゆ、千枝となっている)」

 

まゆ「お兄ちゃん? まゆが来たのは嬉しくないの? ねえ、ねえ」グイグイ

 

P「もちろん、嬉しいよ。ありがとう、まゆ、千枝」ダブルナデナデ

 

まゆ「うふふ」

 

千枝「えへへ」

 

P「二人が来てるってことは姉さんも?」

 

まゆ「いえ、お姉ちゃんは今日はたまたまお仕事があるみたいで、いっつもは土日がお休みなのに…」

 

P「そっか、まあ、仕方ないよ。お仕事なんだら」

 

千枝「でも、残念です…」

 

P「とりあえず、入りなよ。朝ごはんまだでしょ?」

 

まゆ「はい♪ まゆが久しぶりにお料理作ってあげますね」

 

千枝「ち、千枝もお手伝いします!」

 

P「じゃあ、お願いね。俺は片付けしておくから」

 

P「(見られちゃいけないもんは隠してあるが、まゆには毎回見つかるからな…念には念をだ)」

 

まゆ「大丈夫ですよ、お兄ちゃん。今日は千枝ちゃんも居ますから♪」

 

P「あははは、何のことだろ? 僕はお片づけが好きなだけだよ」

 

P「(超能力かよっ!)」

 

P「ふう。食べた食べた。朝ごはんでお腹いっぱいになるのなんて久しぶりだよ」

 

まゆ「お兄ちゃんはもう少し太るべきなんです。じゃないとまゆは心配で心配で…」

 

千枝「千枝のサラダはどうでしたか?」

 

P「「食べやすいサイズに切られてて、美味しかったよ。ありがとう、千枝」ぽんぽん

 

千枝「やったあ」

 

まゆ「ま、まゆの! まゆのは?!」

 

P「いちいち、千枝に張り合わなくても…。まゆのトーストもコーンスープも美味しかったよ。まゆの手料理は素人の域を超えてるよ」

 

まゆ「うふっ♡ だって、お兄ちゃんに喜んでもらいたいから…」

 

千枝「お兄ちゃんはこれからの予定があるんですか?」

 

まゆ「なぜでしょう。さっきから千枝ちゃんに会話を切られてるような…」

 

P「ないよ! 今日は何しようか考えていたところなんだよ。」

 

千枝「じゃあ、千枝とまゆお姉ちゃんと一緒に遊びましょう!」

 

まゆ「…いいんです。まゆなんて、妹に負けてしまうダメダメなんですから…」

 

P「ほら、まゆもいじけてないで、まゆお姉ちゃんも一緒に言ってるんだよ?」なでなで

 

まゆ「あうぅ。…はい♪ まゆもお兄ちゃんと遊びますよ」

 

千枝「でも、まゆお姉ちゃんは何度もお兄ちゃんの家に来て独り占めしていたらしいので、今日は千枝がいっぱい甘える日なんです!」

 

まゆ「そ、それは…」

 

P「まあ、今日くらいいいじゃないか、まゆ。千枝は何がしたいの?」

 

千枝「ええっと、あ、そうだ! したいことありました!」

 

〜大学内 芝生〜

 

P「こことかどうかな? 木陰で涼しいよ」

 

P「(千枝の提案で、お弁当を作ってピクニックをすることになった。場所は大学だが、まゆや千枝にとっては初めて来る所だし、休日はご近所のご家族もお子さんを連れて遊びに来るくらいだから、ピクニックには最適ではある)」

 

千枝「はい♪ ここで、お弁当を食べましょう!」

 

まゆ「じゃあ、広げちゃいますね」

 

P「(まゆは元々家庭的で何でもやってたけど、千枝もお手伝いしたり、積極的になったな)」

 

千枝「お兄ちゃんは千枝とまゆお姉ちゃんの間です!」

 

P「あはは、そんな別にどこでも…」

 

千枝&まゆ「ダメです」

 

P「はい。間に座らせてもらいます」

 

P「(少なからず、千枝はまゆの影響を受けてるな…)」

 

P「もう、食べれん。朝から腹一杯食べたのに、この量は無理だって、まゆ」

 

まゆ「で、でも千枝ちゃんの方が、あ〜んの回数がまだ一回多いままですよ?」

 

P「その張り合いやめてくれ…。途中から自分で食べてないから余計に苦しい」

 

