美咲「奇遇だね、よかったら一緒に食べようよ!」
由輝子「私はいいですよ。八幡君はどうしますか?」
八幡「由輝子がいいなら構わないぞ」
私達は美咲さんと陽乃さんと相席することにしました。
由輝子「美咲さんと陽乃さんが一緒なのは珍しいですね」
美咲「バイト帰りに寄って行ったら偶然陽乃ちゃんに会ったの。陽乃ちゃん、なんだか私の事を苦手のように感じられるからこれを機に親睦を深めようと思って!」
陽乃「美咲先輩が私の弱みを握ってるからじゃないですか」
美咲「握ってないよ!?人聞きの悪いこと言わないでよ!陽乃ちゃんだって私の秘密を探ろうとしてるくせに!」
えぇ…。そんなことしてたんですか陽乃さん。
美咲「ところで2人はどうしてここに?もしかしてデート中だった?なら悪いことしたかも…」
ショボンと落ち込む美咲さん。
由輝子「違いますよ。少し八幡君と話し合いをしようと思い、ここに来ました」
陽乃「話し合いって?」
八幡「えっと…」
八幡(由輝子、話した方がいいのか?)
由輝子(大丈夫です。美咲さんは生徒会長をやってましたから、もしかしたらいい答えが出るかもしれません)
由輝子「実はですね…」
私は美咲と陽乃さんに事情を話しました。
美咲「…それって生徒が関わっていい案件じゃないと思うんだけど」
由輝子「はい、ですがこのまま生徒会長がいないとなると問題になってきますから」
陽乃「雪乃ちゃんは生徒会長やらないの?」
八幡「いえ、特にそういうことはなかったですね」
美咲「由輝子ちゃんはどうなの?」
由輝子「私はどちらかというとサポートする方ですので、…ですが最終手段として視野に入れています」
八幡「由輝子の案って由輝子が生徒会長になることだったのか…」
由輝子「はい、多分雪ノ下さんもそれは考えているかもしれませんが」
八幡「雪ノ下が?」
由輝子「他に方法がなかったらですが…」
美咲「う~ん…。私はその一色さんにやる気になってもらうのがいいと思うよ」
八幡「俺達もその考えでいこうと思うんですが、方法が思い付かなくて…」
美咲「簡単だよ。その子は生徒会長になることに何らかのデメリットを考えると思うから、それをメリットに変えればいいんだよ」
由輝子「そのメリットというのは?」
美咲「私はその子じゃないからわからないけど、例えば彼女が生徒会長に立候補するように仕組んだ子達を見返すためとか。…まぁこれだけじゃ理由としては弱いから、他にメリットを考える必要があるけどそれは由輝子ちゃん達がやることだよ」
八幡「成程…。参考になりました。ありがとうございます」
流石美咲さんですね。生徒会長をやっていただけあって頼もしいです。
???「あれ?比企谷?」
???「もしかして剣さん?」
八幡「折本…」
由輝子「こんにちは、仲町さん」
八幡君の名字を呼んだのは折本さんという人で、その人と一緒にいるのが仲町さん。仲町さんとは中学が同じで、今も同じバイト先で働いています。折本さんとは中学が一緒だったのでしょうか…?
美咲「あっ、千佳ちゃん!」
仲町「こんにちは、美咲さん」
折本「千佳の知り合い?」
仲町「うん、バイトが同じで剣さんは中学も一緒だった」
折本「そうなんだ。それにしても超ナツイんだけど!レアキャラじゃない?」
八幡「人のことをポケモンみたく言うな」
折本「比企谷って総武なんだ。頭いいんだね。知らなかった」
八幡「まぁ全然話してなかったからな…」
折本「ところで、3人の誰かが彼女さんだったり?」
由輝子「私がそうです」
折本「へー…。あっ、自己紹介がまだだった。あたしは折本かおり。比企谷と同中だったよ」
由輝子「剣由輝子です。八幡君の彼女で、仲町さんとは同じ中学で同じバイトで働いています」
美咲「私は佐野美咲!由輝子ちゃんと千佳ちゃんと同じバイトの先輩で、八幡君とは友達だよ!」
八幡君とのデート中たまに美咲さんと会うことがあり、そのときに八幡君と美咲さんは互いに名前で呼ぶようになりました。
陽乃「私は雪ノ下陽乃。比企谷君の…ねぇ私って比企谷君のなんなの?」
八幡「や、俺に聞かれても…」
由輝子「学校の先輩でいいのでは?」
陽乃「つれないなー」
何故だか頬をふくらませる陽乃さん。
陽乃「比企谷君と同じ中学かー。何か面白いこととかなかったの?」
そういうことは詮索することじゃありませんよ?
