夏休みのある日、バイトを終えた私は携帯を見ると平塚先生から数件のメールと20件の着信が来ているのに気づきました。……いや、何やってるんですか?メールの内容もなんか怖いですし。あっ、またかかってきました。
由輝子「はい」
平塚「ああ、やっとでたか剣。電話にでなかった理由を聞こうか」
由輝子「やっとでたかじゃないでしょう。なんなんですかあの着信の数は?メールの内容も穏やかじゃないですし。電話にでれなかったのはバイト中だったからです。……それでどんな用件で電話を?」
平塚「あっ、ああすまない……。夏休みの部活動についてな。8月の3日~5日に小学生の林間学校のサポートを奉仕部でしようと思ってな。日程は空いているかね?」
確か学校で募集してましたね。8月3日~5日ですか……。
由輝子「はい、その日は問題ありません」
平塚「了解だ。詳細はメールで送ってあるから確認しておいてくれ」
由輝子「わかりました」
平塚先生との電話が終わると私は早速詳細を確認して準備にとりかかりました。
~8月3日~
由輝子「……忘れ物は特になし、マッカンの補充よし、紫外線対策よし、ではいってきますお母さん」
母「いってらっしゃ~い」
確か集合は駅前ですね。
~駅前~
集合の1時間前……少し早かったですかね?そこの自販機でマッカンの補給といきましょうか。
平塚「おお、早いな剣。感心だ」
由輝子「おはようございます、平塚先生」
朝マッカンをとっていると平塚先生と合流しました。
~そして~
結衣「やっはろー!ユッキー!!」
雪乃「おはよう、剣さん」
雪ノ下さんと由比ヶ浜さんが一緒に来ました。
由輝子「おはようございます。雪ノ下さん、由比ヶ浜さん」
平塚「これであとは比企谷だな。念入りに電話して手回しもしておいたから大丈夫だと思うが……」
念入りに電話して手回しって……。比企谷君に予定があったらどうするつもりだったんですか?
どうやら比企谷君が来たようですね。小町さんと一緒に。
平塚「さて、電話にでなかった言い訳を聞こうか比企谷八幡」
八幡「……」
平塚「まあ無事ならそれで結構。色々と手を回して君の妹に連絡がとれたから一安心だ」
八幡「っつーか何の用っすか?俺これから千葉に行くんですけど」
もしかして比企谷君は知らないんですか?
平塚「なんだ、まだメールを見てなかったのか?」
八幡「はぁ?」
結衣「ヒッキー遅いし」
由輝子「おはようございます、比企谷君」
八幡「由比ヶ浜に剣に雪ノ下……?……なんでお前らいんの?」
結衣「なんでって部活じゃん」
小町「小町も呼んでもらって嬉しいです!」
小町「結衣さんッやっはろー!」
結衣「小町ちゃんッやっはろー!」
小町「雪乃さんもッやっはろー!」
雪乃「やっ………こんにちは小町さん」
小町「由輝子さんもッやっはろー!」
由輝子「おはようございます、小町さん。……ところで比企谷君は部活のことを知らなかったんですか?」
八幡「ああ、今日初めて知った」
これはちょっと問題ですね。
由輝子「平塚先生」
平塚「なんだね?」
由輝子「比企谷君は今日初めて部活のことを知ったそうですがどうして事前に連絡しなかったんですか?」
平塚「そ、それは比企谷が逃げ出すと思ってな……」
由輝子「逃げ出すからって……。彼に予定があったらどうするつもりだったんですか?この時期は予備校の合宿がありますからそれに彼が参加してもいておかしくありません。今回は来てくれましたがこれからは前もって連絡してください。これは彼に限ったことじゃなくて全員にお願いします」
平塚「あ、ああわかった……」
由輝子「それと小町さん」
小町「は、はい!」
由輝子「あなたは勝手に比企谷君の予定を決めていましたね。先程平塚先生にも言いましたが比企谷君に予定があったらどうするんですか?」
小町「そ、それは……お兄ちゃんなら大丈夫かなって……」
由輝子「比企谷の予定を決めるのはあくまで彼自身です。もう少し彼のことも考えてあげてください」
小町「はい……」
由輝子「比企谷君も連絡事項くらいはちゃんと見ておいてください」
八幡「あ、ああ……」
由輝子「……空気を悪くしてすみませんでした」ペコッ
私はこの空気を作ったことを謝罪しました。
平塚「いや、こちらこそすまない……」
その後戸塚君も合流し、これで全員が揃う。……やたら比企谷君が嬉しそうにしてましたが……。
平塚「では合宿に行くか!」
平塚以外『はい!』
~道中~
由輝子「小町さん、先程はすみませんでした」
小町「い、いえ!小町もお兄ちゃんのことを考えていなかったので……小町こそすみません」
由輝子「小町さんは比企谷君のためを思っての行動だったんですよね?」
小町「はい……」
由輝子「……まぁこれからはもう少し比企谷君の都合も考慮してあげてください」
小町「はい!」
小町さんが元気よく返事をすると急に目を輝かせ……。
小町「ところで由輝子さんは兄のことをどう思っているんですか?」
そう私に聞いてきました。比企谷君をどう思って……。
由輝子「……わからないというのが正直な気持ちですね。良くは思っていますがこれが恋愛感情なのかはまだはっきりとしてません」
小町「そうですか。ありがとうございます!由輝子さんみたいに兄を想ってくれる人は小町大歓迎です!」
先程のことがあったにも関わらず悪い印象は持たれてないようですね。
小町「小町もっと由輝子さんと仲良くしたいです!兄のことを考えて行動してくれる人は今まで見たことありませんでしたし。由輝子さんのことが知りたいです!」
由輝子「私でよろしければ是非」
私は小町さんと親睦を深めました。
~千葉村~
由輝子「そういえばこの件は学校側でも募集をかけていましたよね?他にはいなかったんですか?」
平塚「いや、君達以外にも何人か来てくれるさ」
由輝子「それって一体」
誰が来るんですか?と確認をとろうとすると1台の車がこちらについた。
葉山「や、ヒキタニ君」
八幡「葉山……?」
他には三浦さん、海老名さん、戸部君ですか……。学校側からはこの4人のようですね。
……葉山君は相変わらずわざと比企谷君の名前を間違えていますね。聞いていてイライラしてきます。
平塚「全員揃ったようだな。君達にはボランティア活動をしてもらう」
八幡「ボランティア?」
平塚「奉仕部の合宿も兼ねて、林間学校のサポートスタッフとして働いてもらう」
これから奉仕部の合宿が始まるわけですが……何故でしょう?不安になってきました。
はい、今回はここまでです。
千葉村編は何話かにわけて投稿しようと思います。どんな展開にするか、由輝子はどうするか、また考えて書くことにします。
この小説の登場人物である佐野美咲がヒロインの√を現在考え中ですが……。
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見たい
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なくてもいい
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そんなことより原作キャラの√がよか!