王様のヒーローアカデミア   作:僅かな希望

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本来ならこのシーンの説明を簡潔にして戦闘シーンに移る予定だったんですけど想像以上に戦闘シーンが難しかったため練習中です…
投稿遅くなってすいませんでした!


十三話

「……柊葵羽、柊葵羽!起きなさい、今すぐ起きないととても大切な物を失いますよ!」

 

「一体何のこと?!」

 

 謎の声で目覚めた私は訳も分からない場所にいた。ただ真っ白、真っ白な空間に金髪の少女が立っているだけ。

 

「えーと…誰ですか?」

 

 1日で2回も意識を失ったのだ。流石に警戒せざるを得ない。

 

「私ですか。私はーーそうですね、貴方の知っている名前で名乗るならば()()()()()()()()()()()。アーサー王物語に登場するアーサー王。それが私です」

 

 いや何を言っているんだろうこの人。あれはそもそも物語のはずで実在しないはずだし実在したとしても時代が…。まさか、

 

「もしかして私死にました?ならこの真っ白な場所にも納得が…」

 

「貴方は随分と早とちりなんですね…まだ死んでいませんよ。ここは貴方の深層意識ですよ。いえ詳しく言うならば貴方の個性の影響で『座』と繋がってしまった場所ですね」

 

「私の個性?それに座って一体どーゆーこと?」

 

「混乱するのも無理はありません。まずは順を追って説明しましょうーー」

 

 

 とりあえず説明を聞いてわかったことをまとめてみると、

 一つ目、どうやら私の個性は『騎士』ではなく()()()()たちと契約してその能力を使うことができる『王』という個性であるということ。

 これはパパの『騎士』とママの『個性を強化する個性』が混ざった結果らしい。

 二つ目、座というのは過去現在未来の英雄の功績が登録、保管されている場所らしい。

 

「なるほど!だったらアーサー王がいるのも納得出来る!」

 

「納得出来るんですね…。いえ今はそんなことを言っている場合ではありません。率直に言います。貴方は今非常に危険な状況にあります、このままでは貴方に良くないことが起こる。私の直感がそう告げています」

 

「……具体的にどんな状況ですか?」

 

 本物のアーサー王とわかったため敬語だ、礼儀大事、パパ言ってた。

 

 *

 

 聞いたところによると、現在は工場の一室でママと焦凍くんと眠らされているらしいが何が起こるかはまだよくわかっていないらしい。

 

「どうしたらこの状況を打破出来るかわかりますか?」

 

「貴方の個性で私と契約すればもしかしたら…。ただ貴方の身体がまだ全力に耐えうるほど出来上がっていないので敵の強さ次第では勝てるかわかりませんがそれでも逃げることなら出来るはずです」

 

「契約と言われても具体的にどうすれば良いんです?それに私は貴方の力を扱い方もわかりません」

 

「そのことについては問題ありません。契約はお互いの合意の元に成り立ちます。力の扱い方については主に三つほどあります。一つ目は貴方自身が私の記憶、経験を元に力を使うこと。二つ目は私が貴方の身体を借り力を使うこと。三つ目は私と貴方が一つの存在として混ざり力を使うこと。一つ目は今回が初めての戦闘なのでオススメしません。二つ目はさっきも言った通り貴方の身体に限界を通り越して使ってしまう可能性があるため却下」

 

「ということは三つ目の案しかないんですね…。わかりました!ではその案でお願いします!」

 

「……いいんですか?初めて会う相手に自分の身体を半分とはいえ乗っ取られるのですよ?そんなに即決するものではないと思いますが」

 

 そんなことは理解している。だが二人を助けるためだ。これ程度の犠牲ならば受け入れなくてはいけない。

 

「どうやら覚悟は決まっていたようですね。無粋な真似をしてしまったようだ。ーーここに契約は完了した。これより我が剣は貴方と共にあり、貴方の運命は私と共にある」

 

 その言葉と共に私の意識は覚醒した。

 

 

 




ここでやっと葵羽は自分の個性を正しく認識します。
ようやく?母の方の個性も明らかになりましたね。ヒロアカ観てる皆さんならエンデヴァーとのイザコザが何だかだいたいわかるんじゃないでしょうか!
セイバーの口調はちょっと違和感があると思いますがそこは温かい目でどうか…。
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