折本「えーと…」
美咲「陽乃ちゃん、やめといた方がいいよ?」
美咲さんから怒気を感じますね。
陽乃「いいじゃないですか~。あっ、比企谷君の恋バナとか聞きたいな~」
私も気になりますが、それが必ずしもいい思い出とは限りませんからね。現に八幡君の顔色が悪くなっています。
折本「そういえば私、比企谷に告られたりしたんですよ」
折本さんがとんでもない爆弾を落としました。…八幡君が彼女に再会したときに苦い顔をしていた理由がなんとなくわかりました。
仲町「そ、そうなんだ…」
仲町さんが怯えてますね。まぁ無理もありません。美咲さんは普段は優しいですが怒りが爆発すると止まりませんから。……笑顔なのが余計に怖さを引き立てていますね。八幡君も冷や汗が出ていますし、…色々な意味で。
陽乃「それ気になるな~」
美咲「陽乃ちゃん?2度は言わないよ?」
八幡「!!」ビクッ
由輝子(大丈夫ですか?八幡君)
八幡(大丈夫だけど、美咲さん怖い。笑顔なのが余計に怖い)
由輝子(あそこまで怒ったのは2年ぶりぐらいですかね)
陽乃「す、すみません!」
折本さんは気付いてないみたいですね。大物なのか鈍感なのか……。…多分後者だと思いますが…
美咲「とりあえずこの話はここでおしまい!今話すことでもないし」
折本「そうですね。あ、総武なら葉山君って知ってる?」
八幡「まぁ一応…」
折本「マジで!?ほら千佳紹介してくれるかも!」
仲町「私はいいよー」
この2人…少なくとも仲町さんの方は葉山君のファンのようですね。
相変わらず人気のようです。
八幡「…別にいいけど」
折本「本当に!?」
陽乃「比企谷君、いつの間に隼人と仲良くなったの?」
八幡「別に仲良くなったわけじゃありませんが、…最近よく話すようになったぐらいですよ」
陽乃「そうなんだ。…で、由輝子ちゃんとはいつから付き合ってるの?」
由輝子「花火大会の時からですね」
修学旅行の後、八幡君と葉山君はよく話すようになりました。葉山君は八幡君に思うところがあったのでしょうか?連絡先を交換してますし…。仲良きことはいいことですね。
~そして~
葉山「珍しいな。比企谷が俺に電話するなんて」
八幡「お前のことを紹介してほしいんだと」
折本「ほんとに葉山君だ…」
八幡君が葉山君を紹介したのが意外だったようですね。
~そして~
折本「葉山君、またメールするね!」
折本さん達がそう言うと葉山君はにこっと返しました。
葉山「……ところでどうして陽乃さんまで?」
陽乃「だって面白そうだし」
葉山「…またそれか……」
美咲「陽乃ちゃん、そういうのやめた方がいいよ」
陽乃「…すみません」
陽乃さんは美咲さんのことをとことん苦手としているようです。
美咲「…っと、初めましてだよね。私は佐野美咲だよ!よろしく!」
葉山「佐野グループの御令嬢ですよね?葉山隼人です」
美咲「葉山君だね。確か父が弁護士だったよね?」
葉山「はい、よろしくお願いします」
由輝子「美咲さんは陽乃さんと同じ大学の先輩です」
葉山「そうなのか。……じゃあこれで俺は失礼するよ」
八幡「ああ、悪かったな葉山」
葉山「気にしないでくれ」
葉山君はそう言って店を出ました。
美咲「私も行くね。由輝子ちゃん、八幡君、がんばってね!ファイトだよっ!」
美咲さんの『ファイトだよっ!』頂きました。
陽乃「私も行こうかな。じゃあね、2人共」
美咲と陽乃さんも去っていきました。
八幡「…俺達も出るか。いい時間だし」
由輝子「その前にもう1度確認しましょう。一色さんにその気になって生徒会長になってもらうという案でいいですか?」
八幡「ああ、それでいこうと思う」
由輝子「わかりました。あとはメリットですね」
八幡「とりあえず一色に会ってみるか」
由輝子「そうですね」
余り時間もないですし早めに行動する必要がありますね。
はい、今回はここまでです。
美咲の八幡への呼び方は名前呼びに修正しました。
次回もよろしくお願いします。
この小説の登場人物である佐野美咲がヒロインの√を現在考え中ですが……。
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見たい
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なくてもいい
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そんなことより原作キャラの√がよか!