情報好きな少女の青春はまちがっている   作:銅英雄

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文化祭編完結です。どーぞ。


私と文化祭本番

~文化祭当日~

 

あれから2週間、何事もなく順調に作業が進み、当日に間に合うことができました。

 

めぐり「お前らぁー!文化してるかー!!」

 

総武高校生徒「わーーーっ!!」

 

めぐり「千葉の名物踊りとー!」

 

総武高校生徒「祭りー!!」

 

めぐり「同じ阿呆なら踊らにゃー!」

 

総武高校生徒「シンガッソー!!!」

 

すごい盛り上がりようですね。…こういった熱気はあまり得意ではありませんが、これもまた一興でしょう。

 

由輝子「相模委員長、スタンバイします」

 

相模「うぅ…」

 

立花「相模、大丈夫か?」

 

相模「緊張で吐きそう…」

 

八幡「ここを乗りきればあとは閉会の挨拶までは大きな仕事はないはずだ」

 

相模「……そうだよね。ありがと2人とも」

 

めぐり「では、文化祭委員長による挨拶です」

 

相模さんが壇上に立つ。

 

相模「みなさー」

 

キィィィン

 

立花「こんなときにハウリングかよ…」

 

八幡「相模の奴大丈夫か?」

 

相模さん、大丈夫です。落ち着けば問題ありません。

 

めぐり「では気を取り直して実行委員長、どうぞ」

 

相模(ふぅ、落ち着けうち。さっきのは偶然、呑まれるな。深呼吸、深呼吸…)

 

相模「みなさん、実行委員長の相模南です。今年のスローガンはー」

 

ハウリングが鳴ったときはどうなるかと思いましたが、なんとか持ち直せたようですね。

 

それから相模さんの挨拶は問題なく進みました。

 

~そして~

 

相模「き、緊張した…」

 

八幡「頑張ったな」

 

立花「あのハウリングは焦ったな」

 

相模「ほんとだよ!うち一瞬頭の中真っ白になったんだから」

 

由輝子「でもなんとか乗りきりましたね」

 

相模「うん、みんなのおかげだよ!」

 

由輝子「相模さんの力です」

 

八幡「だな、俺達は少し手伝っただけだ」

 

立花「そうそう、自信持っていいぞ!」

 

由輝子「このまま調子で最後まで頑張りましょう」

 

相模「うん!」

 

八幡「あぁ」

 

立花「そうだな!」

 

由輝子「それでこれからどうしますか?」

 

相模「とりあえずクラスの方見に行かない?」

 

立花「あぁ、星の王子様か…」

 

八幡「葉山と戸塚が主役の…」

 

相模「あれ?2人ともどうしたの?」

 

由輝子「知らない方が幸せなこともありますよ」

 

文実の方に余裕ができてクラスの方も手伝うことになった私達はクラスでやる劇、『星の王子様』のキャスティングに八幡君と立花君は驚愕してましたね。始めは八幡君と葉山君が主役だったのですが、八幡君が文実の仕事もあるから無理と言っていたので葉山君と戸塚君になりましたね。……海老名さんは不満そうでしたが…。

 

それにしても…すごい人気ですね。葉山君が主役だからでしょうか?

 

彩加「僕はなんにもわかってなかったんだ!」

 

葉山「仕方ないよ、君はまだ若い。彼の愛し方を知らなかったんだ」

 

彩加「今晩、君は来ちゃいけない」

 

葉山「そんな!どうして!?俺達はずっと一緒だって言ってただろ!!」

 

……台詞がBLのそれに聞こえるのはきっと気のせいでしょう。…ええ、気のせいです。

 

 

 

~そして~

 

相模「結構おもしろかったね!」

 

由輝子「…まぁ、そうですね」

 

立花「なぁ…、原作の台詞がBLに聞こえた俺の耳はおかしくなったんだろうか…」

 

八幡「大丈夫だ立花…。俺もそう聞こえたから……」

 

劇に女子がいませんでしたからね。海老名監督の采配もとんでもないものです。

 

立花「もうこんな時間か」

 

相模「うち、お昼買ってくるよ!」

 

由輝子「私も一緒に行きましょう」

 

相模「ありがと、由輝子ちゃん!」

 

文実の仕事をしているうちに相模さんから名前で呼ばれるようになりましたね。…友達ってこんな感じでしょうか?