千枝「…ごめんなさい。お兄ちゃんに喜んでもらおうと思って…」ウルウル

 

P「うん! 大丈夫だよ! 千枝はいい子だね」ナデナデ

 

P「ほら、千枝にも、あ〜〜ん」

 

千枝「はむはむ。美味しいです」パクッ

 

まゆ「ああ〜! お兄ちゃん、次はまゆにも! まゆにもあ〜〜んって!」

 

〜自室〜

 

P「ふう。無事に戻って来れた…」

 

千枝「おかえりなさい、お兄ちゃん♪」

 

まゆ「おかえりなさい、あなた♡」

 

P「千枝とまゆはいつ帰るんだ?」

 

千枝「夜遅くなるまでには帰ってくるように、お母さんに…」

 

まゆ「ご飯にする? お風呂にする? それとも、ま・ゆ? キャー♡ ダメです、お兄ちゃん♪」

 

P「(まゆが妄想の世界から帰って来ない…触れないでおこう)」

 

P「そ、そうか。なら、もうすぐここを出ないとだね?」

 

千枝「…はい。でも、久しぶりにお兄ちゃんに会えたのに…」ウルウル

 

P「そ、そんな上目遣い&ウルウルされても…」

 

<ピンポーン

 

P「ん? この時間にお客さんかな?」

 

<ピンポーンピンポーンピンポーン

 

P「あ、嫌な予感がする。千枝、念のためにまゆを妄想の世界から引っ張り出しておいて」

 

まゆ「もう♡ お兄ちゃんったら、大胆です…でも、そこも好き♡」

 

千枝「えっと、まゆお姉ちゃん…そろそろ…」

 

<ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン

 

P「はーい。どちらさま…」ガチャ

 

??「こんばんは。P君♪」

 

P「やっぱり。…かえねぇだと思ったよ」

 

楓「今日は獺祭をくだっさい♪ なんて、うふふ」

 

P「また、僕の部屋で酒盛りする気? てか、獺祭なんて置いてないから」

 

P「(このオッドアイの綺麗な人は俺のお姉ちゃん。楓姉ちゃん。今はモデルの仕事をしてて、そこそこ有名な雑誌に載るくらいになってるらしい。ちなみに、まゆは読モだ。かえねえはお酒が大好きで、たまに俺の部屋に来て酒盛りする。ダジャレが好きな幼い姉である)」

 

千枝「あ! 楓お姉ちゃんだ!」タッタッタッ

 

楓「千枝は今日も可愛いね〜」ナデナデ

 

千枝「えへへ…/// 楓お姉ちゃん、来れたんだね!」

 

P「あ、そうだ。お仕事で来れなかったんじゃなかったっけ?」

 

楓「お仕事でしたよ♪」

 

P「あ、夕方までだったの?」

 

楓「いいえ」

 

千枝「え、ならどうして今ここに…」

 

P「もしかして、抜け出した、とか?」

 

楓「ぶっぶー! 正解は、終わらせて来た♪」

 

P「ん? どういう事?」

 

楓「本当は一日中撮影する予定でスケジュール組んでたんだけど、ちょっと頑張って巻いてきちゃた」テヘッ

 

P「…なるほど、流石、かえねえだ」

 

P「(つまりは、今日、ここに来るために予定の半分くらいで撮影終わらせたってことか…。かえねえは昔からそうだ。いつもはマイペースなのに、いざとなると何でもできてしまう。いや、やってしまう。本来の能力は高いのだ)」

 

千枝「楓お姉ちゃんもこれから晩御飯ですか?」

 

楓「ええ♪ 久しぶりにP君の手料理を食べたくって」

 

P「そんな、いつでも食べれるのに…」

 

楓「兄弟水入らずで♪ ね?」

 

P「かえねえ……わかったよ。なら、まゆと僕で作るから、かえねえと千枝は遊んでて」

 

千枝「はーい! 楓お姉ちゃん、何する?」

 

楓「まずは、カンパリで乾杯しよう」

 

千枝「かんぱり? かんぱい?」

 

P「かえねえのダジャレはどんどん雑になってる気が…まあ、かえねえの相手は千枝に任そう。俺はっと」ピシッ

 

まゆ「はうう。あれ? お兄ちゃん?」

 

P「はい。お兄ちゃんです。今から一緒に晩御飯作ろう」ナデナデ

 

まゆ「はぁい♡ あれ? 楓お姉ちゃんいつ来たんですか?」

 

P「後で説明するから。ほら、やるよ?」

 

まゆ「あ、待ってお兄ちゃん〜」

 

…(時間経過)

 

楓「さあ、千枝ちゃんもまゆちゃんもお寝んねしましたし…。大人の時間ね♪」

 

P「(結局、この狭い部屋にみんな泊まっていくことになってしまい、ご飯食べてから久しぶりに4人で喋っていた。)」

 

P「(少し前に千枝が寝て、まゆも我慢してたみたいだけど、ついさっき寝てしまった)」

 

P「大人の時間って、単にお酒をもっと飲むってことだよね? 明日はお仕事ないの?」

 

楓「お仕事はワークワークしますよね。ふふふ」グビグビ

 

P「質問の答えになってないよ…。あんまり飲んじゃダメだよ」

 

楓「はーい♪ それにしても、千枝ちゃんもまゆちゃんもP君のこと大好きですね」

 

P「まあ、千枝は昔から可愛がっていたし、まゆはほら特殊なんだよ……たぶん」

 

楓「でも、普通あのくらいの歳の女の子ならお兄ちゃんとかお父さんとか毛嫌いするじゃない? それが全くないなんて、どうしてでしょう?」

 

P「かえねえ…。それ、本気で言ってる?」

 

楓「ええ、不思議ですよね♪」

 

P「二人とも完全に、かえねえの影響だよ!」

 

P「(そう。この姉。楓姉さんが元凶である。)」

 

楓「ええ〜。どうして私が?」

 

P「じゃあ、かえねえ。質問して行くから正直に答えてね?」

 

楓「あら、クイズでも始まるのかしら!?」

 

P「僕が高校生の時に行事ごとがある度に、見に来て、みんなの前で抱きついたのは?」

 

楓「わたし♪」グビグビ

 

P「モデルとして芸能事務所に所属する時の条件として、かえねえが唯一提示したのは?」

 

楓「P君の誕生日には絶対に何があっても休ませてください♪」グビグビ

 

P「四年連続ミスキャンに推薦され、圧倒的人気でミスキャンパスに選ばれながらも、その座を断り続けた理由は?」

 

楓「P君が投票に参加してないから♪」グビグビ

 

P「初の巻頭モデルに抜擢され、そのインタビューでの質問。好きなタイプの男性は?」

 

楓「弟のP君♪ うふふっ」グビグビ

 

P「それだよ…かえねえ…」

 

P「(かえねえも重度のブラコンで、しかも自覚していない。そこが一番の問題で、周りがどう見てるか、とか何て言ってるか、なんて気にならない。なぜなら、自覚がないから。それがさも普通であるかのように)」

 

楓「うふふ〜。だって〜。お姉ちゃんが弟を好きなのは普通だよね?」ピトッ

 

P「近い! 近い! って、酒くさっ!」

 

楓「あら〜。P君。女性に対して臭いだなんて、ダメなんですよ〜うふふっ」ギュゥゥゥ

 

P「かえねえ!? 本当に近いから! 色々当たってるから!」

 

楓「当ててるんです♪ このまま押し倒しちゃえ〜〜」ドスン

 

P「ちょっ!」パタン

 

P「(かえねえが抱きついたまま倒れてしまった…! お酒の匂いではない、いい匂いするし、色々柔らかいし! 頑張れ俺の理性!)」

 

楓「……P…くん…zzz…」

 

P「え? あれ? かえねえ?」ツンツン

 

楓「……ふにゃ…zzz」

 

P「寝てるよこの人……」

 

P「(かえねえは酔うとすぐ寝てしまうタイプで、それがわかっているから外では飲み過ぎない。だからこそ、家や僕の部屋だと飲みたいだけ飲む。そして、寝る)」

 

楓「…zzz…ありがと…Pくん」

 

P「はぁ。まゆと千枝が寝てるところに運ぶか…」ナデナデ

 

P「(かえねえを移動させて、3人が仲良く川の字で寝てるところを見ると本当に微笑ましい)」

 

P「おやすみ、みんな」

 

P「(僕も酒盛りの後片付けを終えてから、ソファで寝た)」

 

 

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