王様のヒーローアカデミア   作:僅かな希望

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前回英雄王モードの時の技について解説し忘れていたので一応、
『千山斬り拓く翠の地平』(イガリマ)
とりあえず超大きい剣です。実物は『Fate プリズマ☆イリヤ』に登場します。

『エヌルタの灰油』
自身の筋力を強化します。『Fate/EXTRA-CCC』での戦闘スキルです。

長くなりましたがそれでは本編どうぞ!


三話

 雄英高校入学試験を受けてから一週間がたった頃、ようやく葵羽の通っている凝山中学校では卒業式を迎えた。

 

「今日で最後の中学校。また皆と会える日を考えるのも楽しみですが、今は合否結果の方が大切ですね」

 

 いかにも合否結果が届いているのを知っているかのようだがそれもその筈。彼女が何となくそう感じているからだ。

 

 

「ただいま戻りました」

 

「おかえりなさい、葵羽。雄英から通知来てるわよ」

 

「わかりました」

 

 返事だけだと素っ気ないが、彼女の一番の楽しみであるご飯を食べるときの顔だ。つまりかなり楽しみ、ということだ。

 

 

 母から通知を受け取った葵羽は早速開けてみることにしたが問題が一つ生じてしまった。

 

「どうしてボコッとしてるんでしょうか。まさか何かの罠?!いやこんなにわかりやすい罠がある訳もないですし…。では一体何が…」

 

「罠なんて無いから早く開けなさいよ!」

 

母の言葉を聞いた葵羽はすぐに開けるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 結果だけ言うと無事に合格だった。結局袋に入っていたのはプロジェクターでありそこから金髪!筋肉!オールマイト!が現れ、尺を気にした為か途中から早口になったり、謎の煙を纏い始めたりなど様々な様子が見れたが。

 

「合格したことを早速焦凍にも伝えなくてはいけませんね」

 

 

 時間もあまりかけず轟邸に着いた葵羽。彼とは家が近いこともあり幼馴染なのだ。

 

「焦凍!私も雄英に合格しましたよ!」

 

「そうか、おめでとう」

 

「む、相変わらず無愛想ですね。だから焦凍には友達が出来ないんですよ」

 

「お前には関係の無いことだろ」

 

「関係あります!大体ですねーー」

 

 とこんな感じで何かあれば何故かすぐに突っかかってしまう葵羽と、またかと苦い顔をしながらも最後までしっかり聞く焦凍、という図がいつも出来上がる程には仲のいい二人である。

 

「それで極め付けは態度ですよ!ただでさえ目付きが怖いというのに、いざ話してみた時の態度!あなたは馬鹿なのですか!」

 

「お前それ俺のこと馬鹿にしてんのか?」

 

「えぇ私は確かにあなたに馬鹿と言いましたね。まさか理解出来ませんでした?」

 

 そして葵羽の小言にカチンときた焦凍により戦闘に発展するのもいつも通り。

 

「だから貴方の氷は効かないと言ってるでしょう!」

 

「うるせぇ!これは俺の氷じゃねぇ!」

 

「貴方の炎を使えば結果は変わるかもしれないというのに…!」

 

 そして焦凍が負けるのも日常となってきている。まぁ喧嘩するほど仲が良い、と言うように決して仲が悪いわけではないのだ。それを本人たちも自覚の上でやっている。

 

 

「ではお邪魔しました。次会うのは登校日ですね焦凍!」

 

「あぁ」

 

 ちょっとした?じゃれ合いの後、毎度お馴染みの蕎麦を貰い葵羽は轟邸を後にした。

 

 

 

 

 

「ーーいつか焦凍と本気で戦える日が、来るといいのですが……」

 

 この時の彼女が、自分の言葉で焦凍が本気になることを知るのはまたいつかのお話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




彼女が何となくそう感じている=直感です。原作の未来予知ほどではありませんがそれでも若干働いています。
名前のなまりについては迷いましたが、葵羽の出身は日本なのでしっかり呼べている設定です。
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