 

それからは何事もなく1日目は終了しました。

 

 

 

 

~2日目~

 

文化祭2日目。今日は一般客も来る日、私と八幡君は記録雑務で、主に写真撮影が仕事なのですが…

 

女性客「写真取るのとかやめてもらっていいですか?」

 

八幡「あ…すいません。実行委員なんです」

 

…こんな感じで中々作業が進まなかったりしています。

 

小町「お兄ちゃん!」

 

八幡「うおっ!」

 

小町さんが八幡君にハグをしていました。微笑ましい光景ですね。

 

八幡「おぉ、小町」

 

小町「久々の再開はハグ、これ小町的にポイント高い」

 

八幡「…家で毎日会ってんだろ」

 

小町「由輝子さんもこんにちは!」

 

由輝子「こんにちは、小町さん」

 

小町「イヤー、聞きましたよ!兄と付き合い始めたそうで!」

 

由輝子「はい、花火大会の日からお付き合いさせていただいています」

 

小町「由輝子さん、お兄ちゃんのことをよろしくお願いします!!」

 

由輝子「もちろんです」

 

八幡「…で、小町は1人で来たのか?」

 

小町「うん、お兄ちゃんと由輝子さんに会いに来ただけだし。お兄ちゃんは何してんの?」

 

八幡「……仕事だ」

 

小町「お兄ちゃんは何してんの?」

 

八幡「や、だから仕事だって」

 

小町「お兄ちゃんが仕事……。小町なんか嬉しいよ。お兄ちゃんが立派になって」

 

由輝子「八幡君は真面目ですから、なんだかんだ言ってもキチンとやることこなしてくれます」

 

八幡「けど仕事っつっても下っ端の使いっ走りみたいなもんだ」

 

小町「そっか、じゃあ小町色々見てくるね!またね、お兄ちゃん、由輝子さん!」

 

そう言って小町さんはそそくさと走っていきました。

 

由輝子「……では、仕事を続けましょうか」

 

八幡「……そうだな」

 

 

~そして~

 

相模「ふぅ…、ふぅ…」

 

八幡「……なんだ?相模はどうしたんだ?」

 

立花「今エンディングセレモニーの打ち合わせしてるとこなんだが、さっきからずっとこの調子なんだ」

 

由輝子「相模さん、大丈夫ですか?」

 

相模「……あんまり大丈夫じゃないかも。急に緊張が戻ってきた」

 

めぐり「もう少しだよ相模さん。がんばろ?」

 

相模「は、はい」

 

 

 

~そして~

 

相模「今年の文化祭はこれまでの中で最高の盛り上がりを見せー」

 

閉会の挨拶、相模さんは緊張しながらもしっかりと挨拶をしていました。

 

相模「……文化祭実行委員長、相模南」

 

立花「…無事終わったようだな」

 

八幡「そうだな」

 

 

 

 

~そして~

 

相模「な、なんとかやりきった…」

 

由輝子「お疲れ様です」

 

立花「なぁ、これから打ち上げに行かないか?」

 

八幡「クラスのか?」

 

立花「それもいいけど、俺達の打ち上げにしようと思ってな。ほら2年F組文実のお疲れ様会的な」

 

相模「それいいかも!」

 

由輝子「そうですね、八幡君も行きませんか?」

 

八幡「家に帰ってゆっくりしたいとこだが……、まぁ、たまにはいいだろ」

 

立花「決定だな。場所はどうするか……」

 

相模「せっかくだからあまり混み合わないとこがいいよね」

 

八幡「ああ、人混みは苦手だしな」

 

立花「でもこの辺だと学校の奴がたくさんいるだろうし」

 

由輝子「ふむ、なら穴場に詳しい人に聞いてみましょう。少し電話しますね」

 

そう言って私はその場を離れる。

 

立花「穴場に詳しい人ってどんな人なんだ?」

 

相模「ちょっと気になるよね」

 

八幡「まぁその内わかるんじゃないか?」

 

由輝子「お待たせしました。もう少しで来るそうですので、その人も一緒に行きたいそうです」

 

八幡「わかった」

 

立花「了解」

 

相模「由輝子ちゃんの知り合いなら全然いいよ」

 

由輝子「ありがとうございます。…あ、来ましたね」

 

美咲「おーい、由輝子ちゃーん!」

 

由輝子「こんばんは、美咲さん」

 

美咲「比企谷君もやっほー!」

 

八幡「どうもっす」

 

美咲「そっちの2人は初めましてだね!私は佐野美咲、よろしくね!」

 

立花「立花剛です。よろしくお願いします」

 

