王様のヒーローアカデミア   作:僅かな希望

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投稿遅くなってすいません。モチベーションが低下してスプラトゥーンとドラクエをやり始めたらハマってしまいました…。
久しぶりの投稿なので文章や登場人物の口調が変かもです…。



五話

 少し生暖かかった体操服を着てグラウンドへと向かった葵羽たち。生暖かい体操服に女子たちのテンションは下がっていたが、そんな暇もなく。

 

「早速だが個性把握テストを受けてもらう」

 

「「「個性把握…テストぉ?!」」」

 

 皆が驚くのも仕方ないだろう。今日は入学式。入学式に参加するためだけに今日は登校したと言っても過言では無いのだ。

 

「やることは簡単だ。ソフトボール投げ、立ち幅跳び、50m走、持久走、握力、反復横跳び、上体起こし、長座体前屈を個性ありでやるだけだ。柊、お前中学のときのソフトボール投げの記録は?」

 

 

「覚えてません…」

 

 いや普通覚えていないだろう。受験を挟んだのだ、覚えている生徒がいるのかどうかも怪しい。

 

「はぁ……まぁいい。ふりあえずこのボールでやってみろ。個性は許可する」

 

「わかりました。個性発動(モードチェンジ)ーー英雄王」

 

 個性を発動させ、黄金の波紋から取り出したのは一見普通の絨毯。だが英雄王の蔵から取り出したのだ。勿論ただの絨毯ではない。

 

「先生、これに乗せたらずっと飛ぶ名ですが、記録はどうなるんでしょうか?」

 

 我こそ英雄王、だがしかし英雄王。この世界に来てからというもの様々な事情も絡み少しは礼儀を覚えたのである。

 

「そういう場合の記録は無限となる」  

 

 当然の結果だな。

 

「ありがとうございます」

 

 そしてその姿を睨み付ける()()のツンツン頭。舌打ちしてるし、一体何様のつもりだ。

 

 *

 

 気を取り直して第1種目は50m走。英雄王の姿だと純粋な記録は測れないので騎士王の姿でいきましょう。二人同時スタートのため全力の魔力放出は出来ませんが、それでも先ほどの爆豪くんの4秒13という記録は軽く抜かします。別にさっきのことは根に持ってません。

 

 

 

 

 結局飯田くんの3秒04という記録も抜き、記録は1秒27。一緒に走っていた緑谷くんには少し迷惑がかかってしまったようで、後で謝るとしましょう。

 

 第2種目、立ち幅跳び。

 ここは英雄王で乗り越えました。

 蔵に"空中でも歩ける宝具"があったので存分に活用させて貰ったら記録はまたもや無限でした。個性を解いてから思うのですが英雄王はやはりチートですね……。

 

 第3種目、握力。

 騎士王の姿で魔力放出を軽く利用して力強く握りしめた結果は630kg。調整しなければならない現状では満足いく結果でした。

 

 第4種目、長座体前屈。

 特に言うことは何もありません。記録は67cm。こればっかりは個性を使っても意味がないと思います。別に思い付かなかった訳ではありません。

 

「お前でも身体の柔らかさはどうにもならないんだな」

 

 こんなことを言ってきた私の幼馴染に記録が負けていたのもショックです。いつか絶対勝ちます。

 

 

 

 

 

 

 その後の反復横跳び、上体起こし、持久走も順調に進んでいった。

 途中で緑谷がソフトボール投げの時に先生と揉めていたように見えたがその後の結果を見る限り問題も無さそうだったため順調だ。

 

 

 反復横跳び、上体起こしはどちらも魔力放出で乗り越えました。

 上体起こしの時ペアは焦凍にやってもらったのですが、あまりの衝撃の強さに自分の体と地面を凍らせて固定していましたね。やりながら笑ってしまいました。

 

 *

 

 

 そして時は流れ持久走の時間となった。八百万さんが個性を使ってバイクを出していたのを見て燃えたのか私は強制的に英雄王になってしまっていた。

 

(何故勝手に表に出て来ているのですか英雄王!)

 

(そう言うなセイバーよ。あの小娘がバイクを取り出しているのだ。つまりはそういうことであろう?)

 

(まさか天翔る王の御座(ヴィマーナ)を使う気ですか?!そんなものをこの場で使ってしまったら!)

 

(たわけ、そんなもの使わんでも我にはこれがあるわ!出でよギルギルマシン!)

 

(……。)

 

 結局はただのバイクだったため大差をつけること叶わずギリギリの一位となってしまったのだった。

 

 

 *

 

「それじゃあ結果を発表するぞ」

 

 そんな先生の言葉に全員が固唾を呑んだ。トータルで最下位が除籍処分と告げられていたのだ、誰しもが先生の方を見つめていた。一部の生徒を除いて、だが。

 

「ちなみに除籍は嘘な。君らの最大限を引き出すための合理的虚偽」

 

 だからこそ、この言葉を聞いた時の反応は二つに別れた。

 

「「「はーーーーーーーーっ!?」」」

 

 と驚く生徒と

 

「あんなの嘘に決まってるじゃない……ちょっと考えればわかりますわ……」

 

 という八百万さんの言葉に頷く生徒。ちなみに私はこっちだ。

 

「そういうこと。これでテストは終わりだ」

 

 その後は明日の連絡と緑谷くんに書類を渡して一日を終えたのだった。

 

 

 




騎士王の姿と英雄王の姿では性格も違うので口調も違います。
持久走のときバイクの原典でも出したろ、とか思ったんですが調べても原典らしき物が出てこなかったので便利な魔力放出にしました。


-追記-
TYPE-MOONの作品を集めて作られたOVAシリーズのカーニバル・ファンタズムにてギルガメッシュがバイクに乗っていたのを思い出して展開を少し変えました。
内容もそっち路線にしようと考えたのですが弁えました。
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