王様のヒーローアカデミア   作:僅かな希望

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今年は受験ですがなるべく週一ペースで投稿できるようにやっていきます。

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十一話

「ただいまー」

 

 と小声でそう呟く。普段ならナイトアイがいてギリギリ回っていた仕事がナイトアイがいなかった事もあり徹夜となってしまった。

 

 いや流石にNo.1ヒーロー忙しすぎませんか?オールマイトの処理する事件多すぎてそれに関する書類纏めるこっちも大変という…。

 

「おかえりなさいお父さん。今日もお疲れ様でした」

 

 だがそんな仕事の疲れも妻のお出迎えで吹き飛ぶのが日常となっていた。

ーーだがそんな日常は簡単に崩れ去ってしまった。妻がいないのだ。もちろん最初は体調不良が悪化したために葵羽と共に病院へ行ったことを疑った。

 しかしその場合だと書き置きやらメールやら何か()から一言ある。だが机の書き置きには()()の書き置きが残っていた。

 

『ママがいなくなったのでとりあえず焦凍くんのお家へ行ってきます』

 

 まだ悪夢は始まったばかりだった。

 

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

 

 エンデヴァーのいるはずの轟家へ電話してみたところ奥さんは病院にいたがどうやら焦凍くんがいないらしい。エンデヴァーは現在そこら中を探し回っているようだが時間帯も考慮して最悪の事態も想定しているらしい。

 

 現時点でわかっているのは、まず何らかのことが起こり妻がいなくなったこと。それに葵羽が気付き焦凍くんと一緒に探しに行ったきり帰ってこないということ。

 どうやらこれは俺も最悪の事態を想定して動かなければならないらしい。

 

 だからこそオールマイトの力は必要不可欠だった。

 

「どうしたんだいヴァーシナイト!もしかして忘れ物でもしたか!」

 

「……よく聞いてください、オールマイト。ーー私の妻子がいなくなりました。どうやらエンデヴァーの所も似たような状況らしいです。現時点でわかっていることを伝えますねーー」

 

「ーーなるほど…。単なる誘拐事件ならナイトアイがいれば早いのだが生憎だがまだナイトアイは帰ってきていない。何か嫌な予感もする。私が直接出向こう」

 

「すいません、お願いします」

 

 ナイトアイはまだいないようだがそれでも最高戦力を得ることが出来たのだ。こちらもこちらで出来ることをしておかなければならない。

 

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

 

 オールマイトに電話してからオールマイトが来るまでは一瞬だった。あの電話の後に警察に電話したがその最中には既に呼び鈴が鳴っていた。

 

「とりあえず警察には連絡しておきました。塚内さんも全面的に協力してくれるそうです。どうしますか?私たちもエンデヴァーと合流して探して見ますか?」

 

「いやそのことだがエンデヴァーには君も同じ被害にあっていることを伝えた後、少し落ち着くよう促したよ。焦っても仕方ないからね!詳しい捜査は塚内くんに任せよう」

 

「ですが!妻と子どもがいないんですよ!何もわかっていない今少しでも探すべきじゃ!」

 

「だからこそだよ。君だっていつもならそんな無謀なことはしないだろう?確かに君が焦るのもわかるさ、でも今は落ち着くべきだ。こちらにも出来ることはあるさ。私たちの経験を活かして状況判断といこうじゃないか!」

 

「…っ、確かにそうですね…。少し焦り過ぎてました、俺たちは俺たちの出来ることをしないとですね」

 

 この話し合いは夜が明けるまで続けられた。例えどんな最悪な事態に遭遇しても対処できるように。

 




時系列的には轟母が焦凍に熱湯をかけたよりも後でオールマイトが負傷するよりも前です。

誤字脱字あったらすいません!
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