相模「さ、相模南です」

 

美咲「立花君に相模さんだね!よろしく!それでどこに行くかだけど…、みんなは何か食べたいものとかある?」

 

立花「そうですね…ガッツリと肉を食べたいですね」

 

相模「うちは…野菜系が食べたいかも…」

 

由輝子「私は魚介類ですかね?八幡君は何か食べたいものはありますか?」

 

八幡「俺はそうだな………炭水化物系だな」

 

美咲「ふんふん、お肉に野菜に魚介に炭水化物。その条件であまり混み合わないところは……」

 

由輝子「難しそうですか?」

 

美咲「う~ん…あそこがいいかな?駅から少し歩くけどいいところがあるからそこに行こうか!」

 

美咲以外『はい!』

 

 

~そして~

 

美咲「ついたよ!」

 

由輝子「『お好み焼き・もんじゃ焼き~吉江~』ですか」

 

立花「なるほど、確かに肉も野菜も魚介も炭水化物も当てはまるな」

 

相模「こんなところにこんな店があったんだ…」

 

美咲「ふふん、なんていったって穴場だからね!」

 

由輝子「とりあえず入りましょうか」

 

八幡「だな。仕事詰めで腹が減った」

 

店員「いらっしゃいませー」

 

美咲「5人です」

 

店員「テーブルとお座敷どちらにいたしましょうか?」

 

美咲「座敷でお願いします」

 

店員「かしこまりました。ではこちらの席にどうぞ」

 

 

 

 

 

 

~そして~

 

美咲「まずは飲み物頼もうか!みんな何飲む?」

 

相模「烏龍茶お願いします」

 

立花「俺はコーラにします」

 

八幡「マッカンがない……だと」

 

由輝子「千葉のソウルドリンクですのに…」

 

立花「いや、さすがにこういったとこでマッカンは出さないだろ…」

 

その後私と八幡君は烏龍茶を頼みました。

 

 

~そして~

 

相模「ふぅ、結構食べたね」

 

立花「ああ、いい感じに腹一杯だ」

 

八幡「お前たくさん食ってたもんな…」

 

美咲「ここは私の奢りだよ!」

 

由輝子「いいんですか?」

 

美咲「もちろん!みんな文実頑張ってたからね!」

 

由輝子「ありがとうございます」

 

立花「すみません。俺かなり食べたのに…」

 

美咲「気にしない気にしない!男の子だからね!食べ盛りだから食べれる時に食べた方がいいよ!!」

 

相模「ありがとうございます。ご馳走さまです」

 

美咲「うん!」

 

八幡「佐野さん、ありがとうございます」

 

美咲「うんうん!比企谷君、これからも由輝子ちゃんのことよろしくね!!」

 

由輝子「美咲さん…」

 

八幡「うっす」

 

美咲「じゃあ私は用事があるからこれで失礼するね!みんな気を付けて帰ってね!」

 

由輝子「美咲さん、ありがとうございます」

 

 

~そして~

 

立花「じゃあ俺達はここで」

 

相模「じゃーね、由輝子ちゃん!また学校で!」

 

由輝子「はい、2人共今日はお疲れ様でした」

 

相模さんと立花君と別れ、今は八幡君と2人きりです。

 

由輝子「八幡君は今日、楽しかったですか?」

 

八幡「…ああ、楽しかった。これも由輝子のおかげだ」

 

由輝子「フフ、そうですか。……ところで八幡君」

 

八幡「なんだ?」

 

由輝子「11月に修学旅行があります。この修学旅行は1日目、2日目は班行動ですが3日目は自由行動ですので2人で回りませんか?」

 

八幡「そうだな、俺も由輝子と2人で回るのを楽しみにしてたし」

 

由輝子「修学旅行は京都ですので京都デートですね。今から楽しみです」

 

八幡「ああ、俺も」

 

修学旅行3拍4日…1日目と2日目は相模さんと立花君と一緒に組んで色々行って見るのも悪くないですね。

 

3日目は八幡君とデート…楽しみですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、今回はここまでです。~そして~を使いすぎました。見辛くなってなかったらいいのですが…そして奉仕部が空気な件。自分が上手く組み込めなかったばかりに

次回は修学旅行編になります。鬼門の1つですね。依頼の方はどうしようか…?八幡に優しい世界にしたいところですが……

この小説の登場人物である佐野美咲がヒロインの√を現在考え中ですが……。

  • 見たい
  • なくてもいい
  • そんなことより原作キャラの√がよか